旧岩崎邸庭園＜無縁坂～不忍池＞

旧岩崎邸庭園

＜無縁坂から不忍池＞

湯島天神下から不忍池に向かうと、池之端に旧岩崎邸庭園が有る

越後高田藩江戸屋敷、後の旧舞鶴藩知事（牧野弼成）から岩崎弥太郎が購入し

三菱財閥３代の岩崎久弥によって、明治２９年（１９２９）に竣工された邸宅

旧岩崎邸は初めての訪問、その後は無縁坂、不忍池を散策し帰路についた

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 旧岩崎邸庭園

　 ＜正面玄関から撮影＞ 

旧岩崎邸庭園は、三菱財閥創業者一族の岩崎家の旧邸宅および庭園を

公園として再整備した史跡、洋館などの建物は重要文化財に指定されている

建物の設計は、鹿鳴館やニコライ堂などを設計したジョサイア・コンドル

＜庭園側から撮影＞

 岩崎家の集まりや、外国人、賓客を招いてのパーティーなどに使用され

１階は食堂、厨房、書斎、客室、２階は客室、集会場、地下には機械室があった

客室から執事の部屋には、押釦式チャイム（電気）で繋がっていた

＜館内の係員に聞くと＞

全部屋と要所にある、１６か所の暖炉の熱源は、薪・石炭を使用

１・２階には、日本で最初の「水洗トイレ」が設けられ

また地下室には、館内で使用する自家発電設備（石炭）も備えられていた

＜撞球室から見た洋館＞

二つの建物（撞球室と洋館）は、地下道で繋がっている

洋館の背後に和館（岩崎家住居など）が残っているが、改装中で入館できず

岩崎家が贅を尽くし建てた邸宅、その財力の大きさが伺われる

＜サンルームから撞球室＞

建物の中は撮影禁止のため、サンルームから外を撮影

スイスの山小屋を意識した造りで、撞球を楽しむための建物になっている

 

＜撞球室（ビリヤード）の内部＞

和館が改装中のため、岩崎邸の紹介ビデオを流していたので拝見

＜サンルームのシクラメン＞

＜蕗の薹（ふきのとう）＞

岩崎邸のゲートから庭園に向かう坂道の土手で見た蕗のとう

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無 縁 坂

＜坂道を散歩＞

石垣の中は旧岩崎邸庭園、この坂を上がると東京大学鉄門がある

さだまさしの歌・・「無縁坂」が大好きな妻を案内した

妻は坂を歩きながら・・この歌を口ずさんでいた　＜⇓＞

http://www.dailymotion.com/video/xat1ke_yyyyy-yyy_music

坂道のほぼ中間に有る「講安寺」まで散策をする

＜浄土宗 講安寺＞

慶長11年（1606）に湯島天神下に創建されたが、元和2年（1616）に移転

当初は無縁山法界寺と称していたのが、無縁坂の名の由来のようだ

講安寺の本堂と庫裡は、寺院としては珍しい土蔵造りになっている

外壁が漆喰で何度も塗り込められた土蔵造り本堂は、文京区の指定文化財

火事に悩んだ江戸の人たちの知恵（防火対策）だという

石造りの三重塔

各層の屋根の角には隅鬼（天邪鬼？）が配されていた

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不 忍 池

＜池のなか道～弁天島＞ 

不忍弁天堂は改修工事中で拝観できず、写真も撮らず

不忍池の弁天島には、実にユニークな石碑が多い

ふぐ供養碑、包丁塚、スッポン感謝の碑、暦塚、めがねの碑、他にも多数

＜ボート池の野鳥＞

蓮池とボート池の間の中道を、弁天島に向かうと野鳥の群れが

餌をやらないで下さいと書いてあるが、お構いなしで与える人たちが多い

集まっている野鳥は・・ユリカモメ・キンクロハジロ・カモ・シラサギ・ハト

カモに餌を与えるオジサン

スズメに餌を与えるオジサン！

＜駅伝発祥の碑＞

 帝都５０周年大博覧会を記念し、大正6年（1917）4月27日から3日間にわたり

京都三条大橋をスタートし、博覧会正面玄関の上野不忍池をゴールとする

「東海道駅伝徒歩競争」が行われたのが、日本最初の駅伝だと記されていた

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次回は、ベトナム旅行記に戻り古都フエの古寺を紹介します

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コメント 20

岩崎邸の佇まいが素敵ですね。
激動の時代を生き抜いて、財を築き上げた人に相応しい
立派なお屋敷ですね。「龍馬伝」でも登場したお庭ですね。
このお家の家系の方が職場に居ます。とてもサバサバとした
仕事のできる女性ですよ。DNAが受継がれているのでしょうね。
by orange (2012-03-13 00:51) 

弥太郎はゅっしかちの安芸市でも人気は無いようです。
by Silvermac (2012-03-13 06:26) 

おはようございます。
とても個人のお宅とは思えないような立派な建物ですよね。
仕事で近くに行ってお庭の方から眺めたことがあるのですが
広々お庭も素晴らしいですよね。
by kuwachan (2012-03-13 06:41) 

旧岩崎邸庭園、私も一度行きましたが見事ですね。
建物内部、撮影禁止になっちゃいましたか。
　桜の季節、お越しをお待ちしていますm(_ _)m


by 弁慶 (2012-03-13 06:59) 

さすが旅好きじいさんですね！
ツボをピチっと抑えて分かりやすい説明文。
有難うございました。
by 斗夢 (2012-03-13 07:25) 

岩崎弥太郎低見てみたいです。
東京にはまだまだ見たいところはたくさんありますね。
食べごろなふきのとう＠＠　春の香りが漂ってきます。
ご夫婦で・・・仲の良さが伝わってきます。
by せつこ (2012-03-13 11:43) 

orange さん
　こんにちは
　岩崎弥太郎には、先見性と、バイタリティーと、運が有ったのでしょうね
　そして、何よりも時代が良かったのかも知れません
　歴史上の人物の子孫が近くに居られるとは興味深いですね

Silvermac さん
　こんにちは
　出身地で人気が無いのですね、岩崎弥太郎は
　また、財を築く過程で、随分乱暴な行動をしていますね

kuwachanさん
　こんにちは
　洋館に合わせた立派な庭園がありますが
　生憎工事中で、しかも花が無い時期でしたので残念でした


by koh925 (2012-03-13 14:02) 

こんにちは。
旧岩崎邸庭園は素晴らしいですネ。でも高知には安芸に実家があるだけで 何も残しておられないんですよ。苦労された時代だったので思い出したくもなかったのでしょう〜 !　雀が慣れているのにビックリ( ・_・;)
by yakko (2012-03-13 14:05) 

弁慶さん
　こんにちは
　旧岩崎邸庭園、以前は室内の撮影ができたのですね
　日本では、撮影禁止の場所が多すぎます
　長く続いた寒さも終わりに近づきましたね、桜を楽しみにしています

斗夢さん
　こんにちは
　お誉めを頂き恐縮です、何時もする事なんですが、
　今回も室内にいた人に質問をし聞き出しましたが、パンフレット
　などに書いていないことが分かりますので、大いに参考になります

せつこ さん
　こんにちは
　長年住んでいる私にも、知らない東京が沢山残っています
　どうぞ、東京に遊びに来て下さい、海外旅行から帰ってから
　蕗のとうを見て食べごろとは、流石に雪国のご婦人ですね
by koh925 (2012-03-13 14:13) 

yakko さん
　こんにちは
　岩崎弥太郎は地元では尊敬されていないのでしょうか
　２代、３代が、さらに財を築いたのでしょうね
　沢山、野鳥がいるなかで、スズメだけが、あの人に集まっていました
by koh925 (2012-03-13 14:20) 

無縁坂、以前私も訪れました。
その時調べて、初めて知った江戸時代の『無縁』という意味…自由、また仏教用語では仏の慈悲の心という意味もある…には驚かされた記憶があります。
それを知ってから、さだまさしの歌が、違って聞こえるようになりました。
by 駅員3 (2012-03-13 16:23) 

一目千本桜の件
船岡城址公園はJR船岡駅から1Km、麓からは坂道ありますので
20分くらいでしょうか。タクシーもあります。
http://maps.loco.yahoo.co.jp/maps?lat=38.05656264&lon=140.76578953&ac=04323&az=&z=15
by 弁慶 (2012-03-13 19:23) 

追申
　船岡城址公園に行ったら「樅の木」を探してください。
地震の後は立ち入り禁止になっていましたが
昨年10月に展望台が完成したようですので眼下に一目千本桜が
展望できます。
　

by 弁慶 (2012-03-13 19:46) 

駅員3さん
　こんばんは
　そうですか、無縁と言う時の意味、仏教用語は分かるような
　気がします、駅員3さんは調べ上手ですね

弁慶さん
　こんばんは
　重ねがさね有り難うございました、樅の木は残った
　原田甲斐は悪人ではなく、仙台藩の窮地を救った人物として
　書かれていましたね、楽しみが増えました
by koh925 (2012-03-13 21:28) 

岩崎邸、洋館も和館も素晴らしいたたずまいですよね。正面玄関からもですが、庭のテーブル越しの一枚がいいですね。以前は内部も撮影ができたのが、大河ドラマの龍馬伝の影響で来訪者が増えて撮影禁止になったと聞きました。ミントン製のバルコニーのタイルとか、名前を忘れましたが、再現された高価な壁紙とか、見所が多いですよね。
by yuzuhane (2012-03-14 07:28) 

今日は～＾
ベトナム記事　只今遡って全て拝見させて頂きました
何時も遅くなり　すみません　<(_ _)>
これまでに全く行った事も無くニユース等で知るだけのベトナム
拝見してすっかり　イメージが変わりました
いい意味で　大変お勉強になりました
日本からしたら　とっても想像も出来ない事柄や風習などに感嘆！
何処でもそうですが　実際に足を運んで体験して見ないと解らないですね
私も中断していた海外旅行　秋頃にと考えてます　多分ヨーロッパの何処か

本日の記事　全て懐かしいで～すｖｖ　
湯島天神様　とか　池の端　無縁坂　不忍の池
そうですね　何時行っても誰かがきっと家から持参のパン等　与えてますね
与えないで下さいの立札など一切無視してご自分が楽しんで居る様です
きっと　様々な事情で　寂しい人なのかも～
少しずつ暖かさが増して来たようですが　まだまだ油断出来ません

by まつみママ (2012-03-14 11:50) 

運が良いとか悪いとか～♪　かみしめる様なささやかな人生の母を
無縁坂を上る度に息子が思うのですよねぇ(人´ω｀)ｼﾐｼﾞﾐ
こんにちは～
この時代の歌を口ずさめるのは、たぶんウチの母も口ずさんでいたから！(笑)
「無縁坂」といい「不忍の池」といい、雰囲気のある名称が沢山あるのですね～
by ミムラネェ (2012-03-15 10:53) 

都内も、時間を作って撮り歩くと色んなところが撮れて楽しいでしょうね。
こういう建物もですが、気付かない場所とか忘れている場所、ありますよね。特に上野界隈はもしかしたら、楽しいかも、、と感じました。
いつもありがとうございます。
by hidens (2012-03-15 11:05) 

yuzuhaneさん
　こんにちは
　そうですか、以前に行っておられるのですね
　和館が工事中で有ったのは残念でした、館内では係の人に質問し
　お陰で通り過ぎただけでは分からない事も知りえました

まつみママ さん
　こんにちは
　ヨーロッパ旅行を計画中・・いいですね、行くまでも楽しみの一つです
　私の記事は長いので、読んで頂くのが大変でしょうね、すみません
　不忍池に屯しているおじさんたち、私もそのように感じました


by koh925 (2012-03-15 14:12) 

ミムラネェさん
　こんにちは
　あの歌は、亡くなった母親の事を思い出すのでしょうか
　妻は、よく口ずさんでいます、坂を歩きながら歌っていました
　お二人の、お母さんたちを案内出来れば良いですね
　私が思い出すのは、東京に里帰り旅行をさせてあげたかった
　母親を思い出す「東京だよおっかさん」です

hidensさん
　こんにちは
　東京には、江戸・明治のころの歴史を偲ばせる場所がありますね
　銀座、浅草方面にの記事は拝見しますが
　hidensさんの目線でみれば、どのような東京が映るのか
　スカイツリーも完成しますので、東京にもカメラ旅にお出でください

by koh925 (2012-03-15 14:22)