奈良大和路の旅(6)<古寺・古社巡拝観> [奈良大和路]
奈良大和路の旅(6)
<古寺・古社巡拝>
この日は、奈良市内から桜井市、宇陀市、明日香村、橿原市、そして斑鳩町の
古寺・古社を、8時間かけて巡拝したが、急きょ又兵衛桜をコースにいれたため
予定していた、明日香村の岡寺、橘寺、斑鳩町の法起寺は行けずに終わったが
最後の参拝は、奈良市内に戻り白鳳伽藍の薬師寺です(記事は次回)
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<旅行2日目:4月2日>
<大神神社>
日本最古の神社と言われ、拝殿の背後にそびえる三輪山をご神体とし本殿はない
三輪山には、大物主大神、大己貴神、少彦名神が宿るとされている
神社の参道
樹木に覆われ神気を感じる参道を進み拝殿へ
拝殿に参拝
大神神社は大和国一之宮、桜井市三輪にあり大神(おおみわ)神社と言う
祈禱殿
三輪山
長谷寺に向かう車窓から撮影(標高は467m)
<石舞台古墳>
桜井市の長谷寺、宇陀市の又兵衛桜の後は明日香村へ、その通り道にある
石舞台古墳に立ち寄ったが、今回で3度目の古墳見学です
濠を通り石舞台へ
巨石を積み上げて造られた6世紀の古墳、近くに時の権力者曽我馬子の庭園が
有ったことから、馬子の墓との説が有望とされている
石室古墳
石室の露出は、馬子の横暴に反発した後世の人々が盛り土を取り除き
平らな庭園風になった、室内は以前に撮っているので撮影せず
<飛鳥寺>
推古4年(596年)、蘇我馬子の発願により造営した日本初の本格的寺院
創建時は、塔を中心に中金堂、西金堂、東金堂、講堂を有する大寺院であったが
鎌倉時代に伽藍の大半が焼失し、現在の本堂は江戸時代に再建された
本堂(右)
前回訪れたときは本堂は解放され、外から飛鳥大仏を拝観できた
飛鳥大仏
本堂に入り本尊の飛鳥大仏(銅造釈迦如来坐像)に参拝
創建時(飛鳥時代)に造られた日本最古の仏像、飛鳥大仏の名で親しまれている
飛鳥寺の全景
元西門跡付近から撮影、前回訪れた時は右側の土地を発掘調査していた
曽我入鹿の首塚
中大兄皇子(天智天皇)、藤原鎌足により暗殺(大化の改新・律令国家になる)
<おふさ観音>
おふさ観音は、時の権力者や特別な地位の人ではなく、市井の人たちで建立された
庶民の寺院、おふさと言う娘さんが池で観音様に出会い小さなお堂を建てたのが
始まりとされ、その後(明治時代)に、村人たちにより本堂を建立した
高野山真言宗・別格本山
今回の大和路旅行で「おふさ観音」を訪れた理由は、私の強い思い
苦労を重ね44歳の若さで他界した母親(ふさ子)と、同名の観音寺参拝が目的でした
堂内に上がり参拝
本尊は十一面観音菩薩、堂内には阿弥陀三尊像、千手観音菩薩も安置されていた
赤い提灯
バラの寺として知られ、夏は風鈴、春・冬は提灯が飾られる
バラの写真(境内で撮影)
<法輪寺>
法輪寺は斑鳩にある聖徳太子ゆかりの寺院、御子の山背大兄王が太子の
病気平癒を願って建立したと伝えられている、斑鳩には法隆寺
そして法起寺も有るが残り時間の都合により、仏像が多い法輪寺を選んだ
講堂の仏像を拝観
十一面観音立像、薬師如来坐像、虚空蔵菩薩立像、弥勒菩薩立像など多数の仏像を安置
薬師如来、虚空蔵菩薩は飛鳥時代の作、飛鳥大仏と同様に面長な仏像です
講堂は、昭和25年に耐火耐震構造に改装され鉄筋コンクリート構造でした
三重塔
斑鳩三塔(法隆寺五重塔、法起寺三重塔、法輪寺三重塔)の一つ
藤原京跡の菜の花
おふさ観音に向かう途中立ち寄ったが、桜は咲き始めでコラボは見れなかった
次回は、奈良大和路の旅(7)<長谷寺>を紹介します
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