京都さくら紀行(14)<東山さんぽ> [京都の桜]
京都さくら紀行(14)
<東山さんぽ>
京都の桜を追いかけたのは4月6日から9日まで、それから季節は進み早や7月
途中、伊豆高原旅行記などを割り込ませたので、この記事は出し遅れになった
その間、記録的な猛暑日が続き電力事情はひっ迫したが、これは序の口
近い将来40℃超の気温は常態化すると思われる、発電設備の増強が必要です
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<撮影日:4月7日>
<東山の坂道>
八坂の塔
4月上旬の京都は、ソメイヨシノが散り始め紅シダレが満開、寒くも暑くもない
快適な季節、しかも連日雲一つない快晴に恵まれ、京都さくら紀行は順調に進行した
東大路通りで観光タクシーを下車し、八坂の塔に続く夢見坂から東山を散策した
八坂庚申堂
欲を我慢し「くくり猿」を奉納すると願いが叶うというパワースポット
若い女性に人気が高く、着物姿で東山を歩く人が多い
くくり猿
境内のアチコチに「くくり猿」を奉納、「見ざる、言わざる、聞かざる」も有る
女性の後ろ姿
自撮りをしていたので、後ろ姿を撮らせてと言うとOK、彼女たちからも逆依頼された
着物姿は上品です
シャッターを押す瞬間はマスクを外すように言えばよかった、この写真は妻が撮影
八坂の塔(法願寺)
八坂の塔は東山のランドマーク、秘仏公開の日に入ったことが有る
結婚記念
八坂の塔を背景に記念撮影、通るとき邪魔にならないように気を使う
三年坂へ
2人が撮りあい
三年坂の下から
石段を、1段1段上りながら清水寺に向かったが・・・?
三年坂の途中から
歩き疲れも有り、清水寺は中止にしようと一致し、途中から引き返した
二年坂の上から
東山を歩くと、いつも立ち寄る甘党の店で休憩です
甘党たかぎ屋
注文したのは「ぜんざい」、私たちのほかに必ず立ち寄るという馴染み客がいた
ねねの道
秀吉の正室ねねが晩年を過ごした、高台寺は右手一帯です
イスラム教の夫婦
南アジア系(インドネシア?)の夫婦も着物姿、中国人はいない
石塀小路
いつもは、この小路を通り抜け祇園花見小路に向かうが
しだれ桜が気になり、円山公園から八坂神社へ、しだれ桜は終わっていた
八坂神社
本殿に参拝、左は舞殿です
八坂神社西楼門
午後4時過ぎ、祇園花見小路、祇園白川などを歩き、どこかで夕食の予定でしたが
前日からの疲れで早々にホテルに戻った(歩数は12,300歩、前日も同じです)
4回目のワクチンを接種(7月1日)
翌日は発熱や倦怠感もなく、少し頭が重い程度、医者から2日間は無理しないでと言われ
自宅で静かに過ごしていたが、ワクチンは今回が最後になるように願いたい
次回は、京都さくら紀行(15)<町なか散歩>を紹介します
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京都さくら紀行(13)<古寺巡拝2> [京都の桜]
京都さくら紀行(13)
<古寺巡拝2>
そうだ京都・行こう、4月初めはサクラ、11月下旬は紅葉巡りが中心でしたが
二つの季節を除くと、冬は秘仏の特別拝観、花灯篭、初春は梅の花、そして
初夏から初秋には、枯山水庭園や仏像拝観を目的にしていた、今回の旅行は
紅シダレの名所が主ですが、移動途中に思い出し立ち寄った寺院も有る
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<撮影日:4月7日~9日>
<法然院>
法然上人が弟子と共に草庵を設けた地、江戸時代初期に知恩院38世の萬無が
念仏道場として再興、哲学の道の一筋山側に有り、森に囲まれ山気に満ちた
山門の佇まいが良く何度も訪れている、哲学の道を通ったが花見客で賑わっていた
茅葺屋根の山門
参道から撮る山門は撮影ポイント、門の下でカメラを構え動かない男性がいた
山門から境内
銀砂壇から山門
参道から撮っても、境内から振り返っても、絵になるところです
何年前なのか、山門の下で弁当を食べている女性グループが5人
その非常識に唖然とし、写真を撮る気にならず注意した事が有る
銀砂壇の紋様
波に浮かぶサクラでしょうか、秋はモミジを描いている
本堂付近から撮影
若い女性と一緒に、人の姿が途切れるのを待って撮影をした
手水鉢とツバキ
山門から参道
法然院から、銀閣寺、金戒光明寺は近いが・・・スルー!
哲学の道
元々、哲学の道は計画に入れてなかったが、法然院、安楽寺を追加したので通り道
疎水に架かる二つの橋の間を歩いたが、さすがに人は多い
<住連山安楽寺>
法然上人の弟子、住連と安楽が開いた念仏道場、宮中の女官を出家させたことから
処刑された悲劇の僧侶、寺名は二人の名をとっている、春と秋のみ公開されるが
この日は平日のためか非公開、法然院から近く、山門前の新緑が美しい
秋の安楽寺(撮影日2012.12.5)
<源光庵>
鷹峯にある曹洞宗の寺院、悟りの窓、迷いの窓で知られ参拝者が密集するため
拝観を中止していたが4月1日から再開、しかし、この日は法要が行われ拝観できず
3年前、詩仙堂でもあったが京都の寺はこのような事が多い、山門にも丸窓が二つある
悟りの窓(丸窓)、迷いの窓(角窓)
二つの窓の前には行列ができていた、若い人が多い(撮影日2010.11.18)
<釘抜地蔵>
10年ほど前、京都の地蔵尊を巡ったが、そのとき印象に残っているのは
祇園四条の目疾地蔵尊と、この釘抜き地蔵尊です、嵯峨野から市中に戻る途中
この地蔵寺を思い出し、そうだ・行こう、ドライバーに立ち寄りを依頼した
釘抜地蔵「石像寺」
病や心の苦しみを救ってくれる、弘法大師空海ゆかりの寺院です
石像寺本堂(地蔵堂)
地蔵堂には、弘法大師が自ら刻んだとされる石造地蔵菩薩像が安置されている
この地蔵様が夢の中で釘を抜き、苦しみを取り除いたという伝説が有り
そのことから、苦抜き、釘抜き地蔵と呼ばれるようになったと言う
お参りの仕方
歳の数だけ本堂を回るそうだが、それは無理、私たちはひと回りでした
釘抜きのモニュメント
御礼絵馬
八寸釘2本と釘抜きが付いた、珍しい絵馬
祈願をし苦しみが癒えると、お礼にこの絵馬を奉納する習わしになっている
地蔵堂外壁
本堂を取り囲むように絵馬がぎっしり、1000枚ほど有るという
私たち夫婦には大きな苦しみはないが、妻はお参りをして良かったと喜んでいた
次回は、京都旅行記を中断し、地元の記事を紹介します
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京都さくら紀行(12)<古寺巡拝1> [京都の桜]
京都さくら紀行(12)
<古寺巡拝1>
京都を旅行すると、金閣寺や清水寺など観光客が多い寺院を避けることが多い
秀吉の花見で有名な醍醐寺には一度行ったが、花見客の多さにその後は敬遠
この日は、退蔵院「紅しだれ」、仁和寺「御室桜」、大覚寺「しだれ桜」に大満足
そして神泉苑、法金剛院、清凉寺を追加したので、嵯峨野は途中で切り上げた
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<撮影日:4月8日>
<神泉苑>
神泉苑は平安京遷都の際、宮中の付属庭園として造られた由緒ある庭園
常に清水が湧き出すことから神泉苑と名付けられ、宴遊、花見などが行われたが
徳川家康が二条城を築城する際に大きく割譲され、現在はその一部が残る
法成就池
弘法大師空海が勅命により祈雨をして成就したことから、この名が付いた
成就橋
願い事を念じながら橋を渡ると、願いが叶うと言い伝えられている
日本唯一の恵方社(後述)も有り、パワースポットです
成就橋としだれ桜
真言宗寺院
石の鳥居、朱塗りの成就橋、神社に見えるが現在は真言宗東寺系の寺院です
善女竜王堂
弘法大師が祈雨をした善女竜王を祀っている
日本唯一の恵方社「歳徳神」
今年の恵方は「北北西」です
観光タクシーのベテラン、ドライバーが、神泉苑の恵方社を知らず説明をした
<法金剛院>
法金剛院は、唐招提寺に属する律宗の寺院、創建は古く平安時代の初期ですが
その後、平安後期に待賢門院(鳥羽天皇中宮)により再興し法金剛院に改められた
通称「蓮の寺」として知られているが、桜の時期に訪れる人は少ない
本堂と待門院院桜
30年ほど前に訪れたことが有るが、その日は境内から仏像を直接拝観できたが
現在は特定日のみ特別公開、幸い待賢門院桜の見ごろに合わせ公開されていた
本堂 特別拝観
本尊は、丈六阿弥陀如来坐像(国宝)、丈六とは1丈6尺(2.27メートル)
十一面観世音菩薩(重文)、僧形文殊菩薩(重文)、地蔵菩薩立像(重文)
地蔵菩薩堂
ガラス越しに、丈六金目地蔵菩薩坐像を拝観、大きな地蔵尊でした
国指定 名称庭園
境内のいたるところに蓮の鉢を置いてある、花の時期は人出が増えるでしょう
待賢門院桜
法金剛院のしだれ桜は、やや紫色が特徴です
境内の地蔵尊
<清凉寺>
仁王門
嵯峨釈迦堂の名で呼ばれ親しまれている寺院
天龍寺、二尊院などから大覚寺に向かう中間にあり、本堂の外で参拝した事は有るが
この日は、本堂内に上がり内陣拝観と参拝、そして庭園も拝見した
仁王門から境内
入学式を終えたピカピカの一年生の女の子が二人、境内で写真を撮っていたが
小学生になった事が嬉しいのか、私たち夫婦にランドセルを見せてくれ少し会話
清涼寺の境内は、時代劇(祭り屋台に賑わい)のロケ地にもなっている
清凉寺本堂
本尊は、生身の釈迦如来像(国宝)ですがお姿は拝観できない
弁天堂
清凉寺の回廊から庭園を拝見し弁天堂を撮影、落ち着いた庭園でした
門前の町並み(商店)
次回は、京都さくら紀行(13)<古寺巡拝2>を紹介します
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京都さくら紀行(11)<)賀茂川の桜> [京都の桜]
京都さくら紀行(11)
<賀茂川の紅しだれ>
今回の「京都さくら紀行」、清水寺、金閣寺、醍醐寺など観光客の多い寺社は除外し
行きたいと願っていた善峯寺、勧修寺、城南宮は、日数不足のため断念したが
3日間とも晴天に恵まれ、美しい紅しだれに大満足、自分の健康寿命を判断すると
京都のサクラは最後の機会かも知れないが、紅葉の名所へは行きたいと思っている
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<撮影日:4月9日>
<半木の道>
北山大橋から北大路橋まで約800m続く、賀茂川堤防の遊歩道「半木の道」
地元ライオンズクラブが育てた八重紅しだれ桜は、京都の桜の名所になっている
そうだ京都・行こうにも使用されたと聞くが、私たち夫婦は4回目です
北山大橋の入口
北山大橋で下車した観光タクシーは、北大路橋まで回送して貰い待機
女性の会話が長く、止むを得ず二人を写真に入れた
八重紅しだれ桜(72本)
ライオンズクラブの人たちが保存のための募金活動、妻と二人で協力
半木の道を歩く
賀茂川(ユキヤナギ)
紅しだれ桜の現状
植栽後40年以上、木の勢いが弱り棚を覆うように咲く紅しだれが少ない
桜の根は横に伸びるが、踏み固められた歩道が成長を妨げているのでしょうか
賀茂川と紅しだれ桜
お茶席
賀茂川でゆっくり抹茶を賞味したいが、寒光タクシーを待たせているので通過
この辺りは見応えがある
北大路橋に近づく
半木の道の東側は京都府立植物園、桜の種類と本数が多いが行く予定を中止した
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<過去2回の保存写真>
2009年、2013年に撮った写真を3点、使用しました
紅しだれの枝ぶりに勢いが有り、花が盛り上がるように咲いている
賀茂川の踏み石の橋
地下鉄の北大路駅から約10分、踏み石を渡ると半木の道です
追 記
北大路橋から出町柳まで約2km、ソメイヨシノを見ながら歩いた事が有るが
その頃は若かった、出町柳で賀茂川と高野川と合流し鴨川に変わる
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京都さくら紀行(10)<上賀茂神社> [京都の桜]
京都さくら紀行(10)
<上賀茂神社>
原谷苑の紅しだれを観賞した後、上賀茂神社に向かったが、その途中ドライバーが
常照寺のしだれ桜も綺麗だという、それでは源光庵、光悦寺にも行こうと
この日のコースに追加したが、原谷苑の後で見る桜は当然のことだが少々がっかり
源光庵も法事使用で拝観できず、当初予定した上賀茂神社、半木の道へ行った
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<撮影日:4月9日>
<賀茂別雷神社>
一の鳥居
上賀茂神社の正式名は「賀茂別雷神社」、下鴨神社「賀茂御祖神社」と共に
賀茂神社「賀茂社」と呼ばれている、平安遷都以前から存在した京都最古の神社
山城国一之宮に指定され、賀茂両社の賀茂祭「通称葵祭」で知られている
斎王桜
一の鳥居から参道を歩くと、その途中に大きな紅しだれ桜が有る
上賀茂神社に奉仕した斎王(未婚の内親王)が、愛したことからこの名がついた
9年前の斎王桜(2013.4.4)
この日は紅色が鮮やかでした、桜は時期を選ぶのが難しい
斎王桜の左手の御所桜(白しだれ桜)が並んでいるが、1週間早く終わっていた
二の鳥居
細 殿
天皇、上皇が行幸されるとき仮御所として使用されるという
立砂(お清めの砂)
楼 門
正面の玉橋は通行不可のため、少し先の木橋を渡り本殿へ
本殿前の参拝者
吊り灯篭
特別参拝者
神前で結婚式を行うカップルが粛々と本殿へ
神明川
境内を流れる清らかな小川、本殿の奥から流れる湧水という
時代劇の撮影に使われる
神明川から斎王桜
9年前の斎王桜
正面から撮った斎王桜と同様に。紅色が鮮やかです
一の鳥居に戻る
社家町を流れる神明川
上賀茂神社の神官の屋敷でしたが、今はどうなっているのかは??
次回は、京都さくら紀行(11)<賀茂川の紅しだれ>を紹介します
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京都さくら紀行(9)<古都の桃源郷 > [京都の桜]
京都さくら紀行(9)
<古都の桃源郷>
原谷苑は、金閣寺の背後の山に有る、個人が所有する4,000坪の花園です
紅しだれ桜を中心に20種の桜が約400本、しだれ桜の枝は地面近くまで垂れ下がり
サクラのシャワーを浴びているような感覚になる、そしてハナモモ、ツツジ
ユキヤナギなど春の花々が苑内を彩り、桃源郷と呼ぶのに相応しい花園です
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京都旅行記・まだ少し続きます <撮影日:4月9日>
<原谷苑>
開園は午前9時、10分前に到着したがすでに200人ほどが行列を作っていた
10年以上前は穴場的な存在でしたが、土曜日とは言え来苑者が増え驚いた
個人の庭の桜が評判になり一般に解放されたが、花の開花状況で入苑料を変えている
入口付近
苑内に一歩入るとそこは桃源郷、下の小径から時計方向に巡ることにした
ああ
下の小径
原谷苑のしだれ桜の特長は、枝先が長く地面の近くまで垂れさがっている
桜の花園
桜のジャングル
前後左右何れを見ても桜の中、写真の撮りかたに迷う
桜のシャワー
花見休憩
空いていた長椅子に座り、水分補給をしながら花見休憩
見上げると紅しだれ
目前に紅しだれ
紅しだれと記念撮影
東屋とサクラ
ここでも小休止
花々の小径
いろんな花が咲く小径、まさに花園です(次は撮った写真の一部です)
源平しだれ桃
ユキヤナギなど
玄海つつじ
レンギョウ
吉野つつじ
ボケ(木瓜)
ヤマブキ(山吹)
屋敷の紅しだれ桜
風格のある紅しだれ桜
原谷苑を後に
苑内の紅しだれや季節の花々に見ながら、至福の時を過ごす事ができた
苑内で過ごしたのは2時間弱でしたが、好天気にも恵まれ「古都の桃源郷」に大満足、もっと滞在したいと思いながら次の目的地へ、原谷苑の桜は今回が最後の機会でしょう
次回は、京都さくら紀行(10)<上賀茂神社>を紹介します
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京都さくら紀行(8)<嵯峨天龍寺> [京都の桜]
京都さくら紀行(8)
<嵯峨天龍寺>
嵐山、嵯峨野は京都を代表する観光スポット、風光明媚な景色に加え
嵯峨野には天龍寺、常寂光寺、祇王寺などの寺院が集まり、阪急電車を利用すると
苔寺(西芳寺)、鈴虫寺、長岡京も近く一年を通して観光客が絶えない、この日は
渡月橋周辺から、天龍寺、竹林までの省エネ散歩、予定していた二尊院は省略した
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<撮影日:4月8日>
<渡月橋>
渡月橋は桂川に架かる橋、南詰一帯は嵐山、北詰は嵯峨野と称されている
渡月橋の下流は桂川、上流は大堰川、保津峡辺りは保津川と呼ばれているが
行政区分は桂川、渡月橋とサクラのコラボを予定していたが、見ごろを過ぎていた
渡月橋北詰
渡月橋から嵐山
大堰川から嵐山
嵐山の中に、ヤマザクラなどが点々と見えるのを期待したがやや期待外れ
周辺の観光客
人の姿が多いように見えるが、隣国からの観光客が途絶えているので丁度良い
手漕ぎボート
20年ほど前、妻を乗せ保津峡あたり(トロッコ列車・旅館嵐峡館が見える)まで
手漕ぎボートで行ったことが有るが、その頃は若かった
記念撮影
若いカップルが人力車で観光、車夫さんが撮影サービスです
渡月橋から続く表通りから天龍寺の参道に向かわず、この辺りから近道を行く
<天龍寺>
天龍寺は臨済宗天龍寺派の大本山、吉野で亡くなった後醍醐天皇の菩提を弔うため
足利尊氏が夢想国師を開山として創建、京都五山に1位になっている
天龍寺塔頭
庫裡(社務所)
格子状の独特のデザイン、庫裡とは台所ですが、社務所もあり方丈に続くため
庫裡に拝観受付がある、私たちは庭園散策のみ、別の受付から境内に入る
庭園から大方丈
庭園から書院
曹源池の背後は庭園の散策コース、季節の花を見ながらゆっくり歩く
散策コースで休憩
朝から、西本願寺、神泉苑、法金剛院、退蔵院、仁和寺、そして嵯峨野では
大覚寺、清涼寺へ天龍寺、かなり疲れたので小休止、アンダーラインは後日紹介します
ベンチからシャクナゲ観賞
奈良から来られた同年代の夫婦と休憩しながら談笑、気の合う方でした
スオウ(素襖)
退蔵院、大覚寺などで美しいサクラを見たので、大覚寺のサクラは撮らず
竹林の小径
天龍寺の北門を一歩出ると、そこは竹林の小径、観光客の多いところです
竹林の先は大河内山荘の下、ドライバーと待ち合わせです
落柿舎(車内から撮影)
嵯峨野を少し巡り二尊院へ行く予定でしたが・・疲れがピーク
京都市中まで戻り有名な喫茶店でコーヒータイム、そして寺町辺りで夕食にした
次回は、京都さくら紀行を中断し、昭和記念公園の新緑を紹介します
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京都さくら紀行(7)<嵯峨大覚寺> [京都の桜]
京都さくら紀行(7)
<旧嵯峨御所 大覚寺>
妙心寺、仁和寺、そして次に向かう天龍寺は、嵐電を利用すると便利で良いが
今回の旅行は、一か所でも多く京都のサクラを巡りたい、そして体力の衰えも理由に
3日間観光タクシーを予約したが、おそらく京都のサクラは最後の機会
嵯峨嵐山へ道路を走ると、天龍寺より大覚寺が近いので、コース順を入れ替えた
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<撮影日:4月7日>
<大覚寺境内>
大覚寺は真言宗大覚寺派の大本山、平安初期に嵯峨天皇が離宮を設けたのが始まりで
正式名称は「旧嵯峨御所大覚寺門跡」と呼ぶ、寺院に改められた後も、後宇多法皇が
ここで院政を行い、南北朝時代には南北和解の場になるなど政治色の強い寺院でした
有栖川の石橋
土塀と石垣に間を流れる有栖川、お堀のような存在です
太秦撮影所に近い影響で、時代劇映画やテレビの撮影によく使われる
表門から玄関へ
若い男女はいずれも着物姿、この日は華道嵯峨御流の生花展が行われていた
嵯峨御流の生け花
生花も良いが、私は晩秋に行われる嵯峨菊の花壇展示が好みです
宸 殿
宸殿から勅使門
紅しだれと勅使門
紅しだれと宸殿
紅しだれ桜
旧嵯峨御所の境内を華やかに彩る紅しだれ、期待通りの美しさでした
五大堂から大沢の池
大覚寺の本堂は五大堂、五大明王を安置している
抹茶席が用意されていたが、退蔵院の茶亭で賞味したので、この場はスルー
大沢の池
池から撮った写真がなかったので、10年前の写真(2011.4.14)を代用します
この日は、大沢池の景観とサクラを見ながら池を一周した
放生池の花筏
花弁が風に流され半円形に、背後の景色と共に絵になる眺めです
心経宝塔
護摩堂
鬼平犯科帳、剣客商売など、時代劇の撮影に度々使われる場所です
池の中道
大沢の池と放生池を隔てる中道、この道も時代劇のロケ地に使われる
池の畔でスナップ撮影
大沢の池を撮る男女二人、京都は着物姿の女性が多くよく似合う街です
有栖川と石垣
この川の中でも、時代劇の剣劇シーンの撮影が行われている
ドライバーが待つ駐車場へ
次回は、京都さくら紀行(8)<嵯峨野天龍寺>を紹介します
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京都さくら紀行(6)<御室仁和寺> [京都の桜]
京都さくら紀行(6)
<御室の桜>
仁和寺の御室桜は遅咲きで見ごろはは4月中旬から、京都東急ホテルのロビーには
桜の開花情報を貼りだしているが、4月6日は蕾でしたが8日の朝見るとは5分咲き
連日20度を超える晴天が続いたので、一挙に開花が進んだようだ(今年は早い)
この日の予定は嵯峨野、その途中に有るので「そうだ御室もゆこう」と追加した
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<撮影日:4月8日>
<御室仁和寺>
仁和寺は真言宗御室派の大本山、宇多天皇の開基で門跡寺院として最も格式が高い
本尊の阿弥陀如来立像は、本堂(金堂)に安置されているが、非公開で拝観できないが
2018年1月、東京国立博物館で開催された「仁和寺と御室派のみほとけ」展で拝観した
仁和寺三門
知恩院、南禅寺と共に、京都三大門の一つです
御室花まつり
境内の花の開花状況を案内、御室桜は5分咲きでした
三門から中門へ
参道の御室桜
中門から、金堂と御室桜
御室桜と五重塔
桜の園
30年ほど前、御室桜を見に行ったときは、桜の下に赤い毛氈を敷き花見の酒席
その時の印象が悪く御室の桜を避けていたが、今は竹囲いをし宴席もない
金堂(国宝)前に行列
この日はお釈迦様の誕生日、甘茶をかけお祝いするのに順番待ちです
花まつり
甘茶をかける妻
亀の上の仙人(金堂の屋根瓦)
並んでいた女性たちに、この屋根瓦を教えると皆さんは写真を撮っていた
観音堂
観音堂も非公開ですが、東京国立博物館の「仁和寺と御室派のみほとけ」では
観音像33体の展示と壁絵を再現、御室系の寺院からも国宝の仏像を展示していた
観音像と結ぶ千手紐
観音堂の屋根瓦
水掛不動堂
不動明王に水掛け
妻が、家族の健康を水掛不動にお願い、以前も水掛のブログを公開している
五重塔と御室サツキ
中門から三門へ
花見、参拝を終え三門へ、半ば諦めていた御室桜も見れ幸運でした
次回は、京都さくら紀行(7)<嵯峨野大覚寺>を紹介します
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京都さくら紀行(5)<退蔵院の紅しだれ> [京都の桜]
京都さくら紀行(5)
<退蔵院の紅しだれ>
今回の、京都旅行は「紅しだれ」が目的、そのため染井吉野の満開予想日より
1週間ほど遅らせ4月7日から桜紀行を始めたが、その中でも大きな収穫は
退蔵院の紅しだれ、平安神宮の孫桜ですが、樹勢が衰えた神宮の桜より
大きく成長した姿を見ることができ、紅しだれの美しさを改めて実感した
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<撮影日:4月8日>
<妙心寺・退蔵院>
南総門
臨済宗妙心寺派の大本山、境内には塔頭が46も有る日本最大の禅寺です
南総門から、三門、本堂、法堂を経て真っすぐ行くと北総門、嵐電の妙心寺駅は近い
退蔵院 正門
南総門を入ると正面に朱塗りの三門、その左に退蔵院が有る
庭園(余香苑)入口
門前にはカメラマンが数人集まっていた(座り込んでいる人もいる)
人の姿がなくなるのを待っているようだが、桜の下で平然と写真を撮る人もいる
門内に1歩入ると
目の前は紅しだれの傘の下、大げさな表現ですが「息をのむ美しさ」でした
「そうだ京都ゆこう」のキャンペーンになったようだが、私には覚えがない
枯山水庭園に紅しだれ
コメントは控え撮った写真を並べますので、ご覧ください
余香苑の下から
なだらかな斜面に花木を配置し、ひょうたん池に水が流れ込む
四季を通じ景観が美しい池泉回遊式庭園、紅葉の時期に訪れたことが有る
東屋と紅しだれ
藤棚の下の長椅子に座り、しばらく目の前の景観を眺めていた
茶室「大休庵」
庭園を眺めながら抹茶を賞味、満足のひと時でした
抹茶と茶菓
茶室の外の庭園
見上げると紅しだれ
利休梅が咲いていた
紅しだれ 見納め
退蔵院には何度も訪れているが、大満足の花見でした
花手水
赤い椿が一輪、華やかな桜に比べ落ち着いた趣がある
妙心寺本堂(仏殿)
次回は、京都さくら紀行(6)<御室仁和寺>を紹介します
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