祇園祭り(5)<山鉾巡行・観覧席> [夏の京都]
祇園祭り(5)
<山鉾巡行・指定観覧席>
四条通りの山鉾町で、鶏鉾、菊水鉾の辻回し、月鉾など山鉾の巡行出発を見送り
地下鉄を利用し、御池通りの観覧席に10時半に到着し、長刀鉾など巡行を観賞したが
山鉾巡行日は、天気の特異日と言われほど晴れた日が多く、気温も上昇するが
今年は、路面の観覧席に座っていても厳しい暑さを感じず、上々の祭り天気でした
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<旅行日:7月17日>
<山鉾の巡行順序>
祇園會
祇園間売りは祇園社(八坂神社)の祭り、祇園會(ぎおんえ)と呼んでいる
山鉾巡行は、前祭(17日)23基、後祭(24日)11基、後祭は逆方向に巡行する
(1番) 長刀鉾
長刀鉾保存会の人たちが、のぼり旗に先導され観覧席前を通過
長刀鉾はくじ知らずで毎年1番、24日の後祭は端弁慶山がくじ知らずの1番です
長刀鉾の正面にお稚児さん
音頭取りの2人が、掛け声と共に扇子を上下させ巡行(右隅に妻の手)
観覧席は最前列、山鉾全体(鉾頭まで)の写真は撮れない
ゆっくりした速度ですが、撮影している間に通過する
(2番) 油天神山
2番くじを引き当て、長刀鉾に続いて油天神山が巡行
山鉾町で最も西側の油小路通りに祀られている、天神を勧請したのが名の由来
(3番) 伯芽山
中国の琴の名人拍芽が名の由来、ホテルに近く朝の巡行準備も見物した
(4番) 白楽天山
唐の詩人白楽天が名の由来、山は鉾とは異なり屋台の上に松の木を飾っている
御池通り
河原町通りから新町通りまでの約1km強を山鉾が巡行する
旅行会社は中間の13ブロックを予約、5列55番まであり、私たちは最前列でした
(5番) 函谷鉾
前方からやってくるのは函谷鉾、保存会の人たちが山鉾の中で最も多い
立ち上がって撮影したが観覧席が後ろに4列有るので、この写真の他は座って撮影
囃子方さんたちが、笛、太鼓、鉦のお囃子を演奏しながら通過
(6番) 山伏山
八坂の塔(法観寺)が傾いたとき、法力によって直した山伏の浄蔵に由来する
綾傘鉾
(7番) 綾傘鉾
屋台、鉾柱はなく金の鶏と金の幣の傘鉾、鉾とは言え他とは違い趣きがある
この日の朝、綾小路の会所前で出発準備をしている綾傘鉾を見て来た
綾傘鉾・棒振り囃子
(8番) 保昌山
和泉式部に紫宸殿の紅梅を手折ってほしいと頼まれた、平井保昌さん)の恋物語に由来
のぼり旗を持っているのは、背の高い外国人(黒人さん)です
(10番) 霰(あられ)天神山
永正年間の大火の際に急に霰が降ってきて鎮火、霰と共に降りて来た天神を祀る
(11番) 芦刈山
難波の浜で芦を刈っていた老翁が3年ぶりに妻と再会を果たした謡曲・芦刈に由来
(12番) 孟宗山
中国の史話、孟宗が病身の母が欲しがった筍を真冬の雪の中から掘り当てたことに由来
(13番) 月鉾
1日目に、月鉾内に搭乗、宵山で駒形提灯を観賞、この日の朝は巡行出発を見送り
月鉾とは縁の多い祇園祭でした、ツアー旅行者が「月鉾!」と声をかけていた
山鉾巡行・見納め
旅行会社のスケジュールは、観覧席までのバス送迎のみで、後は自由行動
この後も10基の山鉾が続くが、四条通り(前記事)で山鉾出発を見送ったので後は省略
御池通りを後に
私たちはツアー仲間と別れ一足お先に単独行動です
観光タクシーと待ち合わせの地下鉄東山駅へ、駅前で軽食をとり次の目的地へ
向かったのは、蘆山寺(紫式部ゆかり)、神泉苑(祇園祭り発祥地)、二年坂などです
次回は、夏の京都旅(1)<蘆山寺>を紹介します
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京都は盆地で暑いと言われますが
猛暑でなくて良かったですね~
中国由来の鉾が多いんですね
外人さんも参加とは何処も人手不足
なのでしょうね
by kazukun2626 (2024-08-16 07:50)
京都独特の厳しい暑さではなかったのは幸いでしたね。
やはり有料の観覧席だとゆっくりと見物することができますね。
by kuwachan (2024-08-16 11:43)
こんにちは~~
釘一つ使わず組み立てる鉾、あれだけの人を乗せて引き回す技術に感動します。
昔の職人さんは芸術家ですね。
京都は暑いのに良い席に座られて良かったね。
by せつこ (2024-08-17 11:04)
祇園祭はいろんな鉾や山車が沢山あって楽しめますね。
by お散歩爺 (2024-08-18 12:52)