京都旅行記(8)<古寺巡拝) [京都の桜]
京都旅行記(8)
<古寺巡拝>
京都の東山は、清水寺、知恩院、建仁寺などの古刹、そして八坂神社が有るが
何度も参拝しているので、今回は青蓮院の庭園、三十三間堂、六波羅蜜寺の仏像拝観と
そして六道の辻の珍皇寺へ、何れも数年から数十年ぶりの巡拝です、京都には
再訪したい寺社が数多く残っているが、行ける回数が限られる年齢になった
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<旅行日:3月8日>
<青蓮院>
青蓮院は、粟田御所呼ばれる天台宗三門跡のひとつ、最澄や円仁など高僧の
住居で有ったが、鳥羽法皇が殿舎を造営し門跡寺院としての青蓮院が始まった
知恩院から平安神宮に向かう神宮道は何度も通っているが、青蓮院は久しぶりです
大楠(天然記念物)
親鸞聖人お手植えの楠の巨木、枝が土塀を乗り越え張り出している
華頂殿から庭園
この日のは、華頂殿から庭園を眺めるのが目的、静かな時を過ごせた
相阿弥の庭を眺める女性2人、1人は欧米系の女性でした
しばし庭を眺める
華頂殿の部屋
襖絵、三十六歌仙の撮影はOK、 寝殿、小御所は見学できるが撮影は禁止
小御所の屏風
小御所から庭園
<三十三間堂>
今回の旅行は、観梅が目的で寺社巡りをしたが、仏像の拝観をしていないので
この日は行先を東山一帯の寺院に絞り、三十三間堂と六波羅蜜寺(次)で
仏像を拝観したが、寺院の仏像はいずれも撮影不可、ブログに使う写真がない
国宝 仏像拝観
中央に巨像の千手観音菩薩、その左右に千体の観音立像、1001体が本尊です
また、風神・雷神像、二十八部像、すべてが国宝で、厳粛な思いで参拝拝観をした
三十三間堂 庭園
三十三間堂 通し矢の場所
<六波羅蜜寺>
六波羅蜜寺は、踊り念仏で知られる空也上人が建立した寺院
空也上人は十一面観音を車に乗せ引きながら念仏を唱え、病人に茶をふるまい
救ったという、当時は疫病が流行し、鴨川は遺体の捨て場で葬送の場であった
空也上人像の写真
上人の口から6体の阿弥陀仏の小像が吐き出され、南無阿弥陀仏の6像になっている
この日、六波羅蜜寺に訪れたは「空也上人像」の拝観が目的でした
本堂と十一面観音立像
本尊は秘仏のため、お前立観音像が境内に配置されている
右下に「一願石」があり願いを込めて3回廻す、妻は回していた
この奥に収蔵館「令和館」がある
空也上人像、薬師如来坐像、四天王立像、地蔵菩薩像、平清盛像などを拝観した
門前から六道の辻へ
<六道珍皇寺>
六道とは、仏語で衆生が生前の業因により生死を繰り返す、六つの迷いの世界
天上道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道を言う(六地蔵は六道です)
六道の辻
六道の辻は、六道へ通じる道の分かれる所の意で、一般的に珍皇寺の門前です
お参り
六道の辻「この世への出口」
小野篁(たかむら)「閻魔王宮の臣」
小野篁「冥府との往復の井戸」
小野篁は御所の臣、井戸から「あの世と・の世を」を行ったり来たりしたという
この日は拝観できず、入口の隙間から遠く見えるようになっていた
迎え鐘
お盆の六道まいりでは、あの世から霊を迎えるため、お堂の穴から延びる綱を
引いて鐘を鳴らす、鐘の下には冥界に通じる穴が有り、そこからあの世へ鐘の音が
響くという、 妻と二人で綱を引き鐘を鳴らした(綱は中央の下に見える)
3月初旬の京都旅行記、出し遅れになりましたが、この記事で終章です
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