鹿児島周遊記(P-5)<天孫降臨の地・高千穂峰> [九州の旅]
鹿児島周遊記(Part5)
<天孫降臨の地・高千穂峰>
鹿児島市内、薩摩半島を巡った旅も、ここ天孫降臨の地・高千穂で終わりです
この日は晴天に恵まれ、今回の旅行を締め括るのに相応しい日になった!!
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~神々は天上界からこの地に降りたった~
かつて、神々がこの世を治めていたいう神話の時代がありました 神々が天上界の天の浮橋から下の世界をのぞくと、霧にけむる海のなかに島のように 見えるものがあります、神々は一本の鉾を取りだし、その島にしるしをつけました それが霧島山の由来と言われ、そのとき神々が逆さに落とした鉾は見事に山頂に突き刺さりました、今も高千穂の山頂に残る天の逆鉾は、その時の鉾だと言われています
あるとき、天照大神の神勅を受け、孫神ニニギノミコトが三種の神器を手に 7人の神様と道案内の猿田彦命とともに高天原に降り立ちます 天上界から神が地上に降りたったと言われる、「天孫降臨」の第一歩を記した 高千穂峰から、日本の建国神話とその歴史が始まったと伝えられています <霧島市役所 観光課発行のガイドブック・・・「霧島物語」より抜粋>
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一路・霧島へ
<溝 辺 茶>
鹿児島は知覧茶、有明茶なども含め、静岡に次いで全国第2位のお茶の生産地
鹿児島空港に向かう高速道路で一時停止し、車窓から撮影をした
<パレル・バレー>
ドライバーさんの案内で、空港に近い「リトル・プラハ」で、ランチです!!
「薩摩の焼酎」と「チェコのビール」のテーマーパーク・・・地ビール、焼酎工場が有る
(左):本場のシェフがつくるチェコ料理 (右):チェコの民族衣装を着た店員さん
日本人好みの味にしていると思うが、私は和食派で馴染めない!!
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<嘉例川駅>
鹿児島県の駅舎では最古の木造建築、国の登録有形文化財に指定されている!!
JR九州肥薩線の小さな無人駅、大隅横川駅の駅舎も同じ造りになっているそうだ
嘉例川駅のホーム・・・右は同伴者
(左)この駅に有ったJRのポスター (若いころの、桃井かおりさん・竹下景子さん)
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<龍馬夫婦像>
坂本竜馬は日本で最初に新婚旅行をした人物、寺田屋で受けた傷を癒すため
霧島の塩浸温泉に10日間ほど滞在・・・碑の文字は「坂本龍馬 お龍 新婚湯治碑」
<桜島遠景>
途中「道の駅・霧島」から桜島を望む、海側は霞みがかかりモノトーンのようだ!!
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天孫降臨の地
<天孫降臨への道>
道路の三叉路に立てられていた標柱・・・天孫降臨の地はここから先
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高千穂河原
<由 緒>
天照大神の皇孫・瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)が、「葦原の中つ国」を治めるために 天上界からから地上に降り立った、天孫降臨の地 頂上には、いつごろからなのか定かでないが・・・「天の逆鉾」が立っているという
当初の霧島神宮は、高千穂峰と御鉢の間の背門丘にあったが、御鉢の噴火により焼失 天暦年間に高千穂河原に移された、しかし文暦元年(1235年)の噴火で再び焼失 今では、古宮址(ふるみやあと)と呼ばれている、社殿の跡地が残るのみとなっている
<昔の唱歌>
子供のころに歌った、紀元節の唱歌 「雲に聳える高千穂の・・・」を思い出す 高千穂のイメージは、山麓に雲がかかった荘厳な山容を想像していたが見事な晴天
ドライバーさんの話では、霧に包まれる日が多いと言う・・・どちらが良かったのか?
現在は、高千穂河原の豊かな自然を求めて、年間30万人の観光客が訪れるそうだ
ミヤマキリシマの群生地としても知られ、霧島連峰への登山拠点になっている!!
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霧島神宮
<由 緒>
御主神・瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)、相殿神に妃の木花咲耶姫尊(コノハナサクヤヒメノミコト)など 日向伝説の神々を祀っている
文暦元年の噴火で焼失した高千穂河原の社殿を、文明16年(1484年)に僧兼慶が 島津忠昌の命を受けて現在地に再建したが、その後の噴火によって再び炎上する 現在の社殿は、正徳5年(1715年)に薩摩藩主・島津吉貴によって再建された
(正面は勅使殿、その後方に本殿がある、両脇は門守神社)
(左):手水舎で手を清め (右):勅使殿前で参拝(登り階段の奥に本殿がある)
(左):さされ石・・・国歌「君が代」の歌詞に詠まれている!!
(右):御神木・・・樹齢約800年の霧島杉(樹高さ37m、周囲7.4m)
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霧島連峰を望む
<高千穂牧場>
霧島連峰の山麓、火山活動が創り出した広大な丘陵地にある牧場
動物とのふれあいや乗馬や乳搾り体験ができる・・・神々の里にある観光農場です
<霧島連峰とコスモス畑>
霧島連峰をバックに、高千穂牧場を彩る20万本のコスモス畑
正面の山は天孫降臨の高千穂峰、少し左は馬の背と呼ばれている御鉢です 高千穂河原は、稜線左側の低く見える辺りに有る
<霧島連峰の眺め>
左から、韓国(からくに)岳、獅子戸岳、新燃岳、中岳
えびね高原は、左端の山の向こう側です!!
コスモス畑の下から撮影
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えびね高原
<ススキの草原>
正面の韓国岳中腹から裾野に広がるススキが、えびね色に見える事から名が付いた えびね高原から霧島連山の登山道を縦走すると・・・ゴールは高千穂河原です
えびの高原を周遊するには時間が足りず、急ぎ鹿児島空港に向かった!!
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熊本空港
<空港出発ロビー>
羽田に向かう搭乗機、背後の景色も素晴らしい!!
高千穂峰が奥の方に見える、左の少し低いところが高千穂河原です
<搭乗機から撮った夕景>
飛び立ってすぐに撮影・・・雲に浮かぶ山の名は不明です、開聞岳でしょうか??
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鹿児島周遊記はこれで終わります、ご覧頂きありがとうございました!!
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鹿児島周遊記(P-4)<南薩摩・開聞岳&指宿温泉> [九州の旅]
鹿児島周遊記(Part4)
<南薩摩・開聞岳&指宿温泉>
今回の鹿児島旅行で、是非行きたいと思っていた場所の一つが指宿温泉
勿論、波打ち際の「砂むし温泉」に入ることがお目当てです
知覧から、百名山の開聞岳が美しく見える景勝地を巡りながら指宿に向かった
10月14日薩摩半島最南端の地は、曇り空・気温27℃と暖かい日でした!!
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開 聞 岳
<見どころ巡り>
知覧から指宿へ向かう途中で見た・・・のどかな田園風景!!
セイタカアワダチソウの後ろは・・・蕎麦畑と刈り取らりが終わった稲田です
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<池 田 湖>
周囲15km、水深233mのカルデラ湖・・・大うなぎ?怪獣「イッシー」でも有名
春は、「菜の花」の見どころとしても知られている!!
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<長 崎 鼻>
薩摩半島の最南端にあり、海岸線から開聞岳(924m)が聳え立っている!!
薩摩富士(開聞岳)が最も美しい場所・・・午後4時過ぎ霞がかかり残念
長崎鼻の灯台、半島の向こうは南シナ海です!!
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<西大山駅>
JR日本最南端の無人駅、駅舎もないホームの端に標柱が立っている
線路の先に見える開聞岳・・・周囲はのどかな田園風景です!!
ホームの下は花畑・・・無人駅でも手入れがされている
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指宿温泉
<旅館 吟松>
全国人気温泉ランキングのベストテンに入っている、有名な温泉地
数か所の宿をHPで調べ・・・選んだ旅館は「吟松」です!!
HPはコチラです ⇒ http://www.ginsyou.co.jp/
<茶席でお点前>
吟松に着き案内された茶席で・・・女将さんのお点前
気さくな感じのいい女将さん、食事処でも全国の温泉宿などで話が弾んだ!!
午後5時過ぎ、急いで砂むし温泉に出発・・・その記事は後で!!
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<食 事 処>
温泉で旅の疲れを落とし、吟松自慢の食事処でゆっくり夕食を楽しむ
温泉を流し湯けむりが昇る食卓、その中の壺で温めた竹酒で・・・先ず乾杯!!
<さつま揚げ>
地元の魚介類中心の料理と、そして揚げたての「さつま揚げ」・・・美味しい!!
吟松では、目の前で揚げる「さつま揚げ」が名物のようです
<温 泉 卵>
竹酒を温める壺の中の竹かごには、温泉卵は入っていた!!
お酒の味も格別、いつもより少し余分に飲む
<天空露天風呂>
屋上の露天風呂で海を眺めながら、のんびりと朝食前の温泉を楽しむ
朝7時30分・・・黒川温泉と同様に貸し切りでした!!
<吟松ロビー>
出発前の時間、モーニングコーヒーを飲みながら小休止
(左):ロビーから見た海側のテラス (右):フロントに有った花「ネコノヒゲ」
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天然砂むし温泉
<砂むし場へ>
吟松にチェックイン、部屋に落ち着く間も惜しみ「砂むし温泉」に向かう
砂むし会館で浴衣に着替え、浜辺の全天候型砂むし場に入った
パンフレットで見る屋外写真は、大潮の干潮時で砂の状態の良い日に限るそうだ!!
<入浴風景>
泉源から、約90℃の熱水が砂浜の下を通り海に流れ出ていると言う
約10分間入ったが汗が噴き出る (左):砂むし温泉の様子(右の二人です)
<砂むし会館>
砂むし温泉に入る順序、写真は翌朝の撮影です!!
砂むし会館 (専用の浴衣に着がえ~浜辺の砂むし場)⇒(砂むし場~熱い砂に入る)⇒ 砂むし会館に戻り (砂を洗い落とし~温泉に入浴~旅館の浴衣に着がえる)
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指宿枕崎線
<指 宿 駅>
指宿駅から鹿児島中央駅へ、薩摩半島の東岸16ヵ所の駅を通過するローカル線
快速「なのはな号」が走っていたが、各駅停車1時間15分の旅を楽しんだ!!
<薩摩今和泉駅>
大河ドラマ「篤姫」の生まれ故郷・・・薩摩半島の東側で風光明媚な地に有る!!
今和泉家は薩摩藩主・島津家の一門、鶴城の外城のひとつ
<車窓にて>
沿線の約半分ほどは海岸線、車窓から移り変わる景色を眺めるのも旅の醍醐味
天気も回復に向かう・・・快晴の日には大隅半島も見えるそうだ!!
<鹿児島中央駅>
ローカル列車の旅・・・鹿児島中央駅に到着です
ここから、車で最終目的の天孫降臨の地・高千穂観光に向けて出発!!
次回は、鹿児島周遊記 最終章「高千穂観光」を紹介します!!
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鹿児島周遊記(P-3)<知覧・武家屋敷&特攻基地> [九州の旅]
鹿児島周遊記(Part3)
<知覧・武家屋敷&特攻基地>
鹿児島旅行2日目、この日は午前中に市内観光を終え南鹿児島地区へ出発
指宿温泉に向かう途中、今回の旅行では外せない薩摩の小京都知覧に立ち寄った
武家屋敷群と庭園は期待通りで大満足、しかし知覧特攻平和公園では・・・!!
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知覧武家屋敷
薩摩藩は、領内に113か所の外城を設けていたが、知覧もその中の1か所 武家屋敷群は防備を兼ねた城塁型の造りで、軍事上の拠点になっていたようだ 国の「重要伝統的建造群保存地区」に指定され、薩摩の小京都と呼ばれている!!
また7庭園のうち、森氏の庭園は築山泉水式庭園、他の6庭園は枯山水式庭園で そして、母ヶ岳の優雅な山容を借景として取り入れた庭園も有る!! 昭和56年に「知覧麓庭園」として、国の(名勝)文化財に指定されている
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<本馬場通り>
通りの垣根は、石垣と生垣で城塁型の造りになっている!!
<西郷恵一郎 屋敷門>
門を入った所には石垣が設けられ、ここでも防御の備えができている!!
<西郷恵一郎邸 庭園>
見事に手入れが行き届いた枯山水庭園です!!
<西郷恵一郎邸 鎧兜>
10月末の「小京都ふるさと祭り」の行進で、着用すると記されていた!!
<平山克己邸 屋敷門>
門を入ると右方向にしか行けない造りになっている!!
<平山克己邸 庭園>
母ケ岳の姿を借景とした枯山水庭園です!!
<平山亮一邸 庭園>
サツキを庭一杯に配し、背後の生垣を山容に見立てている!!
<佐多美舟邸 庭園>
深山幽谷から流れ出た水が大海に達するような、見事な庭園美です!!
<佐多直忠邸 屋敷門>
門の両サイドに石塀がある身分の高い屋敷、中の石垣も2重になっている!!
<佐多直忠邸 庭園>
母ケ岳を借景にした優雅で美しい庭園です!!
<森重堅邸 庭園>
7か所の庭園で唯一築山泉水式庭園、身分の高い屋敷で有ったようだ!!
<本馬場通り>
曲がりくねった道は、敵の侵入を防ぐ防塁の役割をしていたようだ!!
<麓川に架かる橋>
橋の向こう側が (左):亀甲城址(知覧城の支城) (右):武家屋敷群
武家屋敷には居住されている、見学は500円です!!
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知覧特攻公園
太平洋戦争末期、国を思い家族を守る強い志のもとに、1035名の陸軍特攻隊の 若者たちが、ここ知覧から飛び立ち飛行機もろとも敵艦に体当たりをした 空襲警報、焼夷弾、集団疎開、戦争体験をている私たち世代には辛く悲しい時代
平和の尊さを語りつぐ街・知覧には年間100万人の観光客が訪れると言う 両親に最後の手紙を残し、友と別れ南の海に散って行った若者を思うと涙が溢れ出る 観光気分で知覧特攻平和会館に入る気にはなれず、入館は出来なかった 妻は隊員の母の気持ちを思い車から一歩も出ず・・・車中で冥福を祈っていた 特攻記念会館に入らずとも、知覧という歴史の地をしっかり胸に刻むことができた!!
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<慰霊の石灯篭>
知覧特攻公園の周辺には、特攻隊員の像を刻んだ石灯篭が続いている
案内図によれば桜通りになっているが、葉を落とした街路樹が何故か侘びしい!!
<特攻平和会館>
陸軍特別攻撃隊員の遺影、遺品、記録など貴重な資料を収集・展示している会館
当時の真情を後世に正しく伝え、世界恒久の平和に寄与すると記されている
隊員たちが、母のように慕った鳥浜トメさんと特攻隊員の像
(左):特攻隊員の像 (右):鳥濱トメさんの像
公園の中には多くの碑が有ったが、写真は撮っていない!!
(左):一式戦闘機「隼(はやぶさ)」 (右):特攻隊員の像を刻んだ石灯篭
<ホタル記念館>
高倉健主演の映画・・・「俺は君のために死に行く」の撮影場所
鳥浜トメさんと特攻隊員とのふれ合いの資料館(左)、今も営業している旅館(右)
<平和通り>
街路樹(槇?)と慰霊の石灯篭が何処までも続いていた・・・合掌!!
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知 覧 茶
知覧は全国に名高いお茶の生産地で、品質、生産量ともに全国トップレベル!!
一日の寒暖差が激しい知覧では、美味しいお茶が生産できるそうだ
<知覧武家屋敷にて>
知覧武家屋敷の本馬場通りに有った2か所の店で、お茶の接待を受けた
妻は、両方の店で土産に知覧茶を買っていた!!
(左):武家屋敷二つ家にて (右):森重堅邸内の店にて
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鹿児島周遊記(P-2)<観光名所を巡る> [九州の旅]
鹿児島周遊記(Part2)
<観光名所を巡る>
鹿児島のシンボルと言えば、何と言っても絶えず噴煙を上げ続ける桜島
一番見たかった風景がこの桜島でしたが、あいにくの曇り空で眺めは今ひとつ
前夜の雨で半ば諦めていたが、どうにか見えた景色に自分を納得させる
そして仙巌園、照国神社、石橋記念公園など、市内の見どころを観光した!!
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桜 島
<夜明けの桜島>
鹿児島東急ホテルのベランダから撮った画像、日の出は見えなかった!!
逆光での撮影のため、曇り空に加えて画像は暗く感じられる
<桜島と海釣り公園>
錦江湾で海釣りが楽しめる公園・・・カンパチ、イシダイ、アジなどが釣れるそうだ
私は、海釣りがしたいと思いながら未だに経験がない・・・実に羨ましい!!
<朝の散歩>
海岸を散歩していて出会ったご夫婦、朝早くから(7時半)釣りを楽しんでいた
聞くと「イカ」を狙っていると言う・・・今夜はイカソーメン、良いね!!
<天保山エリア>
甲突川の火口付近にある、桜島が最も近く美しい絶景のエリア!!
<城山展望台>
鹿児島市内、錦江湾から桜島を望む、有名な展望スポットで(10時半に撮影)
噴煙を上げている場所は島の裏側、後で知ったがこの日も小さな噴火が有ったそうだ
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ザビエル教会
<フランシスコ・ザビエル>
1549年、鹿児島に上陸し日本で初めてキリスト教の布教をしたザビエル神父
道路の向こうにザビエル滞鹿記念碑が見える、この石像の後ろに教会が有る!!
<ステンドグラス>
質素で美しいステンドグラス、日が射せば更に美しくなるそうだ!!
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照国神社
<島津斉彬を祀る>
島津28代藩主、西洋文明の造詣が深く、富国強兵策を取り西洋科学の導入を計った
開明的な大名で、西洋列強による侵略を認識していた数少ない日本人の一人
<人材の登用>
有能な人材を養成し、西郷隆盛、大久保利通などをを登用
また、喜入藩主三男を小松家に養子縁組させ、家老小松帯刀として重く用いた
<推進した事業>
反射炉建設、大砲の鋳造、蒸気機関船の建造、洋式紡績工場開設などの事業を行い
また日章旗を制定するなど、多くの業績を残した (左):斉 鶴 (右):銅 像
薩摩藩精兵の訓練中に体調を損ない急死 お由羅派による暗殺とも言われ
斉彬に取り立てられた西郷隆盛は、お由羅の子・島津久光とは生涯不仲であった
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石橋記念公園
<西 田 橋>
市内の中心に流れる甲突川には、アーチ型の五つの石橋が架かっていたが
平成5年の大水害で2か所の橋が流出、残った3橋を文化遺産として移築保存した
西田橋はその一つで、この川の水は循環させている!!
<西田橋と御門>
公園の一角には石橋記念館が建っている
また、石橋を渡った先には高麗橋、玉江橋が有るが行けなかった!!
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仙巌園(磯庭園)
<磯 御 殿>
桜島を築山に、そして錦江湾を池に見立てた・・・壮大なロケーションの庭園!!
1658年、19代島津藩主光久が島津家の別邸として建造した
<獅子乗大石灯篭>
畳8帖もある笠石の上には、飛び獅子と言われる大きく口を開けた獅子が乗っている
<御殿からの眺め>
和装姿の女性から説明を聞く、ご婦人たちのグループ
見つめている先は桜島を借景にした・・・次の絶景です!!
<庭園&桜島>
大河ドラマ「篤姫」は、ここで撮影ロケが行われた!!
<反射炉跡>
島津斉彬が興した集成館事業で、建造させた反射炉跡
前にも触れたが、製鉄、造船、紡績、ガラス、印刷、電信など多くの事業を展開した
(左):鉄製150ポンド砲 (右):水力発電所の建物を一部を移築した
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<外国人女性>
軍服姿の西郷隆盛像の近くで出会った、バイタリティー溢れる外国人女性
このような女性の観光客は初めて・・・お互い笑顔を交換!!
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次回は、知覧武家屋敷などを紹介します!!
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鹿児島周遊紀(P-1)<維新・激動の時代を辿る> [九州の旅]
鹿児島周遊記(Part1)
<維新・激動の時代を辿る>
鹿児島には、霧島など観光の名所に加えて、明治維新の原動力になった史跡が多い
全国の都道府県すべてに足を運んでいるが、この地は業務日帰りのみで初訪問
以前から、一度は行きたいと願っていた鹿児島旅行
先ずは明治維新、西南戦争など激動の時代を辿る・・・歴史探訪から始めます!!
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維新ふるさとの道
<ナポリ通り>
鹿児島中央駅から南へ約800m続く道路、ナポリ市と姉妹提携しこの名が付けられた
あいにく、雨が降っていたが・・・「維新ふるさとの道」を目指し出発をする!!
<南 洲 橋>
ナポリ通りから、甲突川に架かるこの橋を渡ると、そこは維新ふるさとの道
橋の石灯篭には島津家の家紋と南洲橋、南洲は西郷隆盛の号です!!
<歴史ロード・維新ふるさとの道>
甲突川沿い(高麗川から高見橋)に造られた、約500mの歴史の散歩道
この道にあった「維新ふるさと館」に入館・・・後述の「若き薩摩の群像」を放映していた
<西郷隆盛 生誕地>
西郷隆盛碑の隣りには、実弟従道の碑も有るが、隆盛に比べると小さい(矢印)
従道は新政府に残留し、海軍郷として軍備増強に努め日露海戦の勝利に貢献をした
<大久保利通 生い立ちの地>
誕生地は高麗町、少年期はここ加治屋町で西郷隆盛と同じ郷中で育つ
奥の樹木のなかに碑が建てられている、西郷隆盛の碑と同じ大きさだそうだ!!
<大山巌 誕生地>
日清戦争の第二軍司令官、日露戦争では満州軍の総司令官として活躍
部下を信頼し作戦を任せ、責任は己でとれる器の大きい人物、西郷兄弟とは従弟
<東郷平八郎 誕生地>
連合艦隊総司令官、旗艦三笠で指揮をとり日露海戦を大勝利に導いた
多賀山公園に像が有るが、今も鹿児島に寄港する世界の海軍が表敬訪問するそうだ
<武家屋敷>
明治維新から日露戦争など激動の時代に、多くの人材を輩出した加治屋町周辺
多くの下級武士の活動が、新生日本の原動力になっている!!
(西郷隆盛・従道、大山巌、東郷平八郎、黒木為禎、大久保利通、山本権兵衛、松方正義など)
<いろは歌の碑>
薩摩藩の「郷中教育」の基本的な精神となった・・・47種の「いろは歌」
島津藩中興の祖、義弘も多大な影響を受け、薩摩武士の士道教育の教典となった
一軍の将を多く輩出した薩摩藩、その根幹はこの「いろは歌と郷中教育」に有るようだ
長州の井上薫、山形有朋と比べ、薩摩では西郷隆盛など私利私欲がない人物が多い
大久保利通が暗殺された後、未亡人に残ったのは多額の借金であったそうだ!!
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西郷隆盛と西南の役
<陸軍大将>
日本で最初の陸軍大将、軍服に身を包んだ西郷隆盛像
城山の麓、照国神社、鶴丸城址、私学校が並ぶ、歴史と文化の道の中心地に有る
説明パネルを読むと・・・像の身長は5、26m 1937年(昭和12年)に建てられた
城山を後ろにして、桜島と錦江湾を見つめている
<鶴丸城跡>
「人を以って城となす」の言葉通り・・・天守閣のない屋形造りの城であった
初代藩主家久が1602年(慶長7年)に築城、翼を広げた鶴に似ているので名がついた
領内には110を越える外城が有ったので、本城への備えは少なかった!!
<西南の役>
征韓論に敗れ下野した西郷隆盛を慕い、鹿児島にもどった300有余名の士族
私学校の少壮気鋭な若者たちの暴発が、西南戦争の発端となった!!
新政府の薩摩の弾薬撤収、西郷暗殺の密偵騒動などが暴発の要因になったようだ
<西南戦争 銃弾跡>
熊本、延岡などの戦線で敗れた西郷軍は,薩摩に戻り城山が最後の戦場になった
私学校の石垣には、政府軍と激しい攻防の繰り広げた銃弾跡が残っている!!
<西郷隆盛 洞窟>
9月24日早朝、政府軍4万の総攻撃に対して城にたてこもる薩摩軍はわずか300名
死を決した西郷は、夜明けを待って洞窟を後にするが銃弾が命中した
その時の西郷隆盛の姿は、妻のイトが縫った単衣に白い兵児帯で有ったそうだ!!
<西郷隆盛・終焉の地>
城山洞窟を出て僅か600mほど、2発の銃弾で大腿部を撃ち抜かれた西郷は
「晋どん、もうよかここらでよか」と、東の皇居を伏し拝み別府晋介の介錯で命を絶った!
<南洲墓地>
西南戦争の戦没者2023名が眠る墓地、墓碑は西郷隆盛を囲むように建っている
西郷に準じ自刄した、桐野利秋、別府晋介、村田新八、篠原国幹らの墓も並んでいた
<敬天愛人>
西郷隆盛が好んで揮毫した処世訓・・・「天を敬い人を愛す」
JR日豊線の城山トンネル入口に懸けてある(矢印)・・・西郷洞窟はこの上に有る!!
トンネルの反対側には、大久保利通の政治信条「為政清明」が刻まれているそうだ
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歴史を語る銅像
<若き薩摩の群像>
薩英戦争で欧米の力を知った薩摩藩は、1865年に幕府に極秘で19名の留学生を
イギリスに派遣、帰国後の彼らは留学経験を活かし薩摩藩、日本の近代化に貢献をした
(寺島宗則、五代友厚、畑山義成、森有礼、村瀬久成など、著名な人たちがいる)
<薩摩藩の傑物>
「大久保利光像」 明治維新3傑の一人、新政府の内務卿として実権を握るが
西郷とは意見を反し敵対、ドライバーさん曰く鹿児島では人気が低いそうだ!
「小松帯刀像」 薩摩藩家老として西郷、大久保を重要な役目につけ、二条城で
将軍慶喜に大政奉還を進言した、大河ドラマ「篤姫」の相手役になった人物!
<坂本龍馬 新婚の旅碑>
龍馬とお龍さんが上陸した甲突川の河口、天保山公園の一角に建てられた旅碑
桂浜の龍馬像と比べると、新婚旅行のためか優しそうな顔に見える
坂本龍馬は、薩長連合の仲介や新式銃購入などを通じ薩摩藩との関係が深い
また、坂本龍馬新婚旅行碑は霧島の塩浸温泉にも有った!!
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今回の鹿児島周遊記は全5件の記事になります、どうぞご覧ください!!
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阿蘇くじゅう紀行(P-3)<花の公園~熊本城> [九州の旅]
阿蘇くじゅう紀行(Part3)
<花の公園~熊本城>
くじゅう連山を縫うようにして通る、やまなみハイウエイを走れば湯布院温泉は近い
雄大な風景を楽しめる阿蘇くじゅう周辺は、ドライブが好きな人にはお勧めのコース
絶景のポイントで下車をして遠景を眺めたが、あいにくの曇り空で視界が悪い
今回の阿蘇くじゅうは忙しい観光になったが・・・大好きな景勝地に略満足です!!
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くじゅう花公園
<公園のゲート>
阿蘇外輪山から、大分・湯布院方面に向かう「やまなみハイウエイ」にある花の公園
くじゅう連山がまじかに見える絶好のロケーションにあり・・・黒川温泉からも近い
広大な敷地の中には、多くの花畑があり季節の花を咲かせている!!
<秋の花壇>
平日の朝9時30分で入園者も少ない静かな公園、花を楽しみながら散策をした
次の花の画像・・・説明は省略します!!
<サルビア園>
<ヒマワリの丘>
<コスモスの花畑>
背後に見える山は「くじゅう連山」・・・雲の中で見え隠れしていた!!
<キンギョソウ花壇>
<季節の花壇>
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ヒゴタイ公園
<ヒゴタイの花>
ここは自然の環境を守り、山野草など貴重な植物を保護している広大な公園
ヒゴタイは夏から初秋にかけて咲く瑠璃色の花、まだ咲いているとの情報で立ち寄った
九州、中国地方に分布している多年草で、環境省の絶滅危惧品種に指定されている
コスモス畑をバックに阿蘇五山の涅槃像・・・???
上の写真は、この看板の撮影です・・・失礼しました!!
多くの花は時期外れでコスモスも咲いていないので、ヒゴタイの種を買って帰った
<ススキ&ワレモコウ>
ヒゴタイ公園から池山水源に向う高原の農道で見つけた・・・ワレモコウ
ドライバーさんが取ってくれたので、ススキに重ねて撮影・・・妻が持ち帰った!!
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池山水源
くじゅう連山の山麓にある池山水源、所在地は熊本県阿蘇郡産山村です
全国名水百選に選ばれ湧水量は毎分30トン、観光地化が進んでいない水源です
湧水池には、昭和51年に偶然掘り出された2体の水神が祀られている!!
(左):湧水池から流れ出る豊富な水量 (右):川になって流れて行く
私は湧水が好き、阿蘇周辺には湧水の里が多いが、短い旅行では周れない!!
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阿蘇外輪山
牛が放牧されている、外輪山の通称ミルクロードを走り熊本駅へ
ススキの草原が何処までも続く、雄大な眺めを満喫しながらのドライブでした!!
切り立った外輪山、カルデラの中に町が見える
江戸時代、熊本藩が通った参勤交代の道と温泉宿場がこの下に有る!!
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熊 本 城
高石垣(20m)の上に建つ宇土櫓と奥に見える天守閣・・・撮影ポイントです
宇土櫓(3層5階)は、小さい城なら天守閣並みです!!
熊本城南西の内堀に建つ5層の飯田丸、平成17年に復元された!!
曲線が美しい重厚な石垣と天守閣、右に平成20年に完成した本丸御殿が見える!!
(この写真は同年5月の撮影です・・・本丸御殿はその時に見学)
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熊本~鹿児島
<熊 本 駅>
リレーつばめで新八代駅に向う、九州新幹線の全面開通は来年3月です
熊本駅と駅前の広場は再開発中でした!!
<列車の車内>
(左):リレーつばめ (右):新幹線つばめ(車掌が巡回)
<新八代駅>
リレーつばめ(左) から 新幹線つばめ(右)に乗り換える!!
<鹿児島中央駅>
鹿児島中央駅に到着、乗車した新幹線車両「つばめ」です!!
ここは九州新幹線の終着駅、大型商業ビルが隣接した立派な駅ビルになっていた
鹿児島はあいにく雨が降っていたが・・・早速、駅周辺の観光に出発!!
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次回は、鹿児島周遊記をアップする予定でしたが
10月23日の「阿佐谷ジャズストリート」を、先に紹介します!!
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阿蘇くじゅう紀行(P-2)<黒川温泉の魅力> [九州の旅]
阿蘇くじゅう紀行(Part2)
<黒川温泉>
久住山の山麓、筑後川源流の田の原川沿いにある、山の中の温泉地
全国人気温泉ランキングでは、湯布院、草津温泉などと共に、上位にランクされている
私は観光地化した湯布院よりも、湯治場の風情を残す黒川温泉の方が好みです
アクセスが悪い山奥の温泉地、しかし黒川温泉を訪れるとその魅力に引き込まれます
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黒川温泉・川端通り
ひなびた温泉で有った黒川温泉に、今では年間30万人を越える宿泊客が来ると言う
日帰り客は、宿泊客の2~3倍にもなるそうで、その人気の高さが伺える
今日の有名温泉地になるまでには、旅館の人たちの地道な努力が有ったそうだ!!
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<新明館の入口>
新明館のオーナーが、ノミ一つで洞窟風呂を造ったことで知られている有名旅館
<❒1. 各旅館は独創的な露天風呂を造り、手形で3か所の露天風呂巡りができる>
<橋から見た旅館>
上の写真と一緒にご覧ください・・・温泉地らしい風情があります!!
<❒2. すべての旅館は、落ち着きのある茶系の濃淡2色に統一されている>
<川端通りと足湯>
この旅館では、川端通りを挟んで足湯が設けられている(観光客は100円)
朝、9時を少し過ぎた時間、観光客には出逢わなかった!!
<自動販売機に注目>
自動販売機まで、徹底して濃い茶色に塗装されている
この辺りは黒川温泉の中心街、しかしコンビニも無い静けさが逆に魅力です!!
<田の原川の眺め>
左の川沿いの建物は、一般に開放されている風呂です!!
<温泉発祥の地蔵堂>
黒川温泉の発祥伝説の有る地蔵尊とお堂!!
<❒3. 温泉街の景観を保つために、更に植樹が行われたそうだ>
<風情のある坂道>
上の車道から川端通りに下る坂道・・・地蔵堂は左下にある!!
<❒.・・・>は・・・黒川温泉が行った温泉起しの対応です!!
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やまびこ旅館
<パンフレットの文章>
申し訳ございませんが、私どもでは 「人様」は二番とさせていただいております
自然の営みにそって、昔からの風情とあるがままの佇まいを大切にしています
飽くまでも自然が一番で、次が人様とさせていただいております
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<茅葺き屋根の門>
旅館の入口には風情の有る、茅葺き屋根の大きな四脚門がある!!
<福禄寿と池>
茅葺き屋根の門をくぐると、雰囲気の良い小さな玄関!!
この池の向い側には、蔵を改装した喫茶と土産物コーナーが設けられている
池の向かいに有った、小さな足湯と温泉卵を入れた石の槽
足湯の後方には、大きな露天風呂(仙人の湯)が造られている!!
<本館に渡る橋>
旅館の中の橋(出逢い橋)を渡って、部屋が有る本館に向う!!
故高円宮さまご一家も贔屓にされていた旅館だそうだ
橋の上から見た、本館の建物と田の原川の流れ!!
地階(瓦屋根の下)は、端から端まで内湯と家族風呂が並ぶ温泉の通りでした
本館側から撮った出逢い橋
本館の中の飾り装飾など
<露天風呂>
朝7時過ぎに「仙人風呂」へ、思いがけず貸し切りでした・・・大満足!!
本館地階には、趣の違った家族風呂が6か所も有り、湯巡りが楽しめます
<部 屋>
奥の板の間は、床暖房がされていたようです!!
<食 事 処>
建物や周囲の雰囲気とは少し趣が違った、今風の食事処です
私たちは、右の写真の「さくらの間」・・・掘りごたつになっていた!!
<夕 食>
ゆっくりと、約1時間半もかけて美味しく頂きました
食べきれなかったデザートは、後で部屋に届いていた!!
<朝 食>
種類も量も多く食べれるかな?、と思ったが残さず頂いた!!
地元のジャージー牛の牛乳も添えてあった
<係の明日香さん>
応対が素晴らしい可愛いお嬢さん・・・ブログにと聞くと二つ返事でOK!!
地元八代市の出身、都会勤めより黒川温泉が良いと言っていたのが印象的でした
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<新明館の姉妹館でのこと>
黒川温泉に初めて行った時には、温泉街の東の外れにある一軒宿、新明館の姉妹館
「山みず木」に宿泊したが、渓流沿いに素晴らしい大露天風呂が有った
早朝、TVの旅番組の撮影に遭遇し、女性の露天風呂が一時ストップしていた!!
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ネットで調べた、全国の温泉人気ランキング (九州が半分を占めている)
1位:湯布院温泉 2位:草津温泉 3位:黒川温泉 4位:箱根温泉 5位:別府温泉
6位:有馬温泉 7位:霧島温泉 8位:登別温泉 9位:指宿温泉 10位:城崎温泉
だ、そうです!!
他の、9か所の温泉は開発が進んだ観光地、黒川温泉だけが違います!!
今回は指宿温泉にも旅行、霧島温泉以外すべての温泉に入った事になる
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阿蘇くじゅう紀行(P-1)<阿蘇外輪山と湧水> [九州の旅]
阿蘇くじゅう紀行(Part1)
<阿蘇外輪山と湧水>
阿蘇くじゅうは、北海道美瑛、信州の安曇野上高地と共に私が好きな景勝地
ここには雄大な景観があり、豊かな水が湧き出る、火山活動が育んだ天然の宝庫
私は気に入った場所には何度もを訪れるが、これで5回目の阿蘇くじゅう観光です
しかし一度として晴れた日に巡り合えず、今回もまた心を残す旅になった!!
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熊本空港
<阿蘇山上空>
高度を下げ阿蘇山の上空を通過し空港に向かう、搭乗機の中から撮影をした!!
中央の色が白い所は、阿蘇中岳の火口でしょうか?
<熊本空港>
馴染みのドライバーさんの出迎えを受け、阿蘇くじゅう観光に出発です!!
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俵山山麓
<萌 の 里>
阿蘇外輪山の一つ俵山の西麓・・・広大な草原の中に俵山交流館・萌の里がある
その草原にあるコスモス畑を散策し、田舎料理でランチタイム!!
50万株のコスモスが、丁度見ごろを迎えていた!!
<田舎料理>
熊本阿蘇地方の田舎料理・・・味噌味のだぼ汁(だんご汁)を頂く!!
食料不足で貧しかった子供のころを思い出す
<阿蘇外輪山>
俵山の北側の峠道から、阿蘇のカルデラと外輪山を望む!!
阿蘇は二重式火山、大陥没したカルデラの中央に、新たに阿蘇五山が誕生した
外輪山は周囲128kmの広大な面積、火口原の中には阿蘇市など3市町村がある
前方奥の山岳は、阿蘇五山の高岳(左)、根子岳(右)でしょうか!!
ここ俵山に寄ったのは・・・ススキの写真を撮るのが目的でした!!
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南阿蘇鉄道
<阿蘇白川駅>
阿蘇火口原の南側を走る、第三セクターが運営する鉄道
無人の駅舎はモダンなトンガリ帽子形・・・白水水源に近い駅です!!
個人タクシー広瀬さん・・・実直な方で大学関係者などリピート客が多く忙しいそうだ
HPはコチラ ⇒ http://www.hirose-taxi.com/index.html
<高 森 駅>
シーズンにはトロッコ列車が走る人気路線の駅舎・・・この日は静かでした!!
高森駅と立野駅を結ぶ起点駅、しかし高森駅から先は建設中止・・・その訳は次に!!
駅舎に小さなカフェが有ったので小休止・・・湧水で淹れたコーヒーが美味かった!!
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阿蘇の湧水
<高森湧水トンネル>
旧国鉄時代、高森線と高千穂線を結ぶトンネル工事中に大量の湧水が発生し断念
その後、高森市が買い取り・・・トンネルから湧水が流れ出る公園として再開発した
毎分32トンの湧水があり、高森町の水道水としても使用している
(左):トンネルの通路(約500m) (左):トンネルの奥から湧水が流れ出ている
ウオーターパール・水玉が光り流れ落ちる美しい造型 奥は湧水の場所
このトンネルの宮崎県側は、高千穂峡に向かう途中に立ち寄ったが
トンネル内は焼酎の貯蔵庫として使用、また観光物産館で焼酎を土産に購入した
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<白川水源>
日本の名水百選に指定されている、阿蘇を代表する湧水
今回で3度目だが、雨が降っていない日に来たのは初めてです!!
毎分60トンの水が、砂を巻き上げて湧き出している!!
しかし見た様子は静かで、これほど大量の水が湧き出ているようには感じられない
旅番組レポーターの故渡辺文雄さんが、日本一美味しいと紹介し有名になった!!
(左):ペットボトル(100円)を買い (右):湧水をボトルに汲み入れる
この湧水は白川の水源となり、熊本市内を通り有明海に流れ込む!!
(左):若者たちと湧水 (右):湧水が川になって流れ下る
人口67万人の熊本市の水道水の水源すべてが・・・地下水で賄われているそうだ!!
阿蘇の恵みを受けた豊富な水を、1日22万トンも使用している
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阿蘇の山岳
<阿蘇中岳の噴煙>
草千里を通り再び外輪山に向かう途中、噴煙を上げる阿蘇中岳を望む!!
あいにくの曇り空、霞も出て視界が悪いが、中岳の麓には草千里が見える
<米 塚>
優美で均整がとれた美しい火山、阿蘇を代表する風景です
米塚と周囲の草原はススキの大群生地・・・牧草として刈り取りの最中でした!!
米塚には、米にまつわる伝説が残っているが、ここでは省略します
標高954m、標高差100mの、小さな火山・・・いい眺めですね!!
<大 観 峰>
大観峰から望む阿蘇五山の涅槃像、姿は見えるが霞んで満足な写真が撮れない
阿蘇は特に雨天が多いとドライバーさんが言う、何度来てもこのような天気で残念
そう言えば土砂降りの雨の中、ミヤマキリシマの花を見に行った事が有る!!
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<黒川温泉>
夕方5時、この日の宿・黒川温泉「やまびこ旅館」に到着です
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次回は、黒川温泉と宿の記事を紹介します!!
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