地元史跡&湧水探訪(3)<お鷹の道湧水群> [地元にて]
地元史跡&湧水探訪(3)
<お鷹の道湧水群>
武蔵野台地に降った雨が地下に浸み込み、その地下水が国分寺崖線の下部から
湧き出している、国分寺崖線とは武蔵野台地の南側が多摩川の浸食によって削られた
崖地の連なりで、二子玉川まで約30km続いている、崖線に沿って湧水を集めた
野川(1級河川)が流れているが、お鷹の道湧水群は野川の源流の一つです
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<撮影日:110月13日>
<お鷹の道>
江戸時代、武蔵野一帯は尾張徳川家の「鷹狩り」の場所であった
その鷹狩りに使う道を「鷹の道」と言い、湧水があり休息にも適していたと思える
この鷹場にちなんで、この周辺には鷹の台、三鷹という地名が残っている
塀の奥から湧水
お鷹の道を往く
史跡の駅「おたカフェ」
歩き始めて1時間50分、予定より約30分遅れて休憩タイムです
店の内外に20人の席を確保、注文はアイスクリーム、ジュース、コーヒに限定した
湧水口への道
湧水口
崖線の下から豊富な湧水が流れ出している、参加者の多くは初めて
立川市の隣り国分寺市に、湧水が湧き出る場所がある事を知り驚いていた
湧水口の上から撮影
農家(左の塀)では野菜を即売、女性は次々に橋を渡り塀の中の野菜棚へ
右に見える、赤い鳥居の右側は真形の池湧水群です
真姿の池
武蔵国分寺ができ間もないころ、絶世の美人玉造姫が病にかかり醜い姿になったとき
国分寺の薬師如来に祈り、この水で清めたところ元の美しい姿に戻ったと言う
湧水の合流
お鷹の道を次へ
皆さんの足取りは軽いが、先頭と末尾は100m以上、追いかける私は大変です
お鷹の道(国分寺駅側・借り物写真)
<殿ヶ谷戸庭園>
この日の終着場所は国分寺駅前の殿ヶ谷戸庭園、国分寺駅に向かう急な坂道は
路線バスを利用する予定でいたが、皆さんは歩こうと言いだし登り切ったが
さすがに疲れもピーク、紅葉亭に直行する人と園内一周組に分かれて行動をした
竹林の小径
園内一周組は、女性4人と私の5人、残る15人とは紅葉亭で合流です
湧水源
石段を登り紅葉亭へ
紅葉亭から弁天池
疲れた皆さんを殿ヶ谷戸庭園に案内したのは、この日のテーマの湧水めぐり
国分寺崖線を利用し造成された庭園だと説明、弁天池は湧水池です
庭園は紅葉の名所です
庭園の門前で解散
紅葉亭から殿ヶ谷戸庭園の門前へ移動し解散、歩数は約9000歩でした
責任者として気にかかるのは新型コロナウイルスの感染
屋外散歩のため大丈夫だと自信は有ったが、皆さんは2週間後も元気で過ごしている
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地元史跡&湧水探訪(2)<武蔵国分寺跡> [地元にて]
地元史跡&湧水探訪(2)
<武蔵国分寺跡>
奈良時代(741年)聖武天皇は仏の力で国を安定させようと全国60か所余りに
国分寺の建立を命じた、奈良東大寺は国分寺の大本山、同時期に大仏が開眼した
武蔵国の国分寺は国府(府中)近くに造営され、全国の国分寺の中でも最大級の規模
面積は東西2km、南北1.5km、約20年かけて建立された
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<撮影日:10月13日>
<武蔵国分寺(跡)>
国分寺には、金堂、講堂、僧房、鐘楼、中門、七重の塔、尼寺(前記事)など
壮大な伽藍が並んでが、鎌倉幕府軍と新田義貞の軍勢が分倍河原で合戦をした
元弘3年(1333年)に焼失した、現在も建造物跡が発掘作業が続いている
武蔵国分寺・尼寺マップ
金堂跡
全国に国分寺跡は30か所近く在るが、建物は一つも残っていない
市の名称で国分寺が使われているのは国分寺市のみ、町名は全国各地で確認できる
金堂跡へ
金堂須弥壇
金堂イメージ図
金堂前面に幡を掲げて儀礼を行っている様子を描いている
金堂・講堂間の遺構
講堂跡
講堂は経典の講義が行われた建物、8世紀の中頃に創建された
9世紀の後半に大規模な工事が行われ、金堂と同等規模の入母屋造の建物になった
講堂イメージ図(右上)
瓦積み遺構
北面で発見された再建期の瓦積み基壇の外装
北側から金堂の方向
<国分寺(現)>
現在の国分寺は、武蔵国分寺の後継寺で真言宗豊山派の寺院
国分寺崖線(次回の記事)の斜面を利用し建っている
国分寺楼門
東久留米市に在った米津寺の門を移築した
国分寺本堂
本堂の西側に、新田義貞が寄進した薬師堂(重要文化財)が在るが
約50段の石段を上り下りするため、皆さんの案内を取りやめた
境内の湧水
武蔵国分寺がこの地に建立されたのは、国分寺崖線の豊富な湧水が要因です
万葉公園
境内は万葉公園になっている、武蔵国分寺が建立された奈良時代
万葉集で歌われている草花が、現在160種ほど和歌とともに展示されている
記念撮影
シャッターを押すときマスクを外すよう指示(私は左端、妻は隣りです)
この日から2週間過ぎたが、感染者は一人も発生していない
次回は、地元史跡&湧水探訪(3)<お鷹の道湧水群>を紹介します
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地元史跡&湧水探訪(1)<武蔵国分尼寺跡> [地元にて]
地元史跡&湧水探訪(1)
<武蔵国分尼寺跡>
コロナウイルスの感染拡大により奪われた日常生活、地元老人クラブの会員も
長引く自粛生活に疲れ、元の交流が復活する日を待ち望んでいる、そこで
立川市から近い、奈良時代の史跡「武蔵国分寺・尼寺跡」、そして湧水源の探訪を
計画すると予想を超える会員が参加、屋外の散歩はコロナの心配も少ない
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<撮影日:10月13日>
<立川市~国分寺>
多摩都市モノレール
砂川七番の中央を南北に走る多摩都市モノレール、わが地区は交通の便が良い
七番組自治会60周年記念誌の表紙に採用、プロが撮影した写真です
砂川七番駅に集合
参加者は20人(予定10~15人)、男性6人、女性14人です
立川駅北口(借り物写真)
西国分寺駅に到着
出発前に手洗いタイム、西国分寺駅は立川駅から二つ目、約5分です
西国分寺・駅前ビル
駅前ロータリー(借り物写真)
JR中央線と武蔵野線を接続するため、一番最後にできた中央線の駅
駅前はきれいに整っている、付近にはマンションが多い
歩こう会・スタート
募集案内
参加募集パンフレット・・西国分寺駅から国分寺駅までひと駅歩きです
史跡・湧水マップ
この記事はJR武蔵野線の左側のみ、見どころの多いのがよく分かる
<武蔵国分尼寺跡へ>
住宅団地の歩道を武蔵国分尼寺へ、住宅の左にJR武蔵野線の線路が有る
膝や腰が痛く歩けるかしらと、言っていた女性たちも話し相手が一緒だと足は軽い
武蔵台遺跡公園
武蔵台遺跡 敷石住居跡
縄文時代中期(約4000年前)の敷石住居跡が発見され復元展示されている
伝 鎌倉街道
鎌倉攻めに向かう新田義貞の軍勢もこの街道を通ったのでしょう
皆さんに、鎌倉街道と一生懸命の関連について分かりますかと質問、その答えは?
<武蔵国分尼寺跡>
奈良時代、全国の国府所在地に造営された、武蔵国分寺と武蔵国分尼寺
その遺構が発掘保存されている、国分寺は次回の記事で紹介します
武蔵国分尼寺の説明
自治会、老人会の顧問(長老)が、史跡の資料を作成し皆さんに説明
説明板を読む会員
尼寺(尼坊)跡
国分尼寺の伽藍内には、金堂・講堂・鐘楼・經堂・尼坊などが有ったが
中近世の土地利用により、金堂跡、尼坊跡(半分)を除き、その他は失われた
金堂跡(盛り土部)
尼寺敷地内の雑草を採るボランティアの人たち、ご苦労さまです
武蔵国分寺跡へ
JR武蔵野線の高架下を通り抜け、府中街道を渡ると武蔵国分寺跡は近い
次回は、地元史跡と湧水探訪(2)<武蔵国分寺跡>を紹介します
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昭和記念公園(388)<カメラ散歩> [昭和記念公園]
昭和記念公園(389)
<カメラ散歩>
彼岸の中日が過ぎた翌23日から気温が下がり、ベッドの寝具も秋バージョン
その頃から風邪気味で倦怠感が続き、コロナかと心配をしたが発熱もなく
大事をとって27日まで外出を控えていたが、28日は待ちわびた晴天
何時は13,000歩ほど歩くが、この日は抑えて8,300歩、それでも疲れが残った
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<撮影日:9月28日>
花の丘のコスモス
真夏の暑さためか、それとも6月、7月の長雨のせいなのか
今年のコスモスは極端に生育が悪い、昨年は9月30日に花の丘を歩いが
その日は5分咲きで写真も撮ったが、これからの回復を期待したい
パンパスグラス
秋空に向かって大きく伸びるパンパスグラス
小さな入道雲とのコラボを撮りたいが、晴れた空が贈り物贅沢は言えない
花畑の忘れ物
みんなの原っぱの西花畑、枯れた植物はひまわりの残骸です
種を採るのか、それとも飼料にするのか、秋らしくコスモスの花壇にしてほしい
カクトラノオ
水鳥の池のボートハウス近くにカクトラノオ、池を入れて撮影をした
ミズヒキ(水引)
キキョウ(桔梗)
ダリア
ダリアは種類が多い、皇帝ダリアも植栽しているが時期は11月末でしょう
シュウメイギク(秋明菊)
日本庭園の花畑に赤系の秋明菊もあるが、この日は庭園に入らず通り過ぎた
こぶしの実
銀杏の実
水鳥の池で休憩
ボートハウスの前で3回目の休憩、この場所で休んだのは初めてか記憶にない
次回は、11月中旬に日本庭園などの紅葉を見に行く予定です
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昭和記念公園(387)<彼岸花> [昭和記念公園]
昭和記念公園(387)
<彼岸花(曼殊沙華)>
「暑さ寒さも彼岸まで」と、昔から教えられてきたが、今年の彼岸は当てはまる
しかし想定外は安定しない天気、気温は下がったが空は一向に秋らしくならない
天気の回復を待ち、ようやく秋空の中、昭和記念公園を散歩をする事ができた
この日は「こもれびの里」と「こもれびの丘」の彼岸花が目的、幸い見ごろでした
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<撮影日:9月28日>
<こもれびの里>
稲田と畑地に挟まれた中央の道、その東側の斜面に咲く彼岸花は私の好み
こもれび里の風景とけこみに、より美しく見える
植栽された彼岸花は増え続けているが、密集した状態より風情が有る
梅の木の日陰
白の彼岸花も増えている
赤い花なら・曼殊沙華(戦後の歌詞)
見ごろ前も良い
白い花も・・曼殊沙華
<こもれびの丘>
丘の家の背後に野草園がある、そして雑木林の丘を越えると砂川口に行ける
その道の両側にも彼岸花は咲いているが、体調を悪くした後のため
無理をせず丘越えを避け、丘の家で妻とおにぎり弁当のランチ休憩です
丘の家の前
一年で最も華やかになる彼岸花の花畑、季節が変わると寂しくなる
道に咲いていた彼岸花
わが家の彼岸花も少し遅れて開花、その写真は「わが家の花」で紹介します
次回は、昭和記念公園(388)<初秋の散歩>を紹介します
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昭和記念公園(386)<里の秋> [昭和記念公園]
昭和記念公園(386)
<こもれびの里>
こもれびの里は、昭和30年代の武蔵野の農村の心象風景を再現した場所
市民ボランティアの活動により、計画、整備、運営のすべてを行っている
秋は収穫の季節、彼岸花の撮影を目的で里に訪れたが、その記事は次回とし
こもれびの里の秋景色、そして花や果実を中心にこの記事をまとめた
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<撮影日:9月28日>
<里の秋>
里の道
正面は古民家園の長屋門、左の稲田な実りの秋を迎え刈り入れも近い
緊急事態宣言が解除されるまで田植えを出来なかったが、間に合ったようです
坂道から見た稲田
ソバ畑
ソバの花が見ごろ、里の家では毎年ソバ打ち体験をしているが、今年はどうか?
落花生、サツマイモ掘りは真じか、希望者は体験ができる
果樹畑
里の果樹林に柿と栗の実、今年は果樹の数が多いようだ
柿
栗の実
風に揺れるススキ
ナンバンギセル
ススキの根元に寄生するバンバンキセル、自ら光合成できない横着な植物です
青空にススキ(1)
白い雲より高くススキを入れて撮影したが、秋らしく気に入っている
青空にススキ(2)
青空にコスモス(1)
青空にコスモス(2)
妻は、ピンク色のコスモスが好みで一番美しいと言う
里の花畑
ジニア(百日草)
赤、白、紫色など色の種類が多い、夏の暑さに強く長持ちで育てやすい花です
ジニアの花
ジニアはキク科の花、花弁が重なり美しい
次回は、昭和記念公園(387)<彼岸花>を紹介します
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昭和記念公園(385)<コスモス> [昭和記念公園]
昭和記念公園(385)
<公園の秋便り>
降り続いた雨も上がり、ようやく秋らしい晴天を迎えた9月28日、妻を誘い
コスモスと彼岸花を見に昭和記念公園に向かった、1週間前から体調を崩し
少し不安を抱えた状態の散策になり、いつもより歩くコースを省略したが
歩幅も狭く速度も遅くなり我ながらもどかしい、鍛え直しが必要だと実感した
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<撮影日:9月28日>
<こもれびの池>
砂川口ゲートから入園し直進すると、正面に「こもれびの池」が有る
周辺の樹木が秋色に染まるには少し早いが、秋の花は季節を告げるように咲き始める
この日の目的は、「秋桜コスモス」と「里の彼岸花」、ともに砂川口に近い
岸辺の花
穂が出る寸前のガマノホ、その奥に見える岸辺の花・・次の写真です
リコリス
今年初めて、池の周囲に植栽されたヒガンバナ科の花、公園の花便りを見ると
花の名はリコリスだが彼岸花にそっくり、早咲きで残っていた花を選び撮影をした
<花の丘北花畑>
昨年はヒマワリを刈り取った状態の北花畑、今年はコスモス畑に変わっていた
花の丘のコスモスは生育が悪く、原っぱのキバナコスモスは昨年より早く見ごろ過ぎ
高温が続いた夏の影響かも知れないが、その年によって咲き具合は大きく違う
花は5分咲き
青空のもとに咲くコスモスの花畑、一見花は少なく見えるが5分咲き程度です
コスモスは秋を代表する可憐な花、月曜日の朝だが人出は多い
写真の羅列です
妻は、花が密集して咲いているより、これぐらいの方が丁度良いという
アップで撮影
風に揺れ美しいコスモス、根気よくカメラ任せで撮影をした
後ろ姿写真集(海外旅行編)の予定でしたが
昭和記念公園の秋景色を優先し、コスモスの花を急きょ割り込みました
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