山手七福神巡り(1)<白金高輪駅~目黒駅> [東京を歩く]
山手七福神巡り(1)
隅田川の七福神が最初で、浅草・青梅・谷中・川越などの七福神を巡ったが
今年の初散歩に選んだのは、目黒駅を中心にした山手七福神です
小江戸川越の七福神を巡ってから早や4年、年月の過ぎるのは実に早い
地下鉄高輪白銀駅を出発し、JR目黒駅を経てゴールは東急電鉄の不動前駅です
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<撮影日:1月4日>
<白金高輪~目黒駅>
地下鉄白金高輪駅
JR目黒駅から白金高輪駅までは営団地下鉄と都営地下鉄が乗り入れ便利です
<最上山覚林寺>
覚林寺は、熊本藩主加藤清正の中屋敷が有った場所に日延上人が開創した寺院
地元では清正公(せいしょうこう)様の呼ばれ親しまれている
右側の建物は清正公の兜(長烏帽子)をモチーフにしたように思えるが?
覚林寺山門
武人の誉れ高い清正公にあやかり「人生のさまざまな苦悩に打ち勝つ」
受験や勝負に勝つとの、ご利益を求めお参りする人が多いと言う
覚林寺本堂
釈迦牟尼仏を本尊とし清正公と一緒に祀っている、宗派は日蓮宗
本堂の扁額
扁額の銘は「破魔軍」、有栖川宮熾仁親王の書と言う
毘沙門天堂
毘沙門天は「武運成就・降魔厄叙・家内安全・夫婦和合」の神様です
江戸最初「七福神」
社務所で色紙と七福神だるまを求め、次の寺に向かう
<目黒通り>
最初の写真(覚林寺の背後)に写っていたのは「シェラトン都ホテル東京」でした
日 吉 坂
日吉坂を上り瑞聖寺へ、覚林寺から約18分です
<紫雲山瑞聖禅寺>
目黒通りに瑞聖寺の石柱、両側が住宅に挟まれた参道を歩き境内へ
明治の廃仏毀釈、戦災などで多くを失ったが、この参道も寺領で有ったと思える
本堂(仏殿)
寛文11年(1671)に開創された、江戸で最初の黄檗宗(禅宗)の寺
東京大空襲の被害を受けなかった江戸時代の建造物、重用文化財に指定されている
七福神「布袋尊」
本尊は釈迦牟尼仏、本堂の右手に布袋尊を祀っている
布袋尊は「千客万来・家運隆盛・家庭円満・商売繁盛」の神様です
達磨が品切れ
朱印は受けたが、「布袋尊だるま」は品切れで、明日入りますとの返事
他の寺院では達磨を積み上げていたので、手配を忘れたのでしょう、お粗末な話です
ニホンスイセン
山門を出て目黒通りへ
<誠滝山妙円寺>
妙円寺本堂
妙円寺は、古くから開運妙見、白金の妙見さまとして知られる日蓮宗の寺院
瑞聖寺から約17分、目黒通りから細い坂道を下った所に、本堂と妙見堂が建っている
妙見堂
妙見大菩薩(約15㎝)、その両側に寿老人と福禄寿の2体が祀られている
堂内に上がり参拝、順番待ちで朱印と七福神だるまを求めたが4名で対応していた
妙見堂の奉納額
妙見大菩薩は伝教大師の作、足利尊氏の開運の持仏で有ったものを拝領したと言う
寒緋梅
寿老人は「幸福長寿・家庭円満・延命長寿・福徳智慧」の神様です
福禄寿は「財運招福・延命長寿・立身出世・招徳人望」の神様です
次回は、山手七福神巡り(2)<目黒駅~山手通り>を小迂回します
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