隅田川橋巡り<両国橋辺り> [東京下町散歩]
隅田川 橋めぐり(1)
<両国橋辺り>
毎月定例の麹町の診療所通い、その途中に皇居の内堀や、四谷・赤坂周辺の
坂道散歩を続けているが、何度も歩いた場所ばかりでコースを決めるのに迷う
この日は麻布・広尾の坂道散歩を検討したが、暖かい時期までお預けにして
今回は、隅田川の橋めぐりを選択、両国橋から永代橋まで歩く事にした
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両 国 駅
<両国駅ホーム>
両国駅は総武本線の旧ターミナル駅、当時のホームが残っている
ホームの先に見える建造物は、東京江戸博物館です
<両国国技館>
何年、何場所、日本人の優勝者が出ていないのか、国技館の名が虚しい
館内の優勝力士額はすべて外国人、今は大相撲に関心がない
隅田川テラス
<JR総武線鉄橋>
両国橋、新大橋、清洲橋、そして永代橋へ、隅田川のテラスを歩く
<蔵 前 橋>
白色の構造物は水道管、その奥に見える黄色の橋が蔵前橋です
幕府の米蔵があった事に由来し、稲の籾殻に合わせ橋全体を黄色にしている
隅田川テラス案内図
大相撲勝負手のレリーフが並ぶ
<赤穂浪士の絵>
泉岳寺に引きあげる赤穂浪士は、両国橋で阻止(左の絵)され永代橋へ向かった
討ち入りの絵も撮ったが割愛しました、旧吉良邸跡は両国橋から近い
<葛飾北斎の絵>
〖富嶽三十六景 御厨河岸より両国橋夕陽見〗(江戸東京博物館所蔵)
3畳ほどの大きさの絵をテラスの堤防に幾つも掲示、その一部を撮影した
〖絵本隅田川より 首尾松の釣舟・椎木の夕蝉〗(墨田区所蔵)
〖絵本隅田川より 新柳橋の白雨・御竹蔵の虹〗(墨田区所蔵)
対岸の柳橋の様子を手前に大きく表現したようだが、その発想が珍しい
両 国 橋
江戸初期、隅田川に架かる橋は江戸の守りのため千住大橋のみであった
市街地の大半を焼失した明暦の大火(1657)で、逃げ場を失った多くの人々が
この辺りで焼死、事態を重く見た幕府は万治2年(1659)に両国橋を架橋した
<橋名の由来>
当時の隅田川は武蔵国と下総国の境界、二つの国を結ぶ橋で両国橋と呼ばれた
江戸の町は橋と共に本所、深川を開き東に拡大する、右前方は柳橋です(後述)
<両国橋東詰の親柱>
この親柱は、江戸期の「両国の花火」をモチーフにしたものであろうか?
両国橋は水害や火災に遭い度々修復、明治37年(1904)に鉄橋に架け替えたが
関東大震災後の昭和7年(1932)に、この橋を大改修し現在に至っている
<JR総武線の鉄橋>
両国橋の上から撮影、東京スカイツリーは近い
柳 橋
<神 田 川>
柳橋は神田川に架かる最後の橋、50mほど先で隅田川に合流する
元禄11年(1698)に初架橋、明治20年に鉄橋に変えたが関東大震災で焼失
この橋は震災復興事業として昭和4年に再建、永代橋のデザインを取り入れた
<柳橋と花柳界>
柳橋の一帯は、江戸、明治、そして昭和初期にかけて花街として栄えた町
80数軒の料亭が軒を連ねたが、平成11年に最後の料亭が廃業した
<簪(かんざし)>
柳橋の芸者は、遊女と違い「芸」で立つことを誇りとしプライドが高かったと言う
<柳橋南詰のパネル>
正岡子規は、次のような句を詠んでいる
<小 松 屋>
柳橋の北詰にある昔の風情が残る江戸前の佃煮店、船宿もある
花柳界が盛んなころは、柳橋の料亭がお土産に使っていたと言う
お土産に「生あみの佃煮」「かつお小町」を購入したが、中々美味しい
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次回は、隅田川橋巡り(2)<深川浜町辺りの橋>を紹介します
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おはようございます
何か憧れる景色です(^_^)ニコニコ
by すー (2015-02-20 04:22)
水上バスは時々乗るのですが、こうやって歩いたことはないです。
たまには歩くのも良さそうだな、と思いました(^^)
by isoshijimi (2015-02-20 05:46)
おはようございます。
スカイツリー出来る前散策しましたが・・・色々見所も増えてる様ですね。
by YUTAじい (2015-02-20 06:50)
大相撲ののぼりばたは大漁旗のようでもあり、賑やかでいいですね。
今千代田区で「坂」と「橋」の企画展をやっているようです。
by 駅員3 (2015-02-20 07:37)
おはようございます
国技館のカラフルなノボリバタも
スポンサーいりなんですね
by kazu-kun2626 (2015-02-20 07:50)
おはようございます、これからの隅田川は桜が咲き春の隅田川の歌のような感じになりますね、(春のうららの隅田川・・・・・・・)
新橋芸妓や辰巳芸妓は芸を売ると聞かされました、一度だけ川遊びに行きましたときに呼びましてそう聞かされましたね、踊りや三味が流れる隅田川粋なお江戸もいいですね。
by 馬爺 (2015-02-20 08:20)
橋の名の由来。納得です。
ここは川岸に立つと圧迫感がありますね。
洪水対策なのでしょうけれど、少々息苦しい風景です。
桜が咲いたら...どこへ行こうかと思案中です。
by orange (2015-02-20 08:53)
橋には夫々の橋に因んだ色々な工夫が凝らされているのですね。
今も昔も水辺の風景はいいものですね。
by kuwachan (2015-02-20 12:26)
今日は~^
何時もお伺いする度に 凄い! と感嘆致してますvv
お元気ですね! とに角良くまめに歩かれてますね
その上 几帳面で居られることは 今更ながら言う迄もありませんが
実に子細な心配りの紹介文ですね 感心してしまいます
隅田川に架かる橋の中でも 白髭橋ー桜橋ー言問橋―吾妻橋
4月のサクラ咲く頃は対岸から眺める向島の桜並木も 良いですね
by まつみママ (2015-02-20 17:23)
橋に芸者の心意気の簪ですか、こういうのは歩かないとなかなか気が付かないですよね。
by yuzuhane (2015-02-20 20:26)
両国・・・行きたいなあ〜〜♪
相撲部屋覗きたい。へへ;
昔・・・小学生の頃に大鵬を見た事あるのよ。
田尻町に相撲の巡業・・・
若貴が来たよ・・・見に行ったのよ。^^
by hatumi30331 (2015-02-20 21:20)
息子があみの佃煮でご飯を食べるのが好きで、埼玉の亡き義父が良く佃橋まで買いに来て送ってくれました
ウフフ(^^)暖かい時期までお預けですか…
お写真の素晴らしいyuzuhaneさんもコメント欄に書いてくれてましたが、麻布十番の七面坂傍の「白い黒」という豆菓子屋さん、お洒落でした
坂道探訪の際是非!
今日は松濤散策してました(^^;
by viviane (2015-02-20 21:33)
隅田川沿いの散策、私も大好きです。勝鬨橋から両国くらいまでゆっくり時間をかけて歩くのがわたくしのコースになってます。
橋は清洲橋が一番好きです。
by ニッキー (2015-02-20 22:07)
日本人力士の優勝は“若貴時代”で終わってしまいましたね^^;)
無敗を誇っていた千代の富士が貴乃花(当時は貴花田だったかな?!)に敗れ、引退を発表した時の「体力の限界!!」と涙したシーンが、今でも印象深く脳裏に焼き付いています(T^T)
by 風来鶏 (2015-02-20 22:28)
私も今の相撲には全く興味がありません。
外国人力士ばかりで何が国技だって感じだしね(^^;
by Aちゃん (2015-02-21 01:25)
此処が両国国技館・・・今度お相撲やっているとき見に来ようね〜・・・あれから何年?〜ず〜っっっと待っていた様な・・・テレビで見てるから良いけれど。。。宿題忘れているような。。。時々思い出す私の記憶。。。(笑)
by 沈丁花 (2015-02-21 05:53)