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びわ湖 湖畔旅行記(8)<近江八幡 水郷舟巡り> [近畿地区]

びわこ湖 湖畔旅行記(8)

<近江八幡 水郷舟巡り>

今回の添乗員旅行、一番の目的は近江八幡の町並みと八幡堀、そして水郷巡りでした

この日の天気は期待通りの快晴、手こぎ舟で水郷を満喫し3日間の旅を終えたが

別れ際に、また連れて行ってねと姉二人に頼まれた、しかし姉妹も私も後期高齢者

年を重ねるたびに体力の衰えを感じている年代、果たして何年続けられのか

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<添乗員旅行:6月9日>

<水郷めぐり>

今回の琵琶湖畔旅行、その締めくくりは八幡堀から続く西の湖の水郷巡りです

手こぎ舟の船頭に身を預け、小鳥の声を聴きながら約1時間の舟散歩ですが          よしが茂る湖面を渡る風は肌に優しく、時間がゆっくり流れるているようです

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葦(よし)の間を抜けて

私たちは5名で貸し切り(定員6名)、姉妹と乗る貸し切り舟は初めてでした

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琵琶湖のよし(葦)

琵琶湖のよしは品質が良くスダレなどに使われている、背丈は4mほどに成長する

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小鳥の声

よしの茂みから小鳥がさえずる声、船頭さんはヨシキリの鳴き声だと               教えてくれたがその姿は見えない、鶯の声も聞こえてきた

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よしの大龍社

舟の安全を祈るため設けられたようです

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船内で「寿司弁当」

舟の安定のため、船頭さんの指示で足を投げ出し座る(立ち上がり移動は禁止)

この日の昼食は船の中と決めていたので、水生植物園から近江八幡に向かう途中        道の駅に立ち寄り「寿司弁当」を購入、姉妹は船内での昼食に大満足でした

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手漕ぎ舟3艘

すれ違うときにお互いに手を振って挨拶、船会社は違います

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皆さんは「すき焼き」

船内でのすき焼きは知っていたが、私たちは景色を眺めるのが目的のため弁当持参             近江八幡の料理屋から、松花堂弁当などを取り寄せることもできる

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橋の下ですれ違い

舟は櫓任せ・・ギッチラコ・ギッチラコ、こんな歌謡曲があったような?

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三つ目の橋

三ッ目の橋を通ると「西の湖」と呼ばれる、よし原に囲まれた広い湖に出る

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西の湖(1)

ここは、藤田まこと「剣客商売」のロケ地になった場所、船頭さんは                撮影に訪れた藤田まこと、そして若い女房役の小林綾子に何度も出会ったと言う


前方中央の山は安土城、信長が築城したころは城の下から琵琶湖が広がっていた

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西の湖(2)

風はなく鏡のように静かな湖面、水に映る景色にカメラを向けた                  西の湖は干拓によって残された湖、琵琶湖とは長命寺川でつながっている

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船頭さんもひと休み

働いていた会社を定年退職した後、再就職で船頭になったそうだ

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水郷めぐりに出発

同じ会社の「水郷めぐり舟」、この人たちは桟橋から出発したところです

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元の桟橋に戻る

約1時間の水郷めぐり、姉妹たちに喜んで貰え案内した甲斐があった

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<安土城へ>

ドライバーに聞くと、安土城まで約10分、安土城から近江八幡駅までも10分          元々計画には入れていなかったが余裕が有ったので、急きょ立ち寄ることにした

中央に見える小高い山に、安土城の天守跡などがある

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安土城の正面

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物々しい「関所」

安土城跡にはフリーで入れると思っていたが、関所ができて入城料が必要

元々高齢の姉妹を連れて天守跡まで登る予定はなく、大手道の石段を撮ることが目的      中央に小屋を設け(通常は左の端)、料金を払わないと石段も見えない仕掛けでした

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安土城 大手道

この石段の坂を撮りたいために訪れた安土城、大手道の入口には電線            断りを入れ中に入ったが、追いかけるように、早く出てと催促をする声

案内書兼売店でトイレを借りたいと頼むと200円、安土城には行くことはない

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この後は、JR近江八幡駅で大阪、西宮に帰る姉と別れ、私たちは米原から東京へ      

妻の4姉妹を案内した「びわ湖湖畔旅行記」は8回、この記事で終了です          長々と綴りましたが、ご覧いただき有難うございました

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びわ湖 湖畔旅行記(7)<近江八幡 八幡堀> [近畿地区]

びわ湖 湖畔旅行記(7)

<近江八幡 八幡堀>

今回の旅行で一番の目的は、近江商人の町と八幡堀の散策、そして水郷巡りです

八幡堀は時代劇のロケ地、中村吉右衛門「鬼平犯科帳」、藤田まこと「剣客商売」

藤沢周平「蝉しぐれ」などの撮影に使われているので、何となく親しみを感じる

刑事ドラマも撮影し、ドライバーはエキストラで出た事があると言っていた

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<添乗員旅行:6月9日>

<八幡堀散策>

八幡堀は、豊臣秀次が八幡山に城を築き城下町を開いたことに始まる

秀次は、八幡堀と琵琶湖をつなぎ、湖上を往来する船を城下内に寄港させることで       人・物・情報を集め、楽市楽座を行い、大いに活気づけたと言う               右の石段は新町浜、荷物の挙げ下ろしをした場所ですが、写真の撮り方が悪い

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堀沿いの道

戦後、高度成長期の八幡堀は、生活排水が流れ込みゴミの投棄などにより荒廃          ヘドロが大量に堆積し、蚊や蠅の発生源となり埋め立て計画が進んでいた

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美観の回復

青年会議所が中心になり自主的に清掃を開始し、やがて市民や地元企業も加わり        行政も腰を上げ、埋め立て計画を白紙に戻し、八幡堀の美観がよみがえった

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堀沿いの花菖蒲

堀の道には杜若、そして花菖蒲が植えられ彩を添えている

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色違いの花菖蒲・3点

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明治橋西詰

歩いてきた八幡堀を振り返る、奥に新町浜が見える

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白雲橋西詰

観光客を乗せた八幡堀めぐりの船が相次いで白雲橋の下を通り過ぎる               私たちは乗船するのは水郷めぐり(次回)、ここからタクシーで約10分です

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白雲橋東詰

堀の両側は石畳の道、時代劇の撮影はこの道で行っている                   二人の姉は橋の近くで一休み、私たち夫婦と妹は堀端の小道を少し散歩をした

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八幡堀巡りの発着所

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堀に架かる小橋

よく見ると、堀に浮かべた2艘の舟を支柱にして橋を渡しています

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小橋の上から八幡堀

石畳の道に石組みの家、そして堀の水、ゆっくりした時間が流れているようです

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川辺の花菖蒲

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時代劇の撮影場所でしょう

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八幡堀から白雲橋

時々、乗用車などが通り抜けるので通過を待って撮影をした

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白雲橋で記念撮影

左から、78歳・84歳・82歳・74歳・80歳 平均79.6歳です

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次回は、びわ湖 湖畔旅行記(8)<近江八幡水 郷舟巡り>を紹介します

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びわ湖 湖畔旅行記(6)<近江八幡 町並み散歩> [近畿地区]

びわ湖 湖畔旅行記(6)

<近江八幡 町並み散歩>

近江八幡は、近江商人(八幡地域)の商業活動で栄えた町、その理念である

三方よし「買い手よし・売り手よし・世間よし」は、現在に通じる商売の鉄則です

近江商人の流れを汲む、主な企業は、高島屋・大丸・西武・伊藤忠・丸紅・東レ

日清紡・東洋紡・日本生命・ワコール・西川産業・武田薬品、まだまだ有る

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<添乗員旅行:6月9日>

<近江八幡 新町通り>

江戸・明治期の建物が残る新町通り、他にも永原町通りや商家もあるが           高齢の姉妹たちを連れて歩くには限界が有る、そのため新町通りだけを選択した

この一帯は八幡堀を含めて、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている

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街角の石柱

左:「京街道」  右:「まちなみ(新町通り)」

近江商人とは、高島商人・八幡商人・日野商人・湖東商人など近江全域の総称です

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新町通りを歩く

前方の山は豊臣秀次の居城があった八幡山、歴史を感じる風情のある通りです                姉妹たちは、店先で立ち止まり何かを物色

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姉妹たちが立ち止まった店(上の写真)

妻と妹は、安いからと大豆など豆ものを購入、東京でも買えるのに?

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うだつが上がる家

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旧西川家住宅

西川利右エ門邸、屋号を十文字屋と称し、蚊帳、畳表を商い、江戸、大阪、京都にも出店       現在は市立資料館の一部として開館されている

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おねがい地蔵(受嘱救世尊)

姉妹たちは神妙にお参り、町内の人たちが管理をしているようです

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通りを歩く4姉妹

姉妹たちも買い物が好きですが、この店(下の写真)は横目で見て素通りです

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麩の岩井

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旧伴家住宅

伴伝右衛門邸、大地震にも耐える強固な建物として建造され、明治維新後、伴家の没落後は      小学校・女学校・役場・図書館として使用され、現在は資料館の一部になっている

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郷土資料館

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白 雲 館

明治10年に八幡小学校として建築された白雲館、近江商人が子どもの教育充実を図るため    その費用の殆んどを寄付で賄われた、現在は観光案内所として運営されている

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でっち羊羹「和た与」

丁稚奉公をしている少年たちが、正月休みで実家に帰るときに土産に買ったことから      でっち羊羹の名が付いた、文久3年(1863年)江戸末期の創業の老舗です

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ういろ餅・でっち羊羹

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お土産に購入

20年ほど前、別の店で購入した丁稚羊羹の印象は悪かったが、この店は中々美味しい         皆さんは味見をし、お気に召したので土産に購入していた

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八幡堀の家並み

新町通りの後は八幡堀の遊歩道を散策、その記事は次回に続きます

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次回は、びわ湖 湖畔旅行記(7)<近江八幡 八幡堀>を紹介します

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びわ湖 湖畔旅行記(5)<水生植物公園> [近畿地区]

びわ湖 湖畔旅行記(5

<水生植物公園>

琵琶湖は滋賀県の1/6の面積を占める大きな湖、浮御堂、近江八幡など

湖水に関わる観光地に姉妹を案内したが、どこか花を観賞できる公園がないかと

旅行前にネットで調べ見つけたのは、草津市立水生植物公園でした

高齢の姉たちと散策するにはコンパクトな広さ、天気も良く花巡りを楽しんだ

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<添乗員旅行:6月9日>

<初夏の花さんぽ>

正面ゲート

水生植物公園のパンフレットには「「水辺に咲く四季の花々」、続いて            「びわ湖のほとり、水と花の癒しの庭園へ」、まさにタイトルに相応しい公園でした

園内のどこを歩いても手入れが行き届き、皆さんを案内した甲斐があった

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コミュニティ広場

広場の中央に噴水、その周囲には花壇やハンギングバスケットがあり美しい

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植物園の小道

気温が上がると木陰が恋しくなる季節です

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新緑と花壇

正面の樹木は花ではなく樹の葉(名はセンダン・フラッシュ・ダンサー)

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花影の池(1)

水生植物とフラワーバスケットを組み合わせたウオーターガーデン               「花と水面に映った影」を楽しむ池と記載(公園のパンフレットより)

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花影の池(2)

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睡蓮(スイレン)

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湿生花園の花菖蒲(ハナショウブ)

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花の名?(表記がなく不明)

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ルピナス(和名:昇り藤)

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ネムノキ(合歓木)

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ネムノキ(サマーチョコレート)

一般的なネムノキ(上の写真)とは葉の色が明らかに違いチョコレート色です

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チュウキンレン

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キンシバイ

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イワガラミ

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ロータス館と風力発電

ロータス館は水生植物のテーマ施設、風が頼りの風力発電は静止です

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植物園から琵琶湖

この辺りはハス(蓮)の大群生地、7月から8月には湖面に花が咲いていたが              どうしたことか、姿を消し全滅状態、回復の試みをしているようです

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植物園の外周道路

新緑が美しいので急いで撮影、樹木の名は??

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次回は、びわ湖 湖畔旅行記(6)<近江八幡 町並散歩>を紹介します

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びわ湖 湖畔旅行記(4)<浮御堂~近江八幡> [近畿地区]

びわこ湖 湖畔旅行記(4)

<浮御堂~近江八幡>

添乗員旅行3日目は朝から快晴、あらかじめ予想をしていたので1日目と3日目の

スケジュールを入れ替えたのが幸いした、この日の予定は浮御堂、水生植物園

そして近江八幡の散策と水郷の舟巡りですが、いずれも晴れた空が一番の贈り物

先ずは琵琶湖の観光名所、近江八景の一つ「浮御堂」から記事を綴ります

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<添乗員旅行:6月9日>

<雄琴温泉 雄山荘>

前日は早い時間にチェックインし、大浴場に入ってゆっくりした時間を過ごしたが          予約した部屋は露天風呂付、姉妹たちは就眠前に「月見の温泉」で大満足

翌日も早朝入浴、タクシードライバーの迎えを受け上々の気分で朝9時に出発した

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 <近江八景 浮御堂>

寺号:海門山満月寺  宗派:臨済宗大徳寺派  本尊:聖観世音菩薩

比叡山の僧「恵心(源信僧都)」が、湖上を通る船の安全と集生済度を祈願し           自ら1千体の阿弥陀仏を刻み「千体仏堂」を建立したことが始まりと言う

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湖に浮かぶ浮御堂

蓮如上人、一休和尚、松尾芭蕉、小林一茶、歌川広重、葛飾北斎なども訪れている          受付で聞くと、寺号の通り浮御堂に上る満月は素晴らしいと言う

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千体仏堂

扁額の銘は「浮御堂」、仏像は阿弥陀如来です

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前立仏と厨子

厨子の中に本尊が安置されていると思われる

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浮御堂から満月寺の境内・2点

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遠くに琵琶湖大橋

浮御堂の後は琵琶湖大橋を渡り東岸へ、次の水生植物園に向かう

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近江富士(三上山)

三上山は、俵藤太が退治した「大ムカデ伝説」で知られている

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門前の佃煮店

佃煮を煮る醤油の匂いに誘われ、「エビと小鮎の佃煮」を購入したが旨い

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<湖岸ドライブ>

メロディーロード

道路に刻んだ溝と乗用車のタイヤによる摩擦により、音だ出る仕組みのメロディーロード         ここでは「琵琶湖周航の歌」が流れてきた、道路に溝(横線)が確認できます

榛名湖では「静かな湖畔」でした、ドライバーに聞くと速度60kmが良いらしい

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水生植物園

妻の盗み撮り写真です、植物園の花々は次回に紹介します

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比良山系

若いころ比良山系を縦走した事があるが、その時に見た石楠花の花を思い出す

 田植えが終わった水田と比良山系、車窓からの撮影です

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休耕田では小麦を栽培

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<日牟礼八幡宮>

近江八幡市の名の由来になった日牟礼八幡宮、参拝したのは近江八幡の家並み           八幡堀を散策した後ですが、記事を綴る都合で水生植物園の前に紹介します

近江八幡市は豊臣英次が築いた城下町、近世は近江商人の発祥の地として発展した

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楼 門

日牟礼八幡宮の境内地も「近江八幡市八幡伝統的構造物群保存地区」の名称で            国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されている

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楼門から境内

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拝 殿

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本 殿

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次回は、びわ湖 湖畔旅行記(5)<水生植物公園>を紹介します

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びわ湖 湖畔旅行記(3)<山王総本宮 日吉大社> [近畿地区]

びわ湖 湖畔旅行記(3)

<山王総本宮 日吉大社>

比叡山延暦寺の横川から西塔、東塔を歩きケーブルカーで山麓の坂本へ下山したのは

今から4年半前、その帰りに日吉大社を参拝したが、歳月が過ぎるのは早い

今回は、妻の4姉妹を案内する琵琶湖湖畔巡りの旅、2日目の宿・雄琴温泉に

向かう前に日吉大社に案内したが、木曜日とはいえ参拝者の少なさに驚いた

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<添乗員旅行:6月8日>

<日吉大社 西本宮>

日吉大社は、全国に3800余りある、日吉神社、日枝神社、山王神社の総本宮

比叡山及び境内の八王子山をご神体とする神社で、伝教大師最澄が延暦寺を建立してから        延暦寺の守護神として栄え、大きな影響力を持っている

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日吉大社参道

左の建物は早尾神社、その先に日吉大社の西受付がある

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走井橋の巨木

大宮川に架かる石橋、その上に横たわる巨木に興味が有り走井橋へ

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枝を支える石橋

枝ぶりを見ると黒松と思ったが近づくと違う、聞くと杉の木でした

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山王鳥居

笠木の上に破風を乗せた独特の形、神仏習合の信仰を表す合掌鳥居と呼ばれている       東京赤坂の山王日枝神社など末社は、この鳥居が多い

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西本宮楼門

楼門の4隅に屋根を支える「棟持ち猿」(次の写真)が見える                  猿は神の使い「魔が去る・何よりも勝る」として、縁起が良いものとされている

建造は、天正14年(1586年)、国の重要文化財に指定されている

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棟持ち猿

五重塔の4隅にも隅鬼(邪鬼)が配されているが、猿神の顔は優しい

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楼門の額にも猿

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楼門から西本殿

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西本宮本殿

天正14年(1586年)の建造で「日吉造り」と呼ばれる独特の形をしている             日吉造りとは、屋根の庇が前面と両側面の三面だけで背面には庇がない

大己貴神を祭神とし、本殿は国宝に指定されている

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石造りの手水舎

穴太衆の町、坂本らしい石造りです

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<日吉大社 東本宮>

東本宮参道

猿の霊石を右に見て東本宮へ、正面は楼門です

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猿の霊石

横から見ると出張った個所が猿の顔になっていたが、撮った角度が悪い

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東本宮楼門

西本宮の楼門と同じ造りですが全体は少し小さい、棟持ち猿は見当たらない         建造は天正14年(1586年)、国の重要文化財に指定されている

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正面は本宮、左は樹下群の本殿

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東本宮本殿

西本宮と同じで背後に庇がない日吉造り、天正14年(1596年)の建造で国宝です         4年半前は屋根の吹き替え工事中、見違えるようになった、祭神は大山咋大神

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本殿の狛犬

通常の狛犬は本殿前の屋外に置かれているが、本殿の外陣に置いたのは初めてです

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境内社・宇佐宮

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次回は、びわ湖 湖畔旅行記(4)<浮御堂~近江八幡>を紹介します

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びわ湖 湖畔旅行記(2)<琵琶湖疎水~比叡山山麓> [近畿地区]

びわ湖 湖畔旅行記(2)

<琵琶湖疎水~比叡山山麓>

今回の添乗員旅行、初日は雨に降られて紹介する記事がなく、2日目は曇り空

琵琶湖畔のホテルに宿泊し、最初の観光地は一山越えて京都市山科の勧修寺へ

そして、とんぼ返りをして大津市に戻り、比叡山山麓の日吉大社から雄琴温泉へ

その途中に立ち寄ったのは、琵琶湖疎水、三井寺、石垣の町・坂本でした

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<添乗員旅行:6月8日>

<琵琶湖疎水>

東京遷都により衰退した京都市の復興を図るため、明治新政府が実施した一大土木工事     明治維新後間もない時期に工事を実施したが、当時の技術力の高さを立証した

同行の姉たちには関心がなく、タクシーを待たせて一人行動でした

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第1トンネル

大津市の三保ケ崎で取水(1日約160万㎥)し、京都の蹴上まで流れる人口の水路         その第1関門は、山科まで全長2,436メートルのこのトンネルでした

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トンネルのゲート

取水量を調整するのか、トンネルの入口にはゲートが設けられている                琵琶湖疎水の周囲は大津市の桜の名所、水路は三井寺の下を通り山科に流れます

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<三井寺(園城寺)>

天台寺門宗の総本山

境内に天地・天武・持統の三天皇の御産湯に用いられたとされる霊泉(井戸)があることから「御井(みい)の寺」と称され、後に「三井寺」と通称されるようになった

石山寺にも行きたかったが、高齢の姉たちに配慮し三井寺に入らず仁王門で引き返した

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仁王門から本堂

奈良、京都に都が有ったのを承知していても、大津京を知る人は少ない

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<穴太衆の石組み>

穴太衆(あのうしゅう)は、熊本城・姫路城・名古屋城など現存する城の80%を築城した          石垣施工の技術集団、比叡山山麓の坂本は穴太衆の地元です

延暦寺の里坊など石垣の建造物が多く、国の重要伝統的建造物群保存地区になっている

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石垣の町・坂本

坂本には、延暦寺の高齢の僧侶が住まう里坊が約90ヶ寺もあったと聞く          高い石垣と白壁と囲まれた滋賀院門跡にも行きたかったが、宿入りを急ぎ省略した

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石垣の道

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旧里坊跡・芙蓉園

この日の昼食は、芙蓉園の庭に面した部屋で「ざるそば」を頂いた

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庭の石斛(セッコク)

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<旧竹林院>

旧竹林院は元里坊の一つ、境内は3,300平方メートルの面積があり里坊の中で最大の広さ        回遊式庭園は国の指定名勝庭園に指定され、一般に公開されている

日吉大社(次回)の大鳥居前、道路を挟み西側には芙蓉園があるので立地条件が良い

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日吉山王祭神輿 

形が小さいように思われるのでレプリカでしょうか?

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書院から見た庭園

園内には大宮川の清流を取り入れ、回遊路の上から書院前に流れてくる              この日は植木職人が入り作業中、そのため毛氈を敷いた床几と赤い唐傘が無い

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4年半前に撮った庭園(撮影日:2012.11.08)

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姉の後ろ姿

私たち夫婦と妹は庭園を散策、姉二人は書院で休憩、椅子が有り高齢者に優しい

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苔むした庭園

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金属の灯篭(江戸時代作)

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庭園の道にモミジ

どこから落ちて来たのかモミジの木が見当たらない、旧竹林院の趣向でしょうか

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次回は、びわ湖 湖畔旅行記(3)<山王総本宮 日吉大社>を紹介します

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びわ湖 湖畔旅行記(1)<山科 勧修寺> [近畿地区]

びわ湖 湖畔旅行記(1)

<山科 勧修寺>

妻の4姉妹を案内する添乗員旅行、今回は琵琶湖の湖南地区が中心でしたが

初日(6月7日)に予定した、近江八幡の散策と水郷の舟巡りは雨のため延期し

京都駅で待ち合わせ「東寺の仏像拝観」に変更したが、撮った写真はボツ

止むを得ず、旅行2日目の勧修寺から、添乗員旅行記をスタートします

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<添乗員旅行:6月8日>

<勧修寺庭園>

勧修寺は、醍醐天皇が若くして死去した生母藤原胤子を追善するために建立した寺院    皇室と藤原氏にゆかりが深く、門跡寺院の格式が有る

山号:亀甲山勧修寺   宗派:真言宗山階派大本山   本尊:千手観世音菩薩

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勧修寺氷室池

初日の宿泊は琵琶湖の瀬田川に面したロイヤルホテル、予約をしていたワゴンタクシーで    向かった先は京都の山科、皆さんは何処へ行くのかと思ったようだが勧修寺に着き納得

氷室池の畔で咲く、見ごろを迎えた花菖蒲の美しさに感嘆していた

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氷室池の由来

平安時代、毎年1月2日にこの池に張った氷を宮中に献上し、その氷の厚さによって        その年の五穀豊穣を、占ったと言われている

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睡蓮は咲きはじめ

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氷室池の小島

小島を取り囲んでいるのは半夏生(ハンゲショウ)、白くなり始めた状態です

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花菖蒲の羅列です

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睡蓮(スイレン)

氷室池を代表する花は睡蓮、京都山科の名所ですが咲き始めでした

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カメラマン

勧修寺に着いたときは3名でしたが、約20分後には10名以上に増えていた

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カメラマンの目的

皆さんの目的は、錦鯉とハスの花のコラボレーションです

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このような看板が!

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境内の観音堂

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勧修寺本堂

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見頃を迎えた紫陽花

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勧修寺参道

参道の両側には、白壁の築地塀が続き門跡寺院の格式を表している

桜の醍醐寺、小野小町ゆかりの隋心院に近いが、勧修寺を訪れる人は少ない

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次の写真と比べてください

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桜の参道

上の写真と一変し、築地塀の紅枝垂れ桜と境内の染井吉野が実に美しい

私が推奨する京都の桜、隠れたポイントの一つです

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観音堂と桜

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次回は、びわ湖 湖畔旅行記(2)<琵琶湖疎水~比叡山山麓>を紹介します

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琵琶湖 湖北路の旅(8)<観音の里 高月> [近畿地区]

琵琶湖 湖北路の旅(終章)

<観音の里 高月>

長浜市高月の周辺には、観音菩薩を守る堂が50ヵ所ほど有ると言う

ここ奥琵琶湖は、姉川・賤ヶ岳・関ヶ原など歴史に残る合戦が行われた地域です

兵火を避け或いは燃え盛る炎の中から、村民たちが守り抜いた観音菩薩を

地域の人たちが無住の堂に大切に維持保存し、観音の里と呼ばれている

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記事が長くなりましたが、どうぞご覧ください

<旅行日:5月10日>

観音めぐり

今回の「琵琶湖湖北路の旅」で、最も行きたかったのは観音の里高月でした

旅行最終日、ワゴンタクシーを4時間の予定で契約し観音巡りをした

無住の観音堂は地域の人たちが交代で管理、予め拝観を電話で依頼する

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上の資料は、長浜市観光振興課の「長浜ガイド誌」をコピーさせて頂いた

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西野薬師観音堂

<薬師如来立像・十一面観音立像>

延暦年間(782~)、西野地区に天台宗泉明寺があり、伝教大師最澄が

薬師如来、十一面観音を納めたと伝わっている、その後度々の戦乱で荒廃

1504年の兵火で堂宇は焼失したが、仏像は村人が助け出し今日まで守っている

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<西野薬師観音堂は「無住の堂」・・電話で拝観を依頼>

堂守当番の方が堂の扉を開け待っておられ、私たちを厨子の正面に案内

仏像を安置した厨子の幕を開けると、十一面観音と薬師如来が目前に現れる

厳かな雰囲気のなか20分ほど説明して頂いた、6名の方が交代で当番をする

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<十一面観音菩薩立像(左) 薬師如来立像(右) 重要文化財>

 十一面観音は、右足を浮かし気味にして衆生教化の姿をし飾り物が少ない

薬師如来は薬壷を持たない珍しい姿である、頭頂分は焼けた後が残っている

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西野薬師堂で購入した「桑の木の箸」

十一面観音と薬師如来の名が刻まれている、早速使用しているが軽くて良い

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仏像の写真は購入した絵葉書のコピーです

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赤 後 寺

<千手観音立像・聖観音立像>

日吉神社の境内寺、本尊は千手観音立像と聖観音立像  重要文化財

2躯の仏像を安置した重厚な厨子は、彦根築城の総奉行木俣土佐守が寄贈した

日光陽明門の造営に関わった宮大工は、この厨子を参考にしたという

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<赤後寺も「無住の堂」・・電話で拝観依頼する>

災い転じて利となすという、転利(コロリ)観音と呼ばれ、三回参詣すれば

天寿を全うしコロリと極楽往生でき、安産、眼病にもご利益があるという

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<千手観音立像 重要文化財>

千手観音像(写真下)は腕先を失っている、姉川・賤ヶ岳の戦火を避けるため

村民が赤川に埋めて隠したが、氾濫のときに千手観音の腕は流され

そして顔はただれ、痛ましい姿をされていた (赤い丸と矢印)

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冷水寺も、拝観依頼(中央の坐像↑↑)をしたが当番の方の都合が悪く断念した

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渡岸寺観音堂(向源寺)

<国宝・十一面観音立像>

 天平8年(736)、都に流行した疱瘡を聖武天皇が泰澄に除災祈祷を命じた

泰澄は十一面観音を彫り、光眼寺を建立し息災延命の祈祷を行い憂いを絶った

後の延暦9年(790)、伝教大師最澄は勅を奉じて七堂伽藍を建立したという

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元亀元年(1570)、浅井・織田の姉川合戦のとき、堂宇はことごとく焼失したが

時の住職巧円と近隣の住民は、観音菩薩を土中に埋蔵して難を逃れたと言う

巧円は浄土真宗に改宗し向源寺を建立した、今は奥の白い慈雲閣に収蔵

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<最高傑作と評される・・「国宝十一面観音立像」>

日本全国に七体ある国宝十一面観音の中で最も美しいとされ、日本彫刻史上の

最高傑作といわれている、祈りの仏に相応しい慈愛に満ちた姿の観音様である

<男女どちらに見えるかと説明者に聞かれたが、私は女性の優しさを想像した>

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説明を受けたあと・・光背のない観音像を一周し拝観

檜材の一木彫(像高194cm)、右足の踵を少し上げ身体を左にひねっている

(この写真は、購入した写真と絵葉書のコピーです)

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 境内に「御尊像埋伏地の碑」が立っていた

住職巧円と住民たちが命がけで十一面観音など仏像を生めた場所という

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高月町国宝維持保存協賛会の理事が毎日交替で維持管理に当たっている

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最高傑作の十一面観音が、奈良・京都などの大寺院ではなく

奥琵琶湖の観音堂にあり、今も地元の人たちが守っている事は驚きである

<七体の内訳は、奈良3体・京都2体・大阪1体・滋賀(当寺)1体>

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石 道 寺

<十一面観音立像>

己高山麓にある真言宗豊山派の寺、元は三谷川沿いの山間にあり

平安から鎌倉時代にかけて己高山七大寺の一つとして栄えたが、そのご荒廃

明治29年に無住の寺となり、大正3年に本堂を現在地に移築した

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石道寺も「無住の堂」・・詰所がある 

紅葉の名所で知られる鶏足寺に近く、境内はモミジの新緑に覆われ美しい

右手の詰所には堂守の方が待機、観音堂に案内され説明を受けたが

山里のため後を継ぐ人を心配されていた、境内庭園の管理も担当すると謂う

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<十一面観音立像  重要文化財>

唇には紅をひとすじ残し、極彩色の仏像であったことが窺える

流れるような衣を身にまとい、首を少し傾け穏やかで優しい姿をしている

(脇侍に、四天王の持国天・多聞天立像を安置、共に重要文化財)

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井上靖の「星と祭」にも出てくると子授けの観音様として知られていると言う

(この写真は、ネットから拝借しました)

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鶏足寺・己高閣

<十一面観音立像>

己高山鶏足寺は、行基菩薩によって創建され、室町期には僧坊120宇を越え

湖北仏教の中核として隆盛を極めたが、地理的な悪条件から次第に衰退

現在では、礎石、石垣、参道などに往時の姿を留めるのみという

(山麓の与志濾神社地内に文化財収蔵庫「己高閣」を設け往時の仏像を保存)

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<十一面観音立像  重要文化財>

伝教大師最澄が、薄雪の跡に残る鳥の足跡を辿って行った先の池に

観音の御首を見つけたという伝説の観音像、異国的な風貌をしている

分かり難いが下の資料(青い丸)です、 詰所の方が案内してくれる

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己高閣収蔵庫の奥に、戸岩寺の仏像を収蔵した世代閣が有るが

ここでも、薬師如来立像、十二神将(三躯)など多くの仏像が収蔵されていた

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お ま け 

もう一度・・・渡源寺観音堂の十一面観音菩薩像

頭頂分に乗る小面は、前面(慈悲相)、左三面(瞋怒相)、右三面(狗牙上出相)

後一面(暴悪大笑相)、頂上(如来相)、十一面観音像の前後左右から拝観

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妻の姉妹たちから、観音の里の案内を喜ばれ

添乗員として面目を施すと共に、今回の旅を無事に締めくくる事ができた

観音の里、奥琵琶湖の紅葉(鶏足寺)とあわせて、もう一度行きたい所である

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この記事を作るに当たり、長浜ガイド誌、写真などをコピーさせて頂いた 

琵琶湖湖北の旅、終章までご覧頂き有難うございました

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琵琶湖 湖北路の旅(7)<北国街道木之本宿②> [近畿地区]

琵琶湖 湖北路の旅(7)

<北国街道 木之本宿(2)>

数年前、何かの資料を見て訪ねてみたかったのは北国街道の木之本宿

添乗員の役目から一時解放され、宿場町の一人歩きを楽しんだが

江戸・明治を偲ぶ庄屋や商家は有るものの、旅籠らしい建物が分からず

限られた時間での急ぎ散策、略満足であるが目的を果たす事はできた

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<旅行日:5月9日>

木之本宿散策

<木之本宿北側>

木之本宿は地蔵院を中心に南北約1kmの北国街道沿いの宿場町

江戸の風情を留める木之本宿を北から南へ散策した

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北国街道の石柱が立つ

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<山路酒造(左)>

今も、清酒、桑酒を醸造する、創業480年の老舗酒造店

清酒を土産に買いたかったが散策の途中で諦めた

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<木之本 牛馬市跡>

室町時代から昭和初期まで、毎年2回牛馬のセリがここで開かれた

山内一豊が、妻の蓄えた金子で名馬を買い求めた逸話は、この牛馬市である

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<元庄屋 上坂邸>

白塀土蔵風の2階には、うだつが設けられ庄屋の威厳を保っている

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<木之本宿 中央付近>

木之本地蔵院の門前から、木之本宿の北側を撮影

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<本陣薬局>

旧本陣で、当主は日本で第1号の薬剤師という

古い看板の中には、ばい毒などの薬のほかに浅田飴もある

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<きのもと交遊館>

宿場町に建つ洋風の建造物「旧滋賀銀行」(前回の記事でも紹介)

木之本宿が清酒、醤油の醸造などの産業や商業で栄えたことが伺える

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<木之本宿の家並み>

道路中央の帯状の箇所は、小川を埋めた跡と思われる

小川に沿いの並木も伐採、交通量が増え街道の風情を失っている

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<杉玉(酒林)>

酒屋の軒先に出された杉玉、新酒が出来ると新しい緑の杉玉に取り替える

昔は、運搬時の防腐剤として酒樽に入れたとも伝えられている

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<か め や>

店先には「てづくりのみせ」の暖簾、元は煙草屋であったようだ

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<醤油店 白木屋

道の両側に醤油づくりの店が三軒(岩根醤油点、ダイコウ醤油店)

木之本宿は、田上山の良質な地下水で、酒・醤油づくりが盛んになったという

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<岩根醤油店>

この店では、醤油を宅急便で積み出していた

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<北国街道と北国脇往還の分岐点>

木之本宿から名古屋・江戸方面へ向かう旅人が、中仙道の鳥居本宿を経ず

関が原、大垣へ向かう近道の「脇往還」、右は伊勢道「北国街道」

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この看板の背後(格子戸)には、各政党の選挙ポスターが貼ってある

ポスターを避け撮影したが、これは願い下げにして貰いたい

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<脇往還との交差点>

車の往来が多い北国街道の木之本宿、少し寂れた感じが拭えない

中央に小川を再現させ柳などを植樹、風情のある町づくりが再生の道と思うが?

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奥琵琶湖景観

<湖面の松林>

湖面に浮かぶ松林、その奥に見えるのは竹生島です

渇水期になると少し島が見えるそうだが、年間を通してほぼこの景色

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車の中から移動中に撮影

二つの写真は3日目の朝9時前の撮影、記事を纏める都合でここの掲載した

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次回は、琵琶湖湖北の旅(終章)<観音の里高月>を紹介します

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