鎌倉五山巡拝(1)<第2位 円覚寺> [神奈川の旅]
鎌倉五山巡拝(1)
<第二位 円覚寺>
毎年、春と秋の2回、友人2人と東京近郷の散歩を続けているが、今回は
逗子市に住む友人の案内で、鎌倉の名所を巡ることになっていた
そして、届いたメールは鎌倉五山を巡拝しようと言う、勿論大賛成だと返信したが
最初に予定した9月28日は悪天気で中止になり、予備日の10月11日に実行した
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<円覚寺巡拝>
円覚寺は、鎌倉を代表する臨済宗の古刹、蒙古襲来(元寇の役)を撃退した 鎌倉幕府8代執権北条時宗が、敵味方双方の戦没者を追悼すため建立した寺院 北鎌倉駅前で午前11時に友人2人と待ち合わせをし、鎌倉五山巡礼の出発です
元寇の役とは、モンゴル帝国と高麗王国が2度にわたって日本を侵攻した呼称です
円覚寺参道
ここは白鷺池を中心にした円覚寺の前庭、石橋を渡ると総門に通じるが JR横須賀線により半分が埋められた(電車が通過している)
総 門
横須賀線の踏切を越え円覚寺の総門へ 石段の下から総門を撮影する予定でしたが、残念ながら撮り忘れでした
三門(山門)
三門は三解脱門「空・無相・無願」を象徴し、諸々の煩悩を取り払うという 楼上に十一面観世音菩薩、十二神将などを安置しているが公開されるのかは不詳?
仏 殿
宗派:臨済宗円覚寺派の大本山 創建:弘安5年(1282) 開基:北条時宗 本尊:宝冠釈迦如来像 仏殿中央のご本尊に・合掌
柏真(ビャクシン)
方丈の前庭に植えられた巨木、鎌倉市の天然記念物に指定されている
石板に刻まれた仏像
目を細めて見つめると美しい仏像です、釈迦如来像でしょうか
百観音
百体には届かないが30余体の石仏(観音像)が並んでいる
方丈庭園
建武年間に夢想礎石が作庭したと伝わる、心字池を取り入れた庭園 方丈とは住職が居住する場所でしたが、現在は各種儀式や行事に使用されている
方丈庭園を外から
妙香池
方丈庭園と共に夢想礎石が作庭した池泉庭園、放生池は元々ここに有った
正統院の門から舎利殿
正統院は円覚寺の修験道場、舎利殿はお釈迦様の仏舎利を祀っている 門内は立入禁止ですが、正月三が日と11月の宝物封入時は建物のみ公開している
舎利殿(国宝)
舎利殿は、鎌倉(神奈川県内)で唯一の国宝建造物です
東京唯一の国宝建造物が東村山市にあるが、円覚寺の舎利殿と同じ時代です
居士林(こじりん)
出家をしていない修行者や居士の専門道場、初心者も座禅に参加できる
松嶺院
入口に100円と書いた箱が置かれていたので、コインを入れ院内へ
松嶺院を周回
松嶺院の前、そして周回する通路や石段には季節の花が咲き慰められる 地蔵菩薩像の前の板には、遍路みちと記されていた
シオン(紫苑)
十月桜
松嶺院のコスモス
左の建造物は松嶺院、右は三門です
松嶺院から展望
左の建造物は選仏場(座禅道場)、右は仏殿です 墓地にはオウム真理教に命を奪われた坂本弁護士一家、そして開高健の墓が有った
弁天茶屋へ
何度も登っているので避けて通りたいが、友人たちは初めてで国宝の梵鐘を 見に行きたいと言う、石段(150段)を頑張って登ったが、年相応にきつい
梵鐘(国宝)
弁天茶屋
この日の気温は28度、石段を登り乾いた喉を癒すためにひと休みです
アイスコーヒー
弁天茶屋から東慶寺
友人たちと約束した時間より1時間前に北鎌倉駅に着き、東慶寺を一人で散策
その記事は番外編とし、鎌倉五山巡拝記の後で紹介します
駅前の蕎麦屋
円覚寺から下山すると12時過ぎ、この店で注文したのは「とろろそば」
ビールを飲みたかったが、残念ながら置いていなかった
次回は、鎌倉五山巡拝(2)<浄智寺・寿福寺>を紹介します
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