奈良大和路の旅(7)<薬師寺> [奈良大和路]
奈良大和路の旅(6)<古寺・古社巡拝観> [奈良大和路]
奈良大和路の旅(5)<長谷寺> [奈良大和路]
奈良大和路の旅(4)<ならまち散歩> [奈良大和路]
なら大和路の旅(3)<東大寺大仏殿> [奈良大和路]
奈良大和路の旅(2)<東大寺二月堂> [奈良大和路]
奈良大和路の旅(1)<美しい仏像> [奈良大和路]
春の旅行計画<奈良大和路> [奈良大和路]
奈良大和路の旅(9)<室生寺> [奈良大和路]
奈良大和路の旅(9)
<室 生 寺>
東大寺、法隆寺、薬師寺、春日大社など、古寺古社を3日間で巡拝した
今回のツアー旅行『いにしえの奈良大和路めぐり』は、この記事で終章です
乗用車の運転ができないため、何時もは電車、観光タクシーを利用するが
添乗員に案内され観光バスで巡るのも便利、脱線もしたが良い旅で有った
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女人高野・室生寺
<太 鼓 橋>
室生寺は、奈良県宇陀市にある真言宗室生寺派の大本山
室生山の山麓から中腹にかけて堂塔が建つ山岳寺院である
室生川に架かる朱塗りの反り橋を渡ると、室生寺の境内に入る
<表 門>
厳しく女人を禁制してきた高野山に対し女性の参詣を許したことから
「女人高野」との別名で呼ばれ親しまれてきた
<仁 王 門>
この門は昭和40年の再建、朱塗りの色も鮮やかである
<鎧 坂>
幅の広い急な石段の上には金堂の屋根が見える
石段の両側には石楠花が咲き美しいと聞くが、その時期に訪れた事がない
<国宝 金堂>
建物の前方は斜面に張り出した高床式の懸造り、平安初期の建立
鎌倉末期に大修理を行い、礼拝部分は寛文12年(1672)に建て替えている
<金堂 特別公開>
本尊釈迦如来立像(国宝)、十一面観音立像(国宝)、薬師如来立像(重文)
文殊菩薩立像(重文)、地蔵菩薩立像(重文)、十二神将(重文)を拝観
<境内のポスターを撮影>
薬師如来像の左手に薬壷がない、聞くと堂内の梁に薬壷が描かれていた
<国宝 本堂(灌頂堂)>
真言寺院の中心であるところから灌頂堂と言う、延慶元年(1308)の建立
内陣中央の厨子に如意輪観音坐像(重文)を安置している
<国宝 五重塔>
屋外の五重塔では最も小さく高さ約16m、法隆寺五重塔に次ぐ古塔である
奥深い樹林に包まれ風情がある、石段下から見上げると大きく美しい
台風(平成10年)で杉が倒れ大被害を受けたが2年後に修復
損壊の前の五重塔は鬱蒼とした木立に囲まれ、今よりも風情があった
<奥 の 院>
木立の中の石段(約400段)を上ると弘法大師を祀る御影堂があるが
疲れも溜まり、往復するには時間が厳しいため断念した
境内の石仏群
<観光バスが待つ駐車場へ>
室生寺に来る途中、車窓から大野寺の磨崖仏が見れると期待していたが
観光バスは新道を走り見ることができず・・残念であった
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クラブツーリズム専用特急
近鉄名張駅から名古屋駅まで、2両編成の専用特急に乗車(62名)
同社は、近鉄グループの一員である
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奈良大和路の旅(全9回の記事)、ご覧頂き有難うございました
次回から、京都旅行記を紹介します
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奈良大和路の旅(8)<長谷寺> [奈良大和路]
奈良大和路の旅(8)
<長 谷 寺>
長谷寺は、全国に末寺を3000寺以上かかえる、真言宗智山派の総本山
高浜虚子が、「花咲かば堂塔埋れつくすべし」と詠んだ花の寺でもある
しかし、この日は花に埋れるにはまだ早い3月17日、妻のツアー目的は
本尊「十一面観音菩薩立像」の拝観、観音さまの慈悲に包まれると言う
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本尊・特別拝観
<真言宗豊山派 総本山>
平安の昔、紫式部が「仏の中のみ仏」と賞賛したという長谷寺の観音さま
火災により焼失したが、現在の本尊は室町時代の天文7年(1538)建立
右手に錫状、左手に水瓶を持つ「長谷寺式十一面観音」とよばれている
<西国観音霊場第八番>
ご詠歌・・・『いくたびも 参る心ははつせ寺 山もちかいも 深き谷川』
<仁 王 門>
平安時代一条天皇の御世に建立されたが、現在の門は明治18年に再建
帰る前の撮影で人の姿が少ない、仁王門を入ると登廊が続く
<登 廊>
石段は399段、段差が低く上に行くほど高い設計で年長者には登りやすい
4月下旬には石段の途中で牡丹を観賞することができる
<石段の道>
歓喜院(左)、梅心院(右)の間を通る坂道、桜の時期は撮影ポイントです
<再び登廊>
途中で振り返り撮影・・・この場所は私が好きなアングルです
<国宝 本堂(大悲閣)>
徳川三大将軍家光の寄進により、慶安3年(1650)に建立した
本堂の前面に懸造りの舞台がつく大きな建造物である
<五重塔・遠景>
大悲閣の舞台より五重搭を望む、撮影ポイントです
(左):この日に撮った写真 ⇒ (右):3年前に撮った写真
<本堂拝殿>
本尊十一面観音菩薩立像(重要文化財)を安置
日本最大級の木造仏像(高さ約10m)で、拝殿から観音像の上半身を拝観
<本尊・特別拝観>
この日は特別拝観中、本尊の足元まで入り手を触れ拝観ができる
妻はいつも観音像の姿に癒され、足をさすりお参りをしている
サンシュウが咲く坂を急ぎ足で下る僧侶
<本堂眺望>
本坊前から大悲閣(本堂)を眺める、この場所も絶景ポイントです
ツアー仲間の夫婦を案内すると喜んでいたが、最も美しいのは桜の時期 ↓↓
3年前の在庫写真です
この記事をアップするころは、このような眺めになっているでしょう
ツアー旅行の拝観は忙しいが、時間いっぱい境内を散策した
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追加・・昭和記念公園のチューチップ
渓流広場のチューリップが例年より1週間ほど早く見ごろを迎えました
見ごろは後2週間ほど続くと思われます (撮影:4月9日)
これから見に行かれる方のために、この写真をアップしました
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次回は、奈良大和路の旅(終章)<室生寺>を紹介します
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