伊豆高原旅行記3<伊豆の里山・花菖蒲> [東京近県の旅]
伊豆高原旅行記3
伊豆高原と言えば大室山の麓に広がるリゾート地、美術館、プチホテル、別荘
そしてサクラ並木などを想定するが、豊かな水に恵まれた里山を知る人は少ない
私もその中の一人でしたが、花菖蒲で検索すると池地区の里山が見つかった
伊豆高原に広大な水田が有ることに驚いた、上皇上皇后両陛下も行幸されていた
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<旅行日:6月9日>
<伊豆の里山&花菖蒲>
約4000年前、大室山の噴火によって流れ出した溶岩が、南側の狭い谷をふさぎ
「せき止め湖」が出来たが、明治以降の排水トンネルの整備によって湖は消滅
その後の開拓によって水田が生まれ、四季を通じて美しい里山が誕生した
田園風景
この写真を見て、ここは伊豆高原ですよと言っても信じられな人は多いでしょう
里の田んぼ
令和元年9月14日の台風15号で大規模な山崩れが発生、田んぼも被害を受けた
天皇皇后両陛下行幸啓記念碑
タクシードライバーは記念碑のことを知らず、スマホで写真を撮っていた
この記念碑は山神社の駐車場に有り、ここに車を置き里山を歩く人が多いと言う
上皇陛下(当時は天皇陛下)のお言葉
上皇上皇后両陛下は、前方に見える山の麓の道を40分ほど散策され、その時に
「大室山、矢筈山、田んぼのすばらしい自然を守っていってください」と言われた
<伊豆高原 花しょうぶ園>
農家の高橋さんが、山形県長井などから花菖蒲を取り寄せ、棚田を菖蒲田に改良
花菖蒲が見ごろを迎える、6月から7月初旬まで開園している
花しょうぶ園入口
花しょうぶ園と道路側の仕切りにアジサイを植栽、丁度見ごろでした
お一人様300円
しょうぶ園から展望
棚田を利用して「花しょうぶ園」を開園、花は咲き始めでした
なぜか・ハート形の池
牛のモニュメント
昔は、田んぼの耕作に牛を使用していたが、その名残りでしょうか?
見ごろの花しょうぶ・5点
水路のワサビ
背後の山すそから絶えず湧水が流れ込み水路で、ワサビを育てていた
上の池に、おたまじゃくし
ホタルの餌になる巻貝カワニナ
モリアオガエルの卵
白い泡のような中でアオガエルが育つ(上の写真のオタマジャクシとは別)
ヤマアジサイ
見送りを受けて
帰りの挨拶をすると、高橋さんが見送りをしてくれた
花菖蒲は満開ではなかったが、素朴な里山風景が見れ大満足でした
今回の旅行で一番の収穫は伊豆高原の里山、得をした思いでした
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<城ケ崎吊り橋>
NYランプミュージアム、そしてあじさい園を巡った後は、城ケ崎の散策路を歩き
約20分で門脇の吊り橋へ、橋は揺れない吊り橋に改装、妻は不満でした
歩道の手入れが不十分
この場所まで溶岩を積み重ねた上を歩いたが、整備が悪く高齢者には極めて危険
伊豆高原に行く事が有っても、門脇の吊り橋は今回で最後です
次回は、伊豆高原旅行記4<伊東温泉周遊>を紹介します
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伊豆高原旅行記2<あじさい苑> [東京近県の旅]
伊豆高原旅行記2
城ケ崎に自生する額アジサイ「城ケ崎」「伊豆の華」、日本原種のヤマアジサイ
そして色鮮やかな園芸品種など、200種以上が植栽された「あじさい苑」
苑内を巡りながら、妻と二人で撮り歩いたが、美しいアジサイに大満足
湿り気のある海風を受ける城ケ崎海岸は、アジサイの生育に適しているようです
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<旅行日:6月9日>
<城ケ崎あじさい苑>
NYランプミュージアムの海側、フラワーガーデンの延長に「あじさい苑」が有る
撮った写真の羅列記事になりましたが、飽きずにご覧ください
あじさいロード
代表的な品種
アジサイは元々日本の固有品種、16世紀にヨーロッパに渡り品種改良され
西洋アジサイが誕生し、その後日本に逆輸入され、庭木として広まったと言う
ダンスパーティー
伊予紅
霧島の恵
伊豆の華
彩 々
紅 剣
冬あじさい
城ケ崎
アルトナ
アナベル
アナベルピンク
ダンスパーティー
武蔵野
おはよう
ヤマアジサイ & 園芸品種
アンブレラスカイ
あじさい苑の出口付近にアンブレラ、ユニークな演出です
次回は、伊豆高原旅行記3<高原の里山>を紹介します
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伊豆高原旅行記1<庭園とランプ美術> [東京近県の旅]
伊豆高原紀行(1)
毎年、紫陽花を見に行っているが、行先は高幡不動か昭和記念公園がほとんど
別のところの紫陽花を見たいと言う妻の頼みで、伊東温泉での宿泊を兼ねて
伊豆高原の紫陽花と花菖蒲を検索すると、NYランプミュージアムなどを発見
伊豆半島の天気予報を確認しホテルを予約、久しぶりの温泉旅行です
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<旅行日:6月9日>
ニューヨーク ランプ ミュージアム
& フラワーガーデン
13年前、妻の4姉妹を伊豆旅行に案内したとき、ここに立ち寄っているが
新たにステンドグラスのミュージアムが造られ、すっかり雰囲気が変わっていた
フラワーガーデン
海と花畑のビュースポット、城ケ崎海岸の上に有る
リナリア、ルピナス、マーガレットなど5月の花は終わり、入れ替わりの時期です
この日の目的はアジサイ(記事は次回)、花畑の写真は少ない
ランタナ
ティファニーミュージアム
約120年前に作られた、ティファニーのステンドグラス作品を展示する美術館
フラワーガーデンに隣接し、ゲートからも近い
テーブルランプ&ウインドウパネル
ミュージアムの展示
テーブルランプ
テーブルランプ(トンボ)
北澤美術館(諏訪湖畔)、エミール・ガレのガラス美術品を思い出す
ステンドグラス
常緑の温室
ミュージアムの出口は温室の入口、建物が続いている
ブーゲンビリア
ハイビスカス?
セイシボク
ミュージアム別館&カフェ
春の花は終わりヒマワリの苗を植えていた、夏はビュースポットのようです
ランチタイム
城ケ崎海岸を望むテラスでランチタイム
快晴のなか美しい景色を期待したが、伊豆大島が見えず少し残念
コーヒー
サイフォンで淹れ、テラス席まで持参してくれる
ブレッツェル(覚えられないのでメニューを記録)
年齢を重ねると少食になる、パスタとパンを二人で分けて丁度良い
パスタ(ペペロンチーノ)
私は、口が卑しいのか?、食べブログが苦手、何時も食べ始めて気が付く事が多く
今回も慌てて写真をたので、パスタガ少し崩れています
城ケ崎海岸
次回は、伊豆高原旅行記2<城ケ崎あじさい苑>を紹介します
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お上りさん旅行<豊洲・台場・銀座> [東京を歩く]
お上りさん旅行
人生の残りが少ない高齢者にとって、新型コロナに奪われた2年間は大きな損失
私はウイズコロナ、機会をとらえ宿泊旅行をしているが、東京の都心はご無沙汰
豊洲市場を見に行こう、銀ブラもしようと、大型連休が終わる5月6日に
立川から東京駅まで「特急かいじ3号」に乗車し、旅行気分で出発した
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<撮影日:5月6日>
<豊洲・台場・銀座>
豊洲駅前
東京駅から有楽町、そして東京メトロの日比谷線で豊洲へ、かなり前ですが
石川島播磨重工の工場へ行ったとき以来久しぶり、都市開発され街が一変していた
豊洲市場へ(ユリカモメ)
豊洲市場駅で下車
水産仲卸市場棟へ、豊洲市場は広く歩く距離が長い
水産仲卸売場棟
物産店舗、飲食店舗を巡ったが期待外れ、築地市場のごちゃごちゃ感の方が良い
魚がし横丁(物産店舗)
豊洲市場は5月5日まで休館、6日には再開していると思ったが休みの店が多かった
仲卸市場の見学は少しだけ
クロマグロと背比べ
別の建物でマグロのセリをしているが、朝の5時から6時ごろでは見に行けない
魚がし横丁(飲食店舗)
人気の寿司店には行列(若者はよく知っている)、私たちは鰻重の店に入った
<ゆりかもめ乗車>
豊洲市場からユリカモメに乗車、幸い一番前の席が空いたので二人並んで着席
お台場で下車する予定でしたが、遮るものがない眺めが抜群の一番前の席
終着駅まで車窓風景を楽しめ、妻は大満足、豊洲市場のガッカリが帳消しになった
東京ビックサイト
現役時代、業界の実行委員として、また出展者として展示場に通った頃を思い出す
対向車両が通過
ゆりかもめの道
モノレールは跨座型と懸垂型が有るが、そのどちらでもない、タイヤ型でしょう
お台場付近
左はアクアシティー(自由の女神が見えた)、右はフジテレビ、降りずに通過
レインボーブリッジ(中から)
レインボーブリッジ(外から)
新橋駅(終着駅)
<銀座を歩く>
新橋駅前に近い、愛媛県と香川県のアンテナショップ(目的)で買い物をし
銀座中央通りをぶらぶら散歩、銀座4丁目に近づくと人出も多くなる
SONYビルは初めて、三越銀座店に入ったが入店者の滞在残数を速報表示していた
婦人服も夏バージョン
妻にネックレスをプレゼント・・・ジョークです
ワシントン靴店の絵
若い女性が店の窓からのぞき見、自分の靴が脱げかかっている
キューピット
どの娘(こ)のハートを・・射止めようか?
億の細道
この写真を見て直ぐ分かる人は幸運が来ますよ・・「有楽町の宝くじ売り場」です
<東京駅>
久しぶりに、東京駅構内のエキュートを歩いたが、方向音痴になるほど
すっかり様子が変わり驚いた、JRターミナル駅の改札内は商業施設に変身です
昔の国鉄時代の悪い面影は失われ、サービスも良くなっている
近大生まれマグロ店
近畿大学の水産研究所では、クロマグロやタイなどを養殖している、直営店か?
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わが家の花<年を越した花> [花の画像]
わが家の花
<部屋の中と外>
晩秋から初春まで寒い季節は花が少なく、わが家の内外も寂しくなるが
部屋を明るくするため、シクラメン、ポインセチア、アンスリウムを出窓に置き
また寒さに強いビオラを、塀の外から見えるように並べ、葉ボタンの寄せ植えを
玄関に配置するなど、春の花々にバトンタッチするまで長く楽しんでいた
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<年を越した花>
シクラメン
毎年、正月を迎える前に購入し、部屋の出窓に置き楽しんでいるが
石油ストーブで暖を取るのを止め、床暖房とエアコン使い分けるようにした為か
花の見ごろが長くなり、11月末から年を越し4月下旬まで長持ちをした
出窓から移動させ撮影
シクラメンの値段は安くなった
ミニ・ポインセチア
最近のポインセチアは、色とりどりの小さな花(玉状の粒)が葉の中心に付いている
クリスマスフラワーとして、その玉粒が売りだと思うが、私は好みではない
玉粒のない小鉢を見つけたので購入し、私のPC机の横の電話台に置き楽しんだ
11月末ごろから4月下旬まで長と楽しめた
撮影 5月10日
二つの花は見頃が過ぎ、この写真が最後の撮影です
アンスリウム
2年ほど前、花鉢の寄せ植えを購入した中に、小さなアンスリウムが植えてあった
草花が萎んだあと、アンスリウムを植え替え、出窓に置くと大きく成長
1年中、赤い花と緑の葉が部屋の中を明るくしてくれる、花の数も増えている
アンスリウムは半日陰を好む花、東向きの出窓が適しているようです
ビオラ(鉢植え)
寒い時期は花の数が少なくなるが、寒さに負けずに咲いてくれるビオラは有難い
わが家の前を歩く人たちに、花が見えるように塀の内側に鉢を並べている
花弁が大きいパンジーより、小ぶりのビオラが妻の好み、4月中旬まで咲いてくれた
大きな鉢は重いので避け、小さな鉢を並べるように変えた
玄関前の花
正月前に寄せ植え、葉ボタンも有ったが伸びすぎたので取り除いた
次回は、お上りさん旅行<豊洲、お台場、銀座>を紹介します
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わが家の花<2022年4月~5月> [花の画像]
わが家の花
<2022年4月~5月>
在庫写真が欠乏し回想記事で凌いだことも有るが、春の訪れと共に花を求めて
フォト散歩をする機会が多くなり、そして京都旅行で写真が一挙に増加
そのため4月初めから撮っていた、わが家の花もようやく順番が回ってきた
この記事のほか、年を越した花の写真も残っているが、それは次回です
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<薔薇と草花>
窓辺の薔薇
今年も綺麗に咲いた赤い薔薇、窓辺に植えて40年以上過ぎた
一重(ひとえ)の薔薇が4月後半に咲き、やや遅れて八重が咲き始めた
今年は花の数が多い
一重と八重のコラボ
今年は6月初旬まで長く咲き続けた
八重の薔薇、根元が枯渇状態ですが長生きしている
約1カ月半・・長く楽しめたが終盤です(6月4日撮影)
アメリカジャスミン
わが家の庭を良い香りで満たしてくれるジャスミン、咲き初めの方が匂いは強い
正式名ニオイバンマツリ(匂蕃茉利)、調べると蕃は外国、茉利はジャスミンです
花は2色に見えるが、紫から白に変化する
ハナニラ(白)
花が増えすぎたので球根を取り除いたが、それでもまだ多い
ハナニラ(ブルー)
妻が好きなブルー系の花、今年は花の数が増えた
サクラソウ
夏の暑さに負け今年は花が少ない、来年に備え新芽を大事に育てている
ネモフィラ
鉢植えにして長く楽しんだが、笑っているように見える可愛い花です
オダマキ3点
スイセン
ハナニラや他の草花に囲まれ、今年は咲いた花の数が少ない
次回は、わが家の花<晩秋から初春>を紹介します
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京都さくら紀行(13)<古寺巡拝2> [京都の桜]
京都さくら紀行(13)
<古寺巡拝2>
そうだ京都・行こう、4月初めはサクラ、11月下旬は紅葉巡りが中心でしたが
二つの季節を除くと、冬は秘仏の特別拝観、花灯篭、初春は梅の花、そして
初夏から初秋には、枯山水庭園や仏像拝観を目的にしていた、今回の旅行は
紅シダレの名所が主ですが、移動途中に思い出し立ち寄った寺院も有る
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<撮影日:4月7日~9日>
<法然院>
法然上人が弟子と共に草庵を設けた地、江戸時代初期に知恩院38世の萬無が
念仏道場として再興、哲学の道の一筋山側に有り、森に囲まれ山気に満ちた
山門の佇まいが良く何度も訪れている、哲学の道を通ったが花見客で賑わっていた
茅葺屋根の山門
参道から撮る山門は撮影ポイント、門の下でカメラを構え動かない男性がいた
山門から境内
銀砂壇から山門
参道から撮っても、境内から振り返っても、絵になるところです
何年前なのか、山門の下で弁当を食べている女性グループが5人
その非常識に唖然とし、写真を撮る気にならず注意した事が有る
銀砂壇の紋様
波に浮かぶサクラでしょうか、秋はモミジを描いている
本堂付近から撮影
若い女性と一緒に、人の姿が途切れるのを待って撮影をした
手水鉢とツバキ
山門から参道
法然院から、銀閣寺、金戒光明寺は近いが・・・スルー!
哲学の道
元々、哲学の道は計画に入れてなかったが、法然院、安楽寺を追加したので通り道
疎水に架かる二つの橋の間を歩いたが、さすがに人は多い
<住連山安楽寺>
法然上人の弟子、住連と安楽が開いた念仏道場、宮中の女官を出家させたことから
処刑された悲劇の僧侶、寺名は二人の名をとっている、春と秋のみ公開されるが
この日は平日のためか非公開、法然院から近く、山門前の新緑が美しい
秋の安楽寺(撮影日2012.12.5)
<源光庵>
鷹峯にある曹洞宗の寺院、悟りの窓、迷いの窓で知られ参拝者が密集するため
拝観を中止していたが4月1日から再開、しかし、この日は法要が行われ拝観できず
3年前、詩仙堂でもあったが京都の寺はこのような事が多い、山門にも丸窓が二つある
悟りの窓(丸窓)、迷いの窓(角窓)
二つの窓の前には行列ができていた、若い人が多い(撮影日2010.11.18)
<釘抜地蔵>
10年ほど前、京都の地蔵尊を巡ったが、そのとき印象に残っているのは
祇園四条の目疾地蔵尊と、この釘抜き地蔵尊です、嵯峨野から市中に戻る途中
この地蔵寺を思い出し、そうだ・行こう、ドライバーに立ち寄りを依頼した
釘抜地蔵「石像寺」
病や心の苦しみを救ってくれる、弘法大師空海ゆかりの寺院です
石像寺本堂(地蔵堂)
地蔵堂には、弘法大師が自ら刻んだとされる石造地蔵菩薩像が安置されている
この地蔵様が夢の中で釘を抜き、苦しみを取り除いたという伝説が有り
そのことから、苦抜き、釘抜き地蔵と呼ばれるようになったと言う
お参りの仕方
歳の数だけ本堂を回るそうだが、それは無理、私たちはひと回りでした
釘抜きのモニュメント
御礼絵馬
八寸釘2本と釘抜きが付いた、珍しい絵馬
祈願をし苦しみが癒えると、お礼にこの絵馬を奉納する習わしになっている
地蔵堂外壁
本堂を取り囲むように絵馬がぎっしり、1000枚ほど有るという
私たち夫婦には大きな苦しみはないが、妻はお参りをして良かったと喜んでいた
次回は、京都旅行記を中断し、地元の記事を紹介します
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京都さくら紀行(12)<古寺巡拝1> [京都の桜]
京都さくら紀行(12)
<古寺巡拝1>
京都を旅行すると、金閣寺や清水寺など観光客が多い寺院を避けることが多い
秀吉の花見で有名な醍醐寺には一度行ったが、花見客の多さにその後は敬遠
この日は、退蔵院「紅しだれ」、仁和寺「御室桜」、大覚寺「しだれ桜」に大満足
そして神泉苑、法金剛院、清凉寺を追加したので、嵯峨野は途中で切り上げた
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<撮影日:4月8日>
<神泉苑>
神泉苑は平安京遷都の際、宮中の付属庭園として造られた由緒ある庭園
常に清水が湧き出すことから神泉苑と名付けられ、宴遊、花見などが行われたが
徳川家康が二条城を築城する際に大きく割譲され、現在はその一部が残る
法成就池
弘法大師空海が勅命により祈雨をして成就したことから、この名が付いた
成就橋
願い事を念じながら橋を渡ると、願いが叶うと言い伝えられている
日本唯一の恵方社(後述)も有り、パワースポットです
成就橋としだれ桜
真言宗寺院
石の鳥居、朱塗りの成就橋、神社に見えるが現在は真言宗東寺系の寺院です
善女竜王堂
弘法大師が祈雨をした善女竜王を祀っている
日本唯一の恵方社「歳徳神」
今年の恵方は「北北西」です
観光タクシーのベテラン、ドライバーが、神泉苑の恵方社を知らず説明をした
<法金剛院>
法金剛院は、唐招提寺に属する律宗の寺院、創建は古く平安時代の初期ですが
その後、平安後期に待賢門院(鳥羽天皇中宮)により再興し法金剛院に改められた
通称「蓮の寺」として知られているが、桜の時期に訪れる人は少ない
本堂と待門院院桜
30年ほど前に訪れたことが有るが、その日は境内から仏像を直接拝観できたが
現在は特定日のみ特別公開、幸い待賢門院桜の見ごろに合わせ公開されていた
本堂 特別拝観
本尊は、丈六阿弥陀如来坐像(国宝)、丈六とは1丈6尺(2.27メートル)
十一面観世音菩薩(重文)、僧形文殊菩薩(重文)、地蔵菩薩立像(重文)
地蔵菩薩堂
ガラス越しに、丈六金目地蔵菩薩坐像を拝観、大きな地蔵尊でした
国指定 名称庭園
境内のいたるところに蓮の鉢を置いてある、花の時期は人出が増えるでしょう
待賢門院桜
法金剛院のしだれ桜は、やや紫色が特徴です
境内の地蔵尊
<清凉寺>
仁王門
嵯峨釈迦堂の名で呼ばれ親しまれている寺院
天龍寺、二尊院などから大覚寺に向かう中間にあり、本堂の外で参拝した事は有るが
この日は、本堂内に上がり内陣拝観と参拝、そして庭園も拝見した
仁王門から境内
入学式を終えたピカピカの一年生の女の子が二人、境内で写真を撮っていたが
小学生になった事が嬉しいのか、私たち夫婦にランドセルを見せてくれ少し会話
清涼寺の境内は、時代劇(祭り屋台に賑わい)のロケ地にもなっている
清凉寺本堂
本尊は、生身の釈迦如来像(国宝)ですがお姿は拝観できない
弁天堂
清凉寺の回廊から庭園を拝見し弁天堂を撮影、落ち着いた庭園でした
門前の町並み(商店)
次回は、京都さくら紀行(13)<古寺巡拝2>を紹介します
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春の花さんぽ<5月の花木> [地元にて]
春の花さんぽ
春は急ぎ足で通り過ぎ、季節はやがて梅雨から暑い夏を迎える、サンデー毎日の
生活を続けているので、1日が長く感じられるはずですが、実際には真逆です
私はほとんどテレビを見ないが、それでも時間を短く思うのは、年を重ねたためでしょう
コロナに奪われた2年半は、私たちの年代には大きな損失、ゼロよりウイズコロナです
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<撮影日:5月3日ほか>
<5月の花木>
ニセアカシア
玉川上水駅北口に有るニセアカシア、3年前は目の前で多くの花を確認できたが
花の多いときは実の数も多く、枝枯れをした枝を削除、その後は徐々に回復
ネムノキと同様にマメ科(サヤエンドウに似た実)の樹木は、枝枯れ注意です
藤の花ように垂れさがるが、まだ短い
ハンカチの木
農地の花木畑にありハンカチの木、この木も太い枝が枯れ(全体の半分ほど)
残った枝は生き残りをかけているのか若葉が多く、花は高い位置で少し咲いていた
梅干し状の実が沢山できたのが枝枯れの原因、この木の運命はどうなるのか?
白い部分は苞、花は中心にある
ナンジャモンジャ
樹木畑にナンジャモンジャが2本、樹高は毎年大きくなっているようだ
樹木全体が白い花で覆われ、遠くから見ると雪が降ったように美しい
ナンジャモンジャは通称で、正式名はヒトツバダコと言う
白い紙をシュレッダーで切ったように見える
ベニバナトチノキ
平成新道を歩いていると、遠くからも目立つ高木のベニバナトチノキが有る
昭和記念公園のハーブガーデンにも植栽しているが、この木よりかなり小さい
隣りにエゴノキの高木があるが、白い花が咲くときに撮り損なった
花の名は不詳
散歩をしていて初めて撮った花木、歩いているとまだまだ発見が有る
久しぶりに虹を見た
外出帰りに早めの夕食をし、帰ろうとするとにわか雨
店内の待合室で雨宿りをしていると・東の空に虹、自宅はここから近い
何か良いことが有るように
次回は、京都さくら紀行に戻ります
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京都さくら紀行(11)<)賀茂川の桜> [京都の桜]
京都さくら紀行(11)
<賀茂川の紅しだれ>
今回の「京都さくら紀行」、清水寺、金閣寺、醍醐寺など観光客の多い寺社は除外し
行きたいと願っていた善峯寺、勧修寺、城南宮は、日数不足のため断念したが
3日間とも晴天に恵まれ、美しい紅しだれに大満足、自分の健康寿命を判断すると
京都のサクラは最後の機会かも知れないが、紅葉の名所へは行きたいと思っている
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<撮影日:4月9日>
<半木の道>
北山大橋から北大路橋まで約800m続く、賀茂川堤防の遊歩道「半木の道」
地元ライオンズクラブが育てた八重紅しだれ桜は、京都の桜の名所になっている
そうだ京都・行こうにも使用されたと聞くが、私たち夫婦は4回目です
北山大橋の入口
北山大橋で下車した観光タクシーは、北大路橋まで回送して貰い待機
女性の会話が長く、止むを得ず二人を写真に入れた
八重紅しだれ桜(72本)
ライオンズクラブの人たちが保存のための募金活動、妻と二人で協力
半木の道を歩く
賀茂川(ユキヤナギ)
紅しだれ桜の現状
植栽後40年以上、木の勢いが弱り棚を覆うように咲く紅しだれが少ない
桜の根は横に伸びるが、踏み固められた歩道が成長を妨げているのでしょうか
賀茂川と紅しだれ桜
お茶席
賀茂川でゆっくり抹茶を賞味したいが、寒光タクシーを待たせているので通過
この辺りは見応えがある
北大路橋に近づく
半木の道の東側は京都府立植物園、桜の種類と本数が多いが行く予定を中止した
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<過去2回の保存写真>
2009年、2013年に撮った写真を3点、使用しました
紅しだれの枝ぶりに勢いが有り、花が盛り上がるように咲いている
賀茂川の踏み石の橋
地下鉄の北大路駅から約10分、踏み石を渡ると半木の道です
追 記
北大路橋から出町柳まで約2km、ソメイヨシノを見ながら歩いた事が有るが
その頃は若かった、出町柳で賀茂川と高野川と合流し鴨川に変わる
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