秋の北海道(12)<炭鉱で栄えた夕張> [北海道の旅]
秋の北海道(12)
<炭鉱で栄えた夕張>
かつて石狩炭田の中心として栄えた夕張市は、炭鉱の閉山、倒産により
主力産業を失い、そして開発投資が災いし財政破綻、財政再建団体に陥った
人口は最盛期の1/10、東京都の派遣職員であった若干30歳の新市長を
中心に再建に取り組んでいる、今回の訪問で僅かだが夕張を知る事ができた
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夕 張 駅
<駅舎兼観光案内所>
駅舎はモダンな建物になっているが、中は観光案内所と軽食喫茶
終着駅(始発駅)で有るが、駅員は常駐していないようだ
<駅のホーム>
夕張駅は無人改札、出入り自由でホームの端まで歩いた
右奥の建物は「夕張ホテルマウントレースイ」 定期観光バスのランチ会場
<終着駅・始発駅>
夕張駅はJR北海道石勝線の支線、電化されていない
都会の喧騒とした駅に比べ、ローカル色の有る落ち着いた佇まいであった
(左):発車時刻表(到着時間も書かれている)
(右):夕張メロンをあしらった夕張夫婦の看板
<幸福の黄色いハンカチ>
撮影に使用した、炭鉱住宅やハンカチはロケ当時のまま保存されている
駅舎の観光案内所に、貼っていたポスターを撮影した
バスガイドの説明では、今も1億5000万トンの石炭が埋蔵されているそうだ
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夕張鹿鳴館
<玄 関>
この建物は、北炭(北海道炭鉱汽船社)が全盛を極めていた時代
北炭鹿の倶楽部として大正2年に建設、迎賓館のような施設として使用した
<フロントロビー>
木造平屋建、当時の技術の粋を集めた本格的和風建築
しかし部屋の造りは、和室、洋室が混在、大ホールは洋風になっていた
<昭和天皇皇后両陛下>
昭和29年8月、第9回国民体育大会で来道された時に宿泊された
北炭がまだ華やかな時代、その部屋が保存されていたが驚くほど狭い
<庭園と建物>
夕張鹿鳴館の、パンフレットの表紙に使われている構図
3段状に造られている建物の一番奥に、昭和天皇が泊られた部屋が有る
<観光バス>
この日の定期観光バスの乗客は僅かに9人
奥のバスは旅行会社の専用バス、観光客は鹿鳴館で食事をしていた
今の鹿鳴館は、夕張市財政再生の観光客誘致の一つになっている
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車窓風景を少し
<ボ タ 山>
石炭の採掘で発生する捨石(ボタ)の集積場、ズリ山ともいう
夕張炭鉱には数か所残っているそうだが、これも過去の産業遺産です
<夕張メロン>
車窓から数多く見られた、夕張メロン栽培用のビニールハウス
<ヒマワリ畑>
この畑のヒマワリも、刈り取って夕張メロンの肥料にするのであろうか
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次回は、北海道旅行最終章「ノーザンホースパーク」を紹介します
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秋の北海道(11)<花の公園・ゆにガーデン> [北海道の旅]
秋の北海道(11)
<花の公園・ゆにガーデン>
この日は北海道旅行の最終日、新千歳空港からの搭乗便は夕刻
それまで札幌市内でゆっくり過ごす予定でいたが、定期観光バスを調べると
ゆにガーデン、夕張市、ノーザンホースパークなどを観光しながら
空港に向かうコースがあると知り、朝9時20分発のバスに乗り込んだ
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<正面玄関>
この公園のメインは、中央の芝生庭園に咲く 「100万本のリナリア」
パンフレットには、和名の姫金魚草に因み・・「大きな緑の金魚鉢」と表記
初夏には、庭園の花々と共に可憐で美しいリナリアが楽しめそうだ
<英国風ガーデン>
リナリアの正式名は 「リナリアプルプレア」、私の大好きな花です
花言葉は「私の恋心を知ってください」・・ロマンチックですが、どうも!
<コスモス畑と本館>
庭園には、ローズガーデンなどテーマを持ったガーデンが15か所もある
バスガイドは東京ドーム5か所分の広さと言うが、本人はドームを知らない
<シュウメイギク>
北海道の9月末は東京の晩秋に近いのか、花も終わりに近いようだ
左に見える赤い小さな花は「ハギ」、今まで見たことがない濃い赤であった
(左):コルチカム (右):花の名は??
<赤い木の実>
調べると、落葉低木樹の「ガマズミ」と思えるがどうであろうか
多くの赤い実が垂れ下がるように実り、葉の紅葉も同時に楽しめる
(左): かしわばあじさい? (右):赤い実??
<ローズガーデン>
薔薇の花は、春よりも秋の方が色に深みが有ると聞いた
ここは北海道、花の盛りは越していたようだ
<フレグランスガーデンの洋館>
公園内を見て歩いた距離は、ここまでで1/3ほど
観光バスツアーの許容時間は50分で不十分、急いで引き返した
上のガーデンの赤煉瓦塀から撮影
ツアー同乗者は9人、季節外れなのか他の観光客も含め入園者は少ない
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リナリアが見ごろの時期は、富良野のラベンダーと一致する
来年の7月中旬は、二つの花を見に北海道に行きたい
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次回は、秋の北海道旅行「炭鉱も町夕張」を紹介します
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秋の北海道(10)<札幌・小樽の夜景> [北海道の旅]
秋の北海道(10)
<札幌・小樽の夜景>
今回の旅行は、札幌のホテル3泊に往復航空券が付いた格安ツアー
滞在中の行動は自由にどうぞという自己裁量型で、私の性格に合っている
時計台やテレビ塔に近い、ホテルモントレエーデルホフ札幌に宿泊し
このホテルを基点にして、旭岳、美瑛、そして積丹半島、ニセコを旅行した
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札幌の夜景
札幌駅から中島公園にかけ、役所、ビジネス街、ホテルが集中し利便性がある
現役時代は、毎年4~5回は出張で来ていたので不自由なく行動ができる
<北海道庁旧本庁舎>
開拓時代の、明治28年(1888)に建設された明治を代表する建造物
赤レンガの庁舎として親しまれ、国指定重要文化財の指定を受けている
<札幌時計台>
札幌農学校の演舞場として1878年に建設された
日本三大がっかりの一つと言うが、それは歴史の重さを知らない人の言うこと
<札幌テレビ塔>
明治44年(1911)に、大通り公園が誕生し100年になるようだ
ライトアップ通常はオレンジ色、しかし9時半までは3色に変化させていた
<ホテル モントレエーデルホフ>
モントレ1号館にも近く、創成川通りに面し部屋からの眺めも良い
商業ビル兼用、1階の一部と12階以上がホテルの施設
<札 幌 駅>
上野駅から、SL特急、青函連絡船などを乗り継いで行った頃は木造駅舎
1日目は、生まれ変わった駅ビル大丸の寿司店で知人と会食
<浜直料理 「魚御殿さわだ」>
北海道の毛ガニ、ウニなど食べたなり、2日目はネットで調べてこの店に
漁港から直接取り寄せた魚介類は、鮮度も良く美味しい店でした
<すすき野>
3日目は札幌最後の夜、小樽からの帰りで遅いが馴染みの小料理屋へ
髭のニッカの看板の直ぐ上は、現役時代に通ったクラブ
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小樽の夜景
<小樽運河>
道路側の街路灯、車のヘッドライトが明るく撮り難い
観光客は年々減少し、最盛期の1/5ほどになっているそうだ
<小樽駅のランプ>
駅構内(改札前)のランプをホームから撮影
フィラメントが切れた電球も交換せず使用、小樽の斜陽化がうなずける
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次回は、花の公園「ゆにガーデン」を紹介します
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秋の北海道(9)<ニセコの湧水&温泉沼> [北海道の旅]
秋の北海道(1)
<ニセコの湧水&温泉沼>
小樽駅を9時過ぎに出発し、余市ニッカ蒸留所、積丹半島の海岸を観光
長いドライブ旅行になったが、最後の目的地は北海道の大地ニセコ
一日で、予定したコースをすべて周るには少し無理が有ったのか
時間はどんどん経過し、湧水は夕闇が迫る中で見る事になってしまった
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大 湯 沼
<ニセコ湯本温泉>
ドライバーさんが、少し寄り道すれば温泉が湧いている所があると言う
小さな源泉だろうと思い行って見ると、その大きに驚いた
ニセコ湯本温泉の源泉、チセヌプリの麓に湧き出す湯の沼である
沼の大きさはこのような多角形、一周すると約200m
この湯沼も今まで知らなかったところ、北海道の大きさを改めて実感した
湯沼の周囲には散策路が整備されているが
写真中央に見られる蒸気噴出し口ができ、通行止めになっていた
湯面には「黄色球状硫黄」が湧きあがり
硫黄の香りが湯気と共に漂い温泉の匂いが充満している
秋の日を浴び輝く湯面、立ちこめる湯気が眩しい
沼に手を入れられる場所が設けられていた、近くには国民宿舎も有る
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羊 蹄 山
<蝦夷富士の写真を二つ>
中山峠、洞爺湖などから羊蹄山を見ているが、今まで見た中で
最も美しい羊蹄山を見ることが出来た、ニセコの町に下りる途中の撮影です
朝霧高原辺りで撮った富士山です??
と言っても、通りそうなぐらい、本当の富士山によく似ている
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ニセコ道の駅
<ニセコ ビュープラザ>
国道5号線と道道洞爺線が交差する、利便性の高い場所にある
道の駅の広場から、正面に羊蹄山が望める
妻の楽しみは、ニセコ直産の農作物の買い物
時間は午後5時前、羊蹄山は夕日に染まり始めていた
妻は・・・送料を入れても安いと大喜び ⇓
男爵(10キロ 1400円)、キタアカリ(10キロ 1600円)、メロン(4個 3000円)
(千歳空港では、男爵、キタアカリ 10キロ 4000円)
ドライバーさんの車
買い物に時間を使ったので、最後の目的地「ふきだし湧水」へ急ぎ出発
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ふきだし湧水
<羊蹄山 めぐみの水>
日本の名水100選に選ばれている名水、1日に8万トンの水が湧き出す
羊蹄山の雪解け水が濾過され、ミネラルを加え長い年月を経て流れ出る
訪れた時間は薄暗くなった午後5時半、早速飲んだが美味しい水で有った
大勢の人がこの水を汲みに来るそうだが、時間は遅く汲んでいた人は2人
羊蹄山の恵みの湧水は他にもあるが、時間が無いので諦めた
羊蹄山系の大自然の恵みが、外国資本進出のターゲットになっていると聞く
この国を愛し!、国土を守り抜く!、いわば当たり事が無視される時代
美しい山林と豊かな水源は国民の資源、外国人から侵されるものではない
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小樽から、余市、積丹、ニセコへと走った距離は約330キロであったそうだ
次回は、札幌、小樽の夜景を紹介します
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秋の北海道(8)<美しい湿原・神仙沼> [北海道の旅]
秋の北海道(8)
<美しい湿原・神仙沼>
私の予備知識では、ニセコに小さな湖があるので行って見たい
北海道の観光名所、洞爺湖、阿寒湖、摩周湖などは知っていても
小さな湖は美瑛の青池しか知らないからと、簡単な気持ちで見に行ったが
さすがに大きな北海道、このような美しい湿原と沼がある事を初めて知った
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木道を散策
<神仙沼へ入口>
レストハウスと道を挟んだ向かい側に、神仙沼に向かう入口が有る
募金箱に環境整備協力金(ひとり100円)を入れ、木道を歩きはじめる
10月下旬から5月下旬までは、通行止めになるそうだ
協力金は、共和町観光協会と後志森林管理所が、木道の張り替えや
ベンチ、看板などの補修に充てているそうだ
左の木道をUターンし、右の木道から神仙沼に向かう
神仙沼まで木道が設けられているので安心して歩ける
ダケカンバの枝が、勢いよく横に伸びている
川の音が聞こえてくるが、その流れを確認する事ができなかった
湿原地帯
<森を抜けると>
目前に広い湿原帯が広がってきた
ここは海抜750mほどの高原にある、北海道ニセコ山中の湿原地帯
<クサモミジ>
この日は9月28日、神仙沼に続く湿原は「クサモミジ」で覆われていた
木道を歩き湿原を一周できる、前方には2人のハイカーが見える
<湿原の池糖>
尾瀬ケ原を歩いていると、錯覚するような景色
すれ違う人も少なく、美しい景色を堪能しながらゆっくり歩く事ができた
池糖の奥にはダケカンバとエゾマツ、赤い色はナナカマドであろうか
神 仙 沼
<沼のほとり>
ニセコ山系で、神秘的で最も美しい沼といわれている神仙沼
ここは、散策コース最奥にある沼の観賞スポット、沼の全容が見渡せる
<神仙沼の名の由来>
「日本ボーイスカウト」 生みの親の下田豊松氏一行が、1928年(昭和3年)
ニセコ山系に青少年の心身修道訓練道場の候補地を探していたときに発見
神秘的な雰囲気 「皆が神、仙人が住みたまう所」との印象を受け命名した
静かな湖面に映る、アカエゾマツ、ダケカンバ、そして水草
晴れた日も良いが、雲や霧がかかった日の景色も素晴らしいそうだ
湖面に、ダケカンバの白い姿を浮かび上がっている
秋がもっと深まれば、湖畔は朱色に染まり更に美しくなるそうだ
風もない、暖かい日の午後4時前
沼の周りは静寂に包まれ、湖面は波もなく穏やかな表情であった
一周する時間は約40分、その途中で出会ったハイカーは僅か15人ほど
妻は熊に出会わないようにと、携帯ストラップの小さな鈴を鳴らしていた
お ま け
神仙沼を出て走り始めた車が、出会ったのは熊ではなくキタキツネ
人に慣れているのか車の周りから離れない、エサを与える人間がいるようだ
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次回は、羊蹄山の山麓、ニセコの温泉沼と湧水を紹介します
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秋の北海道(7)<絶景の積丹半島②> [北海道の旅]
秋の北海道(7)
<積丹半島を往く・・Part2>
ドライバーさんの予定では、先にニセコを観光しその後に積丹半島から
日本海に沈む夕日を見る計画をしていたが、積丹半島のダイナミックな景色を
そして美しい積丹ブルーを先に見たいと頼み、予定を変更し出発をした
快晴に恵まれたこの日、日本海は穏やかで青く澄み素晴らしい眺めであった
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ローソク岩
<聖母マリア>
積丹半島の岩礁を代表する岩、少し沖合にあるので望遠で撮影
ローソクより「聖母マリア」を連想する人がいるというが、その通りだと思った
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島武意海岸
<小さなトンネル>
駐車場のすぐ近くに、島武意海岸入口と書かいた小さなトンネルがある
背をかがめ、照明のないトンネルの中を100mほど歩き・・・・
<島武意海岸>
トンネルを抜けると、積丹半島を代表する素晴らしい景色が広がっていた
「日本の渚百選」に選ばれた神秘的な海岸、快晴の空の色を映し美しい
<沖合を通るフェリー>
小樽発、舞鶴行き「新日本海フェリー」、白い船体が沖合を通過する
波の穏やかな日の昼下がり、やがてくる荒々しい冬の海が想像できない
<積丹ブルー>
北海道の、それも日本海の海とは思えない透明度の高い美しいブルー
ドライバーさんの予定を変え、夕方ではなく昼間に来たのは正解であった
<展望スポット>
トンネルを抜けた場所にある展望台は、それほど広くなくコンパクト
昔は、ここにもニシンの大群が押し寄せ海が盛り上がって見えたたそうだ
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神 威 岬
<岬の地図を記した石碑>
後ろの、草原の斜面を上がり神威岬の稜線を歩くと約20分で岬に行ける
<女人禁制ゲート>
昔は、この岬の沖は女人禁制の地として海の神が禁じていたという
この先は台風による土砂崩れで、当分の間は通行止めになっていた
シラネアオイさんに、岬の先端まで行くよう勧められていたが残念であった
今は女人禁制ではありません、ブロ友さんのコメントを見て急遽挿入しました
<第1展望ポイント>
女人禁制ゲート横の展望台で神威岬を眺めたが、神威岩は見えない
岬へは急峻な細い道が続いている、風の強い日はゲートを閉じるそうだ
<第2展望ポイント>
第1展望台から200mほど右、第2展望台に移動すると神威岩が見えてきた
変化にとんだ神威岬の稜線がよく見える、今は無人の灯台
<神 威 岩>
アイヌの酋長の娘チャレンカが、源義経に恋をした悲恋物語の伝説が残る
チャレンカは悲嘆のあまり神威岩になったという、尖った岩が神威岩
<水無しの立岩>
海に突き出た岩壁の先にある岩が「水無しの立岩」・・謂れは??
ここでも、積丹ブルーの海岸が美しく潮の流れも見える
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次回は、美しい湿原「神仙沼」を紹介します
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秋の北海道(6)<余市ニッカ蒸留所> [北海道の旅]
秋の北海道(6)
<余市ニッカ蒸留所>
積丹半島旅行で、先ず最初に訪れたいと思っていたニッカ蒸留所
創業者竹鶴政孝氏は、ウイスキーづくりの理想郷として余市に蒸留所を建設
余市蒸留所のパンフレットによれば、「清冽な水」、「澄んだ空気」、そして
「冷涼で湿潤な気候」 に恵まれた余市の自然が、理想郷だと記されている
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ニッカ蒸留所の見学
<石造りの正門>
ヨーロッパの建物を思わせるような風格のある正門
事前に見学の申し込みをしておけば、ガイドさんの案内で見学ができる
<キルン塔・乾燥塔>
正門の奥に見える赤い屋根の建物が、エキゾチックな雰囲気を表している
<駐車場側の門>
観光バスも入れる、大きなアーチ門
出入りは自由で、時間内であれば誰でも入れるオープンスタイル
<ニッカ会館>
正面がニッカ会館、園内には蒸留機が置かれ雰囲気がいい
ニッカ会館の2階にはレストラン、試飲所などがある
<正門への道>
この先には、ウイスキー博物館、1号貯蔵庫、竹鶴政孝氏旧宅などがあり
更に奥には、キルン塔、発酵塔などがあるが時間不足で割愛した
<旧竹鶴邸>
竹鶴政孝氏とリタ夫人が住み暮らした旧宅が保存されている
<竹鶴政孝氏、リタ夫人>
竹鶴氏が、スコットランドでウイスキー作りの勉強中に知り合い結婚
リタ夫人は、氏の最大の理解者、しかし戦時中は苦労があったであろう
<ウイスキー博物館>
貯蔵庫を改装したのであろうか、ニッカ蒸留所の歴史や創業当時からの
ウイスキーなどが、細かく展示されていた
<博物館の入口>
現役時代は、サントリーのトリスに始まり角瓶を飲んでいたが
後年には、ニッカウイスキーをスナック、クラブなどにキープをしていた
<記念撮影場所>
貯蔵樽をアート風にあしらった、樽(2011.09.28)の前が撮影ポイント
製造後、0年、5年、15年と、色が移り変わる樽のコーなも有った
<最初のウイスキー>
中央のガラス棚の中に、最初に蒸留したウイスキーが展示されている
密封して置いていても減少するそうで、1/4ほど減っている
<試 飲 所>
ニッカ会館の2階で試飲、ウイスキーは避けリンゴジュースを美味しく頂いた
余市は、リンゴなど果物の産地、創業時からリンゴジュースを製造している
<貯蔵倉庫>
赤い屋根の貯蔵庫と、ナナカマドの赤が美しい
天気も良く快適な雰囲気の中を散策する事ができた
売店で、二人の息子と娘婿の土産に、ニッカ「竹鶴」の中瓶を購入した
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次回は、積丹半島を往く(2)を紹介します
妻の姉妹会の添乗員として旅行中です、帰り次第ご訪問致します
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秋の北海道(5)<積丹半島を往く①> [北海道の旅]
秋の北海道(5)
<積丹半島を往く・・Part1>
旅の3日目は、小樽駅から余市ニッカ蒸留所、積丹半島の見どころを巡り
羊蹄山の麓にあるニセコの湧水を見に行く、長距離のドライブ旅行
今回の旅行先は、以前から行たいと願いながら、初めて行く観光地
効率よく周るため、今年2月の小樽旅行で知り合ったドライバーに依頼した
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祝津パノラマ展望台
<祝津パノラマ展望台>
ニセコ積丹小樽海岸国定公園の小樽市にある展望台
日本海を眺めるビュースポット、積丹半島に向かう途中2月に続いて訪れた
<高 島 岬>
岬の先端は、映画「喜びも悲しみも幾年月」のロケに使われた日和山灯台
(右):移設したニシン御殿 (下):小樽水族館
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余市川のサケ
<サケの捕獲>
遡上してきたサケは、スノコ状の柵に遮られカゴの中に誘導される
カゴの中にはサケが密集し、逃げ場を求め飛び跳ねていた
<産卵を終えたサケ>
スノコの上に、一生を終えたサケが流れ着いてる
サケは左側(下流)から遡上するが、カゴを通らず上流に抜ける場所がようだ
<上流からの眺め>
余市川は清流の川、下には遡上して来たサケの群れを確認できる
また、アユが遡上する北限の川でもあるそうだ
サケが一か所に密集(左)し、産卵(右)の様子を見ることができたが
妻はサケの一生に哀れを感じ、この後は見ようとしなかった
余市の市場で卵を取ったメスサケ(1匹200円)を、20匹も買い自宅に送った
女性観光客を乗せたという、チャンチャン焼きにするそうだが、凄い!!
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余市川の河口
<釣り人たち>
海に釣竿を向けている人たちは、河口に集まって来たサケを釣っている
休日には、釣り人が浜辺にずらっと並び混雑するという
写真はないが、この左側に余市川の河口が有り、一歩川の上流に入ると
そこは禁漁区になるそうだ、河口でのサケ釣りを禁止している所もある
ダライバーさんは釣りは好きで、サバを300匹も釣ったことがあるそうで
ご近所にも配り切れず、今は冷凍庫も持っているそうだ
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積丹半島の奇岩
<えびす岩・大黒岩>
積丹半島の奇岩の中では、ここは浜辺に近く手が届きそうな場所にある
この岩は旧街道から見えたが、1996年に発生した豊浜トンネルの崩壊後に
新しいトンネルが多く造られたため、少し迂回しないと見れなくなった
<このような看板があった>
他国から日本の領土と安全を脅かされる時代、国の無策には憤りを感じる
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積丹半島の漁港
<日司漁港>
この辺りには四つの漁港があり、天然の良港としてニシン漁で栄えたという
ここはその漁港の一つ、岸壁には自家用なのか昆布を干していた
<回転式魚天日干し機>
イカを回転させ天日干し、実用新案申請中と書いていたが九州でも見ている
ドライバーさんの説明では、潮風が当たり風味を増して美味しいそうだ
<食事処で昼食>
昼の食事は、積丹半島で評判の海鮮料理のこの店で
食事の素材は、積丹の海で取れた魚介類が中心
食べた料理は ↓ 美味しく頂いた
(左)ウニイクラ丼・・・ドライバー&私 (右)イカ刺身定食・・妻(イカが好物)
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次回は、余市「ニッカ蒸留所」を紹介します
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秋の北海道(4)<美瑛の夕景> [北海道の旅]
秋の北海道(4)
<美瑛の夕景>
美瑛の丘は何度行っても私を惹きつける、時刻は午後4時を過ぎていたが
旭岳まで来て真っすぐ帰れない、美瑛の夕景を是非見たいと出発
夕暮れが迫る午後5時前に到着、見て回れる時間は30分ほどで短いが
山に沈む太陽と、美しい夕暮れの景色を心おきなく堪能する事ができた
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美瑛の夕景
<美瑛の丘>
美しい丘に密集したカラマツ林、美瑛らしい大きな風景です
延々と広がる畑に植えられている作物はビートだそうだ
美瑛独特の波状丘陵、丘の斜面に建つ赤い屋根の家
走行中に、車窓から撮影した景色です
<親子の木>
丘の斜面を散水機が登り下りを繰り返していた
ドライバーさんに聞くと、耕し終えた丘に消毒液を散水しているらしい
<ケンとメリーの木>
夕陽を浴びる 「ケンとメリーの木」、そして 「野菊の花」
よく見ると、エサを探しているのか木の周りをトンボの群れが飛んでいる
木の影が丘の斜面を越えて、樹林の上にまで延びている
<白樺の並木>
旭川から近いセブンスターの丘は、美瑛の丘の景勝地
この白樺並木は何時も見に来る、撮影ポイントの一つです
<ススキと夕陽>
山の奥に沈む太陽、刻々と夕闇が迫る美瑛の丘
夕陽を浴び鮮やかに輝くススキの穂を、逆光で撮影してみた
<ヒマワリ畑>
セブンスターの丘から、旭川駅に向かって帰る途中に見たヒマワリ畑
美瑛らしい雄大な眺めに出会い、車を止めて美しい景色に見入る
畑に近寄って撮った、ヒマワリ畑の写真
夏はとっくに過ぎているのに、今が盛りと咲くヒマワリの花
ドライバーさんに聞くと、刈り取り砕いて肥料にするそうだ
北海道は晩秋の季節、この時期に咲く広大なヒマワリ畑には驚いた
<丘のシルエット>
夕陽の丘を登りくだりをする、トラクターと白樺の木のシルエット
近ずく雪の季節に備え、刈り入れが終わった畑を耕しているのであろうか
雲がなく燃えるような夕焼けは撮れなかったが
夕陽を浴びたトラクターが美しく輝いて見える
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次回は、積丹半島を往く(1)を紹介します
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秋の北海道(3)<旭岳トレッキング> [北海道の旅]
秋の北海道(3)
<旭岳トレッキング>
快晴に恵まれた9月27日、気温は13℃ほどで絶好のトレッキング日和
寒さ対策にと重ね着を用意して行ったが、コートを重ねるだけで済んだ
ナナカマドの紅葉は今ひとつだが、それでも満足できるトレッキングになった
(掲載した写真が多くなりましたが、最後までゆっくりご覧下さい)
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旭岳の望見
ドライバーさんに、途中で写真を撮りたいと頼むとこの場所で停車してくれた
S字カーブを描く山岳道路と、北海道最高峰の旭岳とのコラボが良い
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旭岳ロープウエイ
<車窓の景観>
ロープウエイは、山麓駅から姿見駅まで標高差500mを約10分で結ぶ
車窓からは十勝連峰の稜線を、そして眼下に広がる景色が素晴らしい
姿見駅の標高は約1600m、森林限界の境界を眺める事ができる
<眼下に広がる景色①>
ダケカンバは葉を落とし始めているが、黄葉した樹木が美しい
<眼下の景色②>
<森林限界>
ロープウエイが、姿見駅にハイマツなど低木が増えて来る
この辺りが森林限界であろうか、境界は内地より低く標高1,400m程度
<絶景ポイント>
ロープウエイの下車ホームから、後ろ方向を振り返った眺めは絶景ポイント
しかし何かの色が足りない? それはナナカマドの赤色です!
赤、青、黄が交ざりあった景色が見えれば最高だが、それでも美しい
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トレッキングコース
ロープウエイ姿見駅から、 1周約1.7kmのトレッキングコースを散策する
6月中旬、駅で長靴を借りて、雪の中を第1展望台に歩いた事が有る
2度目は快晴に恵まれた7月下旬、高山植物を見に来たので今回で3度目
<姿見駅の展望台>
9月22日に初冠雪した雪が残り、素晴らしい景色が待っていた
<ナナカマドの紅葉>
周回コースでナナカマドを見つけたので、旭岳の山頂を入れて撮影した
<旭岳とハイマツ>
第1展望台で撮影した、旭岳(標高2291m)の全容
山裾まで続くハイマツの群落、途中に見える白い点はハイカーの姿です
<ハイマツとチングルマ>
青い空、緑のハイマツ、そしてチングルマの紅葉が美しい
アイヌの人々は、カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)と呼び敬ったという
<チングルマの紅葉>
如何でしょうか!! チングルマが、これほど彩りを添えて美しいとは
私も、今回のトレッキングで初めて知った
<ナナカマドの実>
ナナカマドは葉を落としてしまっているが、実は光を受けて輝きを増している
<鏡 池>
擂鉢池と共に、二つの池が並ぶ夫婦池の一つ
池に写る雲が美しい、左からは団体のハイカーが登ってくる
<第4展望台付近>
ここまで来ると、山腹から噴き出す蒸気がよく見える、まさに火山です
坂の途中の人物は、ご満悦の私です
<姿見の池>
ここは、トレッキングコースの最高地点
姿見に池に旭岳が姿を写しているが、少し風が有るので歪んで見える
<ロープウエイ姿見駅へ>
姿見の池からロープウエイ駅に向かう戻り道、山には雲がかかり始めた
この団体のグループと、追いつ追われつで周回コースを一周した
<ナナカマドと旭岳>
周回コース沿いにあった、ナナカマドと旭岳を撮影
<ロープウエイ山麓駅>
快晴の空、しかし旭岳の山頂付近は雲に覆われていた
次の予定は美瑛の夕景、時刻は午後4時過ぎ、急ぎ出発をした
僅か、6日後の10月3日に降った雪は、ロープウエイ山麓駅も雪で埋まり
この辺りの道路は通行止め、近くの旭岳温泉にも行けなかったそうだ
私たちは天気に恵まれトレッキングできたが、気象の激変に驚くばかりだ
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お ま け
4年前の7月、高山植物を見に行ったときの写真です
この日も快晴、白い花の群落は、今回紅葉していた「チングルマ」です
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次回は、秋の北海道「美瑛の夕景」を紹介します
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