古都鎌倉散歩(4)<建長寺・長谷寺> [神奈川の旅]
古都鎌倉散歩(4)
<建長寺・長谷寺>
明月院(前記事)の拝観を済ませた後は、浄智寺を経て北鎌倉駅に戻る予定でいたが
街道に出るとバス停に路線バスが到着、それでは建長寺に行こうと予定を変更した
妻は、建長寺は初めてで、長谷観音は鎌倉に行くと必ず立ち寄る寺院です
この日は鎌倉に宿泊するため、2時間かけて自宅に戻る必要が無く行動に余裕が有る
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<旅行日:12月6日>
<建長寺>
臨済宗建長寺派の大本山、建長5年(1253)北条時頼によって創建された
日本最初の禅宗道場で、三門、仏殿、法堂が一直線に並ぶ伽藍配置になっている
総門(巨福門)
扁額の巨福山は建長寺の山号、正式寺名は巨福山建長興国禅寺です
三門(山門)
安永4年(1775)に建立された銅板葺きの二重門、重量感のある三門です
仁王像などを置かない簡素な造りは、禅宗の世界を体現させていると言う
柏槙の古木(仏殿前)
建長寺が創建された年に植えられたと言う、760年以上の歳月を経ている
柏槙(ビャクシン)は、禅宗寺院の象徴の木だと言う
本堂の本尊
大きな地蔵菩薩坐像を安置、本尊の地蔵菩薩は珍しい
境内の紅葉
背後は本堂の伽藍です
方丈庭園
<長谷寺>
大和長谷寺(奈良県桜井市)の開基である徳道が、養老5年(721)に楠の大木から
2体の十一面観音を造り、その1体を本尊としたのが大和長谷寺であり
もう1体を海に流したところ15年後に三浦海岸に流れ着き、鎌倉の長谷寺が創建された
本堂(観音堂)
正式名は海光山慈照院、長谷観音とも呼ばれている、徳川家康により伽藍の修復を受け、真言宗から浄土宗に改宗している
大和長谷寺は真言宗豊山派の総本山、花の寺として知られ人気の高い寺院です
本尊・十一面観世音菩薩
奈良の長谷寺と同様に、右手に数珠と錫杖、左手に水瓶を持つ長谷寺形式
妻は、奈良長谷寺の十一面観音に魅せられ、度々お参りに行っているが
鎌倉長谷寺の十一面観音も同様に崇拝している、像高 9.18メートルの巨像です
阿弥陀堂
良縁地蔵
和み地蔵
布袋尊
見晴台からの眺め
<御霊神社>
長谷寺の駐車場を通り抜け、妻を御霊神社に案内、江の島鎌倉七福神の福禄寿が有る
境内を覆うタブノキは樹高20メートル、推定樹齢約350年の古木です
江ノ電(鳥居前)
神社の鳥居前は江ノ電の撮影ポイント、極楽寺のトンネルが先に見えます
江ノ電の線路と住宅
御霊神社から長谷駅に向かう途中、線路際の住宅(矢印)を見て驚く、住んでいる人は勿論、郵便物、新聞配達も、線路を渡らないと住宅に行けない
その為か枕木は露出させず砂利が敷いてある、線路の花鉢も見事です
<鎌倉の宿>
江ノ電由比ヶ浜駅、和田塚駅から徒歩5分、全室由比ヶ浜に面し海岸まで3分、ローケーションがよく、宿泊料金はまずまず、温泉も有り、サービスも満点です
2年半前に妻の4姉妹を案内したが、年を重ねた高齢者の鎌倉旅行には最適です
永久百首 藤原実成女
我ひとり 鎌倉山を 越え行けば 星月夜こそ うれしかりけれ
ワインで乾杯
温泉に入った後は食事、ワインで乾杯し、鎌倉ビールを追加する
熱海の温泉
タンクローリー車で温泉を輸送、まぎれもなく鎌倉の温泉宿です
ごあいさつ
この記事で、2017年のブログを締めさせて頂きます
今年1年のご厚誼、有難うございました、どうぞ佳い年をお迎えください
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