昭和記念公園(316)<里のイベント> [昭和記念公園]
昭和記念公園(316)
<里のイベント>
この日は、昭和記念公園の秋色を探し歩くカメラ散歩が目的でしたが
日本庭園に向かう途中「こもれびの里」に立ち寄ると、ボランティアの人から
古民家の内蔵が公開されるので見ませんかと誘われ、見学することにした
武蔵野の格式が高い庄屋の住居を移築した古民家、内蔵の公開は初めての試みです
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<撮影日:11月1日>
<北の玄関 砂川口>
何時ものように、開園間もない9時半過ぎに砂川口から入園 門前に立ちはだかる「けやきの大木」の紅葉を期待したが、この程度でした
錦秋の日本庭園、秋のカメラ散歩など、11月13日に撮影した旬の記事を 先にアップしましたので、この日の写真が後回しになりました
<こもれびの里>
前回(9月19日)、こもれびの里を訪ねてから1か月半、実っていた畑の作物 陸稲(オカボ)、ソバは刈り取られ、次の作物(麦?)の出番を待つ状態です
落花生掘り体験をする予定でしたが降雨で断念、聞くと雨の中でも実施したと言う
大のぼり旗
収穫を祝う大きなのぼり旗、砂川五番に保管されていたのを里に提供 10月~11月の土日に旗を揚げるが、この日は内蔵公開に合わせ特別掲揚たと言う
古民家の長屋門
大庄屋の格式を表す長屋門、門の開放は代官など特別の来客がある場合のみ それ以外の日は、左のくぐり戸から出入りをしていたと言う
長屋門から母屋
見学開始は10時半、一番に受付をしたが15分待つ間に見学者がやってくる この日は4回続けた内蔵公開の最終日、ラッキーでした
古民家の母屋
こもれびの里に移築する直前は瓦屋根になっていたが、元の茅葺き屋根に戻した 母屋左端の屋根は西日を避けるため大きく傾斜、家畜が飼われていた
母屋の縁側
内蔵の公開が終わると、十三夜の準備をすると言っていた
母屋の中から
母屋の客間
何時もは、部屋に入れないがこの日は特別です
床の間のハス飾り
お手玉のような小さな縫物を埋め込んでいた、体験も有ったようです
説明を聞く人たち
10名の人たちが見学に参加、約20分ほどのツアーでした
古民家の内蔵
庄屋として証文や書付など、大事な書類などを保管していたと言う
密閉構造の重い門
説明を聞く人たち
的確で分かり易い説明でした、埼玉県入間市からボランティア活動に通っている
内蔵の壁の造り
左から表の漆喰まで塗り重ねて、七重層になっているのが分かるでしょうか 途中の層に見える線状は、強度を増すために竹や縄を練り込んでいる
展示品「陶製の湯たんぽ、こたつなど」
展示品「炭火を使うアイロン」
囲炉裏の火
茅葺き屋根などの保存に、囲炉裏の煙りは大事な役目を果たしています
吊るし柿
土間のかまど
荒神さまを祭るの神棚も有り、団子が供えられている
養蚕の棚
外蔵の展示物
一般の人たちが参加した様々な体験イベント、その時の作品を展示している
次回は、たちかわ楽市(1)<昭和記念公園>を紹介します
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昭和記念公園(315)<晩秋の彩り> [昭和記念公園]
昭和記念公園(315)
<晩秋の彩り>
昭和記念公園は、私のブログのホームグランド、行く機会が少なくなっているが
季節に応じ歩くコース、追いかける花木や紅葉樹木など、その場所を体が覚えている
この日の散策では「錦秋の日本庭園」「秋のカメラ散歩」の記事をアップしたが
僅か3時間でも撮った写真が多く、木の実、晩秋の花も加えてこの記事を追加した
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<撮影日:11月13日>
<紅葉・黄葉>
コメントは控えめにし撮った写真を羅列します
昭和記念公園のカメラ散歩、メタセコイヤの黄葉も見に行きたいが未定です
トウカエデ(唐楓)
濃い柿色、赤みを帯びたオレンジ色、どのように表現すれば良いのか色が良い
アメリカガシワ(柏)
ヤマボウシ(山帽子)
ハンキンハゼ(南京はぜ)
ナンキンハゼの紅葉は私の好み、園内のどこに行けば見れるのか承知している
オオモミジ(大紅葉)
この日の収穫は日本庭園のオオモミジ、美しいのでアップしました
オオモミジ(大紅葉)
ケヤキ(欅)
この日はケヤキを撮れなかったので、11月1日に撮影した紅葉をアップします
プラタナス(鈴懸の木)
<木の実>
イイギリ(飯桐)
昨年たわわに付いていた木には実がなく、探すと近くにこのイイギリが有った
モッコク(木斛)
ナンキンハゼ(南京はぜ)
弾けると中から白い実が現われるナンキンハゼ、この実も間もなく弾けるでしょう
鈴懸けの木
池の畔のプラタナス並木、和名は「もみじは鈴懸の木」です
ヒマラヤスギ
<晩秋の花>
コウテイダリア(皇帝だりあ)
夏の花のように美しく見えるが、見ごろは初冬を迎える11月下旬からで遅い
ツワブキ(石蕗)
ボケ(木瓜)
<近所の公園>
昭和記念公園でサクラの紅葉を撮りたかったが、散り終わった木が多く残念 代わりに近所の公園のサクラをアップします、サクラの紅葉も美しい
サクラの紅葉
根元の落ち葉
次回は、昭和記念公園<里のイベント>を紹介します
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昭和記念公園(314)<秋のカメラ散歩> [昭和記念公園]
昭和記念公園(314)
<秋のカメラ散歩>
若葉が萌える新緑も美しいが、徐々に秋色が深まる紅葉の季節もまた美しい
今年は所用が多く、昭和記念公園へ行く機会が少なくなったが
この日は天候にも恵まれ最後のチャンス、日本庭園ではモミジの紅葉に満足したが
広大な園内にはケヤキなど落葉高木が多く、それぞれの紅葉・黄葉を楽しめる
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<撮影日:11月13日>
<晩秋の公園>
昭和記念公園の入場ゲート(5カ所)の中で、最も北側に位置する砂川口 この一帯は米軍基地の拡張反対に伴う砂川闘争の拠点になったが、早や60年以上
今は箱根駅伝の予選会が行われ、砂川口の少し先が折り返し点になっている
砂川口の落葉樹
砂川口の前を横切る道路から一歩入ると、秋色になった落葉樹が迎えてくれる
砂川口の大けやき
11月1日に訪れたとき、門前の大ケヤキは南に面した部分のみ色づいていたが この日は、ご覧のように全体が紅葉になっていた
砂川口の園内
立川口、西立川口に次いで大きなゲートですが入園者は少ない しかし広い駐車場が有るので、幼稚園、小学生の遠足用ゲートになっている
花の丘
トラクターが2台入り花畑を開墾中、5月は真っ赤なポピーの花畑になります
園内のケヤキ
砂川一番から十番までの約10km、その五日市街道沿いにはケヤキの古木が多く 立川市の木に指定されている、そして昭和記念公園にもケヤキが多い
色違いのケヤキ
左から、茶褐色、紅葉、黄葉になったケヤキが3本、それぞれ色が違います
小学生の遠足
時間は正午より少し前ですが、木の影を見ると太陽の位置が低くなった
シンボルツリー
みんなの原っぱの大けやきは、色づくのが遅いようです シンボルツリーにカメラを向けていると外国人の母子が通過、可愛い女の子でした
ケヤキの園路
水鳥の池に続く道、この辺りにはケヤキが多く、そして色づきも良い
菖蒲田の紅葉
昭和記念公園の中で、最も遅くまで紅葉を楽しめる菖蒲田の周辺 今年の色づきは早いように思える、イロハモミジが中心です
紅葉樹の逆光
見事に紅葉したナンキンハゼ、近づいて撮りたいがロープを張って作業中 10mほど離れた場所から撮ったが、作業者の姿はどこにも見えない
紅葉したトウカエデ
よく見ると南に面した方は紅葉し、北側(右)の色づきは遅い
プラタナスの並木
プラタナスの並木は好きな場所の一つ、秋の黄葉も好みです
水鳥の池
紅葉はイロハモミジ、メタセコイヤの黄葉(前方の奥)は遅く11月下旬です
水鳥の池のケヤキ
池の中の一本ケヤキ、何時も定番撮影するポイントです
遊具広場のイチョウ
ここにはイチョウが多いが、銀杏が落ちていないのでオスの木でしょう
カナールのイチョウ並木(1)
見頃はピークを過ぎ、イチョウの葉が少なくなった木が目立つ 11月下旬にはイルミネーションの準備がはじまるでしょう
カナールのイチョウ並木(2)
右側のイチョウの木には葉の数が少なく、左側に比べ好対照です
外国人のカップル
日本人は、このような姿勢やポーズで写真を撮らない、中国人でしょう
園外(無料ゾーン)のプラタナス
砂川口から10時前に入園し、立川口を出ると午後1時、昼食時を除き約3時間 この後も立川駅まで歩いたが、万歩計を忘れたので歩数は不明ですが おそらく15,000歩以上、今の私にはハードなカメラ散歩でした
次回は、昭和記念公園(315)<晩秋の彩り>を紹介します
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昭和記念公園(313)<錦秋の日本庭園> [昭和記念公園]
昭和記念公園(313)
<錦秋の日本庭園>
今年2度目の紅葉めぐり、前回は11月1日(記事は10日にアップ)でしたが
紅葉はようやく見ごろを迎えた状態で、しかも陽ざしが弱く撮った写真も不満足
この日の天気は午前中晴れ、所用もないので昭和記念公園へ一人散歩に向かったが
日本庭園の紅葉はまさに錦秋の世界、美しい紅葉に満足することができた
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<撮影日:11月13日>
<日本庭園>
表門前の紅葉はオオモミジが中心ですが、紅色に染まるのは庭園内より遅い この木の色づきを見て、歓楓亭の前庭は見頃だろうと判断したがまさに正解でした
前回、昭和記念公園で撮った写真も残っていますが、旬の紅葉を先にアップします
清池軒と歓楓亭
池に架かる木橋の上から紅葉と建物を撮影、日本庭園の秋風景です
絵を描く人
モミジに近づいて、清池軒と池を撮りたかったが絵描きさん(右下)は自分の世界 時間がかかるので諦める、吹く風は弱く水面は静かです
モミジをアップ
錦秋の紅葉
正面は清池軒、左に歓楓亭、ここは歓楓亭の前庭と表現するのが正確でしょう 特に朱色が濃いモミジが集まっているので一層鮮やかです
清池軒前のモミジ
このモミジにカメラを向ける人は多いが、清池軒や名を入れて撮る人は少ない 種類は多分オオモミジでしょう ここはイロハモミジは少ない
枝を彩るモミジ
細い1本の枝にも真っ赤な紅葉、私を真似て二人のカメラマンが撮っていた
モミジの黄葉
朱色が多いモミジのなか、色違いのモミジも有ります
邪魔な三脚
このカメラマンも自分の世界、額縁写真を撮りたいと伝え移動して貰った
池の端のモミジ
三脚を移動するのを待ち額縁写真、イロハモミジの紅葉はこれからです
清池軒の紅葉
何時ものように入口から振り返って撮影、人の姿を避けるのに時間待ちをする
ドウダンツツジとモミジ
満天星(ドウダンツツジ)も真っ赤に紅葉、モミジ(右)は散り急いでいた
ドウダンツツジ
木橋とドウダンツツジ、橋の色は木の自然色なら良いが何故白に磨いたのか?
流れに浮かぶ落ち葉
朱色も交ざって欲しいが贅沢は言えません
東門の紅葉
庭園の東門前のオオモミジが、これほど美しく紅葉したのを見るのは初めて この日の紅葉めぐりで一番の収穫、得をした思いをする
<盆栽苑>
もみじ清玄(推定樹齢約110年)
一年で3度色の変化が楽しめるモミジの盆栽、紅色は更に濃くなるでしょう
寒桜(推定樹齢約80年)
遠くから見るとまさに柿の色、左下の説明を読むと寒桜でした
丁字かずら(推定樹齢約90年)
次回は、昭和記念公園(314)<秋のカメラ散歩>を紹介します
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鎌倉五山巡礼(番外)<北鎌倉 東慶寺> [神奈川の旅]
鎌倉五山巡拝(番外)
<北鎌倉 東慶寺>
この日の鎌倉五山巡拝、友人たちとの待ち合わせより1時間早く北鎌倉駅に着き
一人で東慶寺を訪ねた、妻の4姉妹を鎌倉に案内してから早や2年半
歳月の過ぎ去るのが益々早く感じるようになり、鎌倉も遠くなったと実感したが
東慶寺で花を見ていると嬉しい電話(後述)、まだまだ・老いるには早い
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<東慶寺巡拝>
松岡山東慶総持禅寺
弘安8年(1285)鎌倉幕府第8代執権、北条時宗の夫人覚山尼が創建 鎌倉尼五山の中で現存する唯一の寺院で、明治35年(1902)まで男子禁制であった 現在は、臨済宗円覚寺派に属し、男僧の寺院です
山 門
かつて女性から離婚できなかった時代に「縁切り寺」「駆け込み寺」として 明治に至るまでの約600年間、縁切り法を守り女性を救済してきた
鐘 楼
受付を通ると左手に梵鐘、鐘楼の屋根も茅葺きです
境内の参道
参道の正面に露座の仏像、右手に東慶寺の本堂がある
本堂の門前
門前の石碑は、東慶寺開山の覚山尼を讃える歌碑です
本堂(泰平殿)
門を額縁にしたが、本堂全体の写真を撮り忘れる
本尊:釈迦如来坐像
参道の奥
6月に入ると、右側の崖、そして墓地の石垣にはイワタバコの花が咲く
参道の金仏
露座の釈迦如来坐像が参拝者を出迎えてくれます
花の寺、茶室「寒雲亭」
花菖蒲、紫陽花、なでしこ、彼岸花など、季節の花が美しい寒雲亭の庭 この日は、紫苑、吾亦紅、秋明菊などが庭を飾っていた(白い花は紫苑です)
紫苑と秋明菊
シオン(紫苑)
ワレモコウ(吾亦紅)
シュウメイギク(秋明菊)
この場所(松岡宝蔵の前)で秋明菊を見ていると、妻から嬉しい電話 次男の嫁が無事に長女を出産(4,085グラム)、東慶寺は忘れられない寺になった
秋明菊は種類が多い
ノギク(野菊)
拝観者を見送る金仏
今年は秋の訪れが早い、これからは東慶寺の境内も紅葉に彩られるでしょう
生後3週間の孫
次男夫婦の自宅で、おそるおそる抱っこです(写真・右)
次回は、昭和記念公園<錦秋の日本庭園>を紹介します
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鎌倉五山巡拝(4)<第5位 浄妙寺> [神奈川の旅]
鎌倉五山巡拝(4)
<第五位 浄妙寺>
午前11時過ぎに北鎌倉駅から五山巡拝に出発し、その間に休憩したのは3回のみ
私は、友人と待ち合わせをする前に、東慶寺に行っているので余計に歩いている
残っているのは浄妙寺のみだが、時間は午後3時を過ぎ、歩くと約2kmも有るので
若宮大路から路線バスの助けを借りたが、思いがけないサプライズも有った
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<若宮大路>
前方は源頼朝が創建した鶴岡八幡宮、奥に朱塗りの鳥居が見える 若宮大路の桜は植え替えられ樹高が低い、ここから路線バスで浄妙寺に向かった
10月11日の鎌倉をひと月以上遅れて公開、今ごろは秋色に変わっているでしょう
<稲荷山浄妙寺>
臨済宗建長寺派 本尊:釈迦如来坐像
文治4年(1188)に極楽寺と言う密教寺院として創建されたが、その後 浄妙寺と名を改め禅宗になった、鎌倉五山第五位として最盛期には 23もの塔頭を有する大寺院で有ったと言うが、今はその面影がない
本 堂
山門から背が低い茶の木の参道を歩くと、正面に優美で美しい本堂が建つ 寄棟造り銅葺きの堂々とした建造物は、宝暦6年(1756)の再建です
本堂から参道
本 堂
外国人の女性が一人で拝観していたが、外国人の人気は竹の寺「報国寺」 バス停が同じで間違える人が多く、この日も1組の男女が慌てて引き返して行った
茶堂「喜泉庵」
高齢の男3人が茶席に入るのは珍しいが、少し時間に余裕が有るので休息タイム 7年ほど前にも浄妙寺を訪ねているが、その日は 石窯ガーデンテラス(後述)でのランチの後で、喜泉庵は通り抜けでした
枯山水庭園
室内から庭園
書院造りの茶席から庭園を撮影、落ち葉一つない静寂感が良い
縁先の手水鉢
懸け樋(かけい)から落ちる静水を眺めながら抹茶を頂いた
茶室の窓
丸窓と開けた障子から見える内庭は、落ち着いた感じがする
抹茶を一服
干菓子を食べ終えてから気が付き、抹茶を撮影した
茶室の外から
椅子席は、足の悪い高齢者、正座に不慣れな外国人向きでしょうか
サプライズ
浄妙寺の墓地を抜けると、こんな所にどうしてと思う「石窯ガーデンテラス」が有る 浄妙寺の境内に建つ、洋館造りのレストランで、ランチを食べたことが有るが
もう一つのサプライズは、初めて知った鎌倉の語源になった鎌足稲荷神社です
<鎌倉の地名の由来>
鎌足稲荷神社
逗子の友人が用意した、鎌倉案内書の浄妙寺欄には、藤原鎌足が子孫繁栄を願って背後の 稲荷山に霊鎌を埋めたことが「鎌倉」という地名の語源になったことでも有名だ、と記載
有名とは言え初めて知った鎌倉の語源、俄かに信じられないが、鎌足稲荷神社を訪ねた
狭い石段
疲れた身体を励ましながら、急な石段を登ると・・
鎌足稲荷神社
僅か50坪ほどの境内に、ポツンと小さな神社が建っていた
説明の全文を紹介
藤原鎌足公は乳児の時、稲荷大神さまから鎌を授けられ、以来、常にお護りとして身に着け、大神さまの加護を得られました。文化元年(645)中大兄皇子(後の天智天皇)らと協力のもと蘇我入鹿を討って大願を成就された鎌足公は、翌大化2年(646)東国に向かわれ、相模国由井の里に宿泊されました。その夜「あなたに鎌を授けて守護してきたが、今や入鹿討伐という宿願をなし遂げたから、授けた鎌を我が地に奉納しなさい」との神告があり、お告げのままに鎌を埋納し、祠を営んでお祀りしたのが、当神社の始まりです。鎌倉の地名は「鎌足公が鎌を埋納した」ことによるとされています。
金沢街道へ
鎌足神社を後にバス停へ、ここから近い報国寺へ行きたかったが時間が遅く断念 前方を歩いているのは友人二人、ゴルフなどで鍛えているので足の運びは軽い
この日、私が歩いた歩数は 23,000歩を越えていた(自宅から)
大船の居酒屋
着いたのは計画通りの午後5時過ぎ、先ずは生ビールで乾杯 近づく衆議院選挙や国際問題、そして昔の話に花が咲き7時前に解散をした
次回の散歩(来年の5月)
次は私の当番、知っているようで知らない東京の中心を歩きたいと要望が有り 神田~日本橋~八重洲~京橋~銀座~新橋を、歩くことを提案したが
貨幣博物館、重要文化財の高島屋、日本橋・銀座の記念碑など見どころは多い
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昭和記念公園(309)<盆栽の紅葉> [昭和記念公園]
昭和記念公園(309)
<盆栽の紅葉>
この日の楽しみは、東京の紅葉の名所になった日本庭園(前記事)でしたが
もう一つは盆栽苑の紅葉です、盆栽により色づく時期が異なるため運も必要ですが
幸い天気も味方になり、南京ハゼ・山柿・ブナなど美しい盆栽を観賞
そして紅葉のコラボレーションにも大満足、秋らしい写真を撮ることができた
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<撮影日:11月ⅰ日>
<盆栽苑の紅葉>
紅葉は、太陽の光を浴びると明るく華やかになる、この日の天気は晴れの予報で 昭和記念公園にやってきたが、予報に反し曇り空、しかし運が見方につき 盆栽苑に着いたときは太陽の光の恩恵を受け、美しい盆栽に出会うことができた
紅葉のコラボレーション
中央は苑内のモミジ、右は南京ハゼの盆栽、そして左は(けやき?) 紅葉、黄葉のコラボレーションに大満足、良いタイミングでこの写真が撮れた
少し場所を変えて
中央の左寄りは「蝦夷松」、右は「かりん」の盆栽です
やまもみじ(推定樹齢約80年)
盆栽苑に行くと、真っ先に訪ねる場所は讃樹亭です この日は、真っ赤に染まった「やまもみじ」が、床の間を飾っていた
ひめしゃら(推定樹齢約60年)
好きな盆栽の一つです、盆栽苑には「ひめしゃらの鉢」が二つ有る
ナンキンハゼ(推定樹齢約80年)
この日一番の目的は「ナンキンハゼ」の紅葉でしたが、期待通りの美しさ
また、公園内各所のナンキンハゼ(樹木)を見て回ったが、秋の長雨の影響なのか 何れも色づきが悪く残念な思いをしたが、盆栽苑のナンキンハゼに救われた
ぶな(推定樹齢約90年)
いわしで(推定樹齢約130年)
つた(推定樹齢約130年)
まだ橙色でしたが、この記事をアップする頃は真っ赤になっているでしょう
山柿(推定樹齢約60年)
柿は、葉も実も同じ光った柿色、当たり前ですが美しい
こまゆみ(推定樹齢約70年)
はぜ(推定樹齢?)
こむらさき(推定樹齢約60年)
ミニ盆栽「島らっきょう」
ミニ盆栽「五葉松」
日本庭園の散策路から
盆栽苑の竹垣越しに、紅葉(モミジ)と竹藪を撮影
紅葉をアップで撮影
次回は、鎌倉五山巡拝(4)<第5位浄妙寺>を紹介します
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昭和記念公園(308)<秋の日本庭園> [昭和記念公園]
昭和記念公園(308)
<秋の日本庭園>
今年の秋は天候不順が続き、天気の良い日は自治会、老人会の仕事が入るなど
昭和記念公園に中々行けずにいたが、この日は朝から青空が拡がり所用もない
そこで、妻を誘いカメラ散歩に出かけたが、途中から雲が出て少し残念
紅葉・黄葉は見ごろ初めでしたが、この記事をアップする頃は最盛期でしょう
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<撮影日:11月1日>
<庭園の紅葉>
日本庭園の表門には、オオモミジ、イロハモミジが集まっているが 紅葉が見ごろになるのは、日本庭園内では最も遅く11月下旬です
鎌倉五山の途中ですが、公開が遅くなるので昭和記念公園の紅葉を割り込みました
歓楓亭(清池軒)の前庭
歓楓亭の前庭は東京の紅葉の名所、クラブツーリズム(旅行会社)も イチョウ並木と併せてツアー募集をしているので、これから入園者が多くなる
この日は11月1日、秋色が深まっているが見ごろ初めです
歓楓亭の入口
私たちより年配の夫婦が、昼めしが 540円とは安いねと言いながら入って行ったが 歓楓亭は抹茶を味わうところ、この後どうしたのかなと、妻と首をかしげていた
清池軒から池
池に映る紅葉を撮りたかったが、まだ早くこの構図で省略した
清池軒の紅葉
紅葉が進んだモミジが1本、ひと際目立つ状態でした
ひと足お先に
まだまだ緑色が多いイロハモミジ、この枝のみ突然変異です
オオモミジ
ベニカエデ??
池の置き石
池の紅葉
左の建物は清池軒、右が歓楓亭です 紅葉は太陽の光で一層輝きを増すが、曇り空ではやむを得ない
池に浮かぶ清池軒
手水鉢と懸け樋
<公園の黄葉>
公園内にはイチョウ(公孫樹)が多く、本数は300を超えると思えるが実数は不詳 カナールの並木は特に知られ、旅行会社ではツアー募集を行っている
昭和記念公園では他にも見どころが有るが、この場所は私が好む場所の一つです
銀杏拾いをしている
イチョウ並木
カナール(立川口の噴水)と共に、美しいイチョウ並木です 300mの道に98本のイチョウが並んでいるが、見ごろを迎えた段階です
カツラ(桂)
カツラは黄葉するのが早く、散り始めています
ケヤキでしょうか?
ヤマコウバシ
見頃を迎えたヤマコウバシ、葉が散るのが遅く長く楽しめる
トチノキ(栃ノ木)
次回は、昭和記念公園(309)<盆栽の紅葉>を紹介します
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鎌倉五山巡拝(3)<第1位 建長寺> [神奈川の旅]
鎌倉五山巡拝(3)
<第一位 建長寺>
北鎌倉の寺院には何度も行っているが、円覚寺、東慶寺、浄智寺、明月院の
4ヶ所を巡ると、元の北鎌倉駅に戻り、建長寺まで足を延ばしたことがない
逗子の友人から、鎌倉五山へ行こうとの提案に大乗り気になったが
傘寿を迎え足腰の弱りは隠せない、友人たちに負けないよう頑張って歩いた
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<建長寺巡拝>
臨済宗建長寺派の大本山 建長興国禅寺
建長5年(1253)北条時頼により創建された古刹、日本最初の禅宗道場です 宗の五山である万寿寺を手本に、三門、仏殿、法堂など要な建物が一直線に並ぶ
中国式の伽藍配置が特徴だと言う、境内は国の史跡に指定されている
総門(巨福門)
天明3年(1783)に、京都で建立されたものを移築した 扁額に掲げられている「巨福山」は、建長寺の山号です
梵鐘(国宝)
円覚寺、常楽寺と共に鎌倉三名鐘の一つ、国宝に指定されている
三門(山門)
安永4年(1775)に建立された銅板葺きの二重門、重量感のある三門です 仁王像などを置かない簡素な造りは、禅宗の世界を体現していると言う
三門の扁額
柏槙の古木(仏殿前)
建長寺が創建された建長5年(1253)以来、長い歳月を経ている巨木 柏槙(ビャクシン)は、禅宗寺院の象徴だと言う 樹高:13m 周囲:6.5m 樹齢:760年
仏 殿
本尊の地蔵菩薩坐像を安置、地蔵菩薩は珍しい
仏殿から法堂
法堂「天井画雲龍図」
唐門(勅使門)
江戸幕府2代将軍徳川秀忠の正室「お江」を祀る霊屋の門を移築 背後の建物は、僧の住居であった方丈です
花頭窓(方丈)
禅宗寺院独特の花頭窓、窓を額縁にして撮っていると欧米系の男性が真似ていた
方丈の前庭
方丈庭園
初代住職の蘭渓道隆が作った、国指定の史跡 曲線を描く池は心字池になっている、座って眺めたが円覚寺の方が好みです
方丈の外国人
建長寺案内図
三門、仏殿、法堂が並ぶ右の一帯は、建長寺の専門道場(修行道場)のため非公開 勝上嶽展望台(案内図の最も上)から、ハイキングコースになっている
建長寺の門前
建長寺を出て門前の茶屋でひと休み、その名も「かまくら五山」です
鎌倉ビールで喉を潤す
次回は、鎌倉五山巡拝(4)<第五位 浄妙寺>を紹介します
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鎌倉五山巡拝(2)<浄智寺・寿福寺> [神奈川の旅]
鎌倉五山巡拝(2)
<浄智寺・寿福寺>
鎌倉五山は、建長寺、円覚寺、寿福寺、浄智寺、浄妙寺の順に続く
京都五山の、南禅寺、天龍寺、建仁寺などに比べ、寺格は低いように思えるが
その歴史は鎌倉五山の方が古い、北鎌倉駅から巡拝をスタートし円覚寺、浄智寺
そして建長寺の順に巡ったが、記事をまとめる都合で寿福寺を先に紹介します
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<第四位 浄智寺>
金峰山浄智寺
北条時頼の三男を弔うため、弘安4年(1281)に創建、鎌倉五山第四位に位置づけられ 臨済宗円覚寺派に属する、最盛期には七堂伽藍を備え、塔頭も多かったと言う
石橋が架かる小さな池の左奥に、鎌倉十井のひとつ「甘露ノ井」がある
総 門
扁額の銘は「宝所在近」、禅語の「宝所在近更進一歩」からとったもので 「立派な僧になるため更に努力せよ」、の意と言う
参道の石段
すり減った鎌倉石の石段、浄智寺で最も古寺の風情を感じる参道です 石の質が柔らかい鎌倉石、石段の凹凸が長い歴史を物語っている
鎌倉最古の寺「杉本寺」の参道も鎌倉石ですが、一部通行止めになっています
山 門
鎌倉で唯一の中国式鐘楼門、花頭窓の上層部に梵鐘がある
仏殿(曇華殿)
仏殿の正面奥に、本尊の三世仏が安置されている
本尊「三世仏」
左から、阿弥陀如来(過去)、釈迦如来(現在)、弥勒菩薩(未来)です
浄智寺書院
仏殿の裏手に建つ茅葺き屋根の書院と庭園、枯山水庭園に比べ ありのままの庭園の雰囲気が良い、境内は国の史跡に指定されている
高野槙の大木
布袋尊像
福徳円満の神として知られる布袋尊、境内裏手の洞窟に安置されている 江の島・鎌倉七福神めぐりの一つに数えられ、訪れる人が多い
鎌倉七福神の一つ
お腹をなでると、運気上昇のご利益があると言うので友人と共になでたが 豊かな腹は福徳の象徴でしょうか、私も勝負したいがかなり負けています
書院の部屋
浄智寺の出口
浄智寺左手の坂を上ると源氏山、そして銭洗い弁天に行ける
<切り通し>
亀ヶ谷坂(切通し)
鎌倉五山を巡る途中、切り通しを歩きたいと案内役の友人に訪ねると 事前に下調べを行っていたので、遠回りをして亀ヶ谷坂を歩くことにした
自転車の女性
切り通し巡りをしているのでしょうか、反対方向から坂を上り下って行った
<第三位 寿福寺>
亀谷山寿福金剛禅寺
正治2年(1200)北条政子が栄西禅師を招き、源頼朝の父義朝ゆかりの地に創建 鎌倉五山第三位に位置づけられ、臨済宗建長寺派に属する 寿福寺の墓地には、源実朝、北条政子の墓と伝わる五輪塔が二基ある
参 道
総門から山門に至る敷石の参道は、静寂感が漂い風情が有る
仏 殿
境内への入山は禁止、山門から仏殿を撮影したが、人の気配もない静寂です
仏殿の前には、禅宗寺院らしく柏槙の大木が4株ある
梵 鐘
庫 裡
御朱印は受け付けているようです
北条政子の墓
仏殿裏手の山の斜面に墓地が有る
源実朝の墓
寿福寺の墓地
一般の拝観者を受け付けない寺院ですが、墓地の管理は行き届いている
次回は、鎌倉五山巡礼(3)<第一位 建長寺>を紹介します
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鎌倉五山巡拝(1)<第2位 円覚寺> [神奈川の旅]
鎌倉五山巡拝(1)
<第二位 円覚寺>
毎年、春と秋の2回、友人2人と東京近郷の散歩を続けているが、今回は
逗子市に住む友人の案内で、鎌倉の名所を巡ることになっていた
そして、届いたメールは鎌倉五山を巡拝しようと言う、勿論大賛成だと返信したが
最初に予定した9月28日は悪天気で中止になり、予備日の10月11日に実行した
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<円覚寺巡拝>
円覚寺は、鎌倉を代表する臨済宗の古刹、蒙古襲来(元寇の役)を撃退した 鎌倉幕府8代執権北条時宗が、敵味方双方の戦没者を追悼すため建立した寺院 北鎌倉駅前で午前11時に友人2人と待ち合わせをし、鎌倉五山巡礼の出発です
元寇の役とは、モンゴル帝国と高麗王国が2度にわたって日本を侵攻した呼称です
円覚寺参道
ここは白鷺池を中心にした円覚寺の前庭、石橋を渡ると総門に通じるが JR横須賀線により半分が埋められた(電車が通過している)
総 門
横須賀線の踏切を越え円覚寺の総門へ 石段の下から総門を撮影する予定でしたが、残念ながら撮り忘れでした
三門(山門)
三門は三解脱門「空・無相・無願」を象徴し、諸々の煩悩を取り払うという 楼上に十一面観世音菩薩、十二神将などを安置しているが公開されるのかは不詳?
仏 殿
宗派:臨済宗円覚寺派の大本山 創建:弘安5年(1282) 開基:北条時宗 本尊:宝冠釈迦如来像 仏殿中央のご本尊に・合掌
柏真(ビャクシン)
方丈の前庭に植えられた巨木、鎌倉市の天然記念物に指定されている
石板に刻まれた仏像
目を細めて見つめると美しい仏像です、釈迦如来像でしょうか
百観音
百体には届かないが30余体の石仏(観音像)が並んでいる
方丈庭園
建武年間に夢想礎石が作庭したと伝わる、心字池を取り入れた庭園 方丈とは住職が居住する場所でしたが、現在は各種儀式や行事に使用されている
方丈庭園を外から
妙香池
方丈庭園と共に夢想礎石が作庭した池泉庭園、放生池は元々ここに有った
正統院の門から舎利殿
正統院は円覚寺の修験道場、舎利殿はお釈迦様の仏舎利を祀っている 門内は立入禁止ですが、正月三が日と11月の宝物封入時は建物のみ公開している
舎利殿(国宝)
舎利殿は、鎌倉(神奈川県内)で唯一の国宝建造物です
東京唯一の国宝建造物が東村山市にあるが、円覚寺の舎利殿と同じ時代です
居士林(こじりん)
出家をしていない修行者や居士の専門道場、初心者も座禅に参加できる
松嶺院
入口に100円と書いた箱が置かれていたので、コインを入れ院内へ
松嶺院を周回
松嶺院の前、そして周回する通路や石段には季節の花が咲き慰められる 地蔵菩薩像の前の板には、遍路みちと記されていた
シオン(紫苑)
十月桜
松嶺院のコスモス
左の建造物は松嶺院、右は三門です
松嶺院から展望
左の建造物は選仏場(座禅道場)、右は仏殿です 墓地にはオウム真理教に命を奪われた坂本弁護士一家、そして開高健の墓が有った
弁天茶屋へ
何度も登っているので避けて通りたいが、友人たちは初めてで国宝の梵鐘を 見に行きたいと言う、石段(150段)を頑張って登ったが、年相応にきつい
梵鐘(国宝)
弁天茶屋
この日の気温は28度、石段を登り乾いた喉を癒すためにひと休みです
アイスコーヒー
弁天茶屋から東慶寺
友人たちと約束した時間より1時間前に北鎌倉駅に着き、東慶寺を一人で散策
その記事は番外編とし、鎌倉五山巡拝記の後で紹介します
駅前の蕎麦屋
円覚寺から下山すると12時過ぎ、この店で注文したのは「とろろそば」
ビールを飲みたかったが、残念ながら置いていなかった
次回は、鎌倉五山巡拝(2)<浄智寺・寿福寺>を紹介します
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