奥日光旅行記(4)<立木観音・東照宮> [関東6県の旅]
奥日光旅行記(4)
<立木観音・日光東照宮>
私たち夫婦は共に傘寿を過ぎ、残りの人生を指で数えるほどになって来た
振り返ると都道府県すべてに足跡を残したが、これからの旅は体力とも相談が必要
紅葉の季節に奥日光を旅行したい望みは有るが、東照宮は今回で打ち止めです
北海道美瑛、上高地、沖縄八重山などに、もう一度行きたいが果たしてどうなるか
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<旅行2日目:6月6日>
<中禅寺湖>
立木観音に向かう途中、中禅寺湖畔に車を止め男体山、白根山を撮影
裾野から山頂にかけて新緑に覆われた男体山、雲がかかり始めた
残雪が残る白根山
<立木観音 >
正式寺名 日光山 輪王寺別院 中禅寺
延歴3年(784)、日光山の開祖「勝道上人」が、桂の木を立木のまま刻んだ
千手観音像(像高6m)を本尊とし、中禅寺を開いたのが始まりと言う
立木観音堂(左)
本尊:十一面千手観音菩薩(立木観音) 宗派:天台宗
愛染堂
愛染明王像を安置、映画「愛染かつら」のロケ地になったことで知られている
愛染かつらの木(2代目)
五大明王堂
不動明王を中心にして五大明王を安置している
石灯篭の邪鬼
灯篭に邪鬼は珍しい、ユニークな顔をしている
五大明王堂から中禅寺湖
<いろは坂>
昭和29年に開通したいろは坂、高校の修学旅行(昭和30年)で通行したが
当時は樹木の背が低く、下から登って来るバスの列が見渡せた
<日光東照宮>
荘厳で華麗な建造物が集まる日光東照宮、世界文化遺産に指定されている
妻は、落ち着いた佇まいの古寺古刹が好みで、東照宮に興味を示さない
私は彫刻を見て回るのが目的ですが、タクシーを待たせているので急いで巡回です
陽明門
東照宮を代表する日本一美しい門、彫刻が素晴らしい
一日中見ていても見飽きないことから「日暮の門」とも呼ばれている
漆塗りの斗栱と唐獅子
廻廊(国宝)
陽明門の左右に有る建物、極彩色の花鳥が刻まれている
唐門(国宝)
本殿には、徳川初代将軍家康を祀っている
唐門の屋根の龍
唐破風屋根の瓦は、曲線を描き独特の形状をしている
眠り猫(国宝)
日の光を浴びうたた寝をしている姿だと言う(左甚五郎作)
三猿「見ざる・聞かざる・言わざる」
三猿を含め8枚の彫刻に、猿の一生を通して人の生き方を教えている
神 橋
日光の寺社の玄関口に位置する神橋、近くで見たことが無いので立ち寄ったが
欧米系の観光客は、日光駅から歩いて来る人が多い
東武日光駅から特急電車で浅草駅へ、奥日光旅行記はこの記事で終章です
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奥日光旅行記(3)<新緑の戦場ヶ原> [関東6県の旅]
奥日光旅行記(3)
<新緑の戦場ヶ原>
今回の奥日光旅行、明智平から華厳の滝、龍頭の滝、千手ヶ浜のクリンソウ
これらは前日のうちに見終え、旅行2日目の目的は戦場ヶ原のワタスゲでした
しかし見ごろには少し早く、しかも湿原は国道から離れ遠いので
それに代わってズミの花、そして戦場ヶ原と光徳牧場の新緑を満喫した
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<旅行2日目:6月6日>
<戦場ヶ原>
十五年以上も前、龍頭の滝を出発し戦場ヶ原から湯ノ湖まで歩いたことがある
その時は、龍頭の滝から国道を歩き赤沼車庫から戦場ヶ原に入ったと思うが
ハッキリした事は思い出せない、戦場ヶ原の散策コースは前方の山の手前です
国道沿いの木道
樹木が多く木道から戦場ヶ原が見えない、見つけたのはズミの花でした
赤沼から戦場ヶ原
赤沼から戦場ヶ原に向かう林道、十五年以上前はこの道を歩いたようだ
タクシードライバーが赤沼で聞いたた情報では、ワタスゲはチラホラで断念する
<光徳牧場>
戦場ヶ原のワタスゲを諦めた代わりに、光徳牧場へ行って見た
小学生の修学旅行、休日には家族連れが訪れると言うが、私たちは新緑です、
牧草を食む牛
牧場のズミの花
牧場の白い花、サクラのようみ見えるがズミの花です
ズミ(酢実)の花
戦場ヶ原に多い花、別名は小梨、上高地の小梨平もこの花が地名の由来です
最初、サクラに似ていると思ったが、別名が小梨と知り認識を改めた
光徳牧場の新緑・2点
おまけ(千手ヶ浜の新緑)
樹木はコナラと思うが?、鹿が樹皮を食べるのでネットを巻いてある
<奥日光の新緑>
シラカバ、ナナカマド、モミジなど、秋に紅葉する樹木は新緑も美しい
新緑(シラカバ)
新緑(ナナカマド)
新緑(モミジ)
新緑(ケショウヤナギ?)
<再び クリンソウ>
戦場ヶ原から中禅寺湖へ国道を走っていると、クリンソウが咲く場所がある
ドライバーさんに頼み少し寄り道をした(新緑の国道 車窓)
湧水の小川
小川の流れの周囲に咲く、僅か50株ほどのクリンソウ
前日、この道を往復した時に見つけていたので、見納めに立ち寄った
奥日光に鹿は多いが、クリンソウの花は毒性があり食べないと言う
クリンソウが主目的の今回の旅行、見納めができ納得でした
次回は、奥日光旅行記(4)<立木観音・東照宮>を紹介します
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奥日光旅行記(2)<千手ヶ浜クリンソウ> [関東6県の旅]
奥日光旅行記(2)
<千手ヶ浜クリンソウ>
今回の奥日光旅行、妻の希望で千手ヶ浜のクリンソウが一番の目的です
日帰り旅行も可能でしたが、おそらく二度はない機会、中禅寺湖畔のホテルを予約し
旅行1日目、2日目の何れか、好天気の日を選び千手が浜に向かう事にしたが
その条件が合ったのは旅行初日、初めて見たクリンソウに大満足でした
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<旅行日:6月13日>
<低公害バス>
赤沼バス乗り場
龍頭の滝(前記事)を散策したあとは、シャトルバスの赤沼バス停へ
自然環境保全のため一般車両の乗り入れを禁止し、低公害バスを運航している
そのため輸送能力に限界が有ると覚悟していたが、観光客の多さに驚いた
乗車を待つ長い列
この日は久しぶりの好天気、またテレビでクリンソウを紹介していたようで
バスの乗り場は長い行列、翌日にする選択肢も有ったが強行をした
私たち二人が最後に乗ると、バスの車内は身動きできない超満員
次のバスまで待つと50分先、何とか乗れて運が良かった
新緑の林道
赤沼バス停から千手ヶ浜まで約30分、最後に乗り込んだので最前列の立ち席
お陰さまで、ミズナラやカラマツの新緑を撮影することができた
小田代原の湿原でシャトルバスが交差、ハイキングも楽しめるコースです
<クリンソウ(九輪草)>
森の中のクリンソウ
クリンソウはサクラソウ科の多年草、高温を嫌い半日影の湿地帯を好むので
千手ヶ浜の森の中が適している、5月末から6月末まで長く咲いている
水辺のクリンソウ
花の茎を中心にして、輪になった花が数段も重なって咲く姿が
仏閣の屋根に有る九輪に似ているのが由来と言う、通常は4~5段の輪ができる
クリンソウに近づいて
花の色は、赤・白・ピンクの3種類が多いようです
千手ヶ浜
千手ヶ浜は、中禅寺湖から男体山を眺める絶好のロケーション、大きな景色です
妻が小川のせせらぎに手を入れ、水の冷たさを確かめている
林道を歩きバス乗り場へ
千手ヶ浜バス停
約1時間待ち次のバスに乗ったが、帰る人たちが増え続け行列が長くなる
ようやく着いたバスからも、千手ヶ浜に向う人たちが降りてきた(午後2時半)
この日の宿は、中禅寺湖畔のホテル四季彩、和懐石料理が美味しいホテルでした
次回は、奥日光旅行記(3)<新緑の戦場ヶ原>を紹介します
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奥日光旅行記(1)<名瀑めぐり> [関東6県の旅]
奥日光旅行記(1)
<名瀑めぐり>
千手が浜のクリンソウを見たいと妻にせがまれ、十数年ぶりに奥日光へ1泊旅行
奥日光には何度も行きながら、明智平から華厳の滝を展望したことが一度もない
そこで千手が浜に向う前に、華厳の滝・龍頭の滝の名瀑を巡る事にしたが
山岳高地の天気は午後になると不安定になる事が多いので、早朝に自宅を出発した
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<旅行日:6月13日>
<東武日光駅>
JR新宿駅を7時30分に発車した特急日光1号、東武日光駅に9時半前に到着です
予約していた観光タクシーに乗車し、早速、明智平、中禅寺湖に向けて出発です
<華厳の滝>
明智平展望台
タクシードライバーに聞くと、前日、前日の2日間は、濃霧が発生するなど
天候不良のためロープウエイの運行は中止になったが、この日は快晴です
華厳の滝、中禅寺湖、そして背後の山並み、大きな景色です
中禅寺湖畔でリッツカールトンが建設中でした(クレーンが見える)
男体山を入れて撮影
華厳の滝 観瀑台
エレベータで100mほど下り、トンネルを抜けると観瀑台
前回の奥日光旅行では立ち寄っていないので、一体何年前なのか思い出せない
修学旅行の小学生が順番に記念写真、わが家の子供3人も日光でした
しぶきが飛んでくると思っていたが、それほどでも無かった
無料展望台
観瀑台エレベータの建物の背後にある無料の展望台(駐車場から近い)
ドライバーさんに教えら見に行ったが、この場所は知らなかった
この展望台からは、滝口が見える
<龍頭の滝>
滝の上から
奥日光の三名瀑と言えば、華厳の滝、龍頭の滝、湯滝の三つ滝を言うが
私は、岩場を流れ落ちる渓流の滝「龍頭の滝」が最も好み、中禅寺湖が見える
タクシードライバーに橋の上で降ろしてもらい、滝つぼまで散策です
滝の長さは210m、流れ落ちる音も良い
初めてこの滝を見た時は危険防止の柵もなかった
散策路の新緑が目にまぶしい
ヤマツツジと新緑のコラボレーション
滝つぼに落ちる二筋の流れ、その間の岩が龍の頭、龍頭の滝の由来です
紅葉の時期は美しく、観光客が多い
滝の茶店の前
奥日光三名瀑、残る一つは湯滝ですが時間の都合でスルー
次回は、奥日光旅行記(2)<千手浜のクリンソウ>を紹介します
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老人会旅行(2)<犬吠~銚子~佐原> [関東6県の旅]
老人会旅行(2)
<犬吠埼~銚子~佐原>
旅行2日目は、銚子電鉄の乗車体験とヤマサ醤油の工場見学、そして
海産物センターや道の駅での買い物、女性が多い老人会の旅行は買い物が必須です
参加した皆さんから、本当に楽しい旅行でしたと喜んで貰え、お陰さまで合格点
そして、何よりものプレゼントは好天気、東京は翌日から梅雨入りでした
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<旅行2日目:6月6日>
<犬吠埼散歩>
犬吠埼は太平洋を望む景勝地、周辺は水郷筑波国定公園の一部になっている
ホテルでの朝食の後、出発までの時間を利用し犬吠埼灯台まで散歩をした
犬吠埼ホテル
ホテルの部屋は全室オーシャンビュー、部屋の間取りも広い
犬吠埼灯台
太平洋に突き出た半島に、明治7年(1874年)に初点灯した犬吠埼灯台
房総沖は海洋交通の難所、船舶の安全を護り、国の登録有形文化財に指定され
そして、世界灯台100選、日本灯台50選にも選ばれている
灯台下の海岸へ
石段は70段ほど、朝からよい運動になった、海岸に自家用車が2台・次!
海岸にて
釣りに来た人に聞くとアイナメが釣れると言う、私は海釣りの経験がない
灯台を振り返る
犬吠埼の花2点
花が少ない時期なのか、撮った花は二つですが・・その名は??
犬吠埼 西側の海岸
<銚子電鉄犬吠駅>
この駅を利用するのは3回目、その当時は小さな駅舎で(15年ほど前)
その一隅でぬれ煎餅を焼いていたが、モダンな駅に変身していた
駅の売店
皆さんは、前日にぬれ煎餅を購入スミ、それでも追加する人がいた
駅のホーム
銚子行きの車両が入線、旅行会社の計画は犬吠埼までバスで往復するのみ
銚子電鉄の乗車体験を追加させたが、楽しみにしていた参加者が多く正解でした
ヤマサ醤油へ
犬吠駅から銚子駅まで僅か15分足らずの乗車でしたが、皆さんは車内で談笑
銚子駅に回送していたバスに乗車し、ヤマサ醤油の工場に向かう
<ヤマサ醤油>
銚子工場正門
工場見学センター
ヤマサ醤油の歴史や醤油の作り方などを映像で紹介(約20分)
工場見学
大豆、小麦を貯蔵するサイロ、ヤマサ醤油の麹室、もろ味の仕込蔵などを見学
5月21日に小豆島のマルキン醤油を見学したが、それに比べて大きな工場
外見だけでは何を製造する工場なのか分かり難いが、見学で工程が少し理解できた
大きな木樽
大きな木樽を模したスペースの中で、もろ味から醤油になるまでの工程と
少し前に足を動かせば、足元に醤油の波紋が広がるバーチャル映像を楽しんだ
皆さんは、卓上醤油を頂き、醤油風味のソフトクリームを味わい、お土産を購入
記念撮影
大きな木樽の前で記念撮影、会長はこちらと誘われ私は前列の中央です
何を勘違いしたのか他のクラブの4人が割り込み一緒に撮影、右端は添乗員です
<食事と買い物>
ウオッセ21
海産物の買物、その後にお刺身膳の昼食
妻と店内を回ったが買いたい海産物はなく、新鮮な刺身にビールで乾杯をした
道の駅水の郷さわら
利根川に面した景観の良い道の駅、観光船の乗り場も有る大きな駅でした
妻は花と地元の野菜を購入、女性に喜ばれる道の駅です
いろいろメダカ
私はメダカを購入、旅行責任者の私はドライバーの後ろの席
休憩所で乗り降りする参加者たちの眼を楽しませた
箱崎、新宿などが渋滞する前に首都高速を通過、予定より30分早く立川に帰着した
次回は、奥日光旅行記(1)<名瀑めぐり>を紹介します
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老人会旅行(1)<成田~佐原~銚子> [関東6県の旅]
老人会旅行(1)
<成田~佐原~銚子>
立老連の地元支部に所属する老人クラブ6団体から、29名が参加した1泊旅行
前日まで愚図ついていた天気も回復し、旅行1日目は曇りのち晴れ、2日目は快晴
今回も好天気に恵まれた、旅行先は佐原あやめパークから銚子を経て犬吠埼へ
その前に成田山新勝寺に立ち寄ったが、老人クラブの旅行は寺社参拝が必要です
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<旅行1日目:6月5日>
<首都高速新宿線>
外環道から東関東道を通り、成田・佐原・銚子へ向かう予定でいたが
外環道は渋滞のため首都高速・湾岸道路に変更、大した渋滞もなく順調に走行し
お台場など都心の景観を楽しみながら、少し遅れて成田に到着した
<成田山新勝寺>
明治神宮に次いで初詣が多い新勝寺、毎年300万人を超えるという
寺号:成田山金剛王院新勝寺 宗派:真言宗智山派大本山 本尊:不動明王
総門から仁王門
仁王門
足の弱い人が多い老人会旅行、エレベータが設置され有り難い、私は階段です
大本堂
参拝を終えると、内陣では間もなく護摩祈祷が行われるところ、皆さんと
堂内に上がり祈祷を拝観、平日の境内(午前11時過ぎ)はさすがに参拝者が少ない
護摩祈祷を終えて
4年前の初詣(2015.1.2)
大本堂の前は長い行列(総門から続いている)、上二つの写真と見比べてください
<佐原あやめパーク>
前日、ハナショウブの開花状況を調べると4分咲き、バスの車内で皆さんに
400品種150万本の花が有るので、40万本ぐらいは咲いているでしょう、と
アバウトな説明をした、気温は28度ほど薄曇りで丁度良い
おんな船頭
女性の船頭さんがこぐ舟に乗ったのは、旅行参加者の20人ほどでした
舟で巡った人たち
皆さんは、口々に舟に乗り楽しかったと喜んでいた
私はカメラマン、ハナショウブの観察と皆さんの撮影、会長さんは辛いです
園内を歩いた女性
妻も舟に乗らず仲間と歩いていた(右端)
撮った写真の羅列です
15年ほど前の写真
当時は「佐原水生植物園」だったと思うが、今は「水郷佐原あやめパーク」です
前方の奥にポプラらしい木が並んでいるが、次の写真では見当たらない
皆さんと記念撮影
男性一人が先にバスに戻り不在、私は左端、老人クラブは女性上位です
潮来あやめまつり
時間の都合で「潮来あやめまつり」にするか、「佐原あやめパーク」が良いか
二つに一つの選択、潮来はバス車窓からの観賞にし、佐原を選んだが正解でした
<銚子電鉄ぬれ煎餅>
旅行2日目は、銚子電鉄で犬吠埼駅から銚子駅へ、そしてヤマサ醤油の工場見学
しかし、旅行会社のプランには「ぬれ煎餅」の買物が抜け落ちていた
そこで、銚子電鉄の直売所での買い物を追加、建物の看板も「ぬれ煎餅駅」です
ぬれ煎餅いろいろ
女性たちの買物
まさに飛ぶように売れる「ぬれ煎餅」、その勢いに驚きでした
犬吠埼ホテルにて(写真はネットから拝借)
太平洋が一望できる温泉に入り・宴会、 私は挨拶とカラオケを3曲
盛り上げるために「河内おとこ節」、ご当地の「大利根月夜」「船頭小唄」を歌った
次回は、老人会旅行(2)<犬吠埼~銚子~佐原>を紹介します
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京都 青もみじ(6)<洛北の寺巡り> [京阪神の旅]
京都 青もみじ(6)
<洛北の新緑>
JR東海の「そうだ京都行こう」、今年の初夏は「青もみじ」を宣伝しているが
今回の旅行で選んだ、洛北の新緑めぐりの中には、三千院、曼殊院、詩仙堂、そして
圓光寺が選ばれている、紅葉の名所は新緑の名所、瑠璃光院には行けなかったが
更に赤山禅院も加えタクシーで巡回、好天気に恵まれ青もみじを満喫できた
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<撮影日:5月23日>
<曼殊院門跡>
青蓮院、三千院、妙法院、毘沙門堂と並び、天台五門跡の一つ
宗祖の最澄上人が、比叡に鎮護国家の道場として創建したのが始まりとされ
江戸時代に現在地に移転、寺名は彼岸花の曼殊沙華に由来すると言う
枯山水庭園
書院から枯山水庭園を撮影、手前は亀島、その奥が鶴島です
三千院は仏教寺院ですが本堂はなく、本尊の阿弥陀如来は書院に安置されている
鶴 島
樹齢約400年の五葉松を、鶴の姿に見立てている
曼殊院に訪れた目的は、見事な枯山水庭園と美しい新緑でした
亀 島
鶴島の躍動感に比べ、静かな佇まいを感じさせる亀島
左奥に蓬莱山、瀧石から流れ出た水が大海に流れ込む作庭だが、瀧石は見えにくい
小書院から枯山水庭園(1)
小書院には御座所が有り、曼殊院で最も見晴らしの良い場所です
小書院から枯山水庭園(2)
縁側の欄干を通し庭園を眺めると、屋形船が大海に向かっているように見える
<詩仙堂>
江戸時代の初期、徳川家の家臣で有った石川丈山が隠居の為に造った山荘
現在は、曹洞宗の寺院で 寺号は、六六山 詩仙堂 丈山寺です
山門・老梅関
部屋から眺める庭園が美しいので二人を案内したが、法要が行われ入室不可
庭の一部を見て退散したが、知らずに訪れた観光客はがっかりです
ミヤコワスレ
<赤山禅院>
平安時代、慈覚大師円仁の遺命により創建された寺院、本尊の赤山大明神は
陰陽道の祖神である泰山府君を中国から勧請したとされ、京都御所の表旗門を守護
境内には、多様な社殿やお堂が有り、様々な信仰対象になり、神仏習合の寺です
拝殿の神猿
拝殿の屋根に、鬼門除けの神猿が京都御所を見守っている・・が!
かつて夜な夜な悪さをしたため、逃げ出さないよう金網の中に入れられたと言う
拝 殿
本尊は赤山大明神、柱の立板に皇城表鬼門と記されている
拝殿の新緑
正念誦
福禄寿堂(都七福神の一つ)
新緑の参道
紅葉の時期は赤山禅院と共に観光客が多い寺、この参道は紅葉のトンネルになる
<圓光寺>
洛北の新緑が美しい寺院を選び巡拝、最後に訪れたのは詩仙堂に近い圓光寺です
開基は徳川家康とされ、日本初期に活字本「伏見版」の印刷事業が行われた場所
宗派:臨済宗南禅寺派 山号:瑞巌山圓光寺 本尊;千手観音
枯山水庭園「奔龍庭」
白砂を雲に見たて、天空を自在に奔る龍を石組みで表現していると言う
額縁の庭(十牛の庭)
本堂に座って眺める人たちがいたが、時間不足で外から撮影し省略です
新緑の庭園
栖龍池の新緑
<新緑の並木>
地下鉄 国際会議場駅の路上の新緑並木、樹木はクスノキです
小豆島観光の帰りに楽しんだ京都観光、青もみじが目的の1泊2日でしたが
撮った写真が多く6回の記事になりました、次回は老人クラブの旅行記です
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