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新春 鎌倉さんぽ(2)<長谷寺の朝> [神奈川の旅]

新春 鎌倉さんぽ(2)

<長谷寺の朝>

今回の鎌倉巡りは1泊2日のゆとり旅、由比ヶ浜に近い旅館を朝9時に出発し

江ノ電を使用せず、ひと駅歩き約30分後に目的の長谷寺に到着

長谷寺には何度も訪れているが、このような早い時間は初めての経験です

清々しい朝の境内をゆっくり歩き諸堂に参拝、約1時間半も過ごした

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<撮影日:1月8日>

<長谷観音>

大和長谷寺(奈良県桜井市)の開基である徳道が、養老5年(721)に楠の大木から

二体の十一面観音を彫り、その一体を本尊としたのが大和長谷寺、そして

もう一体を海に流したところ15年後に三浦海岸に流れ着き、鎌倉の長谷寺が創建された

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海光山慈照院長谷寺(長谷観音)

徳川家康により伽藍の修復を受け、真言宗から浄土宗に改宗している

大和長谷寺は真言宗豊山派の総本山、花の寺として知られ人気の高い寺院です

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妙智池

石灯篭の映り込みを撮影する

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放生池

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散り残る紅葉

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紅葉の下に春の便り・ロウバイ

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和み地蔵

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良縁地蔵

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観音堂

大和長谷寺と同様に、右手に数珠と錫杖、左手に水瓶を持つ長谷寺形式

妻は、大和長谷寺の十一面観音に魅せられ、今まで5度以上も参拝に行っているが

鎌倉長谷寺の十一面観音も同様に崇拝している、像高9.18メートルの巨像です

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本尊・十一面観世音菩薩

長谷観音に参拝し、観音ミュージアムに入館したが撮影禁止で写真はない

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阿弥陀堂

観音堂の右隣にある阿弥陀堂、浄土宗の本尊である阿弥陀如来坐像を中央に

そして、脇侍には十一面観音立像、如意輪観音半跏像を安置

この十一面観音は、観音堂の本尊十一面観世音菩薩の前立であったように思うが?

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阿弥陀三尊像

阿弥陀三尊の脇侍は観音菩薩と勢至菩薩、ここでは如意輪観音が脇侍です

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海光庵で小休止

時間はたっぷりある、甘酒をいただき小休止することにした

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由比ヶ浜の海

長谷寺の院号は海光山、まさに朝日で海が光っていた

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出世大黒天堂

鎌倉江の島七福神めぐりで紹介済みです(1月12日公開)

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さわり大黒

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福徳弁財天堂

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弁財天

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書院の枯山水庭園

大黒天堂に隣接する書院に入ると、見事な枯山水庭園でした

書院では写経、写仏を行っている

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弁天窟

朱塗りの鳥居の奥は弘法大師が参篭した弁天窟、何度も入っているので省略です

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鎌倉の宿わかみや

江ノ電由比ヶ浜駅から徒歩5分、全室海に面し海岸まで2分

宿泊料金はリーズナブル、温泉もあり、料理・サービスも上々、3回利用している

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正月飾りと永久百首

我ひとり 鎌倉山を越え行けば 星月夜こそうれしかりけれ(藤原実成女)

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次回は、新春鎌倉さんぽ(3)<鎌倉~江の島>を紹介します

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新春 鎌倉さんぽ(1)<北鎌倉の古寺> [神奈川の旅]

新春 鎌倉さんぽ(1)

<北鎌倉の古寺>

鎌倉江の島七福神めぐり(前記事)を兼ねた、古都鎌倉の寺社巡拝

自宅から北鎌倉まで往復すると4時間以上、高齢の私たちには日帰りが無理になった

そこで由比ヶ浜に近い旅館を予約し2日間の予定で歩いたが、その歩数は

2日間共に13500歩以上、宿泊は正解でしたが、それでも疲れと道連れでした

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<撮影日:1月7日>

<北鎌倉駅>

午前11時、新春の鎌倉さんぽのスタートです

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<松岡山東慶寺>

弘安2年(1285)鎌倉幕府第8代執権、北条時宗の夫人覚山尼が創建

鎌倉尼五山の中で現存する唯一の寺院で、明治35年(1902)まで男子禁制であった

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本堂(泰平殿)

かつて女性から離婚できなかった時代、縁切り寺、駆け込み寺として

明治に至るまでの約600年間、縁切り法を守り女性を救済していた

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本尊 釈迦如来坐像

重用文化財の聖観音菩薩立像を安置する松岡宝蔵は、月曜休館で拝観できず

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露座の金仏「釈迦如来坐像」

朝の11時過ぎ、入山者の姿は少ない

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鐘 楼

周辺の梅の木には白い斑点模様、清掃をしていた女性に聞くとウメゴケです

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ウメゴケ(梅苔)

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境内の花「スイセン」

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境内の花「十月桜」

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境内の花「ロウバイ」

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境内の花「木瓜」

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<金峰山浄智寺>

条時頼の三男を弔うため、弘安4年(1281)に創建、鎌倉五山第四位

臨済宗円覚寺派に属する、最盛期には七堂伽藍を備え塔頭も多かったと言う

石橋が架かる小さな池の左奥に、鎌倉十井のひとつ「甘露の井」がある

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参道の石段

すり減った鎌倉石の石段、浄智寺で最も古寺の風情を感じる参道です

石の質が柔らかい官倉石、石段の凹凸が長い歴史を物語っている

前方の山門は鎌倉で唯一の中国式楼門、花頭窓の上部に梵鐘がある

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仏殿(曇華殿)

仏殿の正面奥に、本尊の三世仏が安置されている

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三世仏

左から、阿弥陀如来(過去)、釈迦如来(現在)、弥勒菩薩(未来)です

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高野槙の大木

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書院の庭園

竹林ごしに庭園を撮影、竹の種類は何なのか、実に細い

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布袋尊像

福徳円満の神と知られる布袋尊、境内裏手の洞窟に安置されている

前記事の「鎌倉・江の島七福神巡り」でも紹介している、背後にも仏像「次」

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洞窟の仏像

仏像の名は不明ですが、布袋尊は弥勒菩薩の化身です

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浄智寺の出口

浄智寺の左手の坂を上ると源氏山、そして銭洗い弁天に行ける

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境内の花「三椏」

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境内の花「ニホンスイセン」

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境内の木の実「千両?」

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<ランチタイム>

和菓子司 三ヶ月堂「花月」

浄智寺から鎌倉街道を鶴岡八幡宮に向かう途中、建長寺に近いこの店で昼食

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白玉ぜんざい

高齢の私たちには適量、たまにはこのような甘いものの昼食も良い

スイセンの花を添えるサービス、妻は自宅に持ち帰り細やかな活花にした

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次回は、新春鎌倉さんぽ(2)<長谷寺>を紹介します

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鎌倉江の島七福神巡り [神奈川の旅]

鎌倉江の島七福神巡り

隅田川七福神2回、浅草七福神、谷中七福神、川越七福神、青梅七福神

そして、昨年は七福神巡りの発祥と言われている山手七福神(目黒)を巡ったが

私たち夫婦は共に卒寿が過ぎた、そこで鎌倉江の島七福神巡りで締めにしようと

鎌倉市内に宿をとり2日間の巡拝、年相応に厳しい疲れが残った正月でした

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<1日目:1月7日>

<はじめに>

東慶寺、浄智寺、鶴岡八幡宮、そして早朝の長谷寺などで撮った写真は多いが

この記事では七福神巡りのみ、後日改めて鎌倉散策記を紹介します

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布袋尊「浄智寺」

<福徳円満>

東慶寺と山を挟んだ谷戸に建つ寺院、周辺には円覚寺、建長寺など禅宗の寺院が多い

宗派:臨済宗円覚寺派・鎌倉五山第四位 寺号:金宝山浄智寺  本尊:三世仏坐像

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鐘楼と参道

すりへった鎌倉石の参道が古刹の佇まいを見せている

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布袋尊石像

境内裏の洞窟に等身大の布袋尊像を安置、宝がそこに有るよと指をさしていると言う

「お腹をなでて下さい元気が貰えます」と記載、唯一手が触れられる七福神です

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旗上弁財天「鶴岡八幡宮」

<諸芸成就>

鎌倉武士の守護神、鎌倉幕府の初代将軍源頼朝ゆかりの神社として知られている

神は、応神天皇(15代)、比売神、神功皇后(応神天皇の母)の三柱

境内には白旗神社、若宮などの摂末社が多く、参拝に訪れる人が多い

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旗上弁財天社

源頼朝が平家滅亡を祈願したとされる弁財天、源氏池の中の島に有る

後で知ったが弁財天は国宝館に安置、国宝館に立ち寄るべしでした

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弁財天の社殿

扉は閉まったまま、参拝をしたが身代わり弁財天が有るのかは不明

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毘沙門天「宝戒寺」

<勝運来福> 

後醍醐天皇の勅命により、足利尊氏が北条家ゆかりの地に建立した古寺

宗派:天台宗  寺号:金龍山釈満院円頓宝戒寺  本尊:地蔵菩薩

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宝戒寺社殿

萩の寺として知られているが、参道も境内も刈り込まれ春を待つ状態です

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本堂内で参拝

本堂の正面に本尊の地蔵菩薩、左に毘沙門天を安置、右手には慈母観音菩薩

朱印を受ける人たちが堂内に並び30分待ちでしたが、近くで参拝できた

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寿老人「妙隆寺」

<長寿延命>

鍋かむりで知られるという日親ゆかりの寺院、宝戒寺から小町大路を南に約5分

宗派:日蓮宗  寺号:叡昌山妙隆寺  本尊:釈迦牟尼仏

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妙隆寺本堂

近くの小町大大路に、日蓮上人の辻説法跡がある

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欅一本造りの寿老人を安置

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恵比寿尊「本覚寺」

<商売繁盛>

源頼朝が鎌倉幕府を開府する際、裏鬼門に当たる当地に戎堂を建てたのが始まり

佐渡配流から帰った日蓮上人が、戎堂に滞在し辻説法などを行ったという

宗派:日蓮宗(天台宗を改める)   寺号:妙巌山本覚寺  本尊:釈迦三尊

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鎌倉えびす

正月1日~3日は「初えびす」、1月10日は「本えびす」、商売繁盛、家運隆盛

縁結び、五穀豊穣を願う人たちで賑わうが、この日1月8日は静かでした

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福笹の飾り

福娘が出て縁起物を販売するが、この日は売店はを閉鎖、福にぎりを買った事がある

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<2日目:1月8日>

大黒天「長谷寺」

<出世開運>

鎌倉の寺社巡りをすると、長谷寺には欠かさず参拝に訪れている

大和長谷寺と同時に刻まれた十一面観音の尊像に、妻が深く帰依している

宗派:浄土宗単立寺院  寺号:海光山慈照院長谷寺  本尊:十一面観音立像

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大黒堂

下境内の放生池近くに大黒堂が建つ、以前は上境内の観音堂の左にあったはず

東日本最古の大黒天は宝物館に移され、今は新しい像に入れ替わっているようです

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さわり大黒

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福禄寿「御霊神社」

<家禄永遠>

鎌倉幕府が開府する前、この地を治めた鎌倉権五郎景政を主祭神とする神社

景政は武勇の誉れ高く、源義家に従い後三年の役にも参戦している

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奇祭「面掛行列」

天狗、鬼、翁などの面をかぶった男たちが町を練り歩く奇祭がある

その十面の中の一つが福禄寿、神奈川県の無形民俗文化財に指定されている

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宝蔵庫

布の幕で内部を見れず拝観料(100円)払い内部へ、面掛行列の面が並んでいる

福禄寿は小さな厨子に納まっていたが、ここにも幕があり私の眼では確認できない

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江島弁財天「江の島神社」

<金寶富貴>

江戸時代は弁財天信仰が盛んで多くの庶民が参詣し、岩本院江島寺と号していたが

明治の神仏分離により、仏式を廃して神社となり「江島神社」と改称した

廃仏毀釈により、三重塔や多くの仏像を破壊、僧侶は全員僧籍を離れ神職になった

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辺津宮

江島寺の下の坊は辺津宮、上ノ坊、奥ノ坊も中津宮、奥津宮と神社に変わった

辺津宮に参詣する人は多いが、江島神社発祥の弁天堂に参る人は少ない

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奉安殿(弁天堂)

安芸の宮島、近江の竹生島と共に日本三弁財天の一つ

八臂弁財天、妙音弁財天の二体を安置、中津宮のすぐ左に有る(拝観料200円)

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七福神巡り色紙

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次回は、東京ぶらり散歩<神田~日本橋>を紹介します

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後で

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古都鎌倉散歩(6)<鶴岡八幡宮hか> [神奈川の旅]

古都鎌倉散歩(6)

<鶴岡八幡宮 ほか>

古都鎌倉散歩、年を越して6回記事を綴りましたが、このブログで終了です

今回の鎌倉旅行は、往復4時間以上も掛かる乗り物での移動を苦に

ゆっくり鎌倉を楽しみたいとの理由で宿泊旅行にしたが、高齢の私たちには正解

江の島鎌倉七福神巡りをやり残しているが、その時も1泊旅行で計画したい

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<旅行日:2017年12月7日>

<鶴岡八幡宮>

鎌倉幕府初代将軍源頼朝ゆかりの神社、鎌倉武士の守護神として崇拝され

徳川家康の守護もあり、鎌倉を代表する名所として知られている

この日も、境内を歩いているとアジア系の観光客が多く、外国語が飛び交っていた

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本宮と舞澱

太鼓橋から撮ったが、本宮、舞澱の二つが撮れるのはこの場所のみです

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舞澱から本宮

大石段の左に倒伏した大銀杏の株が有るが、ヒコバエが1本大きく伸びていた

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本宮(上宮)

疲れたので妻と石段の下から参拝、左隅に銀杏の木が見えます

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旗上弁天社と源平池

雪囲いをした冬牡丹の展示があれば見る予定でしたが、始まっていなかった

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小町通り

若宮大路から小町通りを、ぶらぶら歩き鎌倉駅へ

欲しい物がない私たちは通り過ぎるだけですが、ここにもアジア系の観光客が多い          

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ランチタイム

朝食(鎌倉の宿)の量が多く、軽い食事にしたいと喫茶店へ

頼んだのはホットケーキとトースト(次の写真)ですが、それでも量が多い

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<鎌倉の古寺>

英 勝 寺

鎌倉唯一の尼寺、海蔵寺から鶴岡八幡宮に向かう途中に立ち寄ったが休日

今まで拝観したことがなく残念、木曜日は拝観休止でした

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寿 福 寺

臨済宗建長寺派、友人たちと歩いた鎌倉五山巡拝(10月11日)で

訪れているので、コメントは省略します、妻を案内のみ

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<江ノ電>

2日間の古都鎌倉散歩の予定を終了し家路に、JR横須賀線で帰れば早いが

釜揚げシラスを買いたいと妻が言うので、江ノ電に乗って遠回りです

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鎌倉高校駅(2013.1.30 撮影)

5年前の1月、ホームのベンチからのんびり海を眺めていたのを思い出し

下車をする予定でしたが、観光客が多く落ち着かないので断念

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鎌倉高校前の踏切(5年前)

この踏切がアニメ(作品は不詳)に使われ、アジア系の若者が多いようです

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湘南しらす店

釜揚げシラスを買いに、江ノ島駅で下車をしてこの店へ、今年は収穫量が少なく

1人2パックまで、孫を連れ江ノ島水族館へ行ったときにも立ち寄っている

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この写真も5年前です

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湘南モノレール(大船駅)

小田急電車で帰ればよいものを、好奇心に誘われ大船駅までモノレールに乗車

江ノ島駅にはエレベータがなく階段を約100段、聞くと工事中との返事でした

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2017年から2018年、年をまたいだ古都鎌倉散歩はこの記事で終章です

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古都鎌倉散歩(5)<古寺を巡る> [神奈川の旅]

古都鎌倉散歩(5)

<古寺を巡る

昨年の12月初めに、古都鎌倉を歩いたブログの公開がひと月も以上遅れ

新年を迎えました、ここで紹介する瑞泉寺と海蔵寺は花の寺として知られていますが

また紅葉の名所です、季節外れの記事になりましたが、あと1回続きます

今年も所用が多くブログ公開と訪問が遅れますが、ご容赦をお願い致します

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<旅行日、2017年12月7日>

<錦屏山 瑞泉寺>

瑞泉寺は、鎌倉幕府の重臣である二階堂氏が紅葉ヶ谷と呼ばれる山間に

夢想礎石を招き、嘉暦2年(1327)に堂宇を建て創建したのが始まりと言う

鎌倉随一の花の寺として知られていますが、紅葉も美しい古寺です

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瑞泉寺山門

参道の石段を上がると、落ち着いた構えの山門がある

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境内から山門

三方を山に囲まれ木立も多く、静寂を感じる寺院です

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本堂(仏殿)

銅板葺き二重屋根の本堂、宗派は臨済宗円覚寺派、本尊は釈迦如来です

前回(7年前)は芙蓉の花が境内を覆ていたが、この日は根元まで剪定していた

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本堂・庫裡・書院

訪れた時間が早いのか(10時前)、参拝者に出会ったのは2名のみでした

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瑞泉寺の石庭 

夢想礎石が作庭したと伝わる、鎌倉で最も古い庭園

凝灰岩を削り谷戸の水を引いた貯清池、大きな洞窟は修行の天女洞です

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本堂背後の紅葉

鎌倉の寺院でも山間に位置するため、紅葉は終わりに近い状態でした

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<扇谷山 海蔵寺>

海蔵寺は小さな寺院ですが、四季を通じて草花が絶えない花の寺として人気が有る

9月に訪れたことが有るが、ハギの花が山門前の石段を覆い尽くしている

この日目的は、境内唯一のモミジ(鐘楼前)ですが境内の佇まいに合い美しい

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本 堂

建長5年(1333)、鎌倉幕府六代将軍宗尊親王の命によって創建された

宗派は臨済宗建長寺派 本尊は薬師如来です

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庭 園

本堂の裏手には、心字池の庭園が有るが非公開です

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洞窟から本堂

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十六ノ井(外側)

境内の小道を通り抜け、仏殿の裏手に行くと洞窟内に掘られた井戸がある

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十六ノ井(内部)

洞窟内には、整然と井戸が16並んでいる(直径70㎝、深さ50㎝ほど)

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仏殿(境内の右側)

本尊の薬師如来、脇侍に日光・月光菩薩を安置、写真を撮り忘れる

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鐘楼と紅葉

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千両の赤い実

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底脱の井

鎌倉十井のひとつ、保存状態が行き届いている

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鎌倉駅の方向へ

海蔵寺を出て、英勝寺・寿福寺・鶴岡八幡宮へ向かう

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次回は、古都鎌倉散歩(6)<鶴岡八幡宮ほか>を紹介します

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古都鎌倉散歩(4)<建長寺・長谷寺> [神奈川の旅]

古都鎌倉散歩(4)

建長寺・長谷寺>

明月院(前記事)の拝観を済ませた後は、浄智寺を経て北鎌倉駅に戻る予定でいたが

街道に出るとバス停に路線バスが到着、それでは建長寺に行こうと予定を変更した

妻は、建長寺は初めてで、長谷観音は鎌倉に行くと必ず立ち寄る寺院です

この日は鎌倉に宿泊するため、2時間かけて自宅に戻る必要が無く行動に余裕が有る

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<旅行日:12月6日>

<建長寺>

臨済宗建長寺派の大本山、建長5年(1253)北条時頼によって創建された

日本最初の禅宗道場で、三門、仏殿、法堂が一直線に並ぶ伽藍配置になっている        

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総門(巨福門)

扁額の巨福山は建長寺の山号、正式寺名は巨福山建長興国禅寺です

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三門(山門)

安永4年(1775)に建立された銅板葺きの二重門、重量感のある三門です

仁王像などを置かない簡素な造りは、禅宗の世界を体現させていると言う

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柏槙の古木(仏殿前)

建長寺が創建された年に植えられたと言う、760年以上の歳月を経ている

柏槙(ビャクシン)は、禅宗寺院の象徴の木だと言う

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本堂の本尊

大きな地蔵菩薩坐像を安置、本尊の地蔵菩薩は珍しい

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境内の紅葉

背後は本堂の伽藍です

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方丈庭園

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<長谷寺>

大和長谷寺(奈良県桜井市)の開基である徳道が、養老5年(721)に楠の大木から

2体の十一面観音を造り、その1体を本尊としたのが大和長谷寺であり

もう1体を海に流したところ15年後に三浦海岸に流れ着き、鎌倉の長谷寺が創建された

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 本堂(観音堂)

正式名は海光山慈照院、長谷観音とも呼ばれている、徳川家康により伽藍の修復を受け、真言宗から浄土宗に改宗している

大和長谷寺は真言宗豊山派の総本山、花の寺として知られ人気の高い寺院です       

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本尊・十一面観世音菩薩

奈良の長谷寺と同様に、右手に数珠と錫杖、左手に水瓶を持つ長谷寺形式

妻は、奈良長谷寺の十一面観音に魅せられ、度々お参りに行っているが

鎌倉長谷寺の十一面観音も同様に崇拝している、像高 9.18メートルの巨像です

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阿弥陀堂

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良縁地蔵

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和み地蔵

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布袋尊

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見晴台からの眺め

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<御霊神社>

長谷寺の駐車場を通り抜け、妻を御霊神社に案内、江の島鎌倉七福神の福禄寿が有る

境内を覆うタブノキは樹高20メートル、推定樹齢約350年の古木です             

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江ノ電(鳥居前)

神社の鳥居前は江ノ電の撮影ポイント、極楽寺のトンネルが先に見えます

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江ノ電の線路と住宅

御霊神社から長谷駅に向かう途中、線路際の住宅(矢印)を見て驚く、住んでいる人は勿論、郵便物、新聞配達も、線路を渡らないと住宅に行けない

その為か枕木は露出させず砂利が敷いてある、線路の花鉢も見事です

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<鎌倉の宿>

江ノ電由比ヶ浜駅、和田塚駅から徒歩5分、全室由比ヶ浜に面し海岸まで3分、ローケーションがよく、宿泊料金はまずまず、温泉も有り、サービスも満点です

2年半前に妻の4姉妹を案内したが、年を重ねた高齢者の鎌倉旅行には最適です

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永久百首 藤原実成女

我ひとり 鎌倉山を 越え行けば 星月夜こそ うれしかりけれ

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ワインで乾杯

温泉に入った後は食事、ワインで乾杯し、鎌倉ビールを追加する

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熱海の温泉

タンクローリー車で温泉を輸送、まぎれもなく鎌倉の温泉宿です

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ごあいさつ

この記事で、2017年のブログを締めさせて頂きます

今年1年のご厚誼、有難うございました、どうぞ佳い年をお迎えください

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古都鎌倉散歩(3)<明月院> [神奈川の旅]

古都鎌倉散歩(3)

<明月院の丸窓>

紫陽花寺として知られる明月院は、東慶寺と共に拝観者が多い北鎌倉の寺院です

妻の4姉妹を案内してから2年半ぶりに訪れると、本堂の前は人の列

何事かと見ると丸窓の撮影です、何時からこのようになったのかは不詳ですが

以前と対比するために、丸窓の在庫写真を集めて、この記事をまとめました

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<旅行日:12月6日>

<福源山明月院>

臨済宗建長寺派の古寺、鎌倉幕府第5代執権北条時頼(時宗の父)の墓所が  境内にあるが、明月院の由緒などの紹介は控えます前方に総門があるが通行止め、門の手前を左に入ると拝観口がある

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明月院山門

山門に続く鎌倉石の参道、初夏になると参道の両側はアジサイに覆われ             カメラマンの撮影スポットになるが、今はご覧の状態です

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本堂(方丈)

私たちは本堂内に上がり参拝したが、お参りする人は少ないが・・)(次)

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方丈前の行列

本堂の前まで来ると、驚いたことに丸窓を撮影するのに20人ほどが行列          予想をしていなかったので正にビックリポン、並ぶのは苦手ですが列の後に従った

さる1号さんのブログを拝見すると、休日のためか行列は山門の外まで続いている

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丸窓の在庫写真を集め、今回と過去を比較しました

今年の丸窓(2017.12.6)

折角来たので10分以上並んでようやく撮影、室内の活け花は見事でした           本堂背後の庭園は日陰になっていたので、入るのを断念した

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7年前(2010.9.14)・お茶を一服

7年前の秋は拝観者の姿は1人もなく、住職に上がってお茶をと勧められ室内へ           お茶とお菓子(矢印)の用意がり、遠慮なく頂戴した

そして妻の後ろ姿(次の写真)も撮影したが、今は中に入れない

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5年半前(2012.6.14)・紫陽花の季節

この年は、紫陽花と本堂背後の花菖蒲を見に行ったが、拝観者の多さに比べ         丸窓を撮影する人は私を含め数人程度、人気が出た要因は何なのか?

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年半前(2015.5.19)・撮影者は少ない

妻の4姉妹を新緑の明月院に案内、窓の障子を見たのは初めてでした

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7年前の源光庵(2010.11.18)

京都鷹峯「源光庵」の本堂には、禅の境地を表す二つの窓がある               丸窓「悟りの窓」、角窓「迷いの窓」で、特に紅葉の時期は拝観者が多くなるが       それでも7年前は4・5名ほど、最近は窓の前に並ぶ人は多いでしょう

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本堂前の紅葉

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開山堂

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花想い地蔵

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明月院やぐら

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ニホンズイセン

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境内の紅葉

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ウサギと亀

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明月院を後に

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次回は、古都鎌倉散歩(4)<建長寺&長谷寺>を紹介します

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古都鎌倉散歩(2)<円覚寺> [神奈川の旅]

古都鎌倉散歩(2)

<円覚寺巡拝>

友人たちとの鎌倉五山巡拝は、臨済宗の古刹円覚寺からスタートしたが

その日から約2ケ月、まだ青葉で有った鎌倉のモミジ、カエデは早や終盤になり

期待した円覚寺総門前の紅葉は、残念ながら見ごろを過ぎていた

今年は10月の長雨のあと低温が続いたのが、紅葉を急がせた要因でしょうか

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<旅行日:12月6日>

<瑞鹿山 円覚寺>

円覚寺は、鎌倉を代表する臨済宗の古刹、元寇の役(蒙古襲来)の            鎌倉幕府8代執権北条時宗が、敵味方双方の戦没者を追悼するため建立した寺院

元寇の役とは、モンゴル帝国と朝鮮高麗王国が2度、日本侵略をしたことを言う

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三門(山門)

三門とは三解脱門「空・夢相・無願」の意、諸々の煩悩を取り払うという

京都の、知恩院、南禅寺で楼上の仏像を特別公開の日に見に行ったことが有るが      円覚寺で特別公開をしているかは不詳、十一面観音、十二神将などを安置している         

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仏殿(大光明宝殿)

正式名:瑞鹿山 円覚興聖禅寺  宗派:臨済宗円覚寺派大本山                 創建:弘安5年(1282)  開基:北条時宗   開創:無学祖元

北鎌倉の、東慶寺・浄智寺は臨済宗円覚寺派です

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本尊 宝冠釈迦如来坐像

座高2.6mの大きな仏像  脇侍に梵天・帝釈天を安置                    撮影禁止の看板が無いので、後の天井画と共に撮影させてもらった

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天井画「白龍図」

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唐門(勅使門)

優美な曲線を描いた唐破風屋根の門、彫刻も素晴らしいが写真が無い

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方丈の柏真(ビャクシン)

鎌倉市の天然記念物に指定されている巨木、臨済宗の寺院には柏真が多い

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方丈前庭の百観音

百体には届かないが、30余体の石仏(観音像)を安置している

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方丈前庭の紅葉

百観音の紅葉、ひとつ前の写真(左隅)のモミジです

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石板に刻まれた仏像

優しい姿の仏像画、妻と観音菩薩のようだと見つめていた

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方丈庭園

建武年間夢想礎石が作庭したと伝わる、心字池を取り入れた庭園               方丈とは住職が居住する場所であったが、今は各種儀式や行事に使用されている

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正統院から舎利殿

正統院は円覚寺の修験道場、舎利殿はお釈迦様の仏舎利を祀っている              門内は立入禁止ですが、正月三が日と11月の宝物封入時は建物のみ公開している

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舎利殿(国宝)

舎利殿は、鎌倉(神奈川県内)で唯一の国宝建造物です                 同時代の国宝建造物は、東京東村山市に有るが、こちらは近くで見ることができる

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妙香池

方丈庭園と共に夢想礎石が作庭した池泉庭園、秋の妙香池も美しい

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仏殿と紅葉

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総門の石段

石段を下りるとJR横須賀線の踏切、電車が通過する

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次回は、古都鎌倉散歩(4)<北鎌倉 明月院>を紹介します

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古都鎌倉散歩(1)<北鎌倉 東慶寺> [神奈川の旅]

古都鎌倉散歩(1)

<北鎌倉 東慶寺>

今年は自治会や老人会の仕事で拘束される日が多く、個人で行った宿泊旅行は

妻の4姉妹を案内した琵琶湖周辺のみ、ひと昔前に比べると極端に少なくなった

友人たちと鎌倉五山巡拝をしてから約2ケ月、今回は妻の願いを入れて

古都鎌倉の再訪ですが、日帰りは厳しい高齢夫婦の旅行、市内の宿を予約した

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<旅行日:12月6日>

<北鎌倉へ>

富士山展望

この日のスタートは、多摩都市モノレールの砂川七番駅                 JR立川駅から、南武線・横須賀線を乗り継いで北鎌倉駅に向かった

初冬の空は晴れ渡り、砂川七番駅から見る富士山は何時もより近くに見える

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北鎌倉駅

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<東慶寺>

松岡山東慶総持禅寺
弘安8年(1285)鎌倉幕府第8代執権、北条時宗の夫人覚山尼が創建             鎌倉尼五山の中で現存する唯一の寺院で、明治35年(1902)まで男子禁制であった            

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山 門
かつて女性から離婚できなかった時代、縁切り寺・駆け込み寺として          明治に至るまでの約600年間、縁切り法を守り女性を救済してきた

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妻の目的

東慶寺を舞台にした時代小説を読み訪ねたかったと言うが、今回で5回以上でしょう

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鐘 楼
梅の木の白い斑点、近くにいた植木職人さんに聞くと山に近い場所に多い菌だと言う

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境内の参道

右手に東慶寺の本堂がある、女性たちが熱心に撮影しているのは?

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紅葉と黄葉のコラボ

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本堂の紅葉

冬の訪れが早く散り始めたモミジが多いなか、見事な紅葉が迎えてくれた

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紅葉をアップで

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本堂(泰平殿)

本尊の釈迦如来坐像を安置、拝観参拝

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茶室前の花畑
花菖蒲、紫陽花、なでしこ、彼岸花など、季節の花が美しい寒雲亭の庭             10月は、紫苑、吾亦紅、秋明菊などが咲いていたが、今回はこのような状態でした

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松岡宝蔵(右)

重要文化財の聖観音菩薩立像、収蔵物などを拝観する

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フユザクラ

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菊の名は?

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参道の金仏
露座の釈迦如来坐像に見送られて東慶寺を後にする

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次男の家族(11月20日撮影)

生後40日の可愛い孫、愛犬(サクラ)はのんびり昼寝、家族の一員です

前回、境内の花を見ていた時に、妻から元気な赤ちゃんが生まれたと嬉しい電話      東慶寺は、忘れられない思い出の寺になりました

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次回は、古都鎌倉散歩(2)<臨済宗 円覚寺>を紹介します

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鎌倉五山巡礼(番外)<北鎌倉 東慶寺> [神奈川の旅]

鎌倉五山巡拝(番外)

<北鎌倉 東慶寺>

この日の鎌倉五山巡拝、友人たちとの待ち合わせより1時間早く北鎌倉駅に着き

一人で東慶寺を訪ねた、妻の4姉妹を鎌倉に案内してから早や2年半

歳月の過ぎ去るのが益々早く感じるようになり、鎌倉も遠くなったと実感したが

東慶寺で花を見ていると嬉しい電話(後述)、まだまだ・老いるには早い

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<東慶寺巡拝>

松岡山東慶総持禅寺

弘安8年(1285)鎌倉幕府第8代執権、北条時宗の夫人覚山尼が創建             鎌倉尼五山の中で現存する唯一の寺院で、明治35年(1902)まで男子禁制であった        現在は、臨済宗円覚寺派に属し、男僧の寺院です     

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山 門

かつて女性から離婚できなかった時代に「縁切り寺」「駆け込み寺」として          明治に至るまでの約600年間、縁切り法を守り女性を救済してきた

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鐘 楼

受付を通ると左手に梵鐘、鐘楼の屋根も茅葺きです

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境内の参道

参道の正面に露座の仏像、右手に東慶寺の本堂がある

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本堂の門前

門前の石碑は、東慶寺開山の覚山尼を讃える歌碑です

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本堂(泰平殿)

門を額縁にしたが、本堂全体の写真を撮り忘れる

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本尊:釈迦如来坐像

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参道の奥

6月に入ると、右側の崖、そして墓地の石垣にはイワタバコの花が咲く

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参道の金仏

露座の釈迦如来坐像が参拝者を出迎えてくれます

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花の寺、茶室「寒雲亭」

花菖蒲、紫陽花、なでしこ、彼岸花など、季節の花が美しい寒雲亭の庭             この日は、紫苑、吾亦紅、秋明菊などが庭を飾っていた(白い花は紫苑です)

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紫苑と秋明菊

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シオン(紫苑)

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ワレモコウ(吾亦紅)

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シュウメイギク(秋明菊)

この場所(松岡宝蔵の前)で秋明菊を見ていると、妻から嬉しい電話             次男の嫁が無事に長女を出産(4,085グラム)、東慶寺は忘れられない寺になった

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秋明菊は種類が多い

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ノギク(野菊)

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拝観者を見送る金仏

今年は秋の訪れが早い、これからは東慶寺の境内も紅葉に彩られるでしょう

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生後3週間の孫

次男夫婦の自宅で、おそるおそる抱っこです(写真・右)

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次回は、昭和記念公園<錦秋の日本庭園>を紹介します

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