箱根伊豆半島旅行(2)<柿田川・韮山反射炉> [伊豆の旅]
箱根伊豆半島旅行(2)
<柿田川・韮山反射炉>
今回は、三島スカイウオーク(前記事)に誘われて、ツアー旅行に参加したが
昨年7月に世界文化遺産に登録された、韮山反射炉を見るのも目的の一つ
添乗員さんの指示通りに行動すれば良いが、時間不足はツアー旅行の悩みです
私のブログテーマの一つは湧水巡り、「柿田川湧水」と共にこの記事を綴ります
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<旅行日:1月11日>
<柿田川湧水>
柿田川は、一日百万トの水量を誇る東洋一の湧水を水源にした、国内で最も短い
全長1,200mの一級河川です、このような流れを見ながら歩きたいが
自然環境保護のためか川沿いの遊歩道はない、この写真はネットから拝借した
第一展望台
国道1号線に隣接した場所から、富士山の伏流水が湧き出している
富士山には川はなく融雪や雨は浸透し長い年月を経て、わき間から湧き出す
わき間の湧水
観光客は湧水源を展望台から眺めるのみ、ボランティアの方が説明してくれる
泉の館でコーヒー
柿田川湧水
看板には『この水飲めます、湧水お持ち帰り希望の方は容器を用意して有ります』
「阿蘇の白川水源」でも同じことをしたのを思い出し、早速ボトルを購入
妻は・空のボトルに湧水を入れています
私は・湧水で淹れたコーヒー
私は猫舌、腕時計を何度も確かめながら急いでコーヒーを飲んだ
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<韮山反射炉>
幕末、ペリー艦隊の来航を受け海防体制の強化に乗り出した徳川幕府は
韮山代官の江川太郎左衛門英龍の進言を受け入れ、鉄製の大砲鋳造に着手
江戸湾内の台場(品川台場)に砲台を設置し諸外国の艦隊に備えた
国指定史跡・世界文化遺産
平成27年7月、明治日本の産業革命遺産として世界文化遺産に指定された
石炭などを燃料として発生させた熱を、炉内の天井で反射し集中させる事により
鉄を溶かすことが可能な、千数百度の高温を実現させていた
(左):鋳口 (右):焚口
耐火煉瓦は、伊豆河津で製造していたと言う
反射炉で造った大砲
世界遺産を守る取り組み
ツアー客への説明
ボランティアガイドさんに解説して貰ったが、滞在時間が不足でした
外国人に説明
ガイドの女性は英文のパンフレットで解説をしていた
橋の欄干
良く見ると、大砲の弾をモチーフにしている
伊豆大島
韮山から伊豆高原を通り宿泊地の熱川温泉へ、この日は伊豆大島が見えた
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次回は、箱根伊豆半島旅行<伊豆熱川温泉>を紹介します
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箱根伊豆半島旅行(1)<三島スカイウオーク> [伊豆の旅]
箱根伊豆半島旅行(1)
<三島スカイウォーク>
『新名所三島スカイウオークと伊豆半島最南端へ』 新聞の紙面で見つけたバスツアー
吊り橋が大好きな妻が見逃す筈はなく、昨年の12月初めに早々と予約したが
旅行当日と前後2日間の天気は、晴れ・晴れ・曇り時々晴、曇り時々雨・晴れ・晴れ
ツアー旅行は天気を選べない、富士山は雲に隠れ見ることが出来なかった
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<撮影日:1月11日>
<三島 大吊り橋>
朝、確認した三島市の天気予報は終日晴れでしたが、結果は大外れ
芦ノ湖から三島市に下る国道1号線の途中に有りアクセスが良い、料金千円
吊り橋の全景
箱根西麓の谷に架かる大吊り橋、支柱間のスパンは日本一長い400m
吊り橋を渡った先は展望台のみで観光用、歩く人の人数制限はないようです
駿河湾の方向
三島市・沼津市の市街地の奥に、駿河湾と伊豆の山並みが霞んで見える
いたずら写真
ロープの形を富士山がに見立てたいたずら写真、富士の裾野が見える!!
吊り橋と富士山(宣伝写真を拝借)
このアングルで撮りたかったが、天気が良くても撮影出来ない・宣伝用でした
橋の上で説明している係の人に、撮影した場所を聞いたが分からない
撮影した場所
私の推定では「矢印の場所」が宣伝用写真の撮影場所、偽りの写真とは言えないが
観光客が見れない場所を、パンフレットに用いるのは如何なものか?
ワイヤーロープ固定台?
専門的な用語は知らないが、支持している場所が展望スペースになっている
ロープ固定部の近接写真
橋の上から最深部
樹木を伐採した部分に沿い小川のような流れが見える、最深部は70.6mです
橋の中間で記念撮影
歩くとロープが軋む金属音が聞こえるが、手すりを持つほどの「揺れ」ではない
添乗員さんが、また来たい人はと聞くと、手を挙げた人は誰もいなかった
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記事の付録として、有名な吊り橋を二つ追加しました
<撮影日:2014年4月26日>
<谷瀬の吊り橋>
熊野三山から高野山に向かう途中で立ち寄った「谷瀬の吊り橋」
長さ、高さでは三島スカイウオークと九重夢大吊橋に日本一の座を譲ったが
十津川村の人たちの生活に密着した橋、私はこの橋が今も日本一だと思っている
渡った先で撮影
妻は吊り橋を恐れず、若ければハングライダーをしたいと言う、その遺伝子なのか
次男は、20mほどのバンディ―ジャンプを体験したが、物足りないそうだ
一度に渡る人の制限が有る
同じツアーの人たちで往復したのは半数ほど、約10m歩き引き返した人もいた
私の後ろ姿(妻が撮影)
村の人がバイクで通る事も有る、妻は渡り切った場所の売店で買い物です
橋から撮った十津川
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<撮影日:2004年5月25日>
<祖谷渓かずら橋>
平家の落人伝説が残る祖谷渓のかずら橋、谷瀬の吊り橋と共に渡りたかった橋です
長45m、高さ14mで小さいが、足場の下に谷底が見えスリルが有る
昔は唯一の交通手段、現在は重要有形民俗文化財に指定されている
渡る前に記念撮影
当時の写真を見ると、メタボではなかった
笑みを浮かべて・ピース
妻は余裕十分、同じツアーの中年男性は葛に掴まりながら恐る恐る渡っていた
九重 夢大吊橋
阿蘇・九重旅行のときに渡ったが、強固な橋で揺れはなく妻には物足りない
長さ390m、高さ173m、滝も見え眺めは良かったが、写真がない
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皆さんから、お見舞いコメントを頂き有り難うございました
お蔭さまで、風邪の症状は治まり少しづつ元気が戻ってきました
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秋の伊豆旅行(6)<雛のつるし飾り> [伊豆の旅]
秋の伊豆旅行(6)
<雛のつるし飾り>
稲取は「雛のつるし飾り」発祥の地、福岡県柳川、山形県酒田のつるし飾りと共に
日本三大つるし飾りの一つと言う、今回の旅行で細野高原に行くと決めた時点で
つるし飾りが見れる所を探すと、稲取文化公園のなかに「雛の館」があった
そこで帰りに乗車する踊り子号の時間を後にずらし、雛つるし飾りを見に行った
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<旅行日:10月17日>
<雛の館>
江戸時代の後期から、女の子の健やかな成長を願って始められた雛のつるし飾り
その種類は35種ほど伝承されている、入館者は私たちと同年代の夫妻のほかは
中高年と若い女性たちが10人ほど、まさにここは女の館ででした
ひな人形(15段)
入口を入ると正面に雛人形の段飾り、その多さに圧倒される
日本三大つるし飾り
傘福(酒田)
右の二つが傘福、その奥は稲取のつりし飾りです
さげもん(柳川)
手まり系の飾りが多いのが特徴のようです
雛のつるし飾り(稲取)説明文
稲取温泉の「雛のつるし飾り」は、母から娘や孫へ、無事に育ってほしい、という心からの願いを、ひとつひとつの人形に込めながら、一針一針ていねいに形どられた稲取固有の伝承文化です。 別名、桃飾りとも呼ばれる百十個の飾りには、それぞれ言い伝えがあります。 着物の端切れを利用して縫い合わせ、中に綿を詰めて綴じたもので、三角、桃、猿などが、元型でした。 時代を経るに従って母や祖母の思いやりから、種類も増えました。
稲取のつるし飾り
稲取元型の、三角、柿、猿、巾着など
ひな人形とつるし飾り
つるし飾りをアップで
這い子人形
数点展示されていたが可愛い!
金目鯛の・鯛の鯛
鯛の鯛を見たことは有るが金目鯛は初めて、これは金目鯛の骨です
<温泉・足湯>
雛の館と同じ文化公園の中に足湯、建物内と屋外の両方にある
見えにくいが奥の搭から湯気が立ち上っていた、足湯の源泉のようです
二人の足で失礼します
細野高原を歩いた疲れを、建物内の足湯で癒す
<稲取駅へ>
つるし雛の工房
文化公園から稲取駅まで約15分、その途中に工房が有った
妻は何か一つ作りたかったようだが、時間不足で立ち寄れなかった
駅前の路上(タイル)
(左):這い子人形 (右):うさぎ
伊豆稲取駅から、スーパービュー踊り子号を利用し帰宅する
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伊豆旅行記は終了です、ご覧いただき有り難うございました
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秋の伊豆旅行(5)<細野高原のススキ②> [伊豆の旅]
秋の伊豆旅行(5)
<細野高原のススキ・№2>
前の記事にも書いたが、細野高原のススキの原は箱根仙石原の7倍の広さがある
海に浮かぶ伊豆諸島や天城の山並みも眺められるが、その知名度は低い、昔は
茅葺屋根、牛馬の飼料、田畑の肥料にカヤ(ススキ)を採る萱場が有ったが今は減少
細野高原では毎年山焼きを行い、害虫の駆除、木々の侵入を防ぎ草原を保存している
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<旅行日:10月17日>
<草原を歩く>
見渡す限りススキの草原、黄金色に染まるには少し早いが、吹く風は心地よい
絶景ポイントまでシャトル便で上がった人の大半は、元の場所まで車で引き返すが
私たちは、相模湾に向かって3,5kmの先のゴールまでトレッキングをした
丘の上の吹き流し
下り始めて振り返ると、絶景ポイントの吹き流しが見えた
草原をカメラ散歩
ススキの尾根がふた筋、お気に入りの眺めでした
草原を飛ぶハングライダー
女性ライダー、着地点はイベント広場です
輝くススキの穂
散策路は舗装され歩きやすい
お弁当タイム
下田駅前のコンビニで買ったおにぎりで昼食をする
カメラ散歩を続ける
開いた穂が多い場所を通ると、迷わずカメラを向け撮影
曲がり角で逆光撮影、穂が輝き美しい
真っ直ぐ伸びたススキ
三筋山を振り返る
振り返ると三筋山は遠い、ゴールのイベント広場は間もなくです
ススキの遊歩道
横浜から来たと言う、同年代の夫妻と話しながら歩き続ける
散策ルート案内
イベント広場からの散策コースは三つ、私たちは三筋山からのコースを選択
イベント会場
眺めの良い広場(次の写真)、この日は金曜日でイベントを開催していない
冷たい飲み物を買い小休止、シャトルタクシーが左に見える
細野高原を展望
イベント広場から見た細野高原と三筋山、美しい景色を目に収めバス停へ
山頂から 3,5km、昼食タイムを含め約2時間、のんびりした散策でした
途中で撮った・花など
散策路の所々に咲いていたアザミ、花の時期は終わりに近い
枯れた花だと思い撮ったが、違うようです
赤い木の実、名は不詳ですが多く見かけた
4月下旬から5月上旬には、ワラビなど山菜採りの人たちで賑わうと言う
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次回は、秋の伊豆旅行<雛のつるし飾り>を紹介します
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秋の伊豆旅行(4)<細野高原ススキ①> [伊豆の旅]
秋の伊豆旅行(4)
<細野高原のススキ>
今回の伊豆旅行、その発端になったのは稲取細野高原の広大なススキの草原
箱根仙石原のススキを見に行く予定を変更し、下田市内の散策とセットで計画をした
伊豆は温暖な気候、10月中旬には見ごろと思い旅行日を決めたが約半月早い
とは言え秋のウオーキングは心地よい、細野高原の記事を2回に分けて公開します
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<旅行日:10月17日>
<伊豆稲取駅へ>
伊豆急下田駅
熱海行きリゾート号に乗車し伊豆稲取駅へ
スーパービュー踊り子号が隣のホームから発車、乗客が少ない
リゾート号の車内、海側の席に座る
窓の上には細野高原の写真、稲取に住む人の作品です
伊豆稲取駅
稲取駅前には「江戸城築城ふるさと広場」、東伊豆から切り出した巨石を展示
江戸城の石垣に使用された石の多くを産出したという
石曳き体験コーナー
細野高原専用の路線バス、発車時間を間違えやむを得ずタクシーを使用した
<細野高原>
細野高原を展望
三筋山の山頂まで続くススキの草原、帰り道での撮影です
イベント広場でシャトルタクシーに乗り換え、三筋下駐車場まで約10分
入山料は500円(タクシーを含む)、★印は絶景スポットです
シャトルバス駐車場
緑色が目立つのはススキの葉の色、金穂、銀穂の時期には少し早い
聞くと10月下旬から11月初めが見ごろと言う、伊豆のススキは遅い
山の稜線に風力発電機が10基並んでいたが、1基も回転していない
太陽光も夜間は発電しない、再生可能エネルギーは地熱発電が一番だと自認している
シャトルタクシー駐車場から三筋山の山頂へ(距離は約500m)
絶景ポイントにて
裾野に広がる細野高原、稲取の街並み、海上の伊豆諸島は残念ながら見えない
細野高原は、仙石原の7倍の広さ東京ドームの26倍という
絶景ポイントの吹き流し
愛犬と記念撮影する夫婦
このあと3人?一緒に撮ってあげたが、わんちゃんの目線はカメラに向いていた
若い女性二人も愛犬と一緒
前方には天城山の万三郎岳、万次郎岳、馬の背などが展望できる
天城山とススキ
三筋山頂上
標高821m、三筋山の山頂、河津方面などトレッキングコースがある
伊豆諸島がうっすらと見えるが、島の名は?
ススキの奥にとシルエット状で浮かぶ山並み、そして伊豆諸島?
ここも風力発電機の風車は回転していない
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次回は、秋の伊豆旅行(5)<ススキの草原を歩く>を紹介します
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秋の伊豆旅行(3)<なまこ壁&ホテル> [伊豆の旅]
秋の伊豆旅行(3)
<なまこ壁&ホテル>
ペリー艦隊の来港と条約締結の舞台になった下田、歴史の町の見どころを巡ったが
見逃せないのは「なまこ壁の家」、地図を頼りに訪ねたのは6~8枚目の写真です
下田市内を散策していると「なまこ壁」は多く、見たままをカメラに収めた
今回は結婚記念旅行、宿泊した下田東急ホテルの紹介とともに記事を進めます
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<なまこ壁の家>
了仙寺の参道を抜けペリーロードに出た場所のなまこ壁
平滑川に沿って前方に進むと、ペリー提督が上陸した下田港に行く
旧澤村邸
前回の記事でも紹介した旧澤村邸、母屋・倉庫すべての建物がなまこ壁です
天然温泉 昭和湯
さすがに下田の銭湯は天然温泉、午後2時だが暖簾をかけ営業していた
民家の塀
最近、修復をしたのか壁が美しい、横一列の瓦の継ぎ目にも白い漆喰が
民家の2階に特徴
屋根や2階との境目に並ぶ瓦にも、上の写真と同じ白い漆喰を重ねている
なまこ壁の家
なまこ壁に白壁が美しい家、ここは下田市内で知られた建物です
間口の広さを見ると、元は商家であったと思われる
横の道に回ると壁の補修工事をしていた
作業をしていた人に聞くと
板の上に瓦を並べ、瓦の継ぎ目に沿って漆喰を重ね繋ぎ止めるようだ
道の案内標識
なまこ壁に瓦を使用した下田らしい標識です
<下田東急ホテル>
翌日(10月17日)は 結婚記念日、 今回は記念旅行でした
私は30年以上続けているメンバーズ会員、割引など特典があるが
今回は下田東急ホテルが企画した、秋の割安なプランを選択した
部屋から見た太平洋
水平線のかなたに、新島、式根島、神津島が見えたが、写真では分かり難い
私たちが泊まったのは、中央の部屋 ⇑(カーテンを開けた二つ窓)
庭園でくつろぐ宿泊客
右側の窓から撮影、入り江の海の色が青く綺麗でしたが撮影せず
部屋の窓を額縁にして撮影
ホテルの下は大浦湾、左の島は赤根島です
ホテルの部屋
客室グレードアップ(ツインルーム ⇨ デラックスツイン)に
東急ホテルから送付された客室グレードアップ券を使い、ツインルーム料金で宿泊した
庭園から新島
新島を望遠で撮影する、天気が良ければ三宅島も見えると言う
下田東急ホテルは標高50mの丘の上、眺めはいいが海辺に下りるのは厳しい
ディナーはフレンチ
私たち二人や家族で会食をした時は、いつも和食にしているが
ホテルに泊まった時はフレンチコースを選ぶことが多い、先ずは・乾杯!!
(左)金目鯛と大根のキャラミレーゼ (右)仔牛のオランジェ
ほかの料理も撮ったがアップを省略します
翌朝の景色
島の向こうに朝日が昇ったが、またも寝坊をして撮影できず
このホテルは伊豆下田、露天風呂付きの温泉も有ります
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次回は、秋の伊豆旅行(5)<稲取細野高原のススキ>を紹介します
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秋の伊豆旅行(2)<下田まちなか散歩> [伊豆の旅]
秋の伊豆旅行(2)
<下田まちなか散歩>
この日に歩いた道は、下田駅から宝福寺を経て了仙寺に至るマイマイ通り
ペリーロード、ハンキングバスケット通り、そしてなまこ壁の家などを巡ったが
ウイークデーとは言え旅行シーズンの10月中旬、観光客の姿は驚くほど少ない
食事をしたカフェで聞くと、若間の働き場がなく過疎化も進んでいるという
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<旅行日:10月16日>
<ペリーロード>
ペリー提督が下田に上陸し、了仙寺まで行進した約700mの道
今では平滑川に沿って柳の並木が続き、そして石畳の小径には伊豆石造りの蔵
なまこ壁の古民家を利用したレトロな店などが並ぶ、風情のある通りです
骨董 風待
明治時代の遊郭だった建物を改装した骨董品店、店内でコーヒーも飲める
若い女性が互いに写真を撮りながら行く、出会ったのはこの二人のみ
なまこ壁の土佐屋
150年前の建物を使った、創作料理とカクテルの店
伊豆石造りの蔵と店
旧澤村邸
以前タクシードライバーに、元下田市長を務めた人の邸宅と聞いた覚えが有る
下田市に寄贈し、今は無料休憩所、ギャラリーになっている
下田港の眺め
前方の山は下田富士、右に寝姿山とロープウエイの山頂駅がある
胸像とモニュメント
ペリー艦隊の一行はこの地点に上陸し了仙寺へ向かった
中年夫婦が一組、その後に大学生グループが10人ほどやってきた
<ハンギング・バスケット通り>
レトロな店が2軒
冒頭で触れたカフェのオーナーは、新しく商売を始めるのは市外の人が多いと言う
オーナーも15年前に店を始めたが、何年過ぎてもよそ者扱いだと言っていた
住宅や店を飾る花
前回歩いたのは 2010年2月20日、さすがに温暖な下田は花の種類が多かったが
10月16日は花の端境期なのか、ほとんどの鉢はベゴニアでした
この住宅もベゴニアです
油画茶屋
店を囲むように並んだバスケット、前回は個人の住宅でしたが
自家焙煎珈琲の店に変身、地元の人かは不明だが飲みに入りたい店でした
4年前の2月(上の家)
2月ですが、壁の花の種類が多くまた彩りも美しい
ハンギングバスケットは、この家の女性が始めたのがきっかけだと聞いた
歩道の花
下田港の眺め
みなと橋の西詰から撮影、前方の奥がペリー提督の上陸地点です
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次回は、秋の伊豆旅行(3)<なまこ壁&ホテル>を紹介します
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秋の伊豆旅行(1)<下田 開国の寺巡り> [伊豆の旅]
秋の伊豆旅行(1)
<下田 開国の寺巡り>
仙石原のススキを見に行こうと計画をしているが、折よく伊豆稲取の三筋山に
広大なススキの高原があることを新聞で紹介していた、早速行先を変更したが
しかし伊豆稲取の日帰り旅行は難しい、そこで別の目的(後の記事)もあり
伊豆下田のホテルを天気予報を見て予約、旅の1日目は下田市内の散策です
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<旅行日:10月16日>
<伊豆急下田駅>
スーパービュー踊り子号
武蔵小杉駅から乗車した踊り子号、定刻の12時過ぎに下田駅に到着
開国のまち下田、4年半ぶりに市内をカメラ散歩した
車窓風景
熱川から稲取まで海岸線を走る伊豆急行、車窓から見た伊豆大島です
伊豆下田関所
伊豆下田に到着した乗客は関所(改札)を通り市内へ、4年前は無かった
黒船模型(下田駅前)
ペリー提督の旗艦「サスケハナ号」模型
汽走戦艦 2,450トン 全長 約100メートル 速力 10ノット 乗務員 300人
<八幡山 宝福寺>
竜馬が飛び、お吉が眠る幕末回天の寺
差別に立ち向かった幕末の風雲児・坂本龍馬。そして時代を同じくして開国の影にひっそりと咲き、差別のなかに一生を終えた唐人お吉。確かに龍馬とお吉の接点はない。しかしここ宝福寺で二人は光と影のように交差している。 <宝福寺のパンフレットより>
宝福寺本堂
嘉永7年(1854)日米和親交渉では、日本全権の本陣となり下田奉行所が置かれた
坂本龍馬像
容堂・海舟謁見の間
勝海舟が土佐藩主山内容堂に謁見し、脱藩浪士坂本龍馬の赦免を直談判した
山内容堂は土佐への帰路、勝海舟は龍馬などを伴って江戸に戻る途中で時化に会い
偶然にも下田で二人の会見が実現した、坂本龍馬は宿で吉報を待っていたと言う
床の間の掛軸は龍馬
唐人お吉の墓
幕末開国の時代に翻弄され、唐人とののしられるなど悲惨な一生を送ったお吉は
身をもちくずし52歳のときに川に身を投げた、憐れんだ宝福寺の住職が手厚く葬った
お吉の命日(3月27日)には供養祭が行われるが、毎年のように雨が降ると言う
お吉の芸妓姿
評判の美貌であった芸妓お吉は、17歳の時に侍妾としてアメリカ総領事の
タウンゼントハリスに奉公(19歳まで)、その時の姿と駕籠です
龍馬伝とお吉
NHK大河ドラマ「龍馬伝」(2010年放送)で立てた看板、龍馬は福山雅治
お吉19歳の写真、同年2月に下賀茂温泉の河津桜を見に行った時にも見ている
<法順山 了仙寺>
1854年に日米和親条約が締結され、了仙寺はペリー提督一行の応接所兼幕府の
交渉場所となり、和親条約の細かい取り決めである下田条約がここで結ばれた
山門前の碑
嘉永7年5月 西暦1854年「日米条約締結の地」と刻まれている
了仙寺本堂
境内の低木はアメリカジャスミン、約1,000本を植栽している
本堂の額
扁額に代わり「陸戦隊調練の図」を掲額
ペリー提督黒船陸戦隊調練の図
黒船従軍画家ハイネ筆、原画はアメリカ海軍兵学校所蔵、石版画は了仙寺が所蔵
江に描かれている鐘楼と庫裡は、安政の大津波で流され現存していない
アメリカジャスミン(ニオイバンマツリ)
了仙寺の別称は「ジャスミン寺」、開花に合わせ「香り花まつり」が行われる
10年ほど前に行ったとき、境内に漂う芳香に誘われ苗木を買い鉢植えにしている
了仙寺宝物館
黒船、ペリー提督に関する資料や、仏教のコレクションなどを展示
ペリー提督の肖像画も多数あるが、想像で描いたのかどの絵も大きく違う
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次回は、秋の伊豆旅行(2)<下田まちなか散歩>を紹介します
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南伊豆・春の旅4(開国の街と花)下田市内の花ロード [伊豆の旅]
南伊豆・春の旅(4)
<開国の街・・花ロード>
下賀茂から下田に戻ったのは午前11時少し前、まだ時間が有るから
なまこ壁の家を見ようと、欲張り夫婦(と言っても私の意見)は、また下田市内へ
しかし、歩き始めて見つけたのは『花で飾った通り』でした、先ずはこんな所です!!
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(撮影 2010.2.20)
街角を飾る花
<花ロード>
驚きました・・・これほど家の周りを花で飾った住宅を初めて見ました!!
良く見ると、水やりのホースが目立たないように引き回して有ります
左側からこの家を見ると、横の壁も花で埋め尽くされている
ここまで多くの花で飾られた家を見たのは初めて・・・言葉もでない状態です!!
住宅の左側も・・・このような状態でした
花の世話をしていた、年配の女性にお聞きしてみると
この通りの人たちが話し合って、このような花飾りを作るようになったそうです
この店は、桜草のプランターが並べて有った
わが家でも、毎年桜草を種から咲かせているが、下田の春は1週間以上早いようだ
玄関のドアーの前が・・・花に占領され通れない
お世話をしていた女性に聞くと、この扉は使用せず横から出入りするそうです!!
お正月のお飾りが終わっても、今度は家の前の花飾りに再利用しています
このような飾りは好きですね・・・黄色の傘も花飾り??
住宅の壁は、絶好の花壇です
隙間がないぐらい、花を植えたプランターが並んでいます!!
街路灯の柱も、花飾りの一役を担っている
どの家も花飾りに参加している・・・小さな稲荷社が奥に有った!!
中華料理店の前も、ご覧の通りです
良く見るとプランターも黒船になっている・・・下田市が提供するのだろうか!!
日本水仙が目だって綺麗でした・・・左は、野ボタンかな?
サクラソウを咲かせている家が多い・・・1月には咲き始めるので育てやすい!!
マーガレットは・・・恋占いの花
簡単のようで育てにくい花でもある・・・占いをする年でもない!!
<マイマイ通り>
海善寺の参道入口に有った店
ビオラとマーガレットが美しいので・・・遠慮なく撮影させて貰った!!
<ペリーロード>
大きなサボテン・・・花はいつ咲くのだろうか
下田は冬も温暖なのでしょう・・・このように大きく成長していた!!
プランターに咲かせた花々
ここでも、黒船のプランターが使われていた
黄色のオキザリス?
川の斜面や木の下で・・・自然に咲いているのを道端で見かけた!!
<下田の土産>
有名な、ひもの店「小木曽」・・・旅館の仲居さんに聞いて訪れた
親戚、知人とわが家の土産に買い求めて宅急便!!・・・評判通りの味でした!!
街角の花を観賞し土産を手配して下田駅へ戻ると、何と特急は10分前に発車
何ともお粗末だが、思いがけない花に出合えたので帳消しだと・・・自己満足!!
(ペリーロードの写真3点は、前日19日の撮影です)
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次回は、伊豆旅行の帰りに行った「曽我梅林」を梅を紹介します
南伊豆・春の旅3 (満開の桜・サクラ)下賀茂温泉・河津桜 [伊豆の旅]
南伊豆・春の旅(3)
<満開の桜・サクラ>
下賀茂温泉・河津桜 2
下賀茂温泉の青野川に沿って、約2kmほど続く桜並木
2日間とも快晴に恵まれ、ほぼ満開の桜を眺めながら散策を楽しんだ
訪れる観光客も少なく、河津町と比べると静かに今年最初の花見を満喫した!!
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(撮影 2010.2.19~20)
桜を楽しむ
旅館の近くの遊歩道から・・・青野川の上流を撮影
桜と菜の花①・・・土手下の道から撮影
桜と菜の花②・・・土手下の道から撮影
土手上の散策路①・・・サクラ並木が見事です
土手上の散策路②・・・桜並木と日本水仙を撮影
散策路から対岸の桜並木を撮影した・・・お気に入りの画像です
土手上の散策路から・・・桜と菜の花を撮影
土手上の散策路から・・・前の画像とは方向を変えて撮影
ズームアップをして撮影しました・・・青空に映えて美しいです
源泉の湯けむりと・・・みなみの桜
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ホテル 河内屋
露天風呂から上がる湯煙りでしょうか・・・2日目の朝の撮影です
部屋から見た桜・・・右はカーテンを少し閉めた画像です
旅館の源泉井戸 (左 : 建物の中庭 左 : 旅館の玄関脇)
左 : ライトアップした桜を部屋から撮影 右 : 夕食の料理の一部
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ライトアップ
夕暮れの桜を・・・九条橋の上から撮影
湯あがりの身体に浴衣と羽織・・・食事前に少し寒いなか急いで撮りました
翌朝、同じ場所で撮った画像です・・・見比べて下さい
「下賀茂温泉の桜 1」を、2月22日に公開しています・・・ご覧ください!!
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次回は、また下田に戻り市内で見た「花通り」を紹介します