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港を展望する公園<神戸布引ハーブ園> [京阪神の旅]

港を展望する公園

<神戸布引ハーブ園>

今回は、JR西日本の「三都物語」キャンペーンと同じ大阪・神戸・京都への旅行

この日は次男夫婦と別行動で、私たちは三都の一つ神戸観光に向かった

とは言え、先に明石海峡大橋に行った後では観光する場所も時間も限られる

そこで六甲山系に連なる山の斜面にある、神戸布引ハーブ園へ行くことにした

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<旅行日:10月31日>

布引ハーブ園へ

 <ロープウエイ> 

地下鉄新神戸駅からエレベータに乗るとハーブ園山麓駅に直結、アクセスが良い

山麓駅と山頂駅の高低差は約330m、途中に風の丘中間駅がある

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高度が上がるごとに神戸市内が大きく展開する、高層マンションの景観は?

樹木が茂る直ぐ下に、新幹線の新神戸駅が有る

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布引の滝(落差43m)、生田川は新神戸駅の直下を流れている

若い頃ハイキングを兼ねて見に行ったが、神戸市内に有ると思えない立派な滝です

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ハーブ園山頂駅には、山麓駅から約10分で到着する

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<展望エリア>

標高約400mのハーブ園山頂駅(世継山)から、神戸港と市街地を展望

神戸港、ポートアイランド、その奥に薄く見えるのは神戸空港です

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<展望レストハウス>

レストハウスは、フランスの木組みの家を思わせる洒落た建物

館内にはレストラン、カフェ、ショップ、ハウスの前は花のある憩いの広場になっている

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ガーデン・ショップで買い物

妻は、嫁・娘・自宅用、そして今夜会食する友人夫妻にハーブティーを各3種購入

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ローズガーデンでティータイム

ガーデンの薔薇を観賞したあとは小休止、気温は18度ほどで快適なひと時でした

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注文したのはローズティー、クッキーが付いて確か200円でした

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<ガーデンの散歩道>

ガーデンエリア・クラブハウスエリアなど、途中の花々を観賞しながら坂道を下る

風の丘エリアまでは、ぶらぶら歩いても僅か30分(約1km)です

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<温室の花>

妻がマァー綺麗と歓声を上げテンションは最高潮、坂の途中の温室です

花の名はストレプトカーパス(イワタバコ科)、風通しの良い場所で吊り下げて育てると言う

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アップするとこのような花、青系の花が好きな妻には合うようだ

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花(ハート)と彫刻(題は愛)のモニュメント

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<風の丘エリア>

花を観賞しながら、更に坂道を下っると中間駅がある「風の丘エリア」

神戸港と市街地が近い、ここからロープウエイに乗りハーブ園山麓駅に向かう

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コスモス畑から風の丘中間駅とゴンドラ

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左の建物は全日空ホテル、街を見下ろしながら下るが視界の悪く残念

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ハーブや季節の花を見ながら園内を散策、気分は上々でした

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北野異人館

<洋館長屋(仏蘭西館)>

布引ハーブ園の山麓駅から山道(近道)を歩くと、約5分ほどで北野通りに出る

共通入場券を販売していたが、友人夫妻との約束時間が気になり通り抜けた

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<英国館>

日本で初めてシャーロックホームズの部屋を公開と貼りだしていたがスルー

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<風見鶏の館>

北野異人館で最もポピュラーな洋館、ミッション系女学校の生徒が記念撮影

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屋根の上の風見鶏・・方向は南西を向いている

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タクシーに乗車するほどの距離ではないので、阪急三ノ宮駅まで歩き通した

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大阪2泊目の夜 

<阪急梅田駅>

三ノ宮駅からJRに乗車する予定であったが、阪急神戸線の夙川、西宮に住んでいた

妻の願いを聞き入れ阪急電車で梅田駅へ、Suicaが使用でき便利になった

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<ご馳走家「箸の音」>

大阪天満宮に近いこの店で友人夫妻と再会

私は昨年もご馳走になったが、4人揃って会うのは安曇野以来2年ぶりでした

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一品一品味わう料理はすべて美味、ビールと日本酒が進み話も弾んだ

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次回は、京都観光案内<三十三間堂~銀閣寺>を紹介します

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海上プロムナード<明石海峡大橋> [京阪神の旅]

海上プロムナード

<明石海峡大橋>

この日は、ユニバーサルスタジオに行くと言う次男夫婦と終日別行動

私たちが向かったのは神戸市の二つの公園、舞子公園と布引ハーブ園です

妻を案内するのは初めてだが、私は何れの公園にも行ったことがある

天気が悪いと行先を変更する予定でいたが、幸い薄日がさし上々であった

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<旅行日:10月31日>

舞子公園にて

<明石海峡大橋を下から>

大阪駅から姫路行きの快速電車に乗車し、舞子駅までは約50分で到着

舞子公園に来て驚いたのは、日本人より隣の国から来た観光客がはるかに多い

目に余る礼儀の悪さは見れなかったが、この場所が無人になるのにかなり待たされた

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私が好きな額縁写真、明石大橋も淡路島も円内に納まっている

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額縁にしたのは、このモニュメント「夢レンズ」

「人生すべからく 夢なくしてはかないません」と、作者の言葉が添えられていた

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傘を差すのは妻の後ろ姿、子供たちに・・「私はここにいます」と写メールを送っていた

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<橋の下の太公望>

この二人と少し会話、聞くと鯵が釣れるというが見せてもらったのは違う魚

私もこの辺りに住んでいたら釣りに熱中したであろう、その時はブログをしていない

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釣った魚を撮影していると、取り出して見せてくれた(次の写真)

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釣果は鯛とアカベラ、紛れもない明石の鯛 (小さいので唐揚げにするそうだ)

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 海上プロムナード

<世界一のつり橋>

明石海峡大橋の橋長は3,911m、ケーブルを支える2つの主塔の間隔は1,991m

陸地から約150m明石海峡に突き出した、延長約317mの回遊式遊歩道がある

展望ラウンジ、遊歩道があるフロアまではエレベータで一挙に上れる

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展望ラウンジの海側から見た遊歩道、人の姿は隣の国の若者たち

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展望広場の遊歩道、海上47mの位置の板ガラスに木道が架かっている

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板ガラスの下は海上、妻はこんなの平気と言い撮影に応じてくれた

大人しい性格だが強いところもある、20歳若いとハングライダーで空を飛びたいと言う

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遊歩道の先は作業通路、上は高速道で車が通過すると音と振動で伝わってくる

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主塔を見学できると聞いた覚えがあるが、申し込み選ばれた人たちであろうか

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展望ラウンジでティータイム、前方は明石市の方向です

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<明石海峡大橋ケーブル>

使用したケーブル(直径1,12m)が展示されていた、詳細は次の写真です

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<舞子駅の近くで見た花>

舞子公園からの景観、海上プロムナードの巡回、妻は大喜びをしていた

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次回は、港を展望する公園<神戸布引ハーブ園>を紹介します

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大阪家族旅行(2)<千日前~道頓堀> [京阪神の旅]

大阪家族旅行(2)

<千日前~道頓堀>

大阪の繁華街は、大きく分けて御堂筋の北と南の二つに分かれている

次男夫婦の関心が高い、南の難波、千日前、道頓堀、心斎橋筋を案内したが

道頓堀の景観は大きく変わり、外国人観光客など多くの人々で賑わっていた

そして次に案内したのは、家族揃って一つの鉄板を囲む大阪の味の店でした

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なんばグランド花月

<出演者の顔ぶれ>

最初に案内したのは吉本興業大阪のグランド花月、入場券売り場には出演者の写真

宮川大輔花子、Wヤング、ザぼんち、オール阪神巨人、笑福亭松之助、桂小枝など・・

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<可愛い漫才コンビ>

呼び込みをしていたので写真を撮らせてもらったが、二人とも可愛い漫才コンビ

コンビ名は「シュークリーム」、頑張ってと声援、後ろのキャラクターは分かるでしょうか

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<吉本新喜劇の座長>

左から、辻本茂雄、内場勝則、小藪千豊、川畑泰史、この日の座長は内場勝則さん

有線放送で時々見ているが面白い、間寛平、財津一郎も元座長である

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千 日 前

江戸初期に刑場、焼き場、墓地があり、処刑された人や埋葬された人々の霊を慰めるため

法善寺などで千日念仏回向が行われたのが、千日前の名の由来という

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<法善寺 水掛不動 >

正式寺名:天龍山法善寺  本尊:阿弥陀如来  宗派:浄土宗

苔に覆われた不動明王像、家族が順々に杓子で水をかけお参りをした

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<夫婦善哉>

 夫婦に因み一人前で二つの椀を出す「ぜんざい」の店、水掛不動の右隣りにある

織田作之助の小説「夫婦善哉」から名をとった、左はNHKドラマのポスターです

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賑わう千日前の通り

さすがに食いだおれの街大阪、飲食店が軒を連ねている

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法善寺横丁、看板には藤山寛美のサインが有った(白い丸)

藤山寛美は松竹新喜劇を率いた泣き笑いの名優、豪快な逸話が多い

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<この店で夕食>

初めての嫁を案内した大阪の食事処は、道頓堀で行列ができた屋台「大たこ」の姉妹店

たこ焼き、とん平、お好み焼き、焼きそば、生ビール・・美味しい味に全員が大満足でした

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道 頓 堀

太左衛門橋から戎橋方向を撮影、両岸に遊歩道「とんぼりリバーウオーク」が完成

昔は汚れた川であったが綺麗になった、今は観光船が運航している

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とんぼりリバーウオークを戎橋に向かって歩く3人は、妻と次男夫婦です

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<グリコネオン>

グリコネオンは道頓堀の観光名所、かつては「一粒300メートル」であったが、今は・・・

大阪を代表する、大阪城、海遊館、大阪ドーム、通天閣を背景に走る、ランナーを描いている

キャラメル一粒のカロリーは、大人が300m走るエネルギー(16kcal)に相当するそうだ

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グリコネオンは、大阪城天守閣、通天閣、住吉大社、四天王寺、中央公会堂などと共に

2003年に大阪市指定景観形成物に指定、看板の大きさは「高さ20m×横幅11m」です

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 道頓堀橋(御堂筋)から見た戎橋の方向

ここからタクシーを利用し、北の盛り場「梅田」に移動する

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<沖縄島唄ライブの店>

道頓堀からタクシーで直行し、この店「島唄ライブ琉球」で2次会

昨年秋に家族で行った那覇「樹里」の姉妹店、大阪(沖縄?)の夜を共に楽しんだ

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次男夫婦を大阪案内したのは僅か半日のみ、これでは回りきれません

梅田からホテルまで、夜風を浴びながら歩いて帰った(約10分)

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御堂筋・中の島

<ホテルユニゾ淀屋橋>

地下鉄御堂筋線で梅田駅から一つ目の「淀屋橋駅」、このホテルに連泊です

中の島に近く環境とアクセスの良さで選んが、部屋の広さと宿泊費が一番の理由でした

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ホテルの周囲はビジネス街、御堂筋に24時間営業のマーケットが有り驚いた 

イチョウの枝はカットされ、今年の黄葉はどうであろうか?

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ホテルから約5分で淀屋橋、渡ると大阪市役所がある

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2日目、次男たちはユニバーサルスタジオへ、私たちは神戸に向かった

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次回は、海上プロムナード<明石海峡大橋>を紹介します

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大阪家族旅行(1)<大阪駅~通天閣> [京阪神の旅]

大阪家族旅行(1)

<大阪駅~通天閣>

私たち夫婦の兄弟は喜寿を超えた高齢者、次男の結婚式に出席していないので

皆さんへの挨拶が今回の旅行目的、迷わずに集まるには阪急百貨店が便利

京都つるや家阪急を予約し、妻と私の兄弟を交えての会食と歓談の場を設けた

会食のあとは四天王寺、一心寺、そして通天閣周辺へ次男夫婦を案内をした

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大阪駅周辺 

<JR大阪駅>

大屋根を設けた大阪駅、駅の南北には百貨店など商業施設が集中している

JR京都駅は千年の古都に相応しくなく違和感を覚えるが、この建造物は容認している

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<時空の広場>

大阪駅のホーム上部を南北に横断する通路(5階)・・・嫁は目を丸くしていた

南北83m×東西37m、天井の高さは13m~43m、雨水は回収しトイレに再利用している

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<グランフロント大阪> 

JR梅田貨物駅の跡地を再開発した、オフィス・ホテル・商業エリアなどの複合施設

orangeさんが時々紹介されているが今回は時間がなく未訪問、跡地の未開発区域も広い

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<阪急百貨店> 

営業面積を約30%拡大しリニューアルオープン・・会食場所は阪急百貨店の13階です

地上41階のオフィスビル「新阪急梅田ビル」も開業、大阪駅周辺には商業施設が集中する

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<京都つる家>

私たち夫婦の親族は大阪、西宮、神戸に集中、このため会食の場をこの店に設けた

すべての家を訪問すると一日では回れないので、皆さんに略式挨拶で済ませた

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百貨店、商業ビルなどが集まるメイン通路

阪急電車の梅田駅はJR線路の北側に移ったが、この辺りには旧駅のホームが有った

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宝塚歌劇団、東宝などを傘下に持つ阪急グループ

阪急百貨店は女性ファッションを重視した高級路線 ショーウインドウも洗練されている

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四天王寺参拝

 <西大門から伽藍>

四天王寺は推古天皇元年(593)に建立された日本仏法最古の官寺、和宗の総本山

物部守屋と蘇我馬子が争ったとき、蘇我方についた聖徳太子が四天王像を掘り祈願した

右の輪は「転法輪」、釈迦の教えを伝えるものと言われ、西大門下の四隅にある

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<金堂・五重塔>

金堂の本尊は救世観音菩薩(聖徳太子の化身という)、左右に舎利塔、六重塔

その周囲には四天王像を配置し、壁面には極彩色の「仏伝図」が描かれている

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<六時礼讃堂(重要文化財)>

昼夜6回、諸礼讃するので六時礼讃堂と呼ばれている、四天王寺の本堂

薬師如来坐像、四天王像を安置、母の法要をこの堂で行ったことがある

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<石鳥居>

彼岸の中日には、西方極楽浄土を想起した鳥居の真ん中を通り夕陽が沈む

四天王寺学園(女子校)の生徒が帰って行く、境内に校舎がある

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<一心寺 参拝>

宗派を問わない納骨の寺、10年ごとに造った「骨仏(座高約2m)」が7体納められ

お参りする人が絶えない、私たちの父母兄弟も分骨し、すでに骨仏になって並んでいる

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新世界を歩く

 <通天閣周辺>

戦後の新世界一帯は風紀が悪く、私が子供の頃は近寄れない場所で有った

20年ほど前、昼間から酒を飲み道端に座り見つめる人が多く、妻が怖がったことがある

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<ビリケンさん>

昔は遊郭やドヤ街も有ったが、今は治安も良くなり修学旅行生らしいグループもいた

今も昔も新世界の名物は「串かつ」・・若い女性たちが食べに来る時代です

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大阪は、てっちり(ふぐ鍋)、てっさ(ふぐ刺身)の店も多い

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 この店では・・・

串かつメニュー数(100以上)と、揚げた串かつの数(500万本以上)を自慢

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ソースの二度漬け禁止、 時間が中途半端のため店には入らず通り過ぎた

翌日の夜、次男夫婦は千日前で食べた串かつが・・旨かったと言っていた

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<じゃんじゃん横丁>

市場のような商店街だが、食材を扱う店舗は少なく殆どは飲食店である

通天閣の南側、新世界の一角にある約200mほどの横丁です

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串かつ、どて焼きの店、この店は昔から有ったように思う

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将棋クラブ

名将棋士「坂田三吉」を生んだ土地、今でも将棋・囲碁クラブが2店舗残っている

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この店はご覧のように盛況です、窓の外から眺める人も多いそうだ

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恋人達の真実・・・これはナンでしょうか?

顔はビリケンさんだが、口から入れる賽銭箱のようでもある

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じゃんじゃん横丁を抜けると地下鉄御堂筋線、大阪南の繁華街「千日前、道頓堀」に向かう

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次回は、大阪家族旅行(2)<千日前~道頓堀>を紹介します 

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石切劔箭神社<お百度参りの神社> [京阪神の旅]

石切劔箭神社

<お百度参りの神社>

 地元大阪の人から「でんぼの神さん(腫れ物)」と呼ばれ参詣者が多い石切神社

この神社がある石切町は生駒山の中腹、前日は同窓会で遅くまで痛飲

歳を重ねると前夜の酒も抜け難いが、折角の機会と友人たちと参拝へ

石切駅から続く参道商店街は、参詣に向かう人たちの楽しみの場であるようだ

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石切神社参道 

近鉄奈良線の石切駅前から参道が続く

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<参道入口の石碑>

銘は「石切神社参道西六町」と刻まれている

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石切参道商店街の地図

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<参道途中の「石切大仏」>

何が日本で三番目なのか?、友人たちは高岡大仏の方が大きいと言う

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<漢方薬の店>

ドラッグストアが氾濫するなか、この参道には漢方薬の店が数軒ある

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<占いの店>

参道には占いの店が非常に多い、数えていないが10軒以上有ったようだ

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<衣料品店>

巣鴨とげ抜き地蔵商店街ほど派手さはないが、年配のご婦人用が多い

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<お婆さんが留守番>

友人が何時もこの店で七味唐辛子を買うという、私も一緒に購入した

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衣料品店(左)、占いの店(右)

先を歩いていた友人が、後を歩く私たちを待ち構えている

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後ろには友人が続く

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石切神社に近づくと食料品の店が多くなる 

朝の10時前、開店間もない商店街は人通りが少ない

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このような菓子が・・固そうなので撮影のみ

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石切劔箭神社

石切劔箭神社(いしきりつるぎやじんじゃ)の名は、どのような強固な岩でも切れ

刺し貫くことのできる剣と箭(矢)を、ご神体として祀っていることによる

そのことから、腫れ物やどのような病気も剣と矢で切り取り治してくれると信じられ

全国から多くの人たちが、ご利益を授かりに参拝に訪れると言う 

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<お百度参り>

願いを叶えるため多くの人たちが、百度石に手を触れお百度参りをする

月曜日の朝10時過ぎでもこの状態、休日の日中は大混雑するそうだ

今は、家族に癌患者を持つ人や患者本人がお百度参りに訪れるという

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<本殿に参拝>

昭和19年ころ、呉工廠から帰宅していた叔父に連れられお参りした事がある

当時の私は重度のシモヤケ、百度を十度にして参りをしたのを覚えている

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<石切劔箭神社参道> 

水神社、五社明神社など境内の末社をを巡り絵馬殿へ

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<絵 馬 殿>

古寺の山門を思わせる重厚な門

屋根の上にはご神体を模した剣と矢があるが、撮った写真はボツです

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<大 鳥 居> 

石切神社のホームページを見ると、何故か「境内案内図」にも載っていない

大鳥居から新石切駅に向かい帰路に付いた

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次回は、二つの顔を持つ<品川を歩く>を紹介します

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天王寺七坂巡り(4)<寺町の坂と神社> [京阪神の旅]

天王寺七坂巡り(4)

<寺町の坂と神社>

私のブログテーマの一つは坂道散歩、その途中で見た風物を記事にしている

今回、初めて大阪の天王寺七坂を歩いたが、何れも環境整備が行き届き

そして沿道には神社仏閣が立ち並ぶ、歴史散歩には最適の坂道であった

東京の坂道に劣らない名坂、機会があればもう一度時間をかけて歩きたい

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源聖寺坂 

浄土宗の寺院が並ぶ松屋町筋から、直接上りが始まる美しい坂

坂の入口に源聖寺があることから、この名が付けられた

前記事の口縄坂とともに、私が選ぶ名坂の一つに数えられる坂である

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源聖寺の山門

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坂の中間辺りから段差の低い石段の坂に変わる

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坂の上に近づくと段差は高く曲がり坂になる、ここからの眺めが良い

寺に挟まれた美しい坂である、右は源聖寺、左は金台寺

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坂の上は再び石畳の坂になる

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 坂の上に建つ齢延寺の大きな山門

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齢延寺の山門の先はホテル街、夜の景色は一変するであろう

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真 言 坂

 生玉魂神社の神宮寺であった生玉十坊が、明治初期の廃仏毀釈まで

この神社の北側に集まり、すべてが真言宗であったのでこの名が付いた

真言坂は、千日前通りから生玉魂神社の北門の続くゆるやかな坂である

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生玉魂神社北門

サイクリングの途中になのか外国人夫婦が休んでいた

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北門から真言坂を振り返る

天王寺七坂の中で唯一東西の坂、上町台地の西端にある

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生国魂神社

 伝承によれば、神武天皇が東征の際に難波崎(現在の上町台地)の先端に

日本列島の神である生島大神、足島大島を祀り国家祈願をした事に始まるという

歴代の天皇即位の祭には国家の祭祀として二神を祀る八十島祭が行われる

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 「日本書記」孝徳天皇即位前紀には、天皇が難波宮を造営するに際して

北隣する「生田魂社の樹」を切ったと、記されているそうだ

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拝殿にて参拝

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花菖蒲と拝殿

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境内末社

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浄瑠璃神社

近松門左衛門など文楽関係者を祭る、国立文楽劇場はここから近い

日本舞踊、琴など、稽古事上達の神として信仰されている

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境内末社の絵馬

家造祖神社(家造)、鞴神社(商運)、城方八幡宮(勝運)、生玉天満宮(学業)

米沢彦八(芸能上達)、鴫野神社(縁結)淀君ゆかり、など多彩

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大阪の総鎮守、最古の神社

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時間に制約がある、今回の天王寺七坂巡り

途中、小休止する時間もなくペットボトルの水を飲み干してしまった

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大阪の夜景

大阪の夜景が望める生駒山中腹のホテルで同窓会

日付が変わる頃まで時間を忘れ痛飲、早朝に東京を出発し長い一日でした

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次回は、石切劔箭神社を紹介します

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天王寺七坂巡り(3)<寺町の狭い坂> [京阪神の旅]

天王寺七坂巡り(3)

<寺町の狭い坂>

天王寺七坂の大きな特徴は、坂道を囲むように多くの神社や寺院が建ち並ぶ

それぞれの由緒を調べ、仏像、建造物、石碑などを見て歩くのも良いが

同窓会会場の石切に向かうまでの、限られた時間を使った急ぎ散歩では

風物をゆっくり楽しめない、しかし東京の坂道とは違った良さも知り得た

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愛 染 坂 

 坂の上にある、愛染堂勝鬘院から名付けられた坂

左には大江神社の鳥居と石段が有る、車両通行禁止の看板が見える

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愛染坂の上には、「自転車を降りて通行してください」の看板

一気に駆け下ると危険な坂である

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<大江神社>

愛染坂の北側にある参道、石段を上り境内を東に抜けると

坂の上で愛染坂と出会う、この石段を男坂とすれば愛染坂は女坂であろうか

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大江神社は、豊受大神ほか4神を祭神とする神社

四天王寺の鎮守である天王寺七宮の一つであったが、神仏分離になった

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夕陽岡の碑、ここから見る夕焼けも美しいという

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阪神タイガースの守り神「阿吽の狛虎」

地元有志が戦災で痛んだ狛虎を再建すると、タイガースは18年ぶりに優勝

以来タイガースのフアンがお参りに来るそうだ、応援バットなどが並ぶ

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この石鳥居を出たところに愛染堂、坂は左にある

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<愛染堂勝鬘院>

聖徳太子を開基とする和宗の寺院、四天王寺別院で愛染堂と呼ばれている

本尊は愛染明王、良縁成就、夫婦和合、家庭円満の仏である

境内の「愛染めの霊水」を飲むと愛が叶うといわれ、参詣者は若い女性が多い

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川口松太郎の代表作「愛染かつら」のモデルになった縁結びの霊木の前で

愛を語り合った男女は、何があっても幸せな結末が訪れると言う

映画「愛染かつら」は、戦前の暗い世相のなかで一世を風靡した

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本尊の愛染明王を祭る金堂

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大阪市内最古の建造物(文禄3年)で重要文化財に指定されている

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口 縄 坂

天王寺七坂のなかで最も道幅が狭い坂、坂の下から眺めると道の起伏が

くちなわ(蛇)に似ていることから、この名が付けられたという

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石畳の坂を進むと途中から石段、今はくちなわには見えない

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石段の下と上から

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石段の最上部、この坂を写生する人が多いという

右には地蔵の祠、坂の途中には夕陽丘高等女学校跡の石碑があった

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織田作之助の石碑

小説「木の都」の一節、口縄坂のことを刻んだ碑という

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 の坂と寺町

<学 園 坂>

坂の上にある夕陽丘学園から付いた、天王寺七坂には含まれていない

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 <寺町通り>

松屋町筋の東側、この辺りには浄土宗の寺院が立ち並び壮観である

著名人の墓所も数多く、そして新撰組大坂旅宿の寺院もあった

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次回は、天王寺七坂巡り(4)<寺町の坂と神社>を紹介します

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天王寺七坂巡り(2)<名水と夕陽丘> [京阪神の旅]

天王寺七坂巡り(2)

<名水と夕陽丘>

天王寺七坂は、大阪市の中心部を南北に通る上町台地にある西斜面の坂

交通量が多い谷町筋と松屋町筋の二つの幹線道路に挟まれている

また夕陽が美しい所として知られ、途中には神社仏閣が建ち並んでいる

幹線の逢坂を除けば、車が通れない石畳や石段が多い坂の街である

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逢 坂

四天王寺から松屋町筋の南端にある合法の辻へ下る坂道である

逢坂の関になぞらえたとも、また聖徳太子が物部守屋の二人が信じる方法を比べ

合わせた「合法の四会」に近く、合坂(おおさか)と名付けられたとの説もある

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<合法の辻に立つ石柱>

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歩道橋の上から四天王寺方向を撮影

左は松屋町筋、右の建物は前記事で紹介した骨仏寺の一心寺です

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 天 神 坂

石畳の美しい坂である、坂の下には立派な石柱が立ち説明板もある

坂の名は、右側に建つ菅原道真を祀る安居神社に由来する

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<天王寺七名水の名残り>

江戸時代、上町台地の周辺では良質な水が湧き、その水を売り歩く商売が

盛んであったという、この施設は当時の雰囲気を再現したものだと言う

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坂の上からの撮影です

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<安居神社 石鳥居>

松屋町筋に面して、この鳥居が建っている

安居天神の名を直接刻んだ形式が珍しい、道真公ゆかりの梅の紋様もある

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二の鳥居から境内に上る石段

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<安居神社 社殿>

菅原道真が大宰府に流されるとき、船の風待ちのため休息した場所と言う

当初は小彦名神を祭神としたが、天慶5年(942)から菅原道真を祭るようになった

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<真田幸村 戦死跡之石碑と肖像>

この神社の境内は、大坂夏の陣で真田幸村が戦死したところ

前回の記事で紹介した一心寺は、徳川家康が陣を構えた場所である

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境内の旗幟

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<かんしずめの井 (癇静め)>

天王寺七名水の一つ「安居の清水」、この水を飲むと癇の虫が治まったという

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清 水 坂

この坂は、清水寺の北側に沿って上下する美しい坂

石段の坂には手すりが設けられ、自転車や手押し車用のスロープまである

坂の下には坂名を記した石柱があるが、撮り忘れてしまった

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<清水寺の墓地>

この寺は、和宗総本山四天王寺の支院で、寺名は有栖山清水院清水寺

京都の清水寺を模して建立されたため、新清水寺とも呼ばれている

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<清水の舞台と釣鐘>

西側の崖に柱を組み上げた舞台があった、ここからの眺望は抜群によい

この一帯は、夕陽丘と呼ばれ夕陽の美しいところである

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<玉出の滝入口>

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<玉出の滝>

大阪市内唯一の天然の滝である「玉出の滝」、今は水量が少ない

この滝も、京都清水寺の音羽の滝を模して造ったたようだ

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次回は、天王寺七坂巡り(3)<寺町の細い坂>を紹介します

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天王寺七坂巡り(1)<日本最古の官寺 四天王寺> [京阪神の旅]

天王寺七坂めぐり(1)

<日本最古 四天王寺>

大阪生駒の山麓で懐かしい友との同窓会、お互い 喜寿を迎え今回が最後

この機会を利用して、以前から歩きたかった天王寺七坂巡りを計画した

コースは難波から天王寺が一般的だが、生駒へのアクセスは逆コースが良い

そこで四天王寺の参拝を済ませてから、天王寺七坂巡りを続ける事にした

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四天王寺 

<石鳥居(重要文化財)>

四天王寺は、推古天皇元年(593)に建立された日本仏法最古の官寺

物部守屋と蘇我馬子が争ったとき、蘇我氏についた聖徳太子が四天王像を彫り

戦いの勝利を誓願、勝利した後その誓いを果たすため四天王寺を建立した

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<石鳥居の扁額>  神仏習合名残りと言う

「釈迦如来 転法輪処 当極楽土 東門中心」と刻まれている

釈迦如来が仏法を説いている場所で、ここが極楽の入口であるとの意である

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<西大門(極楽門)>

四天王寺の入口は、本来の正門である南大門とそして東大門があるが

極楽浄土への入口に通じると信じられている、石鳥居をくぐった先の西大門から

参拝に訪れる人が多い、天王寺駅から参詣道を歩くと石鳥居の前に着く

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<度重なる災害>

四天王寺は、石山本願寺攻防(1576)、大阪冬の陣(1614)、落雷(1801)

室戸台風(1934)、大阪大空襲(1945)など、度々災害に見舞われ焼失損壊

現在の中心伽藍は、昭和32年(1957)に再建され飛鳥様式を再現している

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昭和38年に伽藍、その後経堂などが次々に再興されほぼ旧観に復している

戦後、太子創建の寺であることから天台宗から独立、今は和宗の総本山である

右の輪は「転法輪」、釈迦の教えを伝えるものと言う、西大門の四隅にあった

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 <四天王寺式伽藍配置>

日本で最も古い形式で、南から北へ中門、五重塔、金堂、講堂を一直線に並べ

回廊で囲む建築形式になっている、法隆寺と薬師寺も四天王寺形式である

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<金 堂>

ご本尊は救世観音菩薩(聖徳太子の化身という)、左右に舎利塔、六重塔

その周囲には四天王像を配置し、壁面には極彩色の「仏伝図」が描かれている

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<講 堂> 

堂内西側を「夏堂」(げどう)、東側を「冬堂」(とうどう)と称し

それぞれ、阿弥陀如来坐像、十一面観音立像を本尊としている

(講堂を撮った写真が無く、これは回廊の外から見た五重塔と金堂です)

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<北 鐘 堂>

正式名は黄鐘楼、北の引導鐘(ひとつ鐘)・鐘つき堂とも呼ばれている

この鐘の音は遠く極楽まで響くと言われ、彼岸には鐘の音が絶えないそうだ

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<六時礼讃堂(重要文化財)>

昼夜6回、諸礼讃をするので六時礼讃堂と呼ばれている、四天王寺の本堂

薬師如坐像来・四天王像を安置、母の法要をこの堂で行った事がある

元和9年(1623)建立、堂の前の石舞台は「日本三舞台」の一つで重要文化財

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六時礼讃堂前の亀の池

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池の横にある大木の白い花、近づくと「栴檀 (せんだん)」でした

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<再び・石鳥居>

彼岸の中日には、この鳥居の真ん中を通り夕陽が海に沈む

人々は西方極楽浄土を想起し、夕陽を拝み先祖を回向し往生の安心を得たという

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<逢 坂>

石鳥居から南に進むと、天王寺七坂の南端の坂「逢坂」、 左は一心寺です

聖徳太子が四天王寺を建立した時代、この直ぐ先は海であった

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<一 心 寺>

宗派を問わない納骨の寺、10年ごとに造った「骨仏(座高約2m)」を安置

奥の建物に3体、手前に4体の骨仏が納められ、お参りする人の姿が絶えない

私たちの父母や兄弟の遺骨も分骨、すでに骨仏になって並んでいる

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1年7ヶ月前、一心寺に向かう途中転倒し足の小指を骨折、それ以来の参拝でした

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次回は、天王寺七坂巡り(2)<名水と夕陽丘>を紹介します

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御堂筋ひと駅散歩<イチョウ並木> [京阪神の旅]

御堂筋ひと駅散歩

<イチョウ並木>

大阪の中心を南北に通る御堂筋、ビルの街に続くこのイチョウ並木が好きで

京都光明寺から伊丹市内に向かう途中、僅かな時を使い寄り道をした

友人の快気祝いを兼ねた懇親会への参加が主目的の師走12月1日

京都、大阪、伊丹を巡り新幹線で帰京する、何ともハードな一日になった

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<撮影:12月1日>

御堂筋のイチョウ

<ひと駅散歩>

地下鉄御堂筋線に乗ると、僅か2駅でビジネスの中心本町駅に着く

心斎橋から歩きたかったが、時間の都合で本町から堂島までのひと駅散歩

この日は週末の土曜日、休みの会社が多く人通りは少ない

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御堂筋の名は、浄土真宗の北御堂(本願寺)と南御堂(大谷派)が

沿道にある事に由来、北御堂の門前を通ると本堂の改修を行っていた

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阪急百貨店から高島屋(南海電車)を結ぶ全長4kmの幹線道路

大正15年に、地下鉄御堂筋線の建設に併せて道路を拡張整備した

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幅63.5mの道路、日本の道100選に選ばれている

大阪万国博の開催を機に、全6車線が北から南への一方通行になった

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沿道には約970本のイチョウの木が並び見ごたえがある

前日に清掃したのであろうか?、落ち葉は少なかった

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<銅像ストリート>

淀屋橋から本町には、企業が寄進した約30体の銅像が置かれている

「大空に」桑原巨守作・・平和への願いをのせて鳩が大空に飛び立つところ

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(左):「踊り子」フェルナンド・ボテロ作  (右):「イブ」オーギュスト・ロダン作

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<大阪市役所>

大阪の中心中の島、前後には日本銀行大阪支店、中央公会堂などがある

市長は日本維新の会・副代表の橋本徹氏、手前の橋は淀屋橋

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<日本銀行大阪支店>

明治36年(1903年)に完成した煉瓦・石造りの建物、設計は辰野金吾

辰野金吾は、日銀本店、東京駅丸の内駅舎、大阪中央公会堂などを設計した

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<土佐堀川>

淀屋橋の上から下流方向を撮影、右側が中の島です

前方の奥には、次のような橋が架かっている

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 <高速道路とビル・・撮影2010.11.28>

高速道路が、朝日新聞社(右)と住友中の島ビル(左)の狭い間を通り抜ける

住友中の島ビルは、名門ホテルの跡地と思うが?、肥後橋から撮影

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 伊丹の友人宅へ

<阪急梅田ビル中央通路>

阪急梅田駅がJR線路の北側に移転する前は、この場所にホームがあった

百貨店拡張(左)、ビル建設(右)で狭くなっている、前方に現駅舎がある

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<阪急電車梅田駅>

神戸線に乗り、阪急伊丹駅に向かう

友人宅の周辺には、織田信長に謀反し滅びた荒木村重の有岡城があった

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<白雪ブルワリービレッジ長寿蔵>

酒蔵を利用した地ビールレストラン、小西酒造本社(清酒白雪)は向かいにある

小西酒造は日本で最初にベルギービールを輸入したそうだ

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<旧町屋・商家の住宅を移築>

(左):旧岡田家・・江戸中期の住宅  (右):旧石橋家・・江戸後期の住宅

何れも酒造業で栄えた旧家、岡田家は重要文化財の指定を受けている

友人宅の前から撮影、周辺には寺院も多く歴史散歩をしたい場所でした

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友人宅には、友人夫妻を含め総勢20人、賑やかな快気祝いになった

午後6時過ぎに中締め、私は新幹線で東京へ日付が変わる前に帰宅した

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次回は、東京街なか散歩<靖国神社~東御苑>を紹介します

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