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山手七福神巡り(2)<目黒駅~山手通り> [東京を歩く]

山手七福神巡り(2)

七福神信仰は室町時代の中ごろから起こり、始めは恵比寿・大黒天が信仰され

江戸中期には庶民にとっては信仰の一つとして、多くの方に今の七福神が定着した

「江戸最初山手七福神」は江戸城の裏鬼門守護のため、将軍の鷹狩りの際に目黒不動尊の

参詣道筋に設置された、江戸時代から続く七福神巡りです(参詣のしおりより)

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<撮影日:1月4日>

<目黒駅~山手通り>

地下鉄白金高輪駅を出発し、覚林寺(毘沙門天)、瑞聖寺(布袋尊)、そして

妙円寺(福禄寿尊・寿老人尊)を巡ったが、残りの三尊は目黒区の寺院

目黒駅までは上り坂、駅前で簡単な昼食をとり次は下り坂です

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大円寺へ

私のブログテーマの一つは東坂道散歩、この行人坂を歩いたのは5年以上も前

坂の途中に大円寺があるが、この急坂を見ると下り坂で良かったと思う

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<松林山大円寺>

江戸初期に、羽黒湯殿山の修験僧大海法印が大日如来堂を建てたのが始まりと言う

振袖火事、車町火事と並び江戸三大火事の一つ行人坂火事の火元にもなった

宗派は天台宗、釈迦如来立像を安置する釈迦堂の写真を撮り忘れる

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大黒堂

山門を入ると正面に大黒堂、朱印・大黒天だるまを求め参拝

大黒天は「五穀豊穣・子孫繁栄・出世開運・商売繁盛」の神様です

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大円寺石仏群

行人坂大火の犠牲者を供養するため、石工が50年の歳月をかけて完成させた

五百羅漢などの石仏群(520体)が並び、国の重要文化財に指定されている

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七福神石像

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薬師如来像

社務所で金箔(3枚300円)を買い、痛みが有る腰や股関節に貼りお祈りをする

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大円寺を出て岩屋弁天の蟠龍寺へ

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<行人坂>

この坂は江戸市中から目黒不動尊に通う参詣道、大円寺を拠点とする修験道の行者が

往来したことから行人坂の名が付いたと言う、右側が大円寺です

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行人坂の説明板

大円寺開山の大海法印が、この辺りに巣食う不逞の輩を一掃したと書かれている

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お七の井戸

八百屋お七は、恋こがれた小姓吉三にあいたさに自宅に放火し鈴ヶ森で火刑にされた、吉三はお七が火刑後僧侶になり名を西運と改め、目黒不動尊と浅草間の往復十里を念仏を唱えながらⅠ万日の修業をしたと言う、西雲が念仏行に出かける時にこの井戸で水垢離をした、江戸三大火の中で二つがこの坂に関係をしている

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目黒川

太鼓橋から中目黒方向を撮影、前方の橋は目黒通りに架かる橋です

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<霊雲山蟠龍寺>

行人坂にあった称明院を、増上寺の霊雲上人が浄土宗の戒律を復興するために

現在地に移し、そのときに改名され蟠龍寺として再建された

行人坂から目黒川と山手通りを渡った場所にあり、坂道散歩の時にも参拝している

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蟠龍寺の境内

境内は狭いが手入れが行き届き印象が良い、左の社務所で色紙と達磨を頂いた

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蟠龍寺本堂

福神巡りの期間は本尊の阿弥陀如来像(東京都の重要文化財)を拝観できる

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本堂前の活花

花の少ない時期、参拝者への心配りが有りがたい

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岩屋弁財天

本堂の右横に岩窟があり、岩屋弁天と呼ばれる弁天様が祀られている

境内には、別に弁天堂があり七福神めぐりの時のみ拝観することができる

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弁財天にお参り

弁財天は「恋愛成就・学徳成就・諸芸上達・福徳施与」の神様です

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次回は、山手七福神巡り(3)<目黒不動尊>を紹介します

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