三陸海岸を訪ねる(6)<気仙沼~南三陸> [みちのくの旅]
三陸海岸を訪ねる(6)
<気仙沼~南三陸~松島>
当初、被災地に訪れることに迷いを感じ、また記事を綴ることにも躊躇したが
被災地の語り部さんなど、現地の人たちは声を揃え 『また来てください』という
被災地のことを忘れないでとの願いが伝わってくる、私たちは見聞きしたことを
何かの形で情報発信することが、復興への石杖の一つになると強く感じた
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気仙沼湾岩井崎
ツアー会社の工程には 『復興のシンボル「昇り龍」を見物』 と記載
予備知識もなく、案内されたところは気仙沼湾の岩井崎
昇り龍の正体
津波で折れた松の木に、枝が重なり龍の形になっている
ガイドさんは子供だましと言われそうだと心配していたが、皆さんは素直に納得
潮吹き岩
しばらく待つとこの写真が撮れた、ツアー仲間は知らずに引き返した
昇り龍と潮吹き岩、私は弁慶さんの記事を思い出した
破壊された民宿
ここには海水浴場として賑わったところ、再開の動きが有ると言う
水難事故遭難者慰霊塔
ガイドさんは、津波で倒れた墓石を積み重ねていると言っていた(白丸)
無残な線路
気仙沼から南三陸へ、バスの車窓に見える景色は倒壊した鉄道線路
JR気仙沼駅から陸前横山駅までの18駅(約50km)は今も不通
BRT(バス高速輸送システム)が運行しているそうだ
高架線路が倒壊、解体工事をしているので有ろうか
高架線路の形状から判断すると駅舎が有ったように見える
迷った末にアップした写真です
防災無線で 『逃げてください』と、最後まで呼び続けた南三陸町の女性職員は
骨組みだけが残ったこの建物に勤務、無線を聞き救われた多くの人々には
永遠にその声が聞こえる事であろう、女性の手には婚約指輪が残っていたと言う
南三陸・ホテル観洋
陸中海岸最大級の規模を誇る、五つ星の宿
志津川湾の入口に位置する、この大きなホテルは津波の被害を免れた
電気、水道がままならぬなか最大600名の被災者を半年間受け入れた
津波は、奥に見える南三陸町に押し寄せ壊滅的な被害を与えたが
無事に残ったリゾートホテル、その明暗に言葉がない
観洋では「語り部ツアー」を実施し、宿泊客を被災地に案内しているそうだ
私たちが宿泊した日、別の団体はコンパニオンを呼び宴会
観洋は地元の海産物などを宿泊客に提供、雇用にも貢献しているであろうが
犠牲になった多くの人を思うと気分は複雑、コンパニオンも地域の雇用か?
ホタテの養殖であろうか早朝から働く人がいた
震災の翌日は、何事もなかったように美しい朝日が水平線から昇ったと言う
女性従業員が見送る手には・・『またおこしくださいませ』の文字
被災地を忘れずに、何度も足を運ぶ訪ねることがお手伝いになると感じた
松島海岸へ
水門も役割を果たせなかった巨大津波
他にも車窓から撮った写真は有るが割愛します
石巻赤十字病院 (三陸自動車道から撮影)
災害拠点病院として、多くの救急患者が運び込まれロビーや廊下は超満員
震災2日後には、1日1251人の急患が運び込まれたと言う
松島海岸の福浦島
岩手県の面積は四国4県に匹敵、三陸海岸の距離は長い
盛岡から松島海岸まで約300kmを走行し松島に着く
三陸海岸の被災地の現状を6回綴ってきたが
3・11の大震災の被災地域は、宮城県南部、福島県、茨城県へ延々と続く
改めて津波の脅威と被災地域の広さを実感した三陸海岸の旅であった
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次回は、三陸海岸を訪ねる(7)<松島海岸~塩釜>を紹介します
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今でもこのような現状ですか、被害が起きる一年前にいったんですが今はあの美しかった風景も一変してしまっているんですね、もう一度中尊寺を訪ねたいです。
by 馬爺 (2013-07-05 09:50)
南三陸町の女性職員のアナウンスがきこえるね~、たまらんね~!合唱
by hieroh66 (2013-07-05 10:54)
こんにちは^^
海岸線が長いですものね~津波も幅が凄かったのでしょうね。
しかし復興が遅いです。量が多過ぎるのかしら~何とかならないかと思うばかりです。
by mimimomo (2013-07-05 14:50)
お疲れさまでした。
被災地をアップしていただきありがとうございます。
忘れないためにもアップしていただき、多くの人々に見て貰いたいです。
by 斗夢 (2013-07-05 14:52)
震災後の色々なニュースを思い出しました。。。
最近TVでもあまり放送しなくなってますが、まだまだこんなに生々しい爪痕がたくさん残ってるんですね・・・
足を運んで少しでも復興のお手伝いをしなきゃ。
by ニッキー (2013-07-05 16:25)
あの松の木は私にも昇り龍に見えます。
すべてが良い方向へ進んで欲しいですね。
けっして忘れてはいけない風景、事実を拝見させて頂き
ありがとうございました。
by 美美 (2013-07-05 16:52)
こんばんは。
お写真を見て、テレビに映し出された情景が蘇りました。
南三陸町の女性職員さんのお声が今も思い出されます。
あのモニュメントとなった一本松が復興を見守っていくことでしょう !
by yakko (2013-07-05 20:52)
復興は、遠い先のようですね。私も津波を経験しましたが、比較になりません。高齢者の方々のご健康を祈っています。
by Silvermac (2013-07-05 21:16)
何かコメントをしたいと思いつつ、何も言葉が出ません。。。
この現実をしっかり目に焼き付けておきたいと思います。
by 銀狼 (2013-07-05 21:17)
行くには覚悟が要りそうですが、行けば微力でも復興に繋がるのか。
観光もですが、はやり基軸になる産業基盤を整えることが必要なのでしょうね。
by orange (2013-07-05 23:32)
人工物の被災した姿も壮絶ですが
松の木の静かな姿に震災の爪痕を
強く感じます。。。。
by 獏 (2013-07-06 07:09)
今も残る大きな爪痕を拝見して、巨大津波をすべて想定外ということで
何も責任がなかったかのように済ませてしまうことに、疑問を感じざるを得ません。
by kuwachan (2013-07-06 10:20)
今でも、このような現状で、大きな津波で悲惨な
ことになってます~風景を忘れないためにも良く
撮って来ましたね、ありがとうございました。
by ryuyokaonhachioj (2013-07-06 17:52)
現状を見るたび、考えさせられることも多いです。
過去のことではなく、まだまだ今の事なんですよね。
南三陸町の女性職員の話しは、今聞いても目頭が熱くなります・・・
by 路渡カッパ (2013-07-06 18:17)
女性職員の避難を呼びかける声をニュースで聞いた覚えがあります。彼女だったのだろうか・・・・
by さる1号 (2013-07-06 20:06)
随分と歩いていろんな所を見て来たんですね。
今日は湿度も高く猛烈な暑さでしたね。
熱中症にはお互い気を付けましょう。
by 旅爺さん (2013-07-06 20:26)
写真を見ながら苦しくなる呼吸、
あれから2年、もう2年、まだ2年。
随分瓦礫は目立たなくなってきたものの、
まだまだこれからなんですね。
by ぐうた (2013-07-07 03:34)
おはようございます。
こうして一枚一枚拝見してると、心に沁みます。
通り一遍の報道には無い重さが、ありがとうございます。
by YUTAじい (2013-07-07 06:05)
「弁慶」の名が出てきてビックリです^^
汐吹岩、かなり辛抱強く待たないと汐吹してくれなかったのを
思い出しています。周りの人たちが誰もいなくなったのも
同じですね。
沿岸部から数キロ内陸部の自宅と勤務先。
その数キロ先には、気持ちがドッと落ち込む津波被害地。
複雑な気持ちの中で生活しています。
忘れてはいけないですが、それでも、過去よりは未来を向いて
進まないといけない!!
そう自分に言い聞かせています。
こうして、koh925さんに記事にしていただき
多くの皆さんの目に触れることはありがたいことです。
by 弁慶 (2013-07-07 06:28)
まだまだ傷後が強く残っているんですね・・・。
骨組みだけのお写真、迷われたようですが、見せていただいてよかったです。
宴会、コンパニオンさん、これも普通がよいのでしょうね。
by moz (2013-07-07 07:28)
馬爺さん
こんばんは
震災の一年前とは見る景色も一変しているでしょうね
早く復興をしてほしいものです
hieroh66さん
こんばんは
女性職員の声に押されて避難し助かった多くの
人たちにとっては、神の声でしょうね
mimimomoさん
こんばんは
復興はこれからでしょうが、それぞれの街の思わくもあり
進行は遅いですね、海岸線が長く被災の大きさを実感しました
by koh925 (2013-07-07 18:23)
斗夢さん
こんばんは
被災地の皆さんが共通して思っておられることは
大震災のことが風化し忘れられることのようでした、そのためにも
今回の旅は良かったと思っています
ニッキーさん
こんばんは
マスコミは悲惨な状況を放送したがりますが、復興が進み始めると
無関心に向かうようです、マスゴミと言われても仕方がないですね
美美さん
こんばんは
昇り龍が、真の復興のシンボルになって欲しいですね
被災地の人たちが恐れているのは、忘れ去られるこででした
by koh925 (2013-07-07 18:31)
yakkoさん
こんばんは
陸前高田の一本松は、大震災を語り継ぐためにも
シンボルとして残すべきでしょうね、南三陸の女性職員の方には
祈らずにはおれません
Silvermacさん
こんばんは
被災地を僅かでも見てきたものにとって、高台移転は途方もない
時間がかかると思っています、どれだけ適当な高台があるのか?
銀狼さん
こんばんは
当初は被災地訪問に躊躇しましたが、行ってみて感じたことは、
現地を見て情報発信が復興に役立つということでした
by koh925 (2013-07-07 18:44)
orangeさん
こんばんは
三陸は地理的なハンディが大きいところです、震災のとき
一番問題になったの道路です、復興と産業を招致する条件は
道路造りからでしょうか
獏 さん
こんばんは
大津波は大きな爪あとを残しましたが、その一方で
自然の造詣も置き土産でしたね
kuwachanさん
こんばんは
誰に責任があるのか、数十年前にさかのぼる事になりますから
難しい判断ですね、普代村の尊重は立派な実績を残しました
by koh925 (2013-07-07 19:27)
ryuyokaonhachiojさん
こんばんは
被災地の皆さんが一番心配されていることは、時と共に
忘れてしまうこと、その為にも私たちが見てきた事を発信すべきですね
路渡カッパさん
こんばんは
大震災から2年4ヶ月、震災の記録をつづり忘れないことが
復興に対して私たちができる精一杯の貢献だと思っています
さる1号さん
こんばんは
南三陸町の女性職員の声が残っているのでしょうか
聞くことは耐えられないでしょうね
by koh925 (2013-07-07 19:37)
旅爺さん
こんばんは
梅雨が明けましたね、これからは暑い夏が3ヶ月
私にとって一番苦手な季節でs、でれだけ熱帯夜に耐えられるのか?
ぐうたさん
こんばんは
そうですね、瓦礫はかなり処理されたようですが
復興はこれから、長い時間がかかrそうですね
YUTAじいさん
こんばんは
マスコミは悲惨な現場には足を運び競って放送しますが
今の状態には目を向けませんね、困ったことです
by koh925 (2013-07-07 19:45)
弁慶さん
こんばんは
今回の三陸海岸を巡るたび、行く前はかなり躊躇しましたが
被災地を見て、また現地の人たちと接することができ
本当に良かったと思っています、情報発信が役立つことを知りました
mozさん
こんばんは
何時もの旅行は観光地や寺社を巡るのみですが
今回は大きく違いました、でも行って本当に良かったと思っています
by koh925 (2013-07-07 19:51)