北信州旅行記(2)<健康長寿の旅> [長野の旅]
北信州旅行記(2)
<健康長寿の旅>
老人会の旅行で欠かせないのは、神社仏閣の参拝と旅館の温泉です
旅行初日は、佐久ぴんころ地蔵と北向観音、2日目は善光寺と岩松院に参拝し
そして泉質の良い、戸倉上山田温泉の宿でリラックスです
健康寿命が延び人生100年の時代も夢物語でなない、それには元気が一番です
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ひと月以上過ぎた出し遅れの記事です <旅行1日目:10月2日>
<佐久ぴんころ地蔵>
成田山薬師寺
今年の6月、立老連砂川東部の1泊旅行で訪れ、その時の印象が良かったので
北向観音に行く途中、老人会の皆さんをぴんころ地蔵に案内し、健康長寿をお願いする
ぴんころ地蔵尊
右手をほほに当て優しい顔をした長寿地蔵尊、手に持っているのは蓮の花の蕾
皆さんの健康長寿の願いを、聞き届けてくれそうです
地蔵の案内人
案内人の説明を聞く人たち(老人会以外の人も一緒に)、お参りの仕方は
「手を合わせ・深く頭を下げ・顔を見合わせ・頭をなでて」お参りすればよいと説明
ぴんころ地蔵と一緒に
女性の皆さんが2人づつ順に、ぴんころ地蔵と記念撮影、右は妻です
不動明王堂
皆さん、ぴんころ地蔵尊にお参りした後は、不動明王堂に参拝です
薬師寺の山門
この寺院は、真言宗智山派の名刹、後に成田山新勝寺から不動明王を勧請したので
寺号は成田山薬師寺になっているが、創建時の山門・参道が、別に有るはずだと思い
石柱に刻まれた「医王山薬師寺」の門を見つけた、元はこの山門が正門でしょう
本堂「薬師堂」
堂内に薬師三尊像が安置されているで、皆さんに参拝を勧める
扁額の山号は「医王山」です
皆さんひと休み
案内人さんは、佐久の鯉の甘露煮などを扱うこの店のオーナー、サービス満点です
皆さんは、ぴんころ地蔵の根付を買い、ソフトクリーを食べひと休み
<北向観音>
平安時代初期の天長2年(825年)、慈覚大師円仁が開創したと伝わる古寺
天台宗安楽寺が本坊で、その伽藍の一部として北向観音を所有している
足の弱い人は本堂の横に出るスロープを通り、元気な人たちは参道を歩く
北向観音の扁額
扁額の銘は北向山、善光寺の本尊阿弥陀如来は来世のご利益、北向観音の本尊
十一面観音は現世に利益をもたらすとされ、善光寺のみの参拝は片参りになると言う
北向観音 本堂
入母屋造りの重厚な屋根は、善光寺と同じ橦木(しゅもく)造りで
善光寺の本堂と向き合っている
愛染明王堂
川口松太郎が、桂の木に隣接する愛染堂から着想を得て、小説「愛染かつら」を執筆
翌年(昭和13年)、松竹が上原謙、田中絹代の主演で映画化し大ヒットした
私は、母親の背中に負われ映画「愛染かつら」を見た聞いたが、当然覚えていない
愛染カツラ
小説の主人公の2人は、この木の下で永遠の愛を誓ったと言う、現在は
恋愛成就のパワースポット、バスの車内で皆さんにまだ間に合いますとジョーク
女性が、主題歌「旅の夜風」・・花も、嵐も踏み越えて~、と口ずさんでいた
<元気で大フィーバー>
戸倉上山田温泉 千曲館
ぴんころ地蔵に健康長寿をお願いし、北向観音で現世のご利益を祈願、元気を頂き
宴会では、飲んで・歌って・踊って・合唱、大いに盛り上がった
旅館の大きさは中規模、温泉、宴会場は近く、老人会の旅行には丁度良い
源泉かけ流しで、泉質の違う2種類の温泉がある(旅館のHPから拝借)
宴会 飲んで・・
会長(私)の挨拶に続き、七寿会の長老(88歳)が乾杯、宴会開始です
歌って・・
今回の旅行地に相応しい、五木ひろしの「千曲川」を、私が最初に熱唱
そして皆さんが次々に自慢の喉を披露、この二人が歌っているのは「麦畑」です
踊って・・
日ごろ淑やかに日本舞踊を踊る女性4人、一変してダンシングヒーローです
私(左端)も負けずに参加、一曲で終らず続けてもう1回、飛び入り参加の女性もいた
合唱です
宴会の締めは、映画「愛染カかつ」の主題歌「旅の夜風」を合唱
戦前に大ヒットした映画、そして歌い継がれた歌は、高齢の皆さんも懐かしい
6時から2時間の予定で始めた宴会、終わってみれば20分超過
旅館の仲居さんは、こんなに元気で賑やかな老人会は初めてだと、驚いていた
次回は、北信州旅行記(3)<善光寺詣で>を紹介します
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北信州旅行記(1)<安中めがね橋> [長野の旅]
北信州旅行記(1)
<安中めがね橋>
超大型台風24号が夜半に通過し、東京にも大きな被害を与えた10月1日
わが家の花も倒伏するなど多少影響を受けたが、今回の旅行はその翌日の出発です
そして旅行中の2日間は快晴、帰った翌日からは秋雨前線が停滞し雨天に逆戻り
秋晴れを味方にした、北信州への1泊2日の旅行記を4回に分け綴ります
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ひと月以上過ぎた出し遅れの記事です <旅行1日目:10月2日>
<信州長野へ>
関越自動車道
前方に見えるのは赤城山、責任者の特権は一番前の特等席(ドライバーの後ろ)
車窓から、上毛三山の赤城山、榛名山、妙義山を眺めながらドライブ
台風24号が雲を連れ去ったのか、ご覧のように雲一つない快晴です
観光バス
上信越自動車道の甘楽SAで休憩、ここまで来れば目指す安中めがね橋は近い
地元老人クラブ
27名(男7名・女20名)、女性上位の旅行です
上信越自動車道
前方は妙義山、右側の大きな山は浅間山です(連合赤軍の銃撃戦を思い出す)
碓氷峠へ
上信越自動車道を下り一般道へ、横川駅の横を通り碓氷峠に向かう
国道8号線(中山道)
車窓から安中めがね橋、観光バスをこの先の駐車場に停め散策です
<安中めがね橋>
信越本線の横川・軽井沢間を走行したアブト式鉄道、碓氷川をまたぐ煉瓦造りの
アーチ橋は日本最大(長さ91m、高さ31m)で、国の重要文化財に指定されている
出張の想い出
昭和40年ころ、上野発の夜行列車に乗り上田市内の顧客へ何度も出張したが、列車は混み上田駅まで約7時間立ち通しで早朝6時頃に到着、駅のベンチで仮眠をし食堂が空くのを待っていた、そして帰りは夕方の特急に乗車し、峠の釜めしを食べ家族の土産に購入した、今は、北陸新幹線で東京駅から上田駅までは僅か1時間半、当時を振り返ると懐かしい
橋の上へ
誰からともなく10名ほどが橋の上へ、私も負けずに登ることにした
クマ出没注意
熊には出会いたくないが、クマシデの実を見つけた・・次の写真 ⇓ ⇓
クマシデの実
めがね橋の上
アブト式鉄道は北陸新幹線の開通で廃線、横川・熊の平の間は遊歩道になっている
登って来た人たち
オフイスビルなら7階の高さ、皆さん頑張って登りました
軽井沢側のトンネル
熊の平まで歩きたいが時間が足りず無理、この写真を撮り橋の下へ向かう
橋の上から
登るときにすれ違った、社会科学習の小学生たちが米粒のように見える
橋の下まで戻る
めがね橋の駐車場
おぎのやで昼食
この日の昼食は、峠の釜めしではなく和定食でした
信越本線の電車
新幹線の開通で軽井沢~横川間は廃線、今は横川~高崎間を電車が走っている
上信越自動車道
この橋を越えしばらく走ると、次の目的の長野県佐久市です
次回は、北信州旅行記(2)<健康長寿の旅>を紹介します
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仁和寺と御室派のみほとけ [地域特定なし]
仁和寺と御室派のみほとけ
<東京国立博物館>
自治会の創立60周年記念事業の準備、立老連及び地元老人クラブとの関わりなど
多事多忙で過ごしていた今年の3月、どうしても見に行きたかったのは
国立博物館平成館で開催された「仁和寺と御室派のみほとけ」展でした
半年前の拝観で賞味期限は切れていますが、ネタ不足のため応急作成をしました
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<御室仁和寺>
仁和寺は真言宗御室派の総本山、門跡寺院としての格式がある
嵐電の御室仁和寺駅から近く、また妙心寺や竜安寺にも近いので何度も訪ねている
この記事は、仁和寺で撮り集めた建造物などの在庫写真を加え作成した
仁王門から中門
宸殿の庭園
書院の襖
仁和寺金堂(国宝)
指先に注目
境内を掃除していた男性が、教えてくれたのは金堂の瓦です・・次の写真 ⇓ ⇓
亀に乗った仙人
寺院の瓦はユニークな形状が多いが、この瓦は特別でした
仁和寺経堂
仁和寺五重の塔
古寺の五重塔を見ると、いつも隅鬼(右)を探し撮影している
水掛不動明王
門跡寺院に沓掛不動、地下水が湧いているようです
水を掛ける妻
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<御室派のみほとけ>
仁和寺を総本山として、全国約790カ寺で形成される真言宗御室派の寺院
その寺院の中から、国宝・重要文化財の秘仏を集めた特別展を拝観、なお
この記事の作成に当たり、ネットから仏像の写真数点を拝借しました
国宝・千手観音菩薩坐像
葛井寺(大阪)が所蔵する、現存最古の千手観音像(奈良時代・8世紀)
千の手・千の眼・千の顔を持つ観世音菩薩で、千年を超える歴史があると言う
千本の手を持つ観音像をこの目で見るのが目的、現実に1041本の手を持っていた
一般的な千手観音は、胸前で合掌する2本の手を除いて40本の手が有る
1つの手が25の世界を救うとされ、合計で1002本(40×25+2)になる
国宝・薬師如来坐像(像高12センチ)
白檀を精緻に彫刻し金箔で細やかな文様を施している、平安時代・仁和寺蔵
小さな仏像のため、見逃し通り過ぎたので戻って来て拝観した
重文・千手観菩薩音坐像
四国遍路の一つ、標徳島県の高900mあまりの山地にある雲辺寺の秘仏本尊
仁和寺観音堂の仏像
観音堂内の諸仏像を一堂に集めて展示、今回の国立博物館内展示品の中で
この仏像群は珍しく撮影OKでしたが、撮った写真はボツでした
道明寺(大阪)、神呪寺(兵庫)、中山寺(福井)、明通寺(福井)などから
秘仏本尊の如意輪観音、馬頭観音、十一面観音像などを展示していたが省略します
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<古寺巡礼と仏像・予告>
仁和寺の記事を作成しながら思い出したのは、東京国立博物館や東大寺ミュージアムで
拝観した数々の秘仏、年を重ねると古寺巡礼、仏像と縁が深くなる
次回は、薬師寺、興福寺、東大寺などの仏像(次の写真)を中心に紹介します
国宝 薬師寺展(奈良薬師寺)
国宝 阿修羅展(興福寺)
国宝 東大寺金堂展(東大寺)
観音の里(びわこ湖北)
大観音特別公開(奈良長谷寺)
9月19日から21日までの3日間、立川市老人会連合会の旅行で、びわこ湖畔の
長浜・近江八幡・比叡山延暦寺、そして宇治平等院、伏見へ旅行していました
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