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京都さくら紀行(12)<古寺巡拝1> [京都の桜]

京都さくら紀行(12)

<古寺巡拝1>

京都を旅行すると、金閣寺や清水寺など観光客が多い寺院を避けることが多い

秀吉の花見で有名な醍醐寺には一度行ったが、花見客の多さにその後は敬遠

この日は、退蔵院「紅しだれ」、仁和寺「御室桜」、大覚寺「しだれ桜」に大満足

そして神泉苑、法金剛院、清凉寺を追加したので、嵯峨野は途中で切り上げた

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<撮影日:4月8日>

<神泉苑>

神泉苑は平安京遷都の際、宮中の付属庭園として造られた由緒ある庭園

常に清水が湧き出すことから神泉苑と名付けられ、宴遊、花見などが行われたが

徳川家康が二条城を築城する際に大きく割譲され、現在はその一部が残る

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法成就池

弘法大師空海が勅命により祈雨をして成就したことから、この名が付いた

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成就橋

願い事を念じながら橋を渡ると、願いが叶うと言い伝えられている

日本唯一の恵方社(後述)も有り、パワースポットです

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成就橋としだれ桜

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真言宗寺院

石の鳥居、朱塗りの成就橋、神社に見えるが現在は真言宗東寺系の寺院です

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善女竜王堂

弘法大師が祈雨をした善女竜王を祀っている

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日本唯一の恵方社「歳徳神」

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今年の恵方は「北北西」です

観光タクシーのベテラン、ドライバーが、神泉苑の恵方社を知らず説明をした

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<法金剛院>

法金剛院は、唐招提寺に属する律宗の寺院、創建は古く平安時代の初期ですが

その後、平安後期に待賢門院(鳥羽天皇中宮)により再興し法金剛院に改められた

通称「蓮の寺」として知られているが、桜の時期に訪れる人は少ない

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本堂と待門院院桜

30年ほど前に訪れたことが有るが、その日は境内から仏像を直接拝観できたが

現在は特定日のみ特別公開、幸い待賢門院桜の見ごろに合わせ公開されていた

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本堂 特別拝観

本尊は、丈六阿弥陀如来坐像(国宝)、丈六とは1丈6尺(2.27メートル)

十一面観世音菩薩(重文)、僧形文殊菩薩(重文)、地蔵菩薩立像(重文)

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地蔵菩薩堂

ガラス越しに、丈六金目地蔵菩薩坐像を拝観、大きな地蔵尊でした

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国指定 名称庭園

境内のいたるところに蓮の鉢を置いてある、花の時期は人出が増えるでしょう

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待賢門院桜

法金剛院のしだれ桜は、やや紫色が特徴です

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境内の地蔵尊

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<清凉寺>

仁王門

嵯峨釈迦堂の名で呼ばれ親しまれている寺院

天龍寺、二尊院などから大覚寺に向かう中間にあり、本堂の外で参拝した事は有るが

この日は、本堂内に上がり内陣拝観と参拝、そして庭園も拝見した

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仁王門から境内

入学式を終えたピカピカの一年生の女の子が二人、境内で写真を撮っていたが

小学生になった事が嬉しいのか、私たち夫婦にランドセルを見せてくれ少し会話

清涼寺の境内は、時代劇(祭り屋台に賑わい)のロケ地にもなっている

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清凉寺本堂

本尊は、生身の釈迦如来像(国宝)ですがお姿は拝観できない

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弁天堂

清凉寺の回廊から庭園を拝見し弁天堂を撮影、落ち着いた庭園でした

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門前の町並み(商店)

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次回は、京都さくら紀行(13)<古寺巡拝2>を紹介します

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